Foundation Door — Part 2

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作業現場で扉を実際に取り付ける前に蝶番をガレージ内で柵状のWRC角材に取り付けました。蝶番には背押しの有無で二種類あるそうですが、入手した2個セット税別¥358のカラー蝶番(ゴールド)は背押しがあるタイプのようです。背押しありの方が切り欠きを施さない場合に隙間が少なくなるようです。しかし、想定していた隙間(5mm)以上に隙間ができ、扉の横幅を短くする必要が生じました。

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自宅から車で2分ほどの作業現場に行き、WRC 2×4の側板を取り付けました。自宅布基礎に取り付けられた扉を参考に、側板をコンクリート面に取り付けます。上側は2×6の土台に長めのコーススレッド2本を斜め打ちして固定しますが、下側はコンクリート面に振動ドリルで2個の穴を空けて、アンカーを打ち込み、コーススレッドで側板を固定します。予め、側板にコーススレッドの径に合った下穴を貫通させておき、コンクリート面にガムテープを二枚重ね貼りして、ドリルビットの先端で穴の位置をマーキング。この方法を思いつくのに一晩、要しています。

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BOSCHの振動ドリルでコンクリート面に穴を空けたら、ガムテープを取り外してアンカーを打ち込みます。コンクリート用ドリルビットは5mmのものを使用。穴の深さは、使用するコーススレッドの長さから側板の厚みを引いた値になります。

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写真がわかりづらいですが、扉を側板に取り付けてみると、扉の横幅が、7mmほど長すぎて扉を閉めることができません。原因は蝶番取り付け部に切り欠きを施さなかったことでしょうか。扉の左右に5mmの隙間を設けるつもりが、隙間はゼロというかマイナス7mm。

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自宅布基礎に設けられた同様の開口部と比べてサイズが若干小さいこと以外にも違いがあると、Part 1で追記しましたが、その違いとは地面の高さから少し、せり出た汚水枡が扉を全開した時の半円内にあることです。干渉する汚水枡は大小二つあります。干渉しないようにするには、蝶番の取り付け位置を上げるか、柵状の角材を上下で短くするか、あるいはその両方を実施するかです。汚水枡の上に小石があれば干渉するので、両方実施の案でこの問題を解決することにしました。

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扉を持ち帰り、蝶番を取り付けていない方の角材と縦方向のフレームを取り外し、横方向のフレーム二本を7mmほど切断して横幅を調整。さらに、柵状に取り付けた角材を上下でそれぞれ5mmほど丸ノコで切断して高さを調整。

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車で2分の作業現場に戻り、蝶番取り付け位置を思い切って10mmほど上げました。(実は5mm上げを二回繰り返しています。)扉のフレームは一旦、取り外して再度、同じコーススレッドで組み立てようとすると、接合部に意図しない隙間ができてしまったので、再組み立て時はより長いコーススレッドで固定しました。

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最後に打掛を取り付けて作業完了。扉と側板の間の隙間は上の方で10mmほどあります。これだけの隙間があれば、木材が湿気を吸水して膨張しても側板と干渉することはないでしょう。

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下は5mmほど。こちらは木材が膨張したら干渉するかもしれません。扉のフレームの横幅は上下で同じであり、直角も出ているので、曲がっているのは布基礎に設けられた開口部ということにしておきましょう。(寸分狂わずに施工したつもりの人が自分自身を納得させるための言い訳)扉下の方も全開時に汚水枡の蓋と干渉しなくなりました。干渉していた原因は、汚水枡を取り付けた上下水道配管業者の施工ミスということにしておきましょう。(施工した配管業者は私がお薦めした業者なので、これも言い訳)

隙間をできる限り少なくして施工しようとしたのは、溝切りした扉のフレームに防虫ネットを取り付けようとしたからです。手元にあった網押さえゴムの径とトリマービットの径が適合しないので防虫ネットの取り付けは諦めました。フレームにネットを取り付けても扉の上下左右には木材膨張時に対応する隙間があるし、汚水枡との干渉を防ぐための隙間もあり、開口部全面に防虫ネットを張って、床下への害虫の侵入を防ぐことは不可能という結論に達しました。布基礎と土台の隙間や、床下換気口など、虫の侵入経路は他にもあります。

今回の布基礎開口部の扉製作作業のために新たに購入した材料は蝶番と打掛のみであり、材料費合計は¥689です。木材(WRC)はすべて、自宅にあった端材と施主様にいただいた廃材を再利用しています。コーススレッドや塗料も手元にあった余材を使いました。親しくさせていただいているご近所の施主様は、代金を請求してくださいと言われています。前回のウッドデッキ撤去と階段製作時は材料費に材料費の1/2を工賃として加えた金額を施工代金としていただきました。同じ計算式を用いると、¥1,033になります。この金額では他のDIY代行作業を依頼しづらくなるとおっしゃっています。どうしよう。

余談:BREEのバッグ(Simply)の中にはiPad mini 4が入っています。iPad mini 4のPhotos Appで自宅布基礎の扉の画像を現場でチェックしながら作業しました。

作業の難易度:5段階で3

Part 1に戻る。

Foundation Door — Part 1

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ご近所さんのログハウス布基礎に設けられた床下点検用開口部には扉がなく、以前から扉を設置しようとされていましたが、途中で断念されたようです。

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我々の自宅のものと同じもので良かったら製作しますということで、私がDIY代行することになりました。開口部を採寸すると高さ700mm、横幅800mmで、我々の自宅布基礎に設けられた開口部より少し小さいことがわかりました。(開口部のサイズ以外にも違いはありましたが、この時点ではまだ気づいていません。)

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自宅に戻り、WRC余材と廃材を再利用して木製扉と側板を製作しました。先ずは扉のフレームをWRC 2×4材で製作。フレームの横幅は、左右の側板(38mm x 2)と隙間(5mm x 2)の分を差し引いて、714mm。蝶番を取り付ける部分は切り欠きを入れない予定です。フレームの高さは644mm。フレームに使用したWRC 2×4材は縦方向に切断してあります。それぞれの接合部は2本のコーススレッドで固定すると、自然と直角が出ます。1本で留めると不安定になり、直角にならないことがあります。

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たくみのチョークラインが活躍しています。柵状にフレームに固定するWRC角材の長さは668mmとし、上下に16mmずつ隙間を設ける予定です。(下側16mmの隙間では足りないことが後でわかります。)

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側板2枚と扉をアサヒペンウッドガード(ダークオーク)で塗装。

Part 2へと続く。

Removing Central Air Conditioner Outdoor Unit — Part 3

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セントラルエアコン室外機を撤去した後にできた大きな開口部を2×6加圧注入材廃材で塞ぎました。去年1月に実施したご近所さんのセントラルエアコン撤去時は、WRC 2×2角材を開口部左右の布基礎に直接固定しました。その時はコンクリート布基礎に空ける穴の位置合わせに苦労したので、今回はL字型のシンプソン金具を使用することにしました。一枚の金具に付き4つの穴をBOSCHの振動ドリルを用いて空けました。空けた穴にアンカーを打ち込みます。コンクリートに穴を空ける作業には振動ドリル必須です。

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コンクリートに含まれるちょっと大きめの小石にドリルビットが当たると、ビスの長さ分の穴を空けることができないので、穴は3つになることもありましたが、強度的には問題ないでしょう。2×6加圧注入材廃材を固定すれば見えなくなるよう、金具は内側に取り付けました。

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半分に切断した2×6加圧注入材廃材を開口部の左右に取り付けました。2本のダクト用開口部は布基礎設置後に空けてあり、幸いにも地面まで達していないので、木材を地面に接地させたり、隙間を設ける必要はありません。床下ダクトの径が大きい方(右側)は、布基礎からせり出ていたので、HITACHIのディスクグラインダーで10cmほど、切断しました。半パンで作業していたら火の粉が飛んで熱いので、ジーンズに着替えて作業を続行。ブリキ?板は薄いので、板金用鋏でも切断できたかもしれません。

撤去した室外機のカバーに手書きで96と書いてありました。1996年を意味すると思いますが、このログハウスの建築は1992年と聞いています。施工後、4年が経過してからエアコンを取り付けたのか?あるいは4年後にエアコンを取り替えたのか?その辺りのことはよくわかりません。

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2×6加圧注入材廃材の下に断熱材(スタイロフォーム)を挟みました。害虫の侵入を防ぐ機能も期待しています。

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長さおよそ1196mmの2×6材を3枚半、隙間なく受け材に固定し、仕上げにアサヒペンウッドガード(ダークオーク)で塗装しました。

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上を向いた受け材の木口を雨水から保護するために、端材を横に渡して笠木としました。笠木は3mmほどオーバーハングさせてあります。

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作業が終わり、後片付けしていると、予定よりも一日早く、リサイクル業者の方が解体撤去したエアコンその他、廃品を回収に来られました。ご近所さんのセントラルエアコンを撤去した一年半前の前回は、キログラム当たりの単価が¥120だったそうで、合計80kgほどあったので、一万円近くの利益があったそうです。部品の種別や材質によっても異なりますが、現在は平均単価が¥70ぐらいに値下がりしているそうです。前回は、軽トラックをエアコン設置場所に横づけできたので、解体せずに大きな室外機を軽トラックの荷台に載せました。今回は車を横づけできないので、小さなパーツに私が解体して、道路脇まで運びました。その工賃として財布から5千円札を取り出して、私に支払おうとされました。平均単価70円で重量が80kgとすれば、京都からのガソリン代などを考慮すると業者の方は赤字になってしまいます。単価まで教えてくれる正直な方です。解体撤去の工賃は受け取らずに回収してもらいました。

作業の難易度:5段階で3

Part 2に戻る。

Removing Central Air Conditioner Outdoor Unit — Part 2

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セントラルエアコン室外機を解体し、撤去しました。庭が一時的に粗大ゴミ置き場になっています。小さなパーツに分解しながら解体、撤去したので、作業時間は半日を要しました。解体した室外機はリサイクル業者の方に回収してもらう予定です。

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セトラルエアコン室外機を撤去すれば、布基礎にダクト用の大きな穴が丸見えです。床下換気を考えるとこのままにしておくのが良いかもしれませんが、見栄えが悪いので、この大きな開口部は2×6加圧注入材廃材を再利用して塞ぎます。床下に吊り下げてあるダクトは後日、取り外す予定です。

Part 3へと続く。
Part 1に戻る。

Removing Central Air Conditioner Outdoor Unit — Part 1

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何年も使用していないセントラルエアコン室外機を撤去することにしました。ブレーカーを落として200Vの電源を遮断し、側面のグリルとカバーを取り外しました。室外機はほとんどが8mmのネジで固定されています。

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トップカバーも取り外しました。室外機の電源部にスイッチが二つあったので、OFFにしました。

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上を向いた巨大なファンを中央で固定するボルトが錆びていますが、この状態でも問題なく稼働していました。

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シロッコ型のブロアー。室外機はカバーを取り外すと中は空洞部分が多く、それほど重くはありません。リサイクル業者に取り外した室外機を回収してもらう予定ですが、分解して各パーツを小さくしておかないと、軽トラックの駐車位置まで移動させることができません。

Part 2へと続く。

Staining Porch Steps — Part 2

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Before

ポーチ南側階段に引き続き、ガレージ勝手口へと通ずる北側階段も再塗装しました。北側階段は南側階段をお手本にして2005年5月に製作。傾斜が緩やかで手摺なしの仕様になっています。

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After

2005年5月の製作以来、一度も木材(WRC)は交換していません。雨に最もよく濡れる最下段の外側の踏み板に割れが発生していますが、まだ問題なく使えそうなので、そのまま木材防腐、防虫塗料を再塗装しました。次回は製作し直そうと考えています。

Part 1に戻る。

Staining Porch Steps — Part 1

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ポーチ南側階段をおよそ2年ぶりに再塗装しました。使用した塗料は前回と同じアサヒペン、ウッドガードのチーク。この塗料は薄い塗膜を形成するためか、頻繁に通行する踏み板部分が少し剥げていました。木材は保護されており、腐朽菌の被害はありません。再塗装せずに放置すると、塗膜が剥げた部分から腐朽菌の攻撃対象になります。耐久性はやはり、キシラデコールの方が優れているように思います。

2年前の階段修復時の様子はこちら。この階段は元々は引っ越して来た時に不動産屋さんに紹介していただいた工務店が行った、母屋リフォーム、広大なウッドデッキの撤去、小屋の組み立てなど、改修工事の一部として製作してもらったものです。当時の設計を変更することなく、2年前に私が修復しましたが、再塗装していて、元々の設計図が(なかったかもしれませんが)間違っているのではないかと思いました。

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直角三角形を刻んだストリンガーのノッチ(首)の部分が短く、強度的に問題があるので、左右のストリンガーの外側に側板を取り付けてあります。側板とストリンガーの隙間に砂や落ち葉などが溜まると水捌けが悪くなり、木材が腐る原因となります。屋外に設置する木製の階段は、水捌けと通気が非常に重要です。ストリンガーの板幅が不足してノッチの部分が短くなるのであれば、側板を重ねることにより、補強するのではなく、側板は使わずにストリンガーの三角の部分を端材で接合させた方が良いです。三角の部分を接合させる方法についてはこちらのポストに詳しく書いています。

Part 2へと続く。

Small Deck Stairs — Part 5

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手元にあった端材を使って、階段にアルミノンスリップを取り付けました。最下段のみ長くなりましたが、切断せずにそのまま利用。端材の有効活用と外観向上、踏み板の保護が主な目的です。副次的な効果として階段昇降時に安心感が得られます。

Small Deck Stairs — Part 6へと続く。
Small Deck Stairs — Part 4に戻る。
Small Deck Stairs — Part 1に戻る。

Installing A Solar Spot Light

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ソーラー充電式LEDライトをウッドデッキの階段照明を目的に取り付けました。内臓の18650 3.7V 2200 mAhリチウム電池は交換可能だそうで、どんな充電池なのか、ソーラーパネル部分を取り外して確かめてみました。英文の取扱説明書を読むと、使用開始後、8〜12ヶ月で点灯しなくなった場合は充電池を市販品のものと交換するように書いてあります。Amazonで検索すると、18650リチウムイオン電池は一本750円ぐらいで販売されています。電源が太陽光だからソーラーパネルが劣化しない限り、太陽光が途絶えない限り、半永久的に使えるのかと思っていたら、それは大きな誤解。太陽光を受けて発電と同時に電力消費するのなら充電池は不要かもしれませんが、それでは意味がない。夜まで発電した電力を充電池に蓄えておかなければならない。

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この製品は地面に埋めて設置することも可能ですが、上方から足元を照らしたいと考えたので、ログ耐力壁のノッチ部分に取り付けることにしました。あまり上の方に取り付けると星を撮影する時に光害源となるので、2段目と3段目の中間ぐらいに下地材を固定しました。使用した板は節穴があるWRCの端材。

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下地材には製品に付属するプラスねじで固定しました。この部分は南に面しているので、昼過ぎ頃から夕方まで発電に十分な光が届くはずです。雨ざらしですが、この製品はIP65防水規格に適合するそうなので、大丈夫でしょう。ライト部分とソーラー部分はそれぞれ垂直方向に90ºの角度調節が可能ですが、水平方向の角度調節はできないので、取り付ける壁面をよく考えて選ぶ必要があります。

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こんな感じで足元を照らすように取り付けていると、すぐ前の道路を通行していた近くの子供が、「防犯カメラが付いた」と言ってましたが、大きなLEDのレンズ部分が防犯カメラに見えなくはありません。

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周囲が暗くなると自動点灯します。昼間に8時間充電すれば、Lowモードで連続14時間点灯し、Highモードでは連続8時間の点灯だそうです。実際にどのくらいの明るさなのか、確かめてみると、Lowモードでも十分に明るいことがわかりました。

Removing Air Conditioner Duct — Part 2

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温度計が壊れたのかと思うほど蒸し暑い一日でした。直射日光が当たるログウォールに吊るした温度計の目盛りは39ºCを指しています。

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セントラルエアコンのダクトを取り外した床には正方形に近い大きな四角い穴ができました。穴はノッチの部分ギリギリに空けられてあるので、このままでは床材が固定できません。床材の下は構造用合板が二枚重ねになっており、その厚みはおよそ40mm。SPF 2×8材の端材が手元にあったので、開口部の形状に合わせて切断しました。切断した2×8材よりもそれぞれの辺がおよそ40mm大きいOSBボードを切り出して、二枚の板をコーススレッドで固定。そして床下からOSBボードを構造用合板に固定しました。この状態を撮影したのが上の画像。

床板は実加工を施した無垢のチーク材ですが、これも端材が手元にあったというか、残しておいたので、開口部のサイズに切断して床に張ります。

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無垢のチーク材3枚を張って開口部を埋めました。床材は木工ボンドと38mmの釘斜め打ちで固定しました。若干の段差と隙間があり、未塗装ですが、この部分は物置スペースとなるので、このままで良いかと考えています。

作業の難易度:5段階で2

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Removing Air Conditioner Duct — Part 1

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2階南側の寝室に繋がるセントラルエアコンのダクトを取り外すことにしました。このログハウスに引っ越して来た時に2階南側寝室にルームエアコンを取り付けたので、このダクトとダクトを覆うWRC材は邪魔になっていました。取り外せば幅広のWRC材は別の場所で再利用できます。こんな幅広のWRC材は買えば、一枚、数千円以上はしそうですが、そもそも入手困難です。

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WRC材はログウォールには固定されておらず、上から吊り下げてあるだけだったので、容易に取り外すことができました。

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ダクトも吊り下げ式で、床下のダクトに繋がっていました。セトリング対策の一環なのでしょう。

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後は断熱材を取り外してダクトを引き抜けば良いわけですが。その前に床下に行き、水平方向にぶら下げてある床下のダクトとの接続部を切断する必要があります。切断はハサミがあれば大丈夫。というのも強力な粘着テープで固定してあるだけだったからです。

Cat ISONが床下の様子を窺っています。実はCat ISONの先祖と思われる同じような毛並みのキジ猫が10年以上前に、床下のダクトの中で子育てをしていました。床下から小鳥のような鳴き声が聞こえたので、何だろうと思い、エアコン吸気口のグリルを取り外してダクトの中を見ると、子猫が数匹いました。そのうちの二匹はご近所さんが飼われることになり、残りの数匹は親猫が別の安全な場所に連れ去りました。

Part 2へと続く。

Sliding Screen Door Height Adjustment

Sliding Screen Door Height Adjustment

道路に面する南側に製作した小さなウッドデッキに階段を取り付けた理由の一つは、戸車が滑らかに動かない網戸にありました。網戸をさっと開けてさっと閉めることができないので、Cat ISONが脱走しそうになり、この網戸は実質的に開閉できない状態でした。

我々が暮らすログハウスはアメリカ人ビルダーが建てた完全輸入住宅であり、窓も網戸もアメリカ製です。サイズが合いそうな汎用タイプの戸車に交換しましたが、網戸自体の高さが不足しているのか、改善されず。

ログハウスと言えばセトリング(ログウォールの重みと木材の収縮でログが沈む現象)ですが、このログハウスが建てられた1990年代は日本では2階建てのログハウスが認められておらず、2階に相当する部分はログを積まずに2×4工法により建築されています。アメリカ人ビルダー(設計士)がセトリングの計算を間違ったのではないかと私は以前から考えています。2階部分のログがない分、軽量であり、予測したよりもセトリングの程度が少なかったのではないかと思います。その証拠に窓枠上方に大きな隙間があります。正しく計算されていれば、この隙間はログの沈み込みで埋まるはずです。

網戸の取り付け方をよく観察すると、網戸の上下レール部分はログウォールの外側に取り付けられいるので、そもそもセトリングの影響を直接受けることはありません。にも関わらず、セトリングスペースを取ってあったことに問題があります。

網戸の高さは上下にある戸車の高さで調整する仕組みですが、その調整範囲を超えるような隙間がありました。この状態に気付くのに2日ほど要しています。(日本製の網戸は一般的に戸車は下の方のみに付いています。)

隙間は戸車の高さで調整できないので、網戸の枠自体の高さを下げることにしました。高さ14mmほどの横木をレールの上に取り付けて枠の高さを下げました。戸車は網戸に付属のものに戻して高さを微調整すると、以前よりも滑らかに動くようになりました。

作業の難易度:5段階で3

Small Deck Stairs — Part 4

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ハンガーボードを追加してストリンガーの取り付け位置をおよそ40mm下げました。これでデッキ床面へと上がる最上段の高さも198mmになりました。ストリンガーを仮り置きして水平と直角を確認。

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右側のストリンガーは、L字型のシンプソン金具を用いて4×6の大引きに固定しました。金具はストリンガーの内側に取り付けて隠すことも可能ですが、敢えて見せるようにしました。左側のストリンガーは延長したハンガーボードに固定。左側はハンガーボードの裏から補強することも可能ですが、その必要はなさそう。

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踏み板は2×6材を二枚、コーススレッド1本分の間隔をあけて、ステンレス製のコーススレッドを用いて取り付けました。片方を縦方向に切断して、およそ12mmのオーバーハングとしました。踏み板左右のオーバーハングは26mmで横幅は650mm。風通しを優先させるために蹴込み板は取り付けません。

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縦置きのコンクリートブロックの上に左側のみ、アスファルトシングルを敷いて高さを微調整。地面に降りる最下段の高さを調整するために、4×6の端材を置きました。コンクリートたたきを敷設したらこの端材は不要になりますが、このままでも問題なさそう。

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ストリンガーと踏み板、ハンガーボードの全面をアサヒペンウッドガード(ダークオーク)で塗装して階段製作作業を完了しました。デッキに階段を取り付けたことで、外からアクセスしやすくなりました。近所の野良猫もこの階段を使ってデッキに遊びに来そうです。

下に階段の寸法をまとめておきます。

Total Run: 750mm
Run: 250mm + Overhang: 12mm
Base Length: 781mm
Rise: 198mm
Total Rise: 790mm
Stringer Width: 240mm
Throat: 85mm
Angle: 38.3º

階段製作作業の難易度:5段階で4

Small Deck Stairs — Part 5へと続く。
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Small Deck Stairs — Part 3

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ストリンガーに使用する2×6加圧注入材廃材は、同じアメリカ人ビルダーが建てたログハウスにお住いのご近所さんのウッドデッキの根太として、20年近く屋外で使われていたもの。2×6材の幅140mmに対して、製作するストリンガーの幅は240mm。一枚では幅が足りないので、二枚を接合しなければなりませんが、その前に片方の2×6材を5mmほど、丸鋸で切断して接合部を整えました。

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二枚目はたくみのチョークラインで墨線を入れて、縦方向に丸鋸で切断。初めてチョークラインを使用しましたが、これは便利。

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二枚を合わせた幅が240mmあれば良いのですが、若干のゆとりを持たせて幅は250mmぐらいが良いと思います。バイスとハタガネで2枚の2×6材を固定しながら、テンプレートの直角三角形を用いて切断するラインを鉛筆で罫書きしました。

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卓上丸鋸で切断。

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切断した直角三角形をどのようにして接合させるのか?屋内で使用する工作物であれば、ダボと木工ボンドで接着させれば良いでしょうけれど、製作中の階段は雨曝しになるので、やはりコーススレッドで留めた方が良いと考えました。赤い線に沿って長めのコーススレッドを斜め打ちしました。

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 3つの直角三角形をそれぞれ2本のコーススレッドで固定しました。荷重は上からかかるので、強度的には問題なさそうです。

無垢の幅広材は入手困難であり、入手できたとしても高価です。二枚の板(より正しくは、片方は直角三角形の部分)を接合するこの方法が強度的に問題ないのであれば、材料費を大幅に削減することができます。

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同じ形のストリンガーをもう一枚、製作します。一枚目を雛形にしましたが、これは失敗だったように思います。せっかく作った直角三角形のテンプレートを用いて罫書きすべきでした。というのは、一枚目のストリンガーが1mmずれていれば、それを雛形に使って一枚目と同じように切断すれば、二枚目は2mmずれることになるからです。同じテンプレートを使い、同じように切断すれば、同じ1mmだけずれるので左右のストリンガーは同じ形状になります。

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実際に階段を取り付けるデッキ西側にストリンガーを持って行き、サイズと角度を確認すると、高さが明らかに足りない。図面通りに1mmの精度で製作したつもりですが… 高さを調整するためにコンクリートブロックの上に置いた2×4材の厚み、およそ40mmが不足しているということは、最上段の踏み板の厚み分を考慮に入れていなかったということです。ハンガーボードをもう一枚、下に延長して、全体を40mm分、下げればサイズと角度は合うはずです。これはストリンガーの取り付け位置の問題。

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Small Deck Stairs — Part 2

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ウッドデッキ西側に念願の小さな階段を取り付ける作業を続行します。3段の階段の最上段をデッキに固定するにはハンガーボードが必要になります。デッキ西側はいつでも階段が取り付けられるように床材と根太、大引きを面一にしてあります。

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根太の下に2枚のストリンガーを固定するハンガーボードを取り付けました。ハンガーボードは根太と大引きに合計6本のコーススレッドで留めてあります。6本のうち、2本は斜め打ちであり、これが効いています。

ストリンガーは根太とハンガーボードの裏側からコーススレッドで固定する予定です。L字のシンプソン金具を使用することも可能。

画像の文字はPhotos v.2.0の新しい機能拡張、Markupを用いて書いてあります。これまでは、画像ファイルを書き出して、Preview Appで文字入れしていましたが、もうその必要はありません。Photosで文字入れしてそのままFlickrにアップロードできます。iPhone 6で撮影した元画像をiCloud経由でMy Photo Streamに自動的にアップロードしたファイルを編集しています。画像を読み込む必要すらありません。

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