Mar 062016
 
Olympus E-P5 Test Shot with Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)
Tokina AT-X 116 PRO DX f/2.8, 11mm 25s, ISO 1600

Olympus PEN E-P5ボディーにK&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターを介してTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)を装着し、星景写真の試写を実施した結果の続きを記録しておきます。

普段はこのレンズはNikon D7000に装着して主に星景写真や流星群の撮影に使っています。Nikon Fマウントに装着した場合は、焦点距離が1.5倍になり、35mm換算でおよそ17mmから24mmの広角ズームレンズになります。このレンズをマイクロフォーサーズ規格のボディーに装着すると、焦点距離が2倍になり、35mm換算で22mmから32mmの広角レンズとして機能します。マイクロフォーサーズ規格のボディーに装着した場合、Nikonのボディーに装着した場合と比べて、レンズの中心部を使用することになるので、周辺部の歪みやコマ収差が軽減されます。

P3055169

このレンズには絞り環がないため、絞り調節機能がないマウントアダプターは使用不可となります。上の画像では右が絞り調節機能がない、Cosina(フォクトレンダー)マイクロフォーサーズアダプター。左が今回、入手したK&F Conceptブランドのマウントアダプター。いずれもNikon Fマウントのレンズをマイクロフォーサーズ規格のボディーに装着できるようにするためのマウントアダプターです。アダプターは精度が極めて重要になります。Wikipediaの”Flange Focal Distance“によると、Nikon Fマウントのフランジバックが46.50mmであるのに対し、マイクロフォーサーズ・マウントのフランジバックは19.25mm。その差(46.50 — 19.25 = 27.25mm)がマウントアダプターの長さになります。マウントアダプターは0.1mmぐらいの精度で製作しないと、無限遠に焦点が合わなくなる可能性があります。

Mitutoyo Dial Caliper

バンブーロッド製作用に購入したインチサイズのアナログ式ダイヤルノギスを用いて、マウントアダプターの長さを測定しました。ダイヤル部目盛りの単位(読み取り精度)は0.001″ (0.0254mm) なので、マウントアダプター長さを測定するには十分な精度だと思います。

Mitutoyo Dial Caliper

それぞれのマウントアダプターの長さを5ヶ所で測定しました。¥2,688の中国製K&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターは、最短1.066″、最長1.070″で平均値が1.068″ (27.13mm) であるのに対し、2万円近くで購入したCosina(フォクトレンダー)マイクロフォーサーズアダプターは、最短1.071″、最長1.074″で平均値が1.072″ (27.23mm) でした。平均値はフォクトレンダーの方が0.10mm、長いという結果でした。理想とする正しい長さ、27.25mmと比べると、K&F Conceptは0.12mm短く、フォクトレンダーは0.02mm短くなっています。この精度の差が価格差となっているのでしょうか。

IMG_0200

いずれのマウントアダプターも正しい値よりも微妙に短くなっています。恐らく、このようにしているのは意図的です。正しい値よりも少しでも長くなれば、ピントリングをいくら回しても無限遠に焦点が合わない、星の撮影であれば、ピンボケになってしまうということです。そこで、無限遠の合焦位置を手前にずらす安全策が取られているようであり、この状況をオーバーインフィニティーというそうです。レンズの焦点距離が短くなればなるほど合焦位置がずれる幅も大きくなります。焦点距離を11mmに設定した場合、距離指標の∞ではなく0.7mぐらいの位置で無限遠にピントが合います。マウントアダプターの長さが0.12mm短い影響だと思われます。

Olympus E-P5 Test Shot with Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)
Tokina AT-X 116 PRO DX f/2.8, 11mm 25s, ISO 2500

上の画像は液晶画面でピント合わせをせずに、レンズの距離指標をもとに∞から少し戻したところで撮影したピンボケ写真です。(こちらの方が星座がわかりやすくて却って良いと思われるかもしれませんが、元天文少年としてはこれは受け入れられない写真です。)

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