RICOH SOFT CASE GC-4

2011年8月に入手して以来、ほとんど使用することがなかったRICOH純正本革速写ケースをメルカリに出品しました。

GR Digital III以外にGR Digital、GR Digital II、GR Digital IVにも装着できるそうです。二点吊りネックストラップ(GS-1)は別売ですが、同梱して出品しました。

速写ケースを装着した状態で、三脚雲台に固定することも可能。本革製で高級感が漂っています。

画像はすべて、梱包直前にiPhone 11で撮影しました。1枚目は背景をぼかすためにポートレートモードで撮影しましたが、最近のiOSアップデート後に輪郭部分の認識精度が向上したように思います。

A Bright Shooting Star

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夏の流星群の季節が終わろうとしている8月26日未明に撮影した明るい流星。西の空に沈もうとしている夏の大三角形中心付近からこと座の方へと流れました。この日はカメラ3台体勢で撮影中でしたが、流星を捉えたのは三脚固定のSony DSC-RX100。20秒間の露光の間に運良く撮れていました。

stackedImage

Ricoh GR Digital IIIは得意のインターバル撮影。この日、山から下りて来た子鹿がカメラ機材に接近し、破壊されそうになるハプニングがありました。イノシシでなくて良かった。

Star Trail Photography

Star Trail 081912

天体写真を趣味にする人は誰もがいつかは撮る星の軌跡を記録した写真。デジタルに移行してから私にとっては記念すべき初めての一枚です。この種の写真は天文少年だった頃にAsahi Pentaxのフィルムカメラで撮り飽きてしまい、星がぐるぐる弧を描くだけでつまらない写真だと決めつけていました。と言うのは自分を納得させるための口実であり、実際はデジタルカメラの時代になり、長時間の露光は熱ノイズの原因となるので、一回のシャッターリリースで数分程度しか露光できず、撮影したくてもできない状況でした。また、短時間露光させた複数の画像ファイルを合成するMac用のソフトウェアも手元になかったのです。

Mac OSで容易に利用できるフリーの天体写真用合成ソフトウェアは存在しないと思い込んでいたら、ありました。二つも。一つはApertureのプラグインとしても使用できるonOne SoftwareのPerfect Layers 2。もう一つはマルチプラットフォームで動くStarStaxという個人が製作された星の軌跡を画像にすることを主な目的としたソフトウェア。前者(Perfect Layers 2)は星の写真を加工することを主目的としたものではなく、動作が重いのが欠点のようであり、出来上がった合成画像ファイルはAdobe Photoshopの拡張子(.psd)が付きます。後者(StarStax)はUIが非常にシンプルでわかりやすく、動作が軽快なので、試行錯誤しながら簡単に使い方を習得することができます。

上の画像は換算28mmの単焦点レンズを搭載したRicoh GR Digital IIIを三脚に固定し、f/1.9、ISO 400、SS: 30秒間でインターバル撮影した合計130枚の画像を、StarStaxを用いてLighten(比較明合成)の設定でコンポジットした画像ファイルです。およそ2時間半の星の軌跡を記録したことになります。弧の角度は約38度。この時間帯(午後10時半頃から午前1時頃)は北極星が天の北極から少し東側にずれているのがわかります。右上を反時計回りに回転する比較的明るい星座はカシオペア座。

次回は前景となる景色の品定めを十分に行ってから撮影してみたいと考えています。

RICOH GR Digital III Macro Shot

Eastern Pale Clouded Yellow

車での移動が多い私は電車を利用するのは数ヶ月に一度ですが、晴れていたので散歩がてらに電車を利用しようと駅まで歩いていると、こんな光景に出くわしました。首からRicoh GR Digital IIIをぶら下げていたので、そっと近付いてマクロモードに設定し、お食事中のモンキチョウを一枚。絞りの値を変更する時間がなかったので、若干絞り過ぎになっています。

RICOH Soft Case GC-4 for GR Digital

RICOH SOFT CASE GC-4

速写ケースタイプのRICOH純正本革製カメラケースをAmazonで入手しました。これまでは、同じRICOH純正の革製ソフトケースGC-3を利用していましたが、ケース底部を付けたまま撮影できる速写ケースタイプのものが格好良いと思い、着せ替えることにした次第です。

RICOH SOFT CASE GC-4

撮影時はトップカバーを外してこの状態でカメラを操作します。カメラ底面にある三脚用穴を使って固定する昔ながらの速写ケース。ボルトが大きく、三脚穴がカメラ底面のほぼ中央にあるので、トップカバーを外せばカメラを自立させることができます。

RICOH SOFT CASE GC-4

背面操作ボタンやダイヤルと干渉することはありません。

RICOH SOFT CASE GC-4

グリップがより大きくなった感じがして持ち易いと思います。

RICOH SOFT CASE GC-4

別売の二点吊りネックストラップもRICOH純正のGS-1ですが、このネックストラップはケースではなく、カメラボディーに取り付けるタイプのもので、細い紐の部分を使っていないのでその分、短くなってしまいました。

RICOH SOFT CASE GC-4

ケースを付けたままフラッシュオープンスイッチにアクセスできるようにするため、ケース左側側面に開口部があります。

RICOH SOFT CASE GC-4

外部ミニファインダーGV-2を装着した状態でカメラを入れることも可能。

RICOH PX Trial Shots

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RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/73, ISO 100

先ずは裏庭で満開の紫陽花を通常のマクロで一枚。

RIMG0003
RICOH PX 6.7mm, f/4.3, SS: 1/310, ISO 100 (Miniaturized)

先日星空を写した近くの工事現場に移動し、以前から試してみたいと思っていた「ミニチュアライズ」で一枚。本来は車や街の様子を斜め上から撮影すると効果的だそうです。見方によっては大きなユンボがおもちゃに見えます。

RIMG0011
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 154 (Soft Focus)

今度は「ソフトフォーカス」にチャレンジ。約23万ドットの画像モニターで撮影直後に確認したとき、ピントが合ってないと思っていたけれど、これでピントは合っているようです。「ソフトフォーカス」であることとカメラのモニターが小さいということもあり、合焦しているかどうかがわかり辛い。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 100 (Miniaturized)

開館15周年記念で無料開放されていた琵琶湖博物館へ移動。公園内に造られた小川を斜め上方向から「ミニチュアライズ」で撮影。同様の機能(例えばアートフィルター)があったとしても、レンズ交換式の高級なカメラ使用時は、せっかくの画質を劣化させてしまうのは勿体ないと思い、そうした機能は使わないけれどもコンデジなら積極的に遊ぶことができます。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/11, ISO 400

博物館には昭和時代の生活の様子が体験できる展示があります。今は亡き祖母がこのような洗濯機を使っていたのを覚えています。写真撮影時に子どもがローラーをぐるぐる回転させて遊んでいました。私も幼い頃、ぐるぐると手で回していました。ISO Auto上限設定を400にしてみました。シャッタースピードとの兼ね合いもありますが、上限400が何とか許容レベル。

Lake Biwa Museum
Lake Biwa Museum

上がRICOH GR Digital III、下がRICOH PXで撮影。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/48, ISO 64

GR Digital IIIとの撮り比べ。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 114

こちらがPX、レンズの明るさと発売時の価格、センサーの大きさも全然違うけれど、このような風景写真なら私には区別がつかない。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 228

広角端では歪曲が結構ありますが、それほど気になりません。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/32, ISO 74

35mm換算でGR Digital IIIは28mm単焦点に対し、PXの広角端も28mmですが、歪曲はGR Digital IIIの方が少ないようです。

撮れる写真の画質は価格差ほど大きくはないと思いますが、写真を撮影する過程がまるで異なります。PXはカメラ任せが基本でプレミアムショットでいろいろと遊べるのに対し、GR Digital IIIは設定を変えながら試行錯誤しつつ好みの一枚を撮る楽しみがあるように思います。

次回は釣行時にPXを持参して水面の様子や釣れた魚のマクロ撮影を試みたいと考えています。

RICOH GR DIGITAL III Firmware V2.30

RICOH GR DIGITAL III

RICOH GR DIGITAL IIIの機能拡張ファームウェアV2.30をRICOHのサイトからダウンロードし、初期化したSDカードにコピーの上、カメラにインストールしました。このカメラは発売が2009年8月ですから、もうすぐ2年になります。それでもファームウェアを更新することにより、機能を拡張できるのはユーザーにとってはたいへんありがたい措置です。

今回のファームウェア更新による機能拡張は以下の通り。

  • 被写体追尾AF機能を追加しました。
  • Fn.ボタンに「 AF/ 被写体追尾AF 」切り替え機能を追加しました。
  • シーンモード時に ADJ.ボタンで設定変更可能な機能の追加しました。
  • ホワイトバランス手動設定時、取込エリアの選択機能を追加しました。
  • セルフタイマー作動時、電子水準器の表示が可能になりました。

Olympus XZ-1 Preliminary Review by DC Watch

Olympus XZ-1 as compared with Ricoh GR Digital III

デジカメWatchに「写真で見るオリンパスXZ-1」が掲載されています。いつもながら、「写真で見る」シリーズの記事は、たいへん参考になります。実機を手にしなくても質感が伝わってきます。細部は写真で見る方がわかり易いこともあります。リンクを張らせていただいた上の画像、Ricoh GR Digital IIIと比較しています。デザイン外観はRicoh GR Digital IIIの方がより完成度が高いように思います。使い勝手は明るいズームレンズと手ブレ防止機構を搭載したOlympus XZ-1の方が良さそうですが、質感はGR?実機に触れる前に購買意欲が消失してしまいそうです。

Olympus PENシリーズのアクセサリーを共用できるというメリットがこのカメラにはありますが、EVF (VF-2)を取り付けた画像、あまりにもアンバランスで実用的とは言えないと思います。FL-36R(ストロボ)は論外。

2009年8月発売のRicoh GR Digital IIIは初値が¥79,800で高すぎると非難したのを覚えていますが、今では最安値が3万6千円ぐらいになっているようです。写真で見た質感から評価すれば、Olympus XZ-1は発売後数週間で大幅に下落するような気がします。

Olympus XZ-1 Officially Announced in Japan

約一週間、遅れて日本でもOlympusの高級コンデジXZ-1が正式に発表されました。価格次第では相当数、売れるのではないかと思っていたところ、Olympus「オンラインショップ」では3年間保証付きで¥59,800(5%割引ポイント還元対象)、カメラのキタムラネットショップでは¥53,800(下取りカメラがあれば、さらに¥4,000割引)で予約ができます。発売は2月中旬。発売時の価格が実質、5万円を切るとなれば、かなり魅力的なコンデジだと思います。(米国AmazonではUS499.99+売上税で予約を受け付けています。)

i.ZUIKOレンズの開放f値は1.8〜2.5の明るさ、35mm換算で焦点距離は28mm~112mmの光学4倍ズーム、コンデジとしては大きな1/1.63型高感度CCDセンサー、背面ディスプレイは3.0型有機ELディスプレイ(約61万ドット)、CCDシフト式手ブレ補正、そしてアクセサリーポートにはPENシリーズのアクセサリー(電子ビューファインダーVF-2、マイクロアームライトMAL-1など)が装着できる点などが主な特徴でしょうか。

訴求対象となるユーザーは、明るいズームレンズを搭載したPanasonic DMC-LX5やCanon PowerShot S95ではなく、単焦点レンズを搭載したRicoh GR Digital IIIの訴求対象と重なるのではないかと思います。現に私がその具体例です。ズームレンズのテレ端でこれだけレンズが明るいと、Ricoh GR Digital IIIの単焦点レンズである優位性が揺らぐような気がします。手ブレ補正もあることだし、ズームレンズの方が使い勝手が良いことは明らかです。しかし、不便であったとしてもRicoh GR Digital IIIは言葉で表現するのが難しい何か独特な雰囲気を持ったコンデジなので、手放せないカメラです。

RICOH GR Digital III

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去年の夏に発売された時、散々酷いことを書いておきながら、一年が経過し、価格も下がって来たこともあり、今が買い時かということで、入手しました。Ricohのコンデジは3台目です。初代GR Digitalの頃からずっと気になるカメラでした。

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コンデジとしてのこのカメラの際立った特徴は、やはり換算28mm広角単焦点、F1.9、新設計の明るいレンズ、”GR LENS”でしょうか。数値では表現しきれない何かがこのレンズにはあるような気がします。

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モードダイヤルの基本的なレイアウトはRicoh R8、CX1と一部共通部分がありますが、GRのモードダイヤルは文字に立体的な加工が施してあります。シャッタースピード優先モードが新たに搭載されたので、流し撮りにも対応します。ボディー外装には放熱性に優れたマグネシウム合金を採用。

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持った感じが見た目よりも軽いので、価格に見合った高級感ある重厚さが全くありません。しかし、本来、このカメラは常に持ち歩いて、いつでもどこでも撮影したいと思った時にシャッターが切れる機動力が重要な特徴です。軽量であることの原因の一つは、ボディー外装がマグネシウム合金であること。それを知った上で、このカメラを持つと、チープな感じは一掃されます。

RICOH GR Digital III Priced at ¥79,800!

Ricohの公式サイトに掲載されている画像サンプルと売出価格(Amazonで¥79,800、ポイントなし)を見て驚きました。なぜ、こんなにわかりにくい画像サンプルを公式サイトで公開するのか、私には到底理解できません。サンプルは合計6枚、ISOはすべて100?風景は夜に撮影したと思われる街の写真と橋の逆光写真、それと窓越しに写した建物の写真。悪条件でもこの程度の画質なら撮れるとでも言いたいのでしょうか。人物のモノクロ写真は顔が写ってないし、パンとサラダの写真は食欲をそそられることはないし…まともに見れるのはマクロの花の写真だけ?

先日の記事で6〜7万円でも高くはないかもしれないと書きましたが、この画質でこの程度の改良なら実売8万円前後は高すぎると思います。実売4万円を切っている旧モデルのGR Digital IIの方がずっと良い。ほぼ同じ価格帯のOlympus PEN E-P1レンズキットがますます魅力的に思えます。

RICOH GR Digital III Officially Announced in Europe?

なぜ日本ではなくヨーロッパの方が早いのでしょう。UKのAmateur Photographerの速報記事によれば、新しいGR Digitalのスペックは概ね噂通りのようです。

  • 新開発のf/1.9の28mm(35mm換算)単焦点広角レンズ
  • 来月発売、英国では£530ぐらい
  • 1000万画素の新しいCCDセンサー
  • 画像処理エンジンはGR Engine III(「解像力と彩度の劣化を伴わない」ノイズ低減機能付き)
  • 焦点距離を固定させる機能でシャッターラグ、ゼロを実現(これは何でしょう?snapモードではなく置きピンモード?)
  • 5fpsでRAW連写(RAW書き込み速度は、GR Digital IIが3.8秒に対して2.6秒以下)
  • カラーパラメーターを調整できるvividセッティング(色調と彩度を5段階で設定可能?)
  • マクロの画質改善(GR Digital IIが1.5cmに対して最短1cm)
  • 新しいマルチパターンAUTO WB
  • シャッタースピード優先モードを新たに追加
  • 3″のLCDの解像度は92万ドット
  • ダイナミックレンジ、ダブルショット(CX1と同じ?)
  • My Settingが一つ増えて3通り
  • 新しいワイドコンバージョンレンズ(GW-2)を同時発売
  • TTL外付けストロボ(GF-1)は秋に発売

手ブレ補正は見送られたようです。レンズが明るいので不要ということでしょうか。シャッタースピード優先モードと置きピンモード?追加で流し撮りもできそう。

デジカメWatchからも速報記事がアップされました。撮像素子はGR Digital IIが1/1.75型CCDに対して1/1.7型CCD、若干大きくなっているようです。国内での発売は8月5日。