Suzuka Circuit Motor Sport Fans Thanks Day 2016 — Part 1

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土曜はずっと晴れていたようですが、日曜は夕方から雨の予報でした。鈴鹿サーキットに到着した午前9時前はご覧の通り、晴れていました。持参したカメラはOlympus PEN E-P5とOlympus M. Zuiko単焦点レンズ3本とTamron AF18-250mm、それとコンデジのFUJIFILM XQ1。Tamronの高倍率ズームレンズはNikon Fマウント用なので、マウントアダプターを装着。

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Olympus PEN E-P5 with Olympus M.45mm F1.8

フルコースで行われたSuper Formula Special Test Runは午前8時45分から午前10時まで開催。GPエントランスからサーキットに入ると、トンネルを潜って逆バンク方面へ。まずは中望遠の単焦点レンズ、Olympus M.45mm F1.8を装着したOlympus PEN E-P5で何枚か流し撮り。シャッタースピード、1/125秒でも手ぶれがないのはボディー内にある5軸手ぶれ補正機構が効いているためです。この時間帯は逆光になりますが、先日、練習した通り、比較的容易に流し撮りが可能です。

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Olympus PEN E-P5 w/Tamron AF18-250mm (Model A18N)

ところが、K&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターを介してTamron AF18-250mmを装着すると、途端に流し撮りの成功率が大幅に下がりました。終日、原因不明でした。上の画像はISOが500、シャッタースピード優先モードで撮影。必要以上にISOが高くなっているのは絞りすぎているため。シャッタースピードは1/200秒ですが、奇跡的に手ぶれしていません。マウントアダプターを使用する場合は、やはり定石通りに絞り優先に設定すべきだったかもしれません。

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Olympus PEN E-P5 w/Tamron AF18-250mm (Model A18N)

流し撮りの成功率が低い原因を探ろうと、シャッタースピードを1/1000秒まで上げました。画像はブレていないので、被写体ブレかもしれない。流し撮りに失敗していることが原因だろうか?

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Olympus PEN E-P5 w/Tamron AF18-250mm (Model A18N)

これでは流し撮りの効果が全くありません。

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電子接点がないマウントアダプターを装着した場合、オートフォーカス不可なので、置きピンによるマニュアルフォーカスでの撮影になります。

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Fujifilm XQ1

S字コーナーから1コーナー方面を経由してパドックエリアに入り、SUZUKA-ZEで少し早めのランチ。

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Olympus PEN E-P5 with OLYMPUS M.25mm F1.8

グリッド&ピットウォークは、OLYMPUS M.25mm F1.8を装着。今年のSuper Formulaは全マシンでYOKOHAMAタイヤを装着するそうです。

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Fujifilm XQ1

最近ではFuji TVでF1の解説もするレーシングドライバー、松田次生氏。去年まではBS FujiでF1の録画放送が行われていましたが、今年のF1中継は有料のFuji TV Nextのみになるそうで、国内では無料放送を視聴することができなくなるようです。

André Lotterer
Olympus PEN E-P5 with OLYMPUS M.25mm F1.8

Super Formulaで活躍するドライバーの中で最も男前といえば、ドイツ人ドライバーのAndré Lotterer。

André Lotterer
Olympus PEN E-P5 with OLYMPUS M.25mm F1.8

サングラス右のミラーレンズの反射に注目。知らない人にサインペンをお借りして、同行者がLottererにサインしてもらっています。この少し前、ピット後方で出待ちをする人を見かけました。その人が手に持つiPad mini 2か4のピンクのSmart Cover(お風呂の蓋)にはサインが書かれていました。折りたたみ式のSmart Coverは段差があるので、大きなサインは書けない。私ならSilicone Caseの方にしてもらうと言ったようなことを話していました。

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Fujifilm XQ1

こんなに大勢の人がいるのに、同行者はいつの間にか最前列にいます。

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Olympus PEN E-P5 with OLYMPUS M.25mm F1.8

先ほど見かけた人の真似をして、iPad mini 4のSilicone CaseにLotterrのサイン。リンゴマークを避けるようにして、A. Lotterer 36!

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Olympus PEN E-P5 with Olympus M.45mm F1.8

2コーナーを背景に記念にもう一枚。この状態でシリコーンケースを使用すると、インクがかすれて消えるかもしれないので、上からフィルムを貼れば良いと私は思うのですが、同行者は税別¥7,800もするシリコーンケースをもう一つ買うとか言っています。

Part 2へと続く。

Mazda RX-8 and Suzuki Jimny JB23W — Replacing Tires

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Mazda RX-8とSuzuki Jimny JB23Wのタイヤをスタッドレスから夏用タイヤに交換しました。スタッドレスへと交換した前回からAstro Productsのタイヤゲージを使用していますが、以前に使用していたものと比べて見やすいです。測定範囲は0〜400kPaで最小目盛は10kPa。

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Mazda RX-8の規定タイヤ空気圧は前輪、後輪共に220kPaですが、Suzuki Jimnyは前輪が160kPa、後輪が180kPaと低めになっています。タイヤ交換時は前後のタイヤをローテーションさせているので、前後のタイヤで規定空気圧が異なるJimnyの場合は、必ず空気圧を調整する必要があります。

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そこで必要となるのが携帯型エアーコンプレッサー。通販で入手したこのGood Yearのエアインフレーターは重宝しています。0〜900kPaまでの目盛りがあり、最小目盛は10kPaであるものの、見づらいのでAstro Productsのタイヤゲージと併用するようにしています。

画像はありませんが、Jimny後輪片方の樹脂製センターキャップが割れているのを発見しました。凹みもあるので経年劣化ではなく、何かにぶつかって割れたものだと推測できますが、自分で何かにぶつけた記憶はありません。幸いにも先代のJimnyで使用していた、Sマークがない前期型のセンターキャップが2個、ガレージの片隅に転がっているはずなので、次回オイル交換時にそちらに交換する予定です。

Olympus VF-4 (Electronic Viewfinder)

Olympus PEN E-P5 and VF-4

Olympus VF-4(電子ビューファインダー)の主な仕様と使い心地をまとめておきます。


表示画素数約236万ドット
視野率100%
ファインダー倍率約1.48倍 *-1m-1時 : 50mmレンズ/無限遠
*35mm版換算0.74倍
アイポイント21mm -1m-1
視度調整範囲-4.0~+2.0m-1
質量41.8g(コネクタカバー除く)
大きさ幅30.4 x 高さ48.2 x 奥行き47.8mm
付属品ソフトケース、取扱説明書、保証書

主な仕様をまとめていて、VF-4には「ソフトケース」が付属することに気付きました。見たことがないので、箱に入ったままなのかと思い、探してみましたがそれらしきものはありません。どうやら単品で購入した場合にのみソフトケースは付属するようです。今のところ、ボディーに付けっぱなしになっているので、必要ないかもしれません。しかし、VF-4をボディーに装着した状態であれば、小さなカメラバッグにはこの突起が邪魔になることもあります。また、ボディー背面液晶のバックライトをオフにするときは、VF-4を取り外す必要があり、取り外せば収納するケースか袋が必要になります。

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可動式チルト機構搭載なので、星景写真、星野写真撮影時など椅子に座って無限遠にピント合わせをするときに、三脚の脚は最も安定する最短状態にしておくことができます。但し、極軸望遠鏡で北極星を導入するときは、地面に座る必要があります。

ボディーの背面液晶が年齢と共に見辛くなってきた人も、この液晶ビューファインダーなら過度な遠視でなければ、視度調節することで、くっきりと見えるはずです。撮影した画像をこのビューファインダーを用いて再生して確認することも可能。

意外と星撮りにも使えるし、動体撮影時(流し撮り)にも便利です。表示タイムラグは約0.0032秒であり、カメラを振って被写体を追いかける流し撮りならこのタイムラグが気になることはないと思います。高速シャッターで被写体を止めて撮る場合は試していないので不明。

iOS 9.3 Public Beta 6 (13E5231a)

本日、容量35.0MBと36.0MBのiOS 9.3 PB6(13E5231a)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iPhone 6とiPad mini 4にインストールしました。今回のアップデートで気付いた点があれば、以下に列記します。

  • iPhone 6でiOSアップデート後にパスコードを設定するよう、促された。

OS X El Capitan 10.11.4 Public Beta 6 (15E61b)

本日、OS X El Capitan 10.11.4 Public Beta 6(15E61b)がApple Beta Software Program参加者に公開されたのでインストールしました。

El Capitan 10.11.4 Public Beta 6の重点エリアはPB4、PB5と同様に下記の通り。

  • iBooks
  • Messages
  • Notes
  • Photos

以下に、気付いた点を随時、列記します。

DIY Lens Heater — Part 3

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先日、Olympus PEN E-P5とOLYMPUS M.17mm F1.8、Kenkoメタルフード(KMH-46SV)の組み合わせで星空の試写を行った際、ダークフレーム撮影時にUN製レンズキャップの紐を通す穴から光が漏れていた件に関し、応急処置として穴を埋めるために貼ったガムテープを取り外し、恒久的な処置として穴を円筒状に打ち抜いたゴムで埋めました。円筒状のゴムは、厚みおよそ6mmのラバープレートを穴よりも少し大きな直径の差替式パンチキットを用いて打ち抜きました。

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材料が余っていたので、OLYMPUS M.17mm F1.8専用のレンズヒーター2号機を製作しました。今回はkurarayのマジックストラップではなく、自由な長さで簡単に結束できる、幅25mm、長さ1000mmのボアバンドを適当な長さで切断の上、使用しました。マジックストラップと比べてこのボアバンドは厚みが薄い。そのボアバンドの内側に幅19mmのScotch超強力耐熱用両面テープを貼りました。

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そして、太さ0.45mmの発熱線補修用300Wのニクロム線を両面テープに貼り、A端子を残したUSBケーブルをニクロム線に半田付け。ニクロム線は抵抗値がおよそ9Ωとなるよう、マルチテスターで計測しました。もう少し、長めに切断して10Ωにした方が良かったかもしれません。

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今回はUSBケーブルの赤と黒のリード線をニクロム線に直結させました。使わない白と緑のリード線は接触しないよう、段違いになるようにして切断。ニクロム線も接触しないように要注意。この上からさらに耐熱用両面テープとボアバンドを貼れば、ヒーター部が完成します。

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完成した結露防止用レンズヒーター2号機をOLYMPUS M.17mm F1.8のレンズフードに巻いてみました。白のUSBケーブルがカメラボディーにマッチしています。

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カメラをポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)に載せて星を追尾撮影する際は、このようになります。VF-4(電子ビューファインダー)でも拡大表示させればピント合わせが可能ですが、角度が調節できるので、天頂付近の星をターゲットにする場合は利便性が向上します。電子ビューファインダーを拡大表示させて星を見ると、まるで屈折望遠鏡の接眼レンズを覗いているような感じになります。

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電源とするJust Mobile Gum Plusは専用の袋が付属します。その袋にモバイルバッテリーを入れて自由雲台のノブの部分からぶら下げると、USBケーブルは1mの長さで十分です。

作業の難易度:5段階で2

DIY Lens Heater — Part 2に戻る。

iPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silver

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解体工事中の大丸心斎橋店本館

大阪で暮らす義父母に、東京で生まれたばかりのひ孫と我々が飼っているCat ISONの様子をFaceTimeで見せてあげようと、去年の秋に新品交換となり、同時にSIMフリー機に化けたiPad mini 2 Wi-Fi + Cellularを譲ることになりました。そこで不足するのが我々のiPad miniということで、心斎橋のApple StoreでiPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silverを入手することになりました。

滋賀県とも馴染みがある建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリスが設計した大丸心斎橋店本館は現在、解体工事中。

iPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silver

これまで16GBのiPad mini 4 Wi-Fi + Cellularを工夫しながら使用していた私が念入りに容量4倍増を企んだ結果のように聞こえるかもしれません。「そうなんか?」と問い詰められても否定はしません。

iPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silver

Wi-Fi + Cellular版のシルバーはアンテナ部分も白ですが、シリコーンケースを装着するとアンテナ部分は見えなくなります。

iPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silver

これまで私が使用していた16GBのiPad mini 4 Wi-Fi + Cellularに装着していたシリコーンケースとSmart Coverを64GBのiPad mini 4 Wi-Fi + Cellularに着せ替えました。

iPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silver

その16GBのiPad mini 4 Wi-Fi + Cellularには新たに入手したProduct RedのシリコーンケースとSmart Coverを装着。スペースグレイのiPad mini 4にはPRODUCT Redが映えます。

iPad mini 4 Silicone Case (Product Red)

Apple純正品の安心感と引き換えに支払う対価は、シリコーンケースが税別¥7,800とSmart Coverが税別¥4,500、合計すると税込¥13,284。外出時に持ち歩くことが多いCellular版なので、さらなる安心感と2年後に新品交換してもらえるかもしれない付加サービスを買うとなれば、AppleCare+ for iPadが税別¥9,400であるのは高くはないかもしれません。

iPad mini 4 Smart Cover and Silicone Case (Product Red)

本体(税別¥67,800)とシリコーンケース(税別¥7,800)、Smart Cover(税別¥4,500)、AppleCare+ for iPad(税別¥9,400)の代金を合計すると、税込¥96,660でした。もう少し足せば、11″のMacBook Airが買えそうな価格ですが、用途が全然異なります。

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Apple純正ケースとカバーが占める割合が異常に高いように思いますが、パスコードを設定していない場合に、Smart Coverを開けてスリープを解除し、音量調節ボタンを操作した時、ボリュームのアイコンが表示されない不具合が今でも解消されていないので、Appleが方針を変更しない限り、純正品のケースとカバーを使用しているのであれば、これを根拠にいつでも新品交換してもらえるかもしれないという隠れたメリットがあります。

iPad mini 4 Wi-Fi + Cellular 64GB Silver

データ復元元となる16GBのiPad mini 4 Wi-Fi + Cellularは、Apple Beta Software Program登録済みであり、iOSは9.3 PB5 (13E5225a) をインストールしてあるのに対し、今回入手した64GBのiPad mini 4 Wi-Fi + CellularはiOS 9.2がインストール済みでした。したがって、iTunesを用いてデータを復元させる前に、64GBのiPad mini 4は新しいiPad として一旦、登録し、iOSを復元元と同じiOS 9.3にアップデートする必要がありました。

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義父母にプレゼントするiPad mini 2 Wi-Fi + Cellularにはmineoのdocomo SIMを新たに契約して使用する予定です。mineoスイッチ節約ON(低速モード)の状態にしておけば、有料パケットは消費しないので、月額基本料金(シングルタイプ500MBで税別¥700、1GBで税別¥800)のみで運用できます。尚、低速モード設定時もFaceTime (video) が問題なく使用できることは試験済みです。また、mineoスイッチのONとOFF切り替えは遠隔操作可能です。

私が契約すれば、50円の複数回線割引がそれぞれの回線に適用されるので、パケットシェアを組む前提なら500MBで十分かもしれません。また、今なら今月末までのキャンペーンが適用され、eo ID所持者であればデータ通信のみのシングルタイプで800円 x 3か月割引と2GB x 12ヶ月追加の特典を受けることができます。

Olympus E-P5 Test Shots — Part 2

Olympus E-P5 Test Shot with Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)
Tokina AT-X 116 PRO DX f/2.8, 11mm 25s, ISO 1600

Olympus PEN E-P5ボディーにK&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターを介してTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)を装着し、星景写真の試写を実施した結果の続きを記録しておきます。

普段はこのレンズはNikon D7000に装着して主に星景写真や流星群の撮影に使っています。Nikon Fマウントに装着した場合は、焦点距離が1.5倍になり、35mm換算でおよそ17mmから24mmの広角ズームレンズになります。このレンズをマイクロフォーサーズ規格のボディーに装着すると、焦点距離が2倍になり、35mm換算で22mmから32mmの広角レンズとして機能します。マイクロフォーサーズ規格のボディーに装着した場合、Nikonのボディーに装着した場合と比べて、レンズの中心部を使用することになるので、周辺部の歪みやコマ収差が軽減されます。

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このレンズには絞り環がないため、絞り調節機能がないマウントアダプターは使用不可となります。上の画像では右が絞り調節機能がない、Cosina(フォクトレンダー)マイクロフォーサーズアダプター。左が今回、入手したK&F Conceptブランドのマウントアダプター。いずれもNikon Fマウントのレンズをマイクロフォーサーズ規格のボディーに装着できるようにするためのマウントアダプターです。アダプターは精度が極めて重要になります。Wikipediaの”Flange Focal Distance“によると、Nikon Fマウントのフランジバックが46.50mmであるのに対し、マイクロフォーサーズ・マウントのフランジバックは19.25mm。その差(46.50 — 19.25 = 27.25mm)がマウントアダプターの長さになります。マウントアダプターは0.1mmぐらいの精度で製作しないと、無限遠に焦点が合わなくなる可能性があります。

Mitutoyo Dial Caliper

バンブーロッド製作用に購入したインチサイズのアナログ式ダイヤルノギスを用いて、マウントアダプターの長さを測定しました。ダイヤル部目盛りの単位(読み取り精度)は0.001″ (0.0254mm) なので、マウントアダプター長さを測定するには十分な精度だと思います。

Mitutoyo Dial Caliper

それぞれのマウントアダプターの長さを5ヶ所で測定しました。¥2,688の中国製K&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターは、最短1.066″、最長1.070″で平均値が1.068″ (27.13mm) であるのに対し、2万円近くで購入したCosina(フォクトレンダー)マイクロフォーサーズアダプターは、最短1.071″、最長1.074″で平均値が1.072″ (27.23mm) でした。平均値はフォクトレンダーの方が0.10mm、長いという結果でした。理想とする正しい長さ、27.25mmと比べると、K&F Conceptは0.12mm短く、フォクトレンダーは0.02mm短くなっています。この精度の差が価格差となっているのでしょうか。

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いずれのマウントアダプターも正しい値よりも微妙に短くなっています。恐らく、このようにしているのは意図的です。正しい値よりも少しでも長くなれば、ピントリングをいくら回しても無限遠に焦点が合わない、星の撮影であれば、ピンボケになってしまうということです。そこで、無限遠の合焦位置を手前にずらす安全策が取られているようであり、この状況をオーバーインフィニティーというそうです。レンズの焦点距離が短くなればなるほど合焦位置がずれる幅も大きくなります。焦点距離を11mmに設定した場合、距離指標の∞ではなく0.7mぐらいの位置で無限遠にピントが合います。マウントアダプターの長さが0.12mm短い影響だと思われます。

Olympus E-P5 Test Shot with Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)
Tokina AT-X 116 PRO DX f/2.8, 11mm 25s, ISO 2500

上の画像は液晶画面でピント合わせをせずに、レンズの距離指標をもとに∞から少し戻したところで撮影したピンボケ写真です。(こちらの方が星座がわかりやすくて却って良いと思われるかもしれませんが、元天文少年としてはこれは受け入れられない写真です。)

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Olympus E-P5 Test Shots — Part 1

Olympus E-P5 Test Shot with Olympus M.17mm F1.8
OLYMPUS M.17mm F1.8 f/1.8, 17mm, 20s, ISO 1000

Olympus PEN E-P5ボディーにM. Zuikoレンズ(OLYMPUS M.17mm F1.8)とNikon Fマウント規格のTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)を装着して星景写真の試写を行いました。画像はすべて、RAWで撮影し、Photosで補正しました。(DxO Optics for Photosも併用して補正)

先ずは、OLYMPUS M.17mm F1.8を装着してISOは控えめの1000で絞り開放(f/1.8)、20秒の露光。ピントは背面液晶を拡大表示して木星をもとに合わせました。天頂付近にある星でピント合わせするときは、3.0型可動式液晶が便利。ピーキング表示色は白か黒の二択であり、白に設定しましたが、どちらを選んでも星のピント合わせには見づらくなるので、ピーキングはオフの方が良いかもしれません。このレンズ個体の特性か、距離指標が3mぐらいの位置で無限遠になりました。単焦点レンズなのに無限遠マークの位置でピントが無限遠にならないのは釈然としません。3月7日追記:無限遠マークはフォーカスリングを手前に引くと現れる、「スナップショットフォーカス」用の距離指標であり、星空撮影時のマニュアルフォーカスではこの距離指標は参考にならないものかもしれません。)

長秒時露光時に電池を節約するため、バックライトはオフにしました。オンとオフを切り替える専用のボタンがないので、「Fnボタン機能」を「バックライト」に設定。Fnボタンを押すと背面液晶のバックライトがオフになります。VF-4は取り外しておかないと、ボタンを押してもオフにならないので注意

Olympus E-P5 Test Shot with Olympus M.17mm F1.8
OLYMPUS M.17mm F1.8 f/1.8, 17mm, 20s, ISO 1000

最初の一枚を撮影した直後に背面液晶で画像を確認したら、赤い輝点ノイズが現れていて慌てました。やはり、熱ノイズが… 自作のレンズヒータ2号機が熱くなりすぎたのか?E-P5はE-M5などと同じSony製の撮像素子を採用しているので、高感度、長秒時の熱ノイズには優れた耐性を持ち合わせているはずなのですが。

カメラの「長秒時ノイズ低減」はオフに設定しているので、一枚目撮影時と同条件で、UNブランドのレンズキャップを取り付けてダークフレームを撮影しました。天体撮影ではダークフレームを撮影しておいて、パソコンで補正するときに長秒時熱ノイズを減算処理するのが一般的です。

上の画像は熱ノイズがわかりやすくなるよう、極端なレベル補正をしてあります。左上に写ってはならない母屋の破風が写っています。なぜだろう?レンズキャップはしっかりと取り付けてあります。しばし原因を考えると、レンズキャップに紐を通す穴から光が漏れていることが判明しました。応急処置としてガムテープで穴を塞ぎ、再度、ダークフレームを撮影。(「長秒時ノイズ低減」をオンにすれば、カメラが自動的にダークフレームを撮影し、減算処理してくれます。天体撮影や花火の撮影ではカメラに減算処理させている間、次の写真が撮れなくなります。)

Olympus E-P5 Test Shot with Olympus M.17mm F1.8
OLYMPUS M.17mm F1.8 f/1.8, 17mm, 20s, ISO 2000

ISOを一気に2000まで上げました。特に高感度ノイズが増えたようには見えません。熱ノイズも気になりません。三脚固定で試写しているので、換算34mmの焦点距離で星をできるだけ点像にするには露出20秒ぐらいが限界です。熱ノイズを意図的に強調した二枚目の画像を除き、すべてDxO Optics for Photosでノイズ除去PRIMEを適用させています。ダークフレームで減算処理しなくても、輝点ノイズ(熱ノイズ)を除去できることがわかりました。保存時に時間はかかりますが、天体写真の画像処理にもDxO Optics for Photosは機能します。

撮影した画像を拡大表示してみると、周辺部にコマ収差が確認できますが、私の許容範囲内です。絞り値を一段か二段分、上げると収差が目立たなくなるかもしれません。ISO 2000でもノイズは少なく、除去可能であるので、星空撮影にもPEN E-P5とOlympus M. 17mm F1.8の組み合わせは十分に使えるという判断になりました。どちらかといえば、星空撮影に適しているかもしれません。

Part 2ではマウントアダプターを介して試写した結果を記録する予定です。

ChannelLock (Job Master) Long Nose Pliers 7″

ChannelLock (Job Master) Long Nose Pliers 7"

一見、何の変哲もない普通のラジオペンチ、工具市でたった税別¥300で売ってました。

ChannelLock (Job Master) Long Nose Pliers 7"

MADE IN USAとJOB MASTER JRPの刻印があるので調べてみると、メーカーは創業120年のChannellock。日本ではMARVELが販売しています。通信販売だと価格は10倍ぐらい。久々の掘り出し物でした。

以下、この製品の特徴を記しておきます。

  • 先端くわえ部すべり止め・網目ローレット加工
  • 刃部高周波焼入・Ø1.6mmの鋼線、Ø1.8mmの鉄線、Ø2.6mmの銅線切断可能
  • 高級炭素工具鋼を使用、表面研磨仕上げ
  • 握りやすいグリップハンドル(絶縁機能はない)

K&F Concept Nikon (G) – M4/3 Mount Adapter

K&F Concept Nikon (G) - M4/3 Mount Adapter

絞り環がない最近のNikon Gレンズをマイクロフォーサーズ規格のボディーに機械的に接続するK&F Conceptブランドのマウントアダプターを入手しました。以前から持っていた高価なCosina(フォクトレンダー)マイクロフォーサーズアダプターは絞り環がある古いNikkorレンズのみに対応でしたが、今回入手したこちらのマウントアダプターなら手持ちのFマウントNikkorレンズすべてをOlympusマイクロフォーサーズ規格のボディーに接続することが可能です。

K&F Concept Nikon (G) - M4/3 Mount Adapter

こちらはNikkorレンズ側、素材はアルミだと思います。

K&F Concept Nikon (G) - M4/3 Mount Adapter

そしてこちらがM4/3ボディー側、素材は真鍮でしょうか。造りはしっかりしています。この価格(¥2,688)でこの造りと精度は信じがたい。フォクトレンダーのマウントアダプターは2万円ほどだったので、高い工作精度が要求されるこの種のアダプターは、安価なズームレンズよりも高価だとばかり思っていました。

K&F Concept Nikon (G) - M4/3 Mount Adapter

Tokina AT-X 116 PRO DXにアダプターを装着してみました。アダプターの白いリングが絞り環として機能します。絞りは合計7段で調節しますが、このレンズの主な用途は星撮りなので、絞りはいつも開放の2.8。大きな丸の方に合わせておけば大丈夫。ボディーの設定は絞り優先モードかマニュアルモード。EVFまたは背面液晶画面のライブビューでも明るさを確認することが可能。電子接点がないので、マニュアルフォーカスになり、ピーキングの機能は使用不可。

今回入手したマウントアダプターをOlympusのボディーに装着して使えば、広角側35mm換算で22mmから、望遠側は600mmまで対応できます。

OS X El Capitan 10.11.4 Public Beta 5 (15E56a)

本日、OS X El Capitan 10.11.4 Public Beta 5(15E56a)がApple Beta Software Program参加者に公開されたのでインストールしました。

El Capitan 10.11.4 Public Beta 5の重点エリアはPB4と同様に下記の通り。

  • iBooks
  • Messages
  • Notes
  • Photos

以下に、気付いた点を随時、列記します。

  • WordPress 4.4.2でブログ記事を編集中にSafariがクラッシュすることがある。(Flickrからリンクを張る作業中にクラッシュするのでFlickrも関係しているかもしれない。)

Panning Practice with Olympus PEN E-P5

Olympus PEN E-P5 Panning Practice

Olympus PEN E-P5で流し撮りを練習しました。シャッタースピード優先モード、1/60秒に設定し、OLYMPUS M.45mm F1.8単焦点レンズを右から左に軽く振りながら、シャッターリリース。ボディーの5軸手ぶれ補正機構が強力に効いているのか、シャッタースピードはもっと落とせそうですが、ISO 100でもf/10.0と絞り過ぎ。手ぶれ補正は、流し撮りに最適なS-I.S. Autoに設定しました。

Olympus PEN E-P5 Panning Practice

車が低速であれば、1/60秒でもそれほど流れてくれません。VF-4(電子ビューファインダー)を覗きながら撮影しています。撮影後の「撮影確認」を3秒に設定していたら、次の被写体が狙えない。撮影後の確認画像はEVFにも現れるので、撮影後の確認画面表示時間を1秒に設定し直しました。

Olympus PEN E-P5 Panning Practice

レンズをOLYMPUS M.17mm F1.8に変更して同じシャッタースピードで場所を変えて一枚。レンズが瞬時に合焦し、手ぶれ補正が効くので流し撮りの成功率は思っていた以上に高い印象を受けました。EVFの追従性も問題ありません。次回は望遠レンズでの流し撮りを試してみます。

Free Tank and Packet Share

packetsremaining2月29日午前8時頃より、同じeo IDで契約した複数の回線でパケットシェアを組んでいる場合に、パケットシェアしている前月繰越分から優先的に、フリータンクに余ったパケットを投入できるようになったそうです。これまでは、パケットシェアを組んでいる場合、前月繰越分ではなく、各回線の当月分からパケットが引き出されてしまう仕組みでした。当月に余ったパケットは翌月に繰り越せるので、当月分から引き出されると、翌月に繰り越せなくなるというデメリットがあり、この仕組みが変更されるまで、フリータンクからは引き出す一方になるだろうと思っていました。

こうした状況が28日深夜に行われたメンテナンスで、一変しました。3月に繰り越すことができない、2月に余ったパケットが2GBほどあったので、フリータンクに投入することにしました。フリータンクに投入したパケットは、自分を含めて他のマイネ王ユーザーが引き出して利用できます。フリータンクから引き出したパケットは、翌日に残容量として反映され、その使用期限は翌月末になります。つまり、月末(例えば、2月29日)にフリータンクから引き出したパケットは、翌日の3月1日に残容量として反映されるので、使用期限は翌月末である4月30日になります。

同居家族以外の親しい人にも、前月繰越分から優先的にパケットギフトもできるようになったそうです。mineoが考案したパケットギフトやフリータンク、チップと言った独自の仕組みはかなりわかりづらいですが、理解できずに有効利用しなかったとしても、損をすることはありません。逆に上手く使うと得をします。(SoftBankなど大手キャリアの複雑怪奇な料金プランと契約内容は、十分に理解しておかないとユーザーは大損する一方です。)