納車後、8年が経過したMazda RX-8のエンジンオイルとオイルフィルターを初めて自分で交換することにしました。先日、点火プラグを自分で交換してみて、その作業が非常に楽しく、またロータリーエンジンについても勉強になったので、今度はエンジンオイルとフィルターもDIYで交換しようと決意しました。Eunos RoadsterやSuzuki Jimny、Subaru R1と比べると、作業の難易度は高いはず。
これまではディーラー任せで、エンジンオイルはWAKO’sの合成油(EX-CRUISE SPECIAL)、フィルターはMazda純正を使用していましたが、今回は数あるエンジンオイルの中からロータリーエンジンに適したオイルを自分で選択しなければなりません。取り敢えず、走り屋さんもたびたび足を運ぶスーパーオートバックスに行けば、何とかなるだろうと思い、京都伏見店に。(WOOWワンダーシティではない方)
この辺りにスポーツカーのエンジンに適した100%化学合成油が展示してあるとのこと。滅多に売れない最上段の左端にあるのはR Magicのロータリーエンジン専用オイル。しかし、このオイルはどちらかと言えば、ターボ車であるRX-7に適しているとか。価格は一万円を少し超えます。F1チームのスポンサーであるPETRONASブランドも気になりましたが、どこにもロータリーエンジンに適しているとは書いてない。迷った挙げ句、商品知識の塊のような店員さんを呼んで、相談しました。
このコーナーは、SPEED HEARTという、聞いたこともない怪しげなブランドの一見チープなオイル缶が目立つ陳列です。そのブランドのオイル缶の一つに、適合車種RX-8と書いてあったので、気にはなっていました。しかし、カタログの表紙に印刷された英文スペルが思いっきり間違っています。”speed Heart All Lineup catarog” “It is prided and it is high oil“とか訳のわからない表現が使われています。店員さんによれば、このブランドは、オイル缶のデザインを含め、無駄な所にお金を一切かけないとのことでした。しかし、スペルミスは私としては許容し難い。
それでも、ご自身がオートバイでSPEED HEARTのFormula Stoicを使用されていて、たいへん優れているとのことでした。このオイルの特徴はエステルオイルを「配合オイル」ではなく、「ベースオイル」に採用していることだそうで、省燃費性能と潤滑性能に優れているとか。”catarog”には以下のような記載があります。
絡みつき効果
通常液体は遠心力により回転体外側に押し出されるのに対し、フォーミュラミックス配合オイルは回転速度が上がるほど絡みつく特性があります。すなわち高回転・高熱時も強力に油膜を保持する事ができ、低粘度オイルでも強力な油膜形成により、優れた保護性能を発揮します。
吸着効果
エステルが持つ優れた親和性と、フォーミュラミックスの粘度向上効果によって卓越した吸着効果を発揮。一般的なオイルの場合、エンジン停止時のオイル落下が早いためドライスタート(始動時の金属摩耗)を起こしやすくなりますが、この特性のオイルは油膜が下がりにくく、より優れた保護性能を発揮します。膨張効果
液体は圧力がかかると垂直方向に押し出されますが、フォーミュラミックス配合オイルは 横方向へ広がります。この効果によってピストンの圧縮効果が高まり、同じガソリン量でもより大きなパワーが得られる為、燃費改善効果やトルクアップ効果が発揮されるのです。
もの凄く良さそうなことばかり書いてある、この国産オイルを試しに使ってみることにしました。Formula Stoic 0W-30 SN GF-5の価格は4Lで¥8,190でした。空の燃料タンクを一回満タンにするよりも安いという、おかしな理屈でこの少し高級なオイルを選びました。0W-30の粘度では、無駄なコストを省いた分、この価格でもお買い得だそうです。同じSPEED HEARTブランドで車種別専用オイルがあり、RX-8専用のSPEC-8は、リッター当たり¥3,000/Lを軽く超えていました。初めて使用するブランドのオイルとしては、高過ぎるので、車種別専用ではないFormula Stoicに落ち着きました。
筆者 様
車のオイルも、車種やエンジンの機能によって結構な種類があるのですね。私が日本で車を転がしていた折には、親戚がガソリン・スタンドを経営している関係上、Shellを使っていました。筆者様の様なスポーツタイプではなかったので(HONDA Viger←スペル合ってますかね<笑>)すが、一応、その当時では良いとされていたオイルを使っていました。FFの2.5Lで高速での馬力は先ず先ずでした。この車は、回路値ではなくその当時では珍しかったリースにして、リース満了後(確か4年)には残存価格が安かったので、妻の弟が引き取ってくれました。それからでも3年余り乗り倒してくれましたので、十分に元を取ったと思っています。確かに良い車でした!(義理の弟の話では、晩年はFFで有るが故か、フロント・サスがへたって来たので最終的に他の車に買い換えたそうです)
車は、やはりメンテナンスが一番重要ですね。筆者様の様に立派なガレージが有って、自分でメンテ出来る環境は本当に羨ましい限りです。私の住んで居る国では、最近、カー・ウォッシュの店が何処にでも観られ、メンテナンスも結構上手くやってくれますので、重宝なものです(要は人任せ・・<笑>)。
Jim,
Honda Vigerではなく、Vigorです。米国ではAcuraブランドから販売されていた車ですね。私はこれまでHonda車は所有したことがありません。親のお古でNissan Violet、Bluebird、Prince Skyline Japan、Toyota Carina ED、自分専用になってからはToyota Corolla、Chevrolet Cavalier、Eunos Roadster、Jeep Wrangler、Mazda RX-8、Suzuki Jimneyなどを乗り継いでいます。ロータリーエンジンの開発が終了したと聞き、この希少なエンジンを大事にメンテして末永く使い続けようと思うようになりました。
ガレージはアメリカンな木製ガレージに拘りを持ち、母屋を中古で購入して2年後に念願の木製ガレージをハーフビルドで建てました。ガレージの中で過ごす時間が最近、減ってきているので、これでは何の為に?ということになり、初心に戻り、「ガレージライフ」を楽しもうといろいろと作戦を練っています。
筆者 様
あ、成る程!だから最近ガレージでのお仕事の記事が多いわけですね!「基本に帰依する」大事な事かもしれません。源流に戻り、それを見つめた上で、再度、Directionを再確認する・・。これが大切なのでしょう、人生には。
Jim,