DIY Lens Heater — Part 2

P2275142

ヒーター部が完成し、続けて電源部の製作に取り掛かりました。当初は、単3形充電池4本を工作用電池ケースに入れて、それを電源にする計画だったので、実際に試作してみました。ところが、スイッチがないのは使い勝手が悪く、また電池ケースが裸の状態になり、電池ケースを収納する別のケースを製作しなければならないことに気付きました。

そこで、計画を変更し、モバイルバッテリーを電源部として使用することにしました。

電源部製作に使用した材料

  • VFF 0.3SQビニル平行コード(長さ1m)
  • およそ700mmのUSBケーブル(使っていなかった手持ちのものを加工)
  • 熱収縮チューブ

電源部製作に使用した工具

  • VESSELワイヤーストリッパー
  • 半田ごて
  • ラジオペンチ

以下、電源部の製作工程を下に箇条書きします。

  1. ラジオペンチ(またはニッパー)を用いて、USBケーブルのA端子が残るように長さ700mmでケーブルを切断する。
  2. ワイヤーストリッパーを用いてUSBケーブルの先端を剥離する。ケーブルは赤、黒、緑、白の合計4本のリード線が束になっているのを確認する。使用するのは赤と黒のみなので、段違いの長さになるように他のリード線を切断し、赤と黒のリード線を剥離する。
  3. 電源部から出した平行コード電源側の先端2本をワイヤーストリッパーを用いて剥離する。
  4. 適切なサイズの熱収縮チューブをUSBケーブルに通しておいてから、USBケーブルの赤と黒のリード線と平行コード2本を半田により接続する。(細線圧着接続端子を使用して接続する方法もあります。)
  5. 接続部分に熱収縮チューブを移動させて、ライターなどの熱源を用いてチューブを収縮させる。
P2275143

モバイルバッテリーにUSBケーブルのA端子を繋げば、電源部が完成します。製作途中で電源部の仕様を変更したので、USBケーブルと平行コードを接続する必要がありました。長いUSBケーブルを使えば、平行コードは不要となり、ヒーター部でニクロム線と直接繋ぐ方が見栄えが良くなります。

P2275150

年に一度の海外旅行の時しか使っていない、Just Mobile Gum Plusを電源にしました。この携帯型バッテリーパックの仕様は出力5V、2.1A、容量5,200mAh。電源をオンにすると、ヒーター部のニクロム線に熱が入り、ほんのりと温かくなります。実地試験はまだ実施していませんが、巻きポカの経験をもとに推測すると、ちょうど良い温度でレンズフードを温めて、結露や夜露、霜を防止してくれそうです。

DIY Lens Heater — Part 3へと続く。
DIY Lens Heater — Part 1に戻る。

作業の難易度:5段階で2

DIY Lens Heater — Part 1

IMG_4034

星空写真撮影時に季節を問わず必要となる結露防止用レンズヒーターを自作しました。これまでは、足首用の巻きポカをレンズヒーターとして代用していました。レンズヒーターとして使用する巻きポカは性能面で何ら問題はなかったのですが、使い勝手に関してはいくつかの課題がありました。超広角レンズに装着した場合、装着位置がずれるとけられること、ピントリングを覆うことになるので、焦点距離を変更した時に巻きポカを外す必要があること、そして夏場の夜露対策として使用した際に熱くなりすぎてセンサーに悪影響をもたらす可能性があることなど。今後はOlympus PEN E-P5も星空撮影に使用する予定ですが、熱に弱いミラーレスのカメラは特に要注意となります。

ヒーター部製作に使用した材料

  • kurarayのマジックストラップ(幅25mm x 長さ110cm)
  • Scotch超強力耐熱用両面テープ(幅19mm、長さ1.5m、厚み0.8mm)カタログ番号KHR-19
  • ELPA PE-53NHニクロム線 太さ0.45mm(電熱器、コンロなどの発熱線補修用300W)
  • VFF 0.3SQビニル平行コード(長さ1m)
  • 熱収縮チュープ

ヒーター部製作に使用した工具

  • ハサミ
  • ラジオペンチ
  • 差替式パンチキット
  • VESSEL ワイヤーストリッパー
  • 半田ごて

作業工程を示す画像がないので、下に箇条書きします。

  1. (外側ストラップ)kurarayのマジックストラップ(幅25mm)を395mmの長さになるよう、ハサミで切断する。ストラップの長さは、星空撮影に使用するレンズの中で、最も口径が大きいレンズのフードに合わせる。(私の場合は、Tokina AT-X Pro SD 11-16 F2.8 (IF) DXなので、フィルターサイズ、77mmに合わせました。)
  1. Scotchの超強力耐熱用両面テープを295mmの長さで切断し、外側ストラップの内側に貼る。右端に合わせて両面テープを貼りました。(上の画像参照)
  1. コイル状の発熱線補修用ニクロム線をできるだけまっすぐに伸ばして、およそ1,100mmの長さで切断。(先人たちの知恵を借用すると、抵抗はおよそ10Ω)
  1. 外側ストラップの内側に貼った両面テープにニクロム線を這わせて接着する。ニクロム線は2往復させる。(ニクロム線が接触しないように注意)
  1. 外側ストラップとその内側に貼った両面テープに平行コードを通す穴をパンチで明ける。(パンチを使えば綺麗に穴空けできます。)
  1. 明けた穴に外側から1mの平行コードを通す。
  1. 熱収縮チューブ2本を平行コードの方に通しておいてから、コード2本の先端をワイヤーストリッパーを用いて剥離し、ニクロム線と半田付けする。
  1. 熱収縮チュープをライターなどの熱源を用いて収縮させ、両面テープの上に固定させる。
  1. Scotchの超強力耐熱用両面テープを295mmの長さで切断し、這わせたニクロム線の上から右端に合わせて接着させる。
  1. (内側ストラップ)kurarayのマジックストラップ(幅25mm)を295mmの長さになるよう、ハサミで切断し、両面テープに接着させる。
P2275145

これでヒーター部が完成します。Tokina AT-X Pro SD 11-16 F2.8専用の花形フードに巻いてみました。お誂えなのでサイズはピッタリですが、大は小を兼ねるので、このレンズよりも口径が小さなレンズのフードに装着することも可能です。

DIY Lens Heater — Part 2へと続く。

Replacing Ashtray Light Bulb

IMG_2962

普段の足として活躍中のSuzuki JimnyはJB23W-6型であり、灰皿照明がまだ付いていました。8型以降は灰皿はあるものの、車内で喫煙する人が減っているのか、灰皿照明がなくなっているようです。夜間走行時に車内で喫煙する私のような人にとっては、灰皿照明がないと、灰皿が開いているのか閉まっているのかすら暗くて見えないので相当、不便になります。スモールランプ点灯時に灰皿を常時照らしてくれるこの小さな電球が点いたり点かなかったりの状態になり、照明がない時の不便さを痛感しました。2006年の納車後、一度も交換していなかった電球は寿命を迎えたようなので、交換することにしました。上の画像は、ヤニで汚れた古い電球。以下に灰皿照明用電球の交換手順を記録しておきます。

R0015029

取り外した古い電球を大型ホームセンターに持参して、同じものが販売されていないか、自動車用品売り場の店員さんに尋ねると、多分、PIAAの12V 1.4W T5タイプの製品が同じ形状なので合うはずですとのことだったので、「メーターランプ」との表示があるこの製品を買い求めました。

R0015027

先ずは灰皿を取り出して、蓋の部分を確認しました。3本のステンレス製ビスでインパネに固定してあるのがわかります。

R0015026

奥側の1本からビスを取り外しました。#2のプラスドライバーを使用。手前の2本はドライバーの柄が長いとシフトレバー周辺に干渉するので、VESSELのフラットヘッド・ラチェットを使用しました。

R0015033

灰皿蓋の部分を取り出しました。照明用電球(ウェッジ球)は黒いプラスチック部品に固定してあります。

R0015032

ウェッジ球を回転させてプラスチック部品から取り外し、 新しいものと交換しました。

R0015031

その前にスモールランプオンで点灯確認。蓋を元通りに固定して灰皿を戻せばウェッジ球の交換作業が完了します。夜間走行で実際に使用してみると、古い球がヤニで汚れていたこともあり、新しい球は新車時と同じように明るくなりました。

作業の難易度:5段階で1

Building A Small Deck — Part 16

IMG_2753

手摺用の中央の柱2本にシンプソン金具を使い、追加で柱の足元を補強しました。この部分はすぐ上に横に渡した補強材があるので、インパクトドライバーが使えません。そこで、下穴を空けてからVESSELのフラットプレート・ラチェットを用いてシンプソン専用ビスで固定。

DSC_0292

階段の設置を断念した西側の柱を母屋ログウォールに手摺を介して固定しました。これで仮設の筋交いを取り除いても手摺兼フェンスがぐらつかなくなりました。手摺にもたれかかってもびくともしない丈夫なデッキとなりました。

Part 17へと続く。
Part 15に戻る。