Gone Fly Fishing 2021 — Part 2

今季2回目の釣行は前回と同じいつもの渓流の少し上流部から入渓しました。前回と同様、バンブーロッドにOrvis BATTENKILL、バンブーラインの組み合わせですが、ウェイディングブーツはフェルトソールを自分で張り替えたRiver Guideを着用。前回よりも少し遅い午後2時半頃からロッドを振り始めました。

程なくしてこの前よりも小ぶりなアマゴが釣れました。この渓流に特徴的な朱点がはっきりしないヤマメのような魚でした。

今回の撮影機材はiPhone 12 mini。上の画像はトリカブトの花びらにピントを合わせています。

iPhone 12 miniのカメラにはSmart HDR 3が搭載されています。これまで使用していたiPhone 11は次世代Smart HDR搭載でした。ダイナミックレンジの幅がより広くなったのがわかります。背景の青い空と前景の透明な水の色が共に少し強調しながら再現されています。iPhone 11では測光点を空と山の境目辺りに精確にずれることなく置かないとこのような画像にはならなかったことを考えると、Smart HDR 3での進化は歴然としています。それほどシビアに測光点を合わせなくても簡単に綺麗な画像が撮影できます。

2時間ほど遡上したら、もう体力を消耗し、滑って転けると大怪我するかもしれないので、5時前には竿を納めて駐車した場所に戻りました。この時期、日が短くなっているので明るいうちに、川から道に戻らないと危険です。暗くなると足元が見えないので、水深がわからなくなります。ついこの前までは真っ暗になる寸前までイブニングライズを狙っていましたが、加齢に伴う視力と体力の低下にはどうすることもできません。

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River Guide Wading Boots — Part 5

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フェルトソールを張り替えたRiver Guideウェイディングブーツを実際に着用し、接着強度に問題がないか、実地で試験しました。濡れた大きな岩がゴロゴロしている源流部に近いところを2時間ほどかけて遡行しましたが、フェルトが剥がれそうになることはなく、接着強度に問題がないことがわかりました。ソール交換前と比べて、苔が生えた岩場でのグリップ力が大幅に改善されました。

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この日は張り替えたフェルトソールの実地試験が主な目的なので、釣果は二の次ではありましたが、先行者がおられてコカゲロウの季節が終わっていることもあり、カゲロウを模した毛鉤は見向きもされない状況でした。残念ながら今年のベストシーズンはすでに終わっていると考えた方が良さそうです。

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River Guide Wading Boots — Part 3

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Wild-1京都宝ヶ池店で入手した双進の角切りフェルト(300 x 480mm)を用いて、River Guideウェイディングブーツのフェルトソールを交換します。

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左のフェルトソールは接着剤が経年劣化していたので、容易に剥がすことができました。剥がしたフェルトソールを角切りフェルトの上に載せて黄色のマーカーで印をしようとしたら、フェルトがインクを吸い込むので、マークできない。マーカーは諦めて、細切りした粘着テープで少し大きめに切断線を縁取りしました。替刃式のカッターでフェルトを切り抜きました。26cmの幅広ブーツの場合、2足分(4枚)は取れますが、踵の重ねる部分は1足分(2枚)になります。

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少し大きめにカッターで切り抜いた左足用のフェルト。

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左ブーツのフェルトソールは自然と容易に剥がれたので、比較的綺麗にミッドソールが残っています。右側は接着剤が劣化しておらず、プライヤーとカッターを用いて力づくで剥がしたら、ミッドソールの一部が破損しました。

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昔ながらのKONISHIのボンド、G17を貼り合わせる面(フェルトとブーツ底両方)に塗布しました。ボンドが半乾きの状態になるまで、15分ほど放置し、その後、二度目の塗布を行い、さらに15分ほど放置して半乾きの状態にしました。フェルトはボンドを大量に吸い込むので、塗りすぎに注意。両足分の踵の部分まで接着させると、箱入りの170MLでは不足したので、20MLのG17を買い足す必要がありました。

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プラスチックハンマーで叩いた後、ブーツを実際に履いて全体重をかけて圧着。その後、ガムテープを巻いて、剥がれやすい爪先部分をクランプで圧力をかけ、一晩、放置しました。

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River Guide Wading Boots — Part 1

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かれこれ二十年近くは使用したRiver Guide製ウェイディングブーツのフェルトソールが剥がれました。フェルトが擦り減っていて濡れた岩の上でグリップしなくなったので、ソールを自分で交換しようと計画していました。しかし、接着剤が劣化して剥がれたフェルトソールをめくってみると、靴底のラバー部分にもひび割れがあり、フェルトソールの交換では修復できそうにありません。

使用期間が二十年近くとはいっても釣行回数は年に多くても数回程度です。それでもこのブーツの耐久性は驚異的といっても過言ではありません。縫製部分にも糸の解れはないし。他社製品と比べて柔軟性があり、岩がゴロゴロした日本の渓流を遡行する際にも適したものでした。日本製なので、私を含めた幅広の日本人の足にもピッタリとしたフィット感があり、お気に入りのウェイディングブーツでした。

River Guideはすでに廃業しているようで、残念なことに同じブーツは二度と手に入りません。登山靴のメーカーであるキャラバンとの技術提携により、開発されたという情報がありますが。

River Guide Wading Boots — Part 2へと続く。

Gone Fishing 2018 — Part 2

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今季初めて釣行した日の翌日は雨、今日(5月3日)は午後から晴れの予報。紛失した大事なAyaのランディングネットを回収にやって来ました。同行者2名を車(Suzuki HUSTELR)に待たせているので、私はMT4のウェイダーとRiver Guideのウェイディングブーツだけ着用して、ロッドとリールは持たずに入渓しました。

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雨が降っていたので他の釣り人は恐らく入渓していないだろうと思われます。写真撮影した場所にネットを置き忘れたのだろうと思い、その場所に行って辺りを探しましたがネットは見つからず。数年前に同じ川の下流で崖から滑落しそうになった時に紛失したOrvisのワックスコットン製バケツハットの二の舞か?

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半分諦めながらもう少し上流に行くと、大きな岩の狭間に自己格納式リール型のキーチェーン、Key-BAK60周年記念モデルに取り付けたAyaのランディングネットが見つかりました。

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こんなところに!確かにこの大きな岩の狭間を通過した記憶はありますが、落とせば気付くはずだろうに。見つかった場所よりもう少し上流で3匹目か4匹目を釣り上げた際に、ランディングネットを用意しようとしました。しかし、小さな魚だったのでやっぱり写真撮影しないでおこうとネットをどこかに置いたような微かな記憶があります。川は雨で増水していたので、そこからこの大きな岩の狭間に流れ落ちて来たのかもしれません。

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紛失したAyaのランディングネットとKey-BAK 60周年記念のキーチェーンを無事に回収して駐車位置に戻りました。紛失した時もこのような出で立ちでした。キーチェーンごとベルトから外れてランディングネットが落下し、そのことに気付かないことは考えにくいので、やはり置き忘れたのでしょう。置き忘れたことを忘れることは十分にあり得ます。

今回のように河原で紛失した釣り道具を大型連休真っ只中の二日後に回収できたこと自体が奇跡的と最初は考えましたが、それほどでもないのかもしれないと思い直しました。日本の釣り人口は下降線を辿っています。中でもフライフィッシングをする人の人口は減少の一途。餌釣りの人が入渓していたとしても、狙うポイントが異なるのであの大きな岩の狭間には足を踏み入れることがなかったのかもしれません。

この日、2WDのSuzuki HUSTLER Aで初めて、未舗装道路を走行しました。上下左右に大きく揺れるサスペンションはJimney譲りなのか?という印象を持ちました。最低地上高が180ミリと比較的高いので、Jimneyほどではありませんが、そこそこの悪路走破性が備わっています。

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Shoe Shelves on the Garage Wall

Shoe Shelves

ガレージ西側壁面にブーツと靴を収納する棚を端材(主にSPF 1×4材)を利用して製作しました。スタッド間の空いたスペースを有効利用しています。いつものように設計図は作成せずに、間柱と端材に直接、鉛筆で罫書き。

Shoe Shelves

図面はないけれども水準器は必ず使用するようにしています。水準器を宛てがっている、棚を受ける材が上下逆になっています。後で向きを修正しました。

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年季が入ったHITACHI製卓上丸鋸は日曜大工の必需品。どちらかと言えば業務用の大きさでしょうか。切断時にスプルースの香りが漂います。

Shoe Shelves

ほぼ完成した靴とブーツの収納棚は合計8段で16足の靴を収納可能。

Shoe Shelves

外側の棚は木ネジで固定しました。

Shoe Shelves

後から作った右側の棚が綺麗に仕上がりました。