元の和斧に付いていた鉄製の楔二本は再利用します。板状の楔を先に叩き入れてから次にL字型の楔を叩き入れました。
薪割りをする際に傷が付きやすい部分に、ルーフサポートブラケットの端材を板状に加工してビス留めしました。
上から見るとこんな感じ。
ほぼ完成しました。後は塗装するだけ。
斜めお向かいさん別荘宅で去年、伐倒した樹種不明の常緑広葉樹で薪割りを試しました。
手元にある他の斧と比べて、ヘッド部が重いこともあり、容易に割れました。
仕上がりに問題はないだろうと思い、オイルステンで新しい柄を塗装。今度は粘りがある堅木、ヤシャブシを割ろうと何度も斧を振り落としていると、鉄製の楔二本が外れました。これは危険!
ヘッド部を柄から取り外して板状の鉄製楔の代わりにウリンの端材を加工した、厚みのある木製楔に交換しました。L字型の鉄製楔はそのまま再利用。
鉄製の楔が外れたのは柄の材として使ったラワン材が軟らかくて、板状の薄い鉄製楔を打ち込んだ際に材が削れて、わずかな隙間ができたことが原因ではないかと考えています。斧の柄には樫やヒッコリーなどの堅木が適しているというのは、楔を打ち込んだ際に割れたり削れたりしにくいからなのかもしれません。
桜は簡単に割れます。
Making An Ax Handle — Part 3へと続く。
Making An Ax Handle — Part 1に戻る。