Voigtländer Micro Four Thirds Adapter F—Unboxing

FマウントNikkorレンズをマイクロフォーサーズ規格のOlympus PEN E-P1でも使用できるように、フォクトレンダー・ブランドのマイクロフォーサーズ・アダプターを入手しました。マウントアダプターの説明書を見ると、「この製品は、Voigtländer Fマウント、Carl Zeiss ZFマウントに装着することを目的とした専用アダプターであり、これらのレンズ以外を装着した場合における、事故、故障などについては保証の対象外となる。」との但し書きがあります。レンズ沼による被害を軽減することを目的に、手元にあるFマウントに対応したレンズをOlympus PEN E-P1で活用しようと、買って来たのですが、ニッコールレンズが保証の対象外となれば、目的を達成するどころかますますレンズ沼の深淵に沈みそう。「保証対象外」は無視して、もちろんニッコールレンズを装着する予定ですが、前から気になっていた、コシナが販売する、Ultra Wide-HeliarとかColor-Skopar、それにCarl Zeiss Distagon、Planarなどといったドイツブランドの単焦点レンズが欲しくなります。

このマイクロフォーサーズ・アダプターは、絞り環がない比較的新しいニッコールGタイプのレンズには使えないことに買ってから気付きました。手元にあるFマウント対応レンズは5本、そのうち、絞り環がないズームレンズが2本あります。2本の比較的新しいレンズはNikon D90用に買ったものですから、マウントアダプターが対応していなくても良いと考えればそれで済むことですが。

焦点距離が換算2倍になる、マイクロフォーサーズなら中望遠レンズを超望遠レンズとして使用するには都合が良いです。また、ボディー内手ブレ補正機構があるオリンパスのボディーなら、レンズに手ブレ補正機構がない古いタイプ、あるいは廉価版のレンズで手ブレ補正を効かすことができます。とりわけ古い望遠ズームレンズ(例えば、AF Nikkor 70-210mm 1:4-5.6など)には適しているかと思います。

購入先は梅田のヨドバシカメラですが、購入時にHansa (RAYQUAL)のものも見せていただきました。持った感じは、Hansaのマウントアダプターの方がずっしりと重いけれど、高級感、上質感と光学機器らしい繊細さはフォクトレンダーの方が良いと判断し、少々、値は張りましたがこちらを選びました。(希望小売価格は税別で¥19,800)

他にも半値以下の中国製のマウントアダプターも市場に出回っているようですが、この種のアクセサリーはボディーマウント部やレンズに傷を付ける恐れがあることを考えると信頼できるブランド品を選んだ方が賢明であるとする、カウンターで応対してくれた店員の助言に従いました。