SIMMS® Rock Creek Wading Boots — Part 1

Korkersのウェイディングブーツが上州屋栗東店で展示品を安売りしているとの情報を得て、滅多に訪れないお店を久しぶりに訪問しました。滋賀県内では栗東店のみがフライフィッシング用品を取り扱うとのことですが、迷路のような店内の最も奥の方にウェイディングブーツが陳列してありました。海釣り、餌釣り、鮎釣り、ルアーフィッシング用品に周囲を囲まれた状況で、フライフィッシング用品が少しだけ置いてあります。

定価を大幅に下回る価格で販売されていたKorkersのブーツを手に取る前に、最新テクノロジーを満載したこのデザインはどうも私好みではないという結論に達しました。靴紐ではなく、ワイヤーで締め付けるBOA®M2システムは耐久性に疑問が残ります。細かな砂の粒子が混入した際にワイヤーを切断して取り除かなければならないという恐ろしい話を聞いたという人が動画にコメントしています。さらに、フェルトソールとラバーソールは用途に応じて容易に交換できるようですが、擦り減った場合は、高価な専用ソールと交換しなければならないという制限もあります。

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確かにBOA®M2システムはブーツの脱ぎ履きが素早くできて便利そうではあります。しかし、そもそもフライフィッシングは我先にと急ぐ釣りではありません。ウェイディングブーツを履くという行為も時間をかけて楽しむべき過程の一つです。後からやって来て先行者を追い越すことは、紳士淑女が従うべきマナーを欠いていると言わざるを得ません。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

展示品を試着するまでもなく、早々と店を出ました。大津と京都を結ぶ山中越を経由して、次に向かったのはWild-1京都宝ヶ池店。アウトドア用品を幅広く取り扱うこのお店は1階のフロア全体が釣り道具売り場になっており、今尚、フライフィッシング用品も充実しています。ウェイダーやウェイディングブーツといえば、定評あるSIMMS®だろうと思った私は真っ先にフェルトソールのSIMMS® Rock Creekを手に取り、品定めしました。侵入生物種の拡散から河川を保護することを意図した設計思想、CleanStream™を採用した当製品のフェルトソールには次のように書いてあります。

ATTENTION: TO HELP PREVENT SPREAD OF AQUATIC INVASIVE SPECIES, PLEASE INSPECT, CLEAN AND DRY YOUR BOOTS AFTER FISHING.(釣行後は水生侵入生物種の拡散を防ぐために、ブーツを点検、洗浄し、乾燥させてください。)

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ウェイディングブーツを選ぶ際に最も重要なことは試着してサイズを確認することです。お店にも試着用のウェイダーが置いてあることは知っていましたが、試着用のストッキングフットウェイダー自体のサイズが合っていないと、ブーツを試着しても正しいサイズがわかりません。私は愛用するMT4のウェイダーと分厚い靴下をお店に持参して、試着させていただきました。これからフライフィッシングを始めようという人は、ブーツよりも先にウェイダーを選ぶべきです。先に選んだウェイダーを着用した状態でブーツを試着すれば、正しいサイズがわかります。

私が選んだSIMMS® Rock Creekは幅広サイズのEEEなので、USサイズで8(26cm)がちょうどでした。普段着用する靴のサイズはUS 7.5(25cm)です。

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Wild-1京都宝ヶ池店のすぐ近くにある乗馬クラブ併設のHonky Tonkに立ち寄りました。

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創業1970年のこの老舗ライブハウスを訪れたのは実に30年ぶり?店内の様子は当時と何も変わっていないように見えました。この木製テーブルとチェアも50年近くの時を経てアンティークになっている。

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ステージではブルースバンドがリハーサル中でした。私が頻繁に通っていた1980年代はカントリーミュージック全盛期でした。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots — Part 2へと続く。

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