Jun 082018
 

紳士淑女のスポーツフィッシング、フライフィッシングの世界にお誘いしているご近所の建築士兼大工さんがストッキングフットウェイダーとウェイディングブーツを購入されました。購入先は品揃えが豊富で試着もできるWild-1京都宝ヶ池店。私のアドバイス通り、先にストッキングフットウェイダーを選ばれました。

計画では一緒にお店を訪問して私がその場でアドバイスする予定でしたが、居眠りしていた私は「これからWild-1に行きます」と書かれたメッセージの着信に気付くのが遅れました。目覚めた私はすぐに返信して電話でアドバイスをさせていただく旨を伝えました。

以前からウェイダーはPatagoniaかmont•bellかな?と言われてました。Wild-1ではmont•bell製品の取り扱いはないので、お店の在庫の中から選ぶとすればPatagoniaかSIMMS、Anglers-Design、Little Presents、Rivalley(双進)等のウェイダーになります。歴史があり、世界的な定評があるPatagoniaかSIMMSを私は推しました。

「買うたらあかんやつは何でしたか?」と尋ねる電話があったので、「プロッ…ですが、Wild-1では取り扱っていないので間違って買ってしまう心配はないです」と応えておきました。店員さんは「リトルなんちゃら」を勧めたそうですが、それもやめておいた方が良いだろうと助言しました。選択肢が絞られた結果、当初から希望されていた、Patagonia Rio Azul Wadersに落ち着きました。

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ウェイディングブーツはCaravan渓流シリーズのKR 3F WIDE。消耗品のフェルトソールが交換しやすく、幅広タイプなので、長さで調整する必要はないのでお勧めしました。CaravanはRiver GuideにOEM供給していた登山靴のメーカーなので、品質に間違いはないはずです。

Welcome To The Fly Fishing World — Part 2へと続く。

Jun 072018
 

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フェルトソールを交換したRiver Guideのウェイディングブーツは実地試験で問題なく接着していることがわかりました。しかしながら、車に戻ってブーツとウェイダーを脱ぐと、靴下とジーンズの裾の辺りがびっしょりと濡れていました。ブーツと同様に20年近く愛用しているMT4のGORE-TEXウェイダーのソックス部分から浸水しているようです。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ウェイダーのソックス部分はネオプレン製になっており、所々でトリコット生地が劣化して穴が空いていました。Wild-1京都宝ヶ池店の店員さんと相談すると、ネオプレンの生地自体が経年劣化している可能性があり、修復困難かもしれないとのことでした。ソックス部分よりも上のGORE-TEXの部分は、先日、縫い目にシームテープを貼ったこともあり、防水機能が補強されて浸水はありません。ネオプレン用のパッチをソックス部分の生地が劣化したところに当てれば修復できるかもしれませんが、製品寿命を超えていることは確かなので、この際、ストッキングフットウェイダーを新調することにしました。

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Jun 062018
 

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フェルトソールを張り替えたRiver Guideウェイディングブーツを実際に着用し、接着強度に問題がないか、実地で試験しました。濡れた大きな岩がゴロゴロしている源流部に近いところを2時間ほどかけて遡行しましたが、フェルトが剥がれそうになることはなく、接着強度に問題がないことがわかりました。ソール交換前と比べて、苔が生えた岩場でのグリップ力が大幅に改善されました。

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この日は張り替えたフェルトソールの実地試験が主な目的なので、釣果は二の次ではありましたが、先行者がおられてコカゲロウの季節が終わっていることもあり、カゲロウを模した毛鉤は見向きもされない状況でした。残念ながら今年のベストシーズンはすでに終わっていると考えた方が良さそうです。

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Jun 032018
 

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保管場所に困ったウェイディングブーツを飾りながら収納する棚を木製カーポート西側の壁面に取り付けました。木製カーポートと小屋、ガレージに同じような棚をいくつも製作しているので、今回も図面なし、現物合わせで、比較的短時間に製作しました。

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斜めに切断した角材の角度はすべて45º。棚板には無償でいただいた耳付きの厚みのある無垢材(多分、松)を使用しました。

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ブーツは3足分、棚上に置くことが可能。

ブーツ用棚製作作業の難易度:5段階で2

Jun 022018
 

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大きめに切り抜いたフェルトの余分を替刃式カッターとドイツ製の裁断用鋏で切断し、踵の部分も同様の工程を経て貼り合わせました。

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KONISHI G17は耐水性にも優れているということなので、水中を歩くウェイディングブーツ補修用の接着剤としても機能するはずですが、実地で使用してみない限り、接着強度とその耐久性については不明です。

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右足用フェルトソールは剥がすのに一苦労しました。SIMMS®にフェルトソールの交換を依頼すれば、ソール代金込みで¥7,000要します。自分でやれば材料費2千円ほどで交換できますが、労力と手間を考えると、¥7,000は高くはないのかもしれません。

フェルトソール交換作業の難易度:5段階で3

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May 312018
 

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Wild-1京都宝ヶ池店で入手した双進の角切りフェルト(300 x 480mm)を用いて、River Guideウェイディングブーツのフェルトソールを交換します。

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左のフェルトソールは接着剤が経年劣化していたので、容易に剥がすことができました。剥がしたフェルトソールを角切りフェルトの上に載せて黄色のマーカーで印をしようとしたら、フェルトがインクを吸い込むので、マークできない。マーカーは諦めて、細切りした粘着テープで少し大きめに切断線を縁取りしました。替刃式のカッターでフェルトを切り抜きました。26cmの幅広ブーツの場合、2足分(4枚)は取れますが、踵の重ねる部分は1足分(2枚)になります。

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少し大きめにカッターで切り抜いた左足用のフェルト。

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左ブーツのフェルトソールは自然と容易に剥がれたので、比較的綺麗にミッドソールが残っています。右側は接着剤が劣化しておらず、プライヤーとカッターを用いて力づくで剥がしたら、ミッドソールの一部が破損しました。

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昔ながらのKONISHIのボンド、G17を貼り合わせる面(フェルトとブーツ底両方)に塗布しました。ボンドが半乾きの状態になるまで、15分ほど放置し、その後、二度目の塗布を行い、さらに15分ほど放置して半乾きの状態にしました。フェルトはボンドを大量に吸い込むので、塗りすぎに注意。両足分の踵の部分まで接着させると、箱入りの170MLでは不足したので、20MLのG17を買い足す必要がありました。

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プラスチックハンマーで叩いた後、ブーツを実際に履いて全体重をかけて圧着。その後、ガムテープを巻いて、剥がれやすい爪先部分をクランプで圧力をかけ、一晩、放置しました。

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May 302018
 

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京都大丸に行ったついでに閉店間際のWild-1京都宝ヶ池店へ。

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目的はウェイディングブーツのソールを補修するための角切りフェルトを入手すること。大きさ300 x 480mmの双進ブランドの日本製フェルトが税込¥1,749で販売されていました。厚みは15mmほどでしょうか。フェルトなら何でも良いわけではなく、これだけの厚みがあり、硬くてしっかりとしたものはホームセンターでは入手困難。入手は釣具店か通販になります。

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この前は気付かなかったCaravan KR 3F WIDEの紹介文。「WILD-1スタッフの意見をもとに作られた幅広タイプのシューズ!」私が長年愛用したRiver Guideのウェイディングブーツは、Caravanとの技術提携により製作されたそうですが、全体的なデザインが似ています。「屈折性に優れたモデル」とも書いてあるので、River Guideのブーツに代わるものかもしれません。山岳渓流では屈折性が重要です。

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May 292018
 

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

実地での使用を前にSIMMS® Rock Creekウェイディングブーツの主な特徴をまとめておきます。Rock Creek – Felt SolesはSIMMS®ブランドで販売されている現行ウェイディングブーツの中で最廉価モデルであり、米国のSIMMS®公式サイトでは$99.95で販売されています。(Wild-1京都宝ヶ池店での購入価格は税込¥15,120)最も高価なG3 Guideウェイディングブーツは$229.95なので、半値以下となりますが、品質や性能、耐久性も半分以下か?というとそんなことはないだろうと私は考えました。同じ価格帯の製品であれば、廉価ブランドの上位モデルよりも信頼できる高級ブランドの廉価モデルを私は選ぶようにしています。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ウェイディングブーツで最も重要なパーツはアウトソールだと私は考えています。大きな岩がゴロゴロしている山岳渓流での使用が主目的であれば、滑らないことが最も肝要。フェルトソールが土踏まずの部分に沿うようにして湾曲していますが、このデザインは最高級モデルであるG3 Guideも同じ。凹んでいる部分の接着強度が少し気になります。消耗品であるフェルトソールを交換する時も、ちょっとした工夫が必要になりそうです。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

最近ではイタリアのVibram社が開発したVibram®ラバーソールをアウトソールに採用したモデルも多くあります。フライフィッシングの聖地、ニュージーランドでは外来種の拡散を防ぐためにフェルトソールを内水面で使用することをほぼ全面的に禁止しているようです。フェルトソールはラバーソールと比べて微生物が付着しやすいことが理由だと思われます。Vibram®ラバーソールのグリップ力が優れているので、ラバーソールを採用するウェイディングブーツが増えているわけではないようです。濡れた岩の上を移動する際にしっかりとしたグリップ力を発揮するのはやはり、フェルトソールではないかと私は思います。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ワイヤーではなく、昔ながらの靴紐の方が安心感が得られます。切れたり、解れたりしても、靴紐であれば容易に修理や交換ができます。ステッチの部分も品質面で問題はなさそうです。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

合成皮革や樹脂製パーツもしっかりと接着してあるように見えます。日本では株式会社マーヴェリックがSIMMS®製品の正規輸入代理店となっており、国内で購入した製品に関しては、購入日から一年以内に製作過程上の不具合や材質不良により、不都合が生じた場合は無償で修理、あるいは交換してくれるようです。修理を依頼する際は保証書とレシートが必要になるので、大事に保管しておこう。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

長年、愛用したRiver Guideのウェイディングブーツと比べると、アウトソールの柔軟性に劣ります。この辺りがグリップ力や履き心地、移動時の快適性にどのように影響するかなどに関しては実地での使用後にまとめる予定です。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots — Part 3へと続く。
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May 282018
 

Korkersのウェイディングブーツが上州屋栗東店で展示品を安売りしているとの情報を得て、滅多に訪れないお店を久しぶりに訪問しました。滋賀県内では栗東店のみがフライフィッシング用品を取り扱うとのことですが、迷路のような店内の最も奥の方にウェイディングブーツが陳列してありました。海釣り、餌釣り、鮎釣り、ルアーフィッシング用品に周囲を囲まれた状況で、フライフィッシング用品が少しだけ置いてあります。

定価を大幅に下回る価格で販売されていたKorkersのブーツを手に取る前に、最新テクノロジーを満載したこのデザインはどうも私好みではないという結論に達しました。靴紐ではなく、ワイヤーで締め付けるBOA®M2システムは耐久性に疑問が残ります。細かな砂の粒子が混入した際にワイヤーを切断して取り除かなければならないという恐ろしい話を聞いたという人が動画にコメントしています。さらに、フェルトソールとラバーソールは用途に応じて容易に交換できるようですが、擦り減った場合は、高価な専用ソールと交換しなければならないという制限もあります。

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確かにBOA®M2システムはブーツの脱ぎ履きが素早くできて便利そうではあります。しかし、そもそもフライフィッシングは我先にと急ぐ釣りではありません。ウェイディングブーツを履くという行為も時間をかけて楽しむべき過程の一つです。後からやって来て先行者を追い越すことは、紳士淑女が従うべきマナーを欠いていると言わざるを得ません。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

展示品を試着するまでもなく、早々と店を出ました。大津と京都を結ぶ山中越を経由して、次に向かったのはWild-1京都宝ヶ池店。アウトドア用品を幅広く取り扱うこのお店は1階のフロア全体が釣り道具売り場になっており、今尚、フライフィッシング用品も充実しています。ウェイダーやウェイディングブーツといえば、定評あるSIMMS®だろうと思った私は真っ先にフェルトソールのSIMMS® Rock Creekを手に取り、品定めしました。侵入生物種の拡散から河川を保護することを意図した設計思想、CleanStream™を採用した当製品のフェルトソールには次のように書いてあります。

ATTENTION: TO HELP PREVENT SPREAD OF AQUATIC INVASIVE SPECIES, PLEASE INSPECT, CLEAN AND DRY YOUR BOOTS AFTER FISHING.(釣行後は水生侵入生物種の拡散を防ぐために、ブーツを点検、洗浄し、乾燥させてください。)

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ウェイディングブーツを選ぶ際に最も重要なことは試着してサイズを確認することです。お店にも試着用のウェイダーが置いてあることは知っていましたが、試着用のストッキングフットウェイダー自体のサイズが合っていないと、ブーツを試着しても正しいサイズがわかりません。私は愛用するMT4のウェイダーと分厚い靴下をお店に持参して、試着させていただきました。これからフライフィッシングを始めようという人は、ブーツよりも先にウェイダーを選ぶべきです。先に選んだウェイダーを着用した状態でブーツを試着すれば、正しいサイズがわかります。

私が選んだSIMMS® Rock Creekは幅広サイズのEEEなので、USサイズで8(26cm)がちょうどでした。普段着用する靴のサイズはUS 7.5(25cm)です。

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Wild-1京都宝ヶ池店のすぐ近くにある乗馬クラブ併設のHonky Tonkに立ち寄りました。

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創業1970年のこの老舗ライブハウスを訪れたのは実に30年ぶり?店内の様子は当時と何も変わっていないように見えました。この木製テーブルとチェアも50年近くの時を経てアンティークになっている。

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ステージではブルースバンドがリハーサル中でした。私が頻繁に通っていた1980年代はカントリーミュージック全盛期でした。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots — Part 2へと続く。

May 112018
 

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親しくしているご近所の大工さん兼建築士をフライフィッシングの世界に誘い入れようとしています。去年から一度連れて行ってくださいと言われていました。初回釣行時はウェイダー とウェイディングシューズ以外の釣り道具はすべて私がお貸しすることになっていましたが、ネオプレン素材のウェイダー なら20年近くもの間、全く使用していないものが小屋かガレージの奥の方にあることを思い出し、探してみたらPro Line®のチェストハイウェイダーが小屋の奥から見つかりました。1996年か1997年に米国ミシガン州の釣り道具屋で買い求めたものです。

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少し汚れていましたが、洗車用の石鹸水で洗えばタイムスリップしたかの如く20年前の綺麗な状態が蘇りました。ゴム製ブーツとネオプレンウェイダーが一体となった米国仕様の製品です。製造国は中国。経年劣化が激しいゴムの部分もほとんど劣化していません。裏側の継ぎ目を保護するシームテープの接着強度も問題なさそうです。

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米国仕様且つフライフィッシング専用ではないのでソールがフェルトではなくゴム製になっています。ミシガン州ではAu Sable RiverやPere Marquette (PM) Riverに通い、キングサーモンやスティールヘッド、レインボー、ブラウンなどの大型魚を対象魚に悪戦苦闘していました。(私がルアーフィッシングからフライフィッシングに移行したのが90年代半ばでした。当時の私の技量では数えるほどしか大型魚は釣れていません。)キングサーモンとスティールヘッドはミシガン湖から遡上します。大きな岩がゴロゴロする日本の渓流とは異なり、大陸を穏やかに流れるミシガン州の川底は砂地であることが多く、フェルトソールは不要でした。

YouTubeにアップロードされた動画を観ていると20年前の記憶が鮮明に蘇ります。1992年公開の映画、”A River Runs Through It”の後にフライフィッシングの一大ブームが訪れました。このウェイダーを入手したのはちょうどその頃です。

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これからの季節は暑くて分厚いネオプレン素材のウェイダーは着用するのが億劫になるし、私と趣向がよく似た大工さんなので、借り物や貰い物を着用して釣行したくはないと思われるかもしれません。このウェイダーを使用されるとしても初回限定になりそうです。お連れする渓流は大きな岩がゴロゴロした源流域なので、フェルトソールの方が安全です。日本の渓流では日本製のウェイダーやブーツが適しているのかもしれません。