SIMMS® Rock Creek Wading Boots — Part 2

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

実地での使用を前にSIMMS® Rock Creekウェイディングブーツの主な特徴をまとめておきます。Rock Creek – Felt SolesはSIMMS®ブランドで販売されている現行ウェイディングブーツの中で最廉価モデルであり、米国のSIMMS®公式サイトでは$99.95で販売されています。(Wild-1京都宝ヶ池店での購入価格は税込¥15,120)最も高価なG3 Guideウェイディングブーツは$229.95なので、半値以下となりますが、品質や性能、耐久性も半分以下か?というとそんなことはないだろうと私は考えました。同じ価格帯の製品であれば、廉価ブランドの上位モデルよりも信頼できる高級ブランドの廉価モデルを私は選ぶようにしています。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ウェイディングブーツで最も重要なパーツはアウトソールだと私は考えています。大きな岩がゴロゴロしている山岳渓流での使用が主目的であれば、滑らないことが最も肝要。フェルトソールが土踏まずの部分に沿うようにして湾曲していますが、このデザインは最高級モデルであるG3 Guideも同じ。凹んでいる部分の接着強度が少し気になります。消耗品であるフェルトソールを交換する時も、ちょっとした工夫が必要になりそうです。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

最近ではイタリアのVibram社が開発したVibram®ラバーソールをアウトソールに採用したモデルも多くあります。フライフィッシングの聖地、ニュージーランドでは外来種の拡散を防ぐためにフェルトソールを内水面で使用することをほぼ全面的に禁止しているようです。フェルトソールはラバーソールと比べて微生物が付着しやすいことが理由だと思われます。Vibram®ラバーソールのグリップ力が優れているので、ラバーソールを採用するウェイディングブーツが増えているわけではないようです。濡れた岩の上を移動する際にしっかりとしたグリップ力を発揮するのはやはり、フェルトソールではないかと私は思います。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ワイヤーではなく、昔ながらの靴紐の方が安心感が得られます。切れたり、解れたりしても、靴紐であれば容易に修理や交換ができます。ステッチの部分も品質面で問題はなさそうです。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

合成皮革や樹脂製パーツもしっかりと接着してあるように見えます。日本では株式会社マーヴェリックがSIMMS®製品の正規輸入代理店となっており、国内で購入した製品に関しては、購入日から一年以内に製作過程上の不具合や材質不良により、不都合が生じた場合は無償で修理、あるいは交換してくれるようです。修理を依頼する際は保証書とレシートが必要になるので、大事に保管しておこう。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

長年、愛用したRiver Guideのウェイディングブーツと比べると、アウトソールの柔軟性に劣ります。この辺りがグリップ力や履き心地、移動時の快適性にどのように影響するかなどに関しては実地での使用後にまとめる予定です。

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3 thoughts on “SIMMS® Rock Creek Wading Boots — Part 2

  1. 筆者様

     早速に見つかって、shギーずんを逸しなくて良かったですね。

    Jim,

  2. 筆者様

     早速に見つかって、シーズンを逸しなくて良かったですね。

    Jim,

    1. River Guideのウェイディングブーツに代わるものではありませんが、SIMMS® Rock Creekも気に入りました。シリーズ名のRock Creekは米国の地名です。大きな岩がゴロゴロした渓流が地名になっているのかと思いますが、そうした渓流での着用を前提としているのなら、日本の渓流で着用する際も適していそうです。

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