
先日、下見をした場所、二カ所のうち標高が高い方の駐車場はキャンプをしている人がいたので、撮影を断念し、バイパス近くの空き地で琴座流星群を狙いました。Nikon D90とOlympus PEN E-P1の二台体制で50分ほど、撮影を繰り返しましたが、残念ながら1個も捉えることはできませんでした。9時過ぎから10時頃だったので月明かりが邪魔で暗い星が写っていません。目視で比較的明るい流星を1個、確認しただけで、退散しました。

自宅に戻り、翌日午前零時半頃から1時間ほど、粘りましたが、流星は1個も確認できずに終わりました。極大日は雨で撮影できず、天候条件が良くなったのは2日後ですから仕方がないことではあります。
Nikon D90にTamron 18-250 f/3.5-6.3を装着し、三脚固定、広角端、絞り開放、ISO1250、露出25″で撮影し、レベル補整した写真に天の川が写っていました。デジカメで初めて天の川の撮影に成功したことになります。(これまではJPEGで撮影していたので、気付いていなかっただけかもしれません。)上の写真がそのうちの一枚です。左下から斜め右方向に伸びる白っぽい帯が天の川。白鳥座デネブと琴座ベガが写っています。フィルムカメラで天の川を撮影するのは決して容易なことではなかったと記憶しています。自宅からこんなに簡単に天の川が撮影できて、少々、驚きました。PEN E-P1を使ってRAWフォーマットで撮影した写真にも、ノイズは残りますが、補整すると天の川が見えました。
(4月30日追記)今回はAPS-Cサイズのセンサーを搭載したNikon D90 w/Tamron 18-250 f/3.5-6.3と4/3サイズのセンサーを搭載したOlympus PEN E-P1 w/17mm Pancake f/2.8の撮り比べになった訳ですが、長秒時、高感度耐性、画像処理エンジンの性能など、いずれの面においてもNikon D90の方が優れているという印象を受けました。点光源の星を撮影するということは、レンズやカメラのハードウェアと画像処理エンジン(ソフトウェア)の性能試験を行っているようなものです。PEN E-P1の場合、ISO500、露光30″でも横縞模様のノイズが現れます。Tamron 18-250 f/3.5-6.3では広角端、絞り開放で撮影した場合、周辺部の減光が目立ちます。
PEN E-P1は星の撮影には向いていないと思うので、M.Zuiko Digital 9-18を導入したとしても、ノイズが消える訳ではなさそうです。そこで、Nikon D90用の比較的明るい広角レンズを物色することにしました。



















FマウントNikkorレンズをマイクロフォーサーズ規格のOlympus PEN E-P1でも使用できるように、フォクトレンダー・ブランドのマイクロフォーサーズ・アダプターを入手しました。マウントアダプターの説明書を見ると、「この製品は、Voigtländer Fマウント、Carl Zeiss ZFマウントに装着することを目的とした専用アダプターであり、これらのレンズ以外を装着した場合における、事故、故障などについては保証の対象外となる。」との但し書きがあります。レンズ沼による被害を軽減することを目的に、手元にあるFマウントに対応したレンズをOlympus PEN E-P1で活用しようと、買って来たのですが、ニッコールレンズが保証の対象外となれば、目的を達成するどころかますますレンズ沼の深淵に沈みそう。「保証対象外」は無視して、もちろんニッコールレンズを装着する予定ですが、前から気になっていた、コシナが販売する、Ultra Wide-HeliarとかColor-Skopar、それにCarl Zeiss Distagon、Planarなどといったドイツブランドの単焦点レンズが欲しくなります。
このマイクロフォーサーズ・アダプターは、絞り環がない比較的新しいニッコールGタイプのレンズには使えないことに買ってから気付きました。手元にあるFマウント対応レンズは5本、そのうち、絞り環がないズームレンズが2本あります。2本の比較的新しいレンズはNikon D90用に買ったものですから、マウントアダプターが対応していなくても良いと考えればそれで済むことですが。












備忘録として、レンズの仕様を転記しておきます。

シンプルデザインのVictorinoxバックパックをカメラバッグとして使用するつもりで神戸三田プレミアムアウトレットで買って来ました。直接カメラを入れるには生地が薄くて心配なので、エツミのモジュールクッションボックスType Aを使うことにしました。



Focal length: 70mm to 210mm
