Singapore GP 2015 Day 6 (Monday) — Malacca

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海沿いのホテルからマラッカ中心部に向かうには片道二車線のこの道路を横断する必要がありますが、横断歩道は見当たらない。バス停があるMahkota Medical Centreまでは、重い荷物があるのなら、シャトルサービスを利用した方が良いのは明らかです。

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これがそのシャトルサービス。翌日の午前11時ホテル発で予約しました。

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この道路は荷物がなかったとしても歩いて横断するのは危険なので、側道を左に進み、高架下をくぐることにしました。

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人通りが少ない高架下もいろいろと障害物があり、危険極まりない。

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20分もしないうちにオランダ広場に到着。

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水車の近くで熱帯に棲む鳥の綺麗な鳴き声が聞こえてきました。周囲には中国人観光客が大勢いました。綺麗なさえずりの発信源はどこかと、観光客の頭上にある樹木を見渡しても熱帯の鳥はいない。iPhone 6で録音しようと準備していると、同行者が音の発信源を見つけました。鳴き声は、この男の子が持っていた鳥笛だったのです。記念にバードコールを一つ、この男の子から購入。

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これがマラッカ川だそうです。

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マラッカ川を渡り、対岸から見た水車。大挙して押し寄せている中国人観光客の多くはこの水車を向こう側から撮影していました。こちら側から撮影した方が逆光にならないし、水面も同じ視野に写すことができるので良いと思うのですが。

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マラッカ川沿いに立つ五つ星ホテル、Casa del Rio MelakaのRiver Cafeで休憩しながら太陽がマラッカ海峡に沈むのを待ちました。

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再び橋を渡り、川沿いの遊歩道を河口に向かって歩きながら、夕日の撮影場所を探しました。

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しかし、太陽が沈む頃に西の空が曇ってしまい、夕日の撮影は次回訪問時までお預けとなりました。

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地図のA地点を確認してからホテルに戻ったのは午後9時頃。この日も長い一日になりました。翌日は高速バスを利用してセパンに戻ります。


Singapore GP 2015 Day 7 (Tuesday) へと続く。

Singapore GP 2015 Day 5 (Sunday) — Race

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残念なドライバーズパレード開始前からずっと立ったままT11で場所取りしていて疲れた我々は、ここで決勝最初の数ラップを観てから、自席のあるBay Grandstandへと移動します。頭上から降ってくる毛虫にもイライラ。iPhone 6で流さずに撮影するとこんな感じになります。

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1/250秒で真横から流し撮り。マニュアルフォーカスで置きピン。ISOが設定上限の5000になっていて、画像はかなりノイジーになりました。

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不調だったMercedesのマシン。T11の縁石に乗り上げて右フロントが浮いています。

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好調のFerrari。

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来期のパワーユニットを供給するメーカーが未定のToro Rosso。シンガポールでは二台のマシンがポイントを獲得しています。

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T11からT18へと移動中にMassaとHulkenbergのクラッシュでセーフティーカーが出動。自席に到着すると、今度は人がトラック内に侵入し、再びセーフティーカー登場でイエローフラッグ。

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今回のシンガポールGPで使用したOlympus OM-D E-M5 Mark IIには236万ドットの超大型高精細EVFが搭載されており、初期のEVFとは比較にならないほど、くっきりと見やすい電子ビューファインダーです。しかしながら至近距離で高速で移動するF1マシンの流し撮りをする時は、私の設定ミスなのか、被写体が追従してくれません。どうしても遅れがちになるので、視野の中央でシャッターをリリースしながらカメラを振っているにもかかわらず、狙った被写体は視野の外であったり、上の画像のように右端に辛うじて捉えていたりと…流し撮りには不向きであるという印象を持ちました。(低速で移動する被写体の場合は、特に問題なく、どちらかといえば容易に流し撮りできます。)

Olympusのサイトによると、OM-D E-M5 Mark IIのファームウェアVer.2.0が11月に公開される予定だそうで、その追加項目に、「肉眼に近い見えを実現するOVFシミュレーションモード」というのがあるそうです。このファームウェアを適用すると上述のような、「被写体が追従してくれない」問題が解消されるかもしれません。

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高感度耐性に関しても、OM-D E-M5 Mark IIは期待したほどではなく、RAWで撮影した画像をPhotosでノイズ除去を試みたものの、思い通りにノイズが除去できない状況です。上の画像はISOが1250ですが、暗部に高感度ノイズが現れています。ノイズが目立たないように補正してありますが、気になるレベルです。

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翌日は午前から忙しくなるので、決勝終了後のコンサート会場へ向かうことなく、Jubilee Bridgeを渡ってRaffles PlaceでMRTに乗車し、早めにホテルに戻りました。


Singapore GP 2015 Day 6 (Monday) — From Singapore To Malaccaへと続く。

Singapore GP 2015 Day 4 (Saturday) — Practice 3 and Qualifying

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P3開始30分前には予定通りにT13の立見台に到着し、撮影場所を確保。後方に見える古い建物はThe Fullerton Hotel。

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立見台では座って場所を確保することができます。鈴鹿サーキットのようにビニールシートなど個人の所有物を使って場所取りをする人は皆無。早めに場所を確保して撮影機材を準備する人が大半ですが、後から手ぶらでやって来る人は、座ることもなく、立ったままひたすら待ちます。

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レコードラインは手前の金網ギリギリなので、立見台からの距離が近く、迫力があります。レンズはOLYMPUS M.12-50mm F3.5-6.3を選びました。望遠端の50mm(換算100mm)で開放F値が6.3と暗いレンズですが、十分な太陽光があり、暗闇になるまでにはセッションが終了するのでレンズが暗くても大丈夫。

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カメラはマニュアルフォーカス、置きピンで高速シャッターの設定。私は立見台の二段目に陣取りましたが、勾配が小さいので、一段目に背の高い人が立つと視界が遮られます。しかし、視界に人が入っても気にしないことにしています。

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非力な「GP2エンジン!」を操るFernando Alonso。

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iPhone 6で撮影。

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予選は計画通り、ダンカンのところで。立見台はありませんが、場所取りする必要はありません。ここにいるほとんどの人は予選開始後20分もすれば、見飽きてどこかに行ってしまいます。

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レンズをOLYMPUS M.25mm F1.8単焦点に交換しました。絞り開放、1/320秒で流し撮り。

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他を圧倒する勢いのMercedes二台は、シンガポールでは不調だったそうで…

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ポールポジションはFerrariのSebastian Vettel。

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予選終了後、ダンカンとおしゃべりしていたらMaroon 5のコンサートに遅れてしまい、前の方は大混雑。

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シンガポールGPに戻って来たMaroon 5。コンサート終了後、早めにMRT Esplanadeに向かい、終電に乗り遅れないよう、ホテルがあるone-northまで直通となる反時計回りのサークルラインに乗車しました。


Singapore GP 2015 Day 5 (Sunday) へと続く。

Singapore GP 2015 Day 3 (Friday) — Practice 2

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P2は自席を離れてドリアン劇場屋上から写真撮影しようと、ちょっと早めに移動しました。金曜のP1終了後なのでほとんど人がいませんが、撮影に最適な場所を確保するには場所取りは必須。

ISO 4000で撮影したドリアン劇場の画像は、背景がノイジーですが、液晶モニターで確認した時は、ノイジーに見える原因はヘイズ(大気汚染)だろうと思っていました。しかし、ヘイズの影響がほとんどなくなった土曜と日曜にISO高めで撮影した画像も背景の暗部がノイジーだったので、原因はOlympus OM-D E-M5 Mark IIのセンサー自体と画像処理エンジン、それと私のカメラ設定方法にあるのではないかと考えるようになりました。

Singapore GP 2015 Practice 2

T15からT16へと向かう短いストレートを斜め後方から撮影します。トラック手前側のコクリートウォールと金網が後退しているところがあります。レコードラインは向こう側なのでこの部分はクレーンの通路になるのでしょう。

Singapore GP 2015 Practice 2

金網が後退しているところから”Fly Emirates”の看板までの短い直線を減速しながらマシンが通過する様子を流し撮りします。ちょうどこの辺りの路面がバンピーであり、火花が撮れればラッキー。

Singapore GP 2015 Practice 2

まずはこの撮影地でのベストショット。今年から見栄えを派手にしようと、意図的に火花が飛び散るようになっているそうです。

Singapore GP 2015 Practice 2

同じZone 4でありながら、8番ゲートに近い向こう側は大勢の人が観戦しています。

Singapore GP 2015 Practice 2

斜めに高速で移動する被写体の流し撮りは極めて困難。シャッタースピードは1/250秒に設定。

Singapore GP 2015 Practice 2

ISO上限を高めに設定すると、上の画像で4000になりましたが、背景によってはノイズが抑えられているというか、目立ちません。

Singapore GP 2015 Practice 2

遠くにT19も見えています。

Singapore GP 2015 Practice 2

被写体ブレを抑えようとシャッタースピードを1/320秒に上げるとISOは上限の5000に。

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P2終了を待たずにPharrell Williamsのコンサートが開催されるPadangメインステージへ。コンサートを最後まで楽しんで、City Hall駅からMRTに乗車しようとしたら、物凄い人混みだったので、Raffles Placeに乗車駅を変更。

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Raffles Place駅はいつも利用する入り口が閉まっていました。コンサートの余韻を楽しみながらfreedom!を歌う集団について行ったらClarke Quayの辺りまで迷い込んでしまい、Circle Line乗り継ぎ電車は終電になりました。時計は午前2時前。サンダルを履いていたら、鼻緒に接触する部分に擦り傷を負いました。


Singapore GP 2015 Day 4 (Saturday) へと続く。

Panning with Olympus OM-D E-M5 Mark II

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シンガポールGP観戦旅行出発の前日に天候条件が整ったので、近くの流し撮り練習場所に行き、Olympus OM-D E-M5 Mark IIで試し撮りしました。使用したレンズはOLYMPUS M.12-50mm F3.5-6.3。シャッター速度優先モードでSSは1/100秒に設定し、手ブレ補正は縦方向のブレのみを補正するS-IS2を選択。

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撮影時はEVF(電子ビューファインダー)を使用しましたが、時速60kmにも満たない低速走行の車ならファインダーの追尾性能にそれほど違和感なく、被写体を追っかけながら撮影することができました。上の画像撮影時はシャッター速度を1/60秒に落としていますが、縦方向の手ブレ補正が機能しているためか、被写体が綺麗に流れています。

この後、納期に追われる仕事があったので、流し撮りの練習ができたのはわずか10分ほどですが、ミラーレス一眼のOM-D E-M5 Mark IIでも容易に流し撮りができることがわかりました。但し、被写体が高速で動くF1マシンの場合も、問題なくEVFで流し撮りが可能なのかどうかはわかりません。

Kohfukuji Chukondo

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あまり出番がないレンズ、Tamron AF 18-250mm f/3.5-6.3 Di II LD Aspherical (IF) Macro (A18)をNikon D7000に装着して興福寺中金堂再建工事現場を訪問しました。

Sarusawaike

興福寺すぐ隣にある猿沢池でカメラの設定をしながら時間調整。これから中金堂再建工事現場特別見学へと向かいます。

Kohfukuji Chukondo

中金堂の再建は実に300年ぶりだそうです。

Kohfukuji Temple

勧進所に見学の受け付け(要予約)がありました。ここで写真撮影が禁止されていることを知り、大いに失望しました。

Kohfukuji Temple

足場の3階部分に奈良盆地が見渡せる仮設展望台のような場所が設けてあり、屋外の撮影ならOKとのことでした。この角度から東金堂と五重塔を撮影できるのは今だけ。

Photos 1.1 and Astrophotography

No Adjustments
No Adjustments

今年の夏は昼間は晴れていても夜になると曇ったり、雨が降ったり、月の光が邪魔したりで、天の川を撮影する機会に恵まれず、ペルセウス座流星群も条件が良い時間帯は撮影できませんでした。昨晩は月が山の背後に隠れると、自宅敷地内からも天の川がうっすらと確認できるほど空が澄んでいたので、近くの山に行き、天の川を撮影してみました。

上の画像は、Photos AppでRAWからJPEGに変換しただけの無修正の画像です。肉眼で見る天の川はこんな感じです。見慣れていない人は、左少し上にある綿菓子のような雲と左下から右上にかけて微かに写っている天の川との区別ができないかもしれません。

A Lot of Adjustments
A Lot of Adjustments

同じ画像ファイルを補正すると天の川がくっきりと見えるようになります。画像の上端少し左にM31(アンドロメダ銀河)がはっきりと確認できます。30秒の露光で撮影した1コマの画像を元にPhotos 1.1でここまで補正できれば私としては満足です。

No Adjustments
No Adjustments

レンズをAF Nikkor 50mm f/1.8Dに交換して北アメリカ星雲周辺を狙いました。上の画像は露光80.4秒の1コマ無修正画像。

A Lot of Adjustments
A Lot of Adjustments

Photos 1.1で追加された補正項目を含め、ほぼすべての項目で大胆に補正するとこのような結果が得られます。Luminance Noise(輝度ノイズ)補正項目がPhotos 1.1で追加されましたが、この項目を触ると輝度ノイズを軽減させることができるようです。

IMG_3237iOptron SkyTracker™に付属する極軸望遠鏡用のiOptron Polar ScopeをiPhoneで立ち上げてしっかりと極軸を合わせると、焦点距離50mm(換算75mm)のレンズで80秒程度の追尾では星が流れることはありません。左のスクリーンショットとほぼ同じレチクルが極軸望遠鏡に現れます。緑の十字は現在地と現在時刻に基づいた北極星の位置。北半球であれば、北極星を視野に入れて、緑の十字がある同じ位置になるよう、調節するだけです。但し、雲台の水平出しは重要。極軸が合っていても水平でなければ、星は流れてしまいます。

OS X El CapitanではStarStaxが起動しないので、現在は複数の画像をスタック(合成)できません。スタックできるようになった時のことを考えて、ダークフレームを撮影しました。

Dark Frame

しかし、ほぼ同じ条件で撮影したこのダークフレームにはノイズらしきものが写っていないので、あまり意味がないのかもしれません。

Perseids 2015 — Part 3

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極大時刻から36時間ほど経過すると、晴れていても確認できる流星の数は大幅に減ります。8月15日の丑三つ時に1時間半ほど軒下でペルセウス座流星群の観察と撮影を行いました。東の空を見ていて、眼視で確認できたのは1個か2個程度。

上の画像右上に明るい軌跡が写っていますが、これは流星ではなく、イリジウムフレアであると思われます。露光20秒、シャッター間隔22秒でインターバル連続撮影している時に写りました。この画像の一つ前のコマにも同じ軌跡が写っていたので、流星ではあり得ません。

The Biwako Great Fireworks 2015 — Part 3

The Biwako Great Fireworks 2015

花火大会開始後、30分経っても左側の台船から打ち上げられないのでレンズをAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G EDに交換しました。

The Biwako Great Fireworks 2015

このままフィナーレまで行けば、今年はおよそ1万発というより半分の5千発程度なのではないかと疑い始めました。

The Biwako Great Fireworks 2015

左の方を開けているのに一向にもう片方の台船からは打ち上げられる様子がない。

The Biwako Great Fireworks 2015

そのままフィナーレに。左の方に写る花火は斜めに打ち上がられたもの。

The Biwako Great Fireworks 2015

慌ててレンズを広角よりにズームアウト。

The Biwako Great Fireworks 2015

画像をPhotos Appで補正していてようやく気付きました。今回の撮影場所は、二つの花火打ち上げ地点を直線で結んだ線の延長線上に位置していたということ。二地点からほぼ真上に打ち上げられる花火が重なって見えていたわけです。花火が重なった写真はこの場所からしか撮れないので、ある意味、貴重ではあります。例年の半分程度しか打ち上がらないと感じたのは錯覚でした。

The Biwako Great Fireworks 2015

左の方に見えていた大きな台船は打ち上げ地点ではなく、有料の観覧席だったのです。堅田にあるレークウエスト観光株式会社が手配した台船で、iPadをいつも携行されている滋賀県の元知事もこの台船から花火を楽しまれていたそうです。

The Biwako Great Fireworks 2015 — Part 2

今日は長い一日でした。寝不足気味の私は、もう一つの職場に向かう時、花火大会に持って行くカメラ機材やクーラーボックスなど忘れ物がないよう、入念にチェック。職場に到着する直前に、MacBookや筆記具、書類などを入れたBreeのヌメ革バッグ(People 2)が助手席にないことに気づきました。コンビニに立ち寄った時にバッグを盗まれたのかとかふと思いましたが、出発する時に撮影機材にばかり気を取られ、大事な仕事用のバッグを車に載せるのをすっかり忘れていたのです。

引き返す時間はないし、MacBookと書類なしで仕事が可能なのかどうか、よく考えてみると、何とか可能であることがわかりました。MacBookの代わりはiPhone 6で、書類はクラウド(Dropbox)に置いてあるので、iPhone 6にダウンロードして、Wi-Fi対応のプリンターでプリントすれば良いのです。尤もプリンターがWi-Fi対応でなければ書類はプリントすることができないので、このプリンターに助けられました。

The Biwako Great Fireworks 2015

仕事を済ませると、自宅には戻らず、そのまま待合場所の花火大会撮影場所近くの駅に車で向かいました。駅前の駐車スペースに車を停めて、撮影予定場所(自衛隊駐屯地他)をGoogle Mapsで確認している時に、花火大会、屋上無料開放と書かれたポスターに目が留まりました。団扇を配っていたお兄さんに尋ねてみると、午後11時まで立体駐車場も無料開放しているとのこと。この近くに駐車場を探していた私にとっては渡りに船。とりあえず、立体駐車場に車を停めさせてもらい、ここから歩いて撮影予定場所に向かうつもりでした。無料開放の屋上には観覧席まで用意してあるとお兄さんは言っていたので、その屋上にエレベーターで昇ってみました。

The Biwako Great Fireworks 2015

これが本当に無料なのか?と疑いたくなるほど、素晴らしい景色です。”Find Friends” Appで私の居場所を知ったminority318さんからFaceTime Audioで連絡がありました。花火大会にやって来るということでしたので、席をプラス二人分キープ。寝不足で夏バテ気味の私は、この暑い中、徒歩で30分はかかりそうな駐屯地に行くことを想像するだけで、さらに体力を消耗しそうなので、今年はこちらで花火を撮影することにしました。

The Biwako Great Fireworks 2015

屋上に並べられた椅子の向きに着目。二つ見えるマンションの右の方を向いています。打ち上げ場所は二つあり、もう片方はずっと左の方で、上の画像には写っていないところに台船が見えていました。この時は、二つある打ち上げ地点の片方に椅子を向けているのだろうと考えていました。しかし、なぜより近い方の台船に向けていないのだろうとは考えませんでした。

The Biwako Great Fireworks 2015

もう片方の台船は後半になったら、打ち上げを開始するのだろうと思っていました。この画角ならこんなに広角のレンズ(16mm)を使う必要もないのですが。

Part 3へと続く。

The Biwako Great Fireworks 2015 — Part 1

明日、びわ湖大花火大会が開催される予定です。8月1日の彦根・北びわ湖大花火大会に行けなかったので、明日のびわ湖大花火大会に行けるよう、スケジュールをちょっと強引に調整しました。一昨年の撮影場所(比叡山ドライブウェイの駐車場)は今年も去年に引き続き、通行料金に加えて、¥5,000の特別駐車料金が課せられるようです。なので、雨が降った去年の撮影地に行こうかと考えています。

撮影地到着予定時刻が去年ほど早くはないので、今年は良い撮影場所が確保できない可能性があります。こういう時は、第2、第3候補地を考えておいた方が良いでしょう。第2候補地として考えているのは、ちょっと遠いし駐車場がないけれど、大津に長年、住んでいるのに入ったことがない、陸上自衛隊大津駐屯地。明日は、午後5時10分から午後9時まで、入場無料で「大津駐屯地夏祭り」が開催されるようです。これまでにない花火の楽しみ方ができるかもしれません。しかし、自衛隊の施設なので撮影禁止とかだったら困ったことになります。

第3候補地は穴場でもなんでもない名神高速道路大津サービスエリア。早めに行かないと駐車できない可能性大。サービスエリアには大津ICから入ることはできないので、要注意。

Part 2へと続く。

Shoot Like A Pro

シンガポールGP公式サイトのF1 INSIGHTSに30年の経験を持つベテランカメラマン、Mark Sutton氏が投稿した記事が公開されています。木曜から日曜まで、各曜日ごとに、撮影時の重要ポイントが簡単に紹介されています。使用するカメラ機材に関しては、触れていないので、ヒントを参考に撮影したとしてもプロのような撮影はできないでしょうけれど、プロカメラマンがそれぞれの曜日で何が重要であると考えているのかは推察できます。

Mark Sutton氏投稿記事の下の方に2008年9月28日に撮影したと思われるクラッシュゲート(Nelson Piquet Jr.がチームメートであったFernando Alonsoが有利になるように、Bay Grandstand前の短いストレートで故意に単独クラッシュさせた事件)の決定的瞬間を撮影した画像があります。クラッシュ事故発生後の画像ではなく、パーツが飛び散る瞬間を撮影した発生中の画像です。こういう写真は撮ろうと意図しても撮れるものではないので、(クラッシュゲートを事前に知っていれば別として)プロにはある種の嗅覚が働いているのではないかと思います。

Nelson Piquet, Jr.

上の画像は私が撮影した決定的瞬間ですが、その場に居合わせれば誰でも撮影できます。

The 15th Otsu-Shiga Fireworks — Part 2

The 15th Otsu-Shiga Fireworks

花火打ち上げ開始(7時45分)のおよそ一時間ほど前、まだ空が明るい夕暮れ時に新たに開拓した撮影場所に到着しました。1メートルの段差を乗り越え、草むらの中を数十メートル進むと浜に出ます。中央少し左に台船が停泊しています。

The 15th Otsu-Shiga Fireworks

花火が打ち上げられる台船までの距離はおよそ300メートル。明るいうちにカメラを三脚に載せ、湖面を基準に水平を確認しておきました。(暗くなると湖面が見辛くなります。)

The 15th Otsu-Shiga Fireworks
f/16.0, 20s., ISO 200

前半はISO 200に設定。f/16.0、20秒露光で適正な露出が得られました。

The 15th Otsu-Shiga Fireworks
f/16.0, 25s., ISO 250

露光時間を5秒長くして、ISOを200から250に上げると、若干、露出オーバーになりました。

The 15th Otsu-Shiga Fireworks
f/16.0, 20s., ISO 200

前半に撮影した上の写真が今年のベストショットになりました。

iPhone 6で撮影、iMovieで編集し、YouTubeにアップロードした動画にリンクを張っておきます。

今年もF1ハンガリーGPの予選にちょうど間に合う時刻に帰宅しました。

The 15th Otsu-Shiga Fireworks — Part 1

Fireworks On The Lake
Shot on July 27, 2013

間近で観れる湖上花火大会、大津志賀花火大会(約2千発)が今夜、19:45から45分間開催される予定です。滋賀県内で行われる花火大会としては、8月7日(金)のびわ湖大花火大会(約1万発)、8月5日(水)の長浜・北びわ湖大花火大会(約1万発)、8月1日(土)の彦根・北びわ湖大花火大会(約1万発)に次いで人気がある花火大会だそうです。

去年の人出は2万8千人との発表がありますが、開催場所となる近江舞子中浜水泳場にはそのような規模の人出を収容できそうにないので、遠くから見た人もこの数字に含まれていると思います。

水辺から撮影する場合は超広角レンズ必須。2年前に撮影した上の画像は焦点距離11mm(換算16mm)で撮影していますが、それでも左右が切れています。去年はAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G ED(キットレンズ)一本しか持って行かなかったら、広角端の18mm(換算27mm)では思うような写真が撮れませんでした。

去年のようなことがないよう、花火撮影時の最重要事項を再確認しておきます。

  1. カメラと三脚の設置場所とレンズの向き
  2. カメラの設定(F値とISO以外は星景写真撮影時の設定と大体同じ)
  3. 花火打ち上げ地点までの距離に応じたレンズの焦点距離
  4. しっかりと固定できる三脚と雲台
  5. レリーズ(リモコン)、レンズフードなどのカメラ用アクセサリー
  6. 狙った花火以外は撮影しないこと(レンズの向きを変えない)
  7. 視野に人が入っても気にしないこと(人も被写体の一部と捉える)

Part 2へと続く。