Making A Sliding Screen Door — Part 7

改造中の引き戸式木製網戸の高さはおよそ2,120ミリであり、ガレージ屋根裏収納スペースの根太下から床までの高さと大体同じなので、溝切りした鴨居と敷居をガレージ内に一時的に設置して網戸が問題なく動くか、そして容易に取り外すことができるのか、試してみました。

鴨居側の溝幅はこの程度で問題ないようですが、凸部との段差はもう少しあった方が安心なので、さらに少しだけ凸部を伸ばしました。この凸部ですが、外側にするか、内側にするか、色々と調べました。結果、どちらでも良さそうなので、凸部は網戸を取り外す方の外側にしました。

微調整しながら、実際に取り付ける出入口のドア枠に取り付けてみました。写真撮影していませんが、この時点ですでに左側のドア枠はトリムボードに設置済みであり、照明器具の位置も調整済み。いつの間にか、金属製の網部分を塗装していました。使用した塗料は自動車のマフラーなどに使うシルバーの耐熱スプレー。

調整済みの鴨居はトリムボードに、敷居はポーチの床材に固定しました。引き戸式の木製網戸は良い感じに収まりそうです。

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Making A Sliding Screen Door — Part 6

我楽多市で破格値の500円で入手した電気丸鋸用ミゾ切カッターを丸鋸に装着して、敷居に溝を切りました。カッターの幅は6ミリなので、複数回に分けて溝切り。

敷居の溝は深さが浅いので、溝切りカッターで綺麗な溝を切ることができましたが、鴨居は30ミリ近くの深さが必要。

これも失敗例になりますが、切り込み深さ30ミリに設定した縦挽き用の刃を装着した丸鋸を用いて複数回に分けて縦挽きしました。綺麗な溝にするのに鑿を使いましたが、半日ほど要したという失敗例です。

多分、溝切りカッターで掘れる深さまで溝を切ってから足りない部分を縦挽きすれば効率的だったと思います。手元にある最も小型の作里鉋の刃幅に合わせた溝幅にしておけば、さらに効率的だっただろう。

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Making A Sliding Screen Door — Part 5

120円で購入した古い木製網戸に付いていた華奢な戸車は取り外して、延長部分の加工を継続します。できる限り、釘やビスは使わずに継ぎ手を多用して木工接着剤で固定します。

フレームを延長した結果、木製網戸の高さは2,120ミリとなりました。

入手先や入手時期はすっかりと忘れてしまった、ハンマーキャスターの固定式ゴム車輪を取り付けました。木材の厚み30ミリに切り込みを入れたら縦方向に割れが発生しました。Titebond(木工接着剤)で接着中。

戸車2個を固定しました。

取り付けた戸車は回転軸が接触すると回転具合が悪くなることがわかったので、後で接触部分に切り込みを入れました。

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Making A Sliding Screen Door — Part 4

失敗例を一つ、紹介します。フレーム延長部分に相欠き継ぎをしようとして、卓上スライド丸鋸で同じ切り込み深さで切削したつもりが、だんだんと切り込みが深くなってしまいました。

原因は切り込み深さを調整する際にストッパーとして機能する切込調整用ボルトの蝶ナットをしっかりと締めていなかったことです。このナットが緩むと、切り込みが深くなります。

トリマーを用いた溝加工の仕上げにはフリーマーケットで入手した際鉋が役に立っています。

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Making A Sliding Screen Door — Part 3

「建具=製作難易度高い」を肝に銘じながら試行錯誤。

新たに木材を調達することなく、手元にある端材を使って製作するとなると、難易度はさらに高くなります。

0.1ミリの精度で正確に材を刻むには自作のテーブルソーとトリマーテーブルは必須。

フレームとして使用する桧は長さが不足するので、継ぎ足す必要があります。

それでも年代物の木製網戸を拡張しながらの作業となるので、直角や平行はすでに出ており、大きなクランプがなくても固定できそうです。

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Making A Sliding Screen Door — Part 2

完全輸入ログハウスの出入口が内開き式であるという特性を活かして、当初は蝶番を使った外開き式網戸を一から製作することを考えていました。しかし、そのような網戸を出入口に取り付けると、網戸を使用しているかどうかに関わらず、出入りする時は毎回、二つのドアを開け閉めする必要があり、これは不便かなと思っていました。

そこで思い出したのが、ご近所の我楽多市で販売されていた引き戸式の年代物の網戸。見に行ったら一枚が150円のものがまだ残っていました。常設の我楽多市を管理する主人に尋ねると、30年ぐらい前のものだそうで、これが最後の一枚だとか。

こんな感じで取り付けられそうですが、高さが全然足りない。30センチ以上は高さを伸ばす必要がありそうです。

幅も少し足りないので、この年代物の木製網戸周囲にフレームを取り付けて、高さと幅を拡大する必要があります。

一から製作する場合も桧の端材をフレームに使う予定でした。

木製網戸のフレームを調べると、厚みが30ミリで偶然にも桧の端材と同じ厚み。

既設の戸車は再利用せずに、手元にあった別のより大きな戸車を取り付けよう。

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Making A Sliding Screen Door — Part 1

引き戸式の網戸を母屋の出入口に取り付けることにしました。先ずは干渉しそうな照明器具を既設の内開き式のドア上のトリムボードに移設しました。直結式の電線の長さが不足したので、少し延長しました。トリムボードには延長した電線を通す穴を貫通させました。

鴨居はこのトリムボードに取り付ける予定ですが、下地材としてのトリムボードの長さが不足するので、浴室リフォーム時に取り外した浴室屋内側のトリムボードを加工してログウォールに取り付けました。

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Repairing Garage Backdoor — Part 4

Garage Backdoor

ガレージ勝手口木製ドアの修復が完了しました。屋外側は木部防腐剤(クレオトップ)を塗布しました。前の塗料(OLYMPIC OIL STAIN)が残っていて、意図せず、アンティーク調仕上げになりました。

Garage Backdoor

屋内側はこれまで通り、OSMO COLOR 3101ノーマルクリアーを再塗装。ドアの修復完成記念にWELDITの真鍮製フィンガープレートを取り付けました。

WELDIT Finger Plate

ビスも真鍮製を使用。フィンガープレートは装飾品として取り付けたので、実際にこのプレートを指で触れるわけではありません。

庇を取り付ける前は、土台とドア枠の隙間から雨水が浸水していましたが、現在はそうした問題も解消したようです。

作業の難易度:5段階で4

Repairing Garage Backdoor — Part 3

RYOBI ML-82S

最近、Flickrにアップロードした画像ファイルのiFrameコードを当ブログサイトに埋め込んだ場合、iOSデバイスで閲覧すると、日本のApp Storeから入手できない最新版のFlickr Appをインストールするように促されるようになりました。画像ファイル右上のXをタップすると次回からは表示されなくなりますが、初回閲覧時は毎回、Flickr Appの広告が出るので、今日のポストでは試験的に以前のようにHTMLコードを埋め込んでいます。

4月20日付けのポストでRYOBIブランドの電動工具を購入したのは初めてのことかもしれませんと書きましたが、10年以上前に入手した電気鉋がRYOBI製だったので訂正します。ガレージ勝手口木製ドアの腐朽した部分を埋めるのに手元にある厚み48mmの余材をこの電気鉋で4mm削って、厚みを44mmに調整することにしました。確か、電気鉋がガレージの奥まった所にあると思い、見つけ出したのがこのRYOBI製の電気鉋ML-82Sでした。

この電気鉋の最大切削深さは1mmなので、切削深さを0.5mmに設定して、8回ほど鉋をかけると44mmの厚さになるはずです。最大切削幅は82mmなので、左右二回に分けて切削しました。段差は西洋鉋とオービタルサンダーで調節。

Garage Backdoor

厚さ44mmに調節した松材を2枚、横に並べて切削した部分にはめ込みました。プラスチックハンマーで叩かないと入らないほどサイズはぴったりですが、この状態で木工ボンドで接着しても強度に問題があるのでホゾ組することにしました。と言っても凸部はないので、後から9mm厚の化粧板を切断して凸部を作り、ドア材に釘留めしました。厚さ44mmの松材に9.0mmストレートビットを用いて凹部を掘りました。二枚並べた松材の上部は中央に6mm幅の溝切りとギンナン面3分で飾り面取りを表と裏の二カ所に施しました。

Garage Backdoor

ドア全体にペーパーをかけて修復作業がほぼ完了しました。上の画像は屋外側から見た勝手口ドアの様子。(ドアは米国仕様の内開きです。)

Garage Backdoor

こちらは屋内側から見た様子。切削した部分はこんな風に腐朽していました。NORD製木製ドアに使われていた木材は米栂だと思いますが、この木材は水に対する耐久性が弱いので、防腐剤を塗布しておかないと雨水が当たると10年でこんなことになります。

後は塗装して、ドアを元通りにドア枠に取り付ければ、修復作業は完了します。

Repairing Garage Backdoor — Part 2

ガレージ勝手口ドア枠の修復作業がほぼ完了したので、次はドア本体の修復作業に取りかかりました。

Garage Backdoor

先ずは腐食した部分を丸鋸と鋸を使って大胆に切断。厚みが44mmもある無垢材(恐らく米栂)を思い切って切断しましたが、この部分をどんな木材を使って、どのように修復すればよいのか、先のことはあまり考えていません。修復しやすいように出来る限り真っ直ぐに且つ直角を維持しながら腐食した部分を取り除きました。

Garage Backdoor

取り除いた箇所は合計3カ所あります。こちらはレイズドパネルの部分。主に丸鋸と鑿を使って1インチ分、切削した後、1×6の端材を使って切削箇所と同じサイズに加工し、トリマーで飾り面取り加工を施しました。

RYOBI MTR-41

飾り面取りは、リョービのトリマービットセットに付属するコロ付きギンナン面3分(R 7.5mm)がぴったり合うようでした。

Garage Backdoor

トリマーを用いた面取り、溝切り加工で大事なことは、必要とする長さよりも大きく加工してから、卓上丸鋸などで仕上げのサイズに切断することではないかと思います。トリマーを使った初めての作業としては上出来。送る速さが遅いと切削面が焦げてしまいますが、焦げた部分や真っ直ぐではない部分は不要な部分なので、切断します。

Garage Backdoor

実際に使用する部分はこの辺り。コロ付きのビットですが、ガイドとなる板をクランプで固定して切削しました。

冒頭の一枚目の画像に写っている最も大きな切除部分をどうするか、じっくり考えることにします。2x材では厚みが足りないし、手元にある余材の厚みは48mmほどあるし、幅も不足しています。接合方法も同時に考えなければなりません。

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Repairing Garage Backdoor — Part 1

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完成直後のガレージ勝手口ドアはこんなに綺麗な状態でした。キットガレージには勝手口ドアや窓、ルーフィングとアスファルトシングル(屋根材)などは付属しないので、この木製ドアや窓、塗料は輸入建材と木製シダーガレージを扱う、東京のジェイスタイルから購入しました。

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木製ドアのメーカーはNORD。2×4キットガレージの勝手口ドアとしては立派すぎるほど重くて丈夫そうだと、当時は思っていました。しかし、月日が経過すると、丈夫だと思っていたドア枠とドアの下の方が、腐食しました。腐食の原因は定期的な再塗装を怠ったことと、雨水を防ぐ庇を取り付けなかったことだと思います。

Garage Backdoor

腐食しているのは去年の秋頃に気付きました。修理するにも適切な電動工具はないし、そのまま放置していましたが、先日、工具を入手したので、修理するなら「ガレージライフ」フル稼働の今しかないということで、修理作業に取りかかりました。

Garage Backdoor

先ずはドア枠の方から作業に着手。重い(多分、20キロぐらい)勝手口ドアを取り外し、腐朽して虫に食われたドア枠(外側と内側の両方)の下の方を鋸で切断。手元にあった余材(SPF 1×4材とコンパネ端材)を適当な大きさに切断して取り付けました。再び、腐朽しないよう、防腐剤(クレオトップ)を塗布。外側のドア枠には緩衝材を挟み入れる溝を切ってあります。ステップの部分はビス留めしました。

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木製ドアが腐食した直接的な原因は前述した通りですが、間接的な原因として考えられることは、ドアが大き過ぎてガレージの壁側面に収まり切らなかったことではないかと思います。ドアの高さが2メートル近くもあり、4×4の土台を高さ半分ほど削り取ったので、ドアの取り付け位置が低過ぎたのではないかと考えています。取付位置が低いと、地面に落ちた雨水が跳ね返り、ドアの下の方が濡れてしまいます。また、勝手口ドアは母屋に面した西向きであり、日当りが悪いので、濡れた木材がなかなか乾かない。

木製ドア腐食の原因を解消するため、ドア枠とドアの修理後に大きめの庇を取り付けようと考えています。

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