Foundation Door — Part 2

IMG_0492

作業現場で扉を実際に取り付ける前に蝶番をガレージ内で柵状のWRC角材に取り付けました。蝶番には背押しの有無で二種類あるそうですが、入手した2個セット税別¥358のカラー蝶番(ゴールド)は背押しがあるタイプのようです。背押しありの方が切り欠きを施さない場合に隙間が少なくなるようです。しかし、想定していた隙間(5mm)以上に隙間ができ、扉の横幅を短くする必要が生じました。

IMG_0493

自宅から車で2分ほどの作業現場に行き、WRC 2×4の側板を取り付けました。自宅布基礎に取り付けられた扉を参考に、側板をコンクリート面に取り付けます。上側は2×6の土台に長めのコーススレッド2本を斜め打ちして固定しますが、下側はコンクリート面に振動ドリルで2個の穴を空けて、アンカーを打ち込み、コーススレッドで側板を固定します。予め、側板にコーススレッドの径に合った下穴を貫通させておき、コンクリート面にガムテープを二枚重ね貼りして、ドリルビットの先端で穴の位置をマーキング。この方法を思いつくのに一晩、要しています。

IMG_0494

BOSCHの振動ドリルでコンクリート面に穴を空けたら、ガムテープを取り外してアンカーを打ち込みます。コンクリート用ドリルビットは5mmのものを使用。穴の深さは、使用するコーススレッドの長さから側板の厚みを引いた値になります。

IMG_0495

写真がわかりづらいですが、扉を側板に取り付けてみると、扉の横幅が、7mmほど長すぎて扉を閉めることができません。原因は蝶番取り付け部に切り欠きを施さなかったことでしょうか。扉の左右に5mmの隙間を設けるつもりが、隙間はゼロというかマイナス7mm。

IMG_0497

自宅布基礎に設けられた同様の開口部と比べてサイズが若干小さいこと以外にも違いがあると、Part 1で追記しましたが、その違いとは地面の高さから少し、せり出た汚水枡が扉を全開した時の半円内にあることです。干渉する汚水枡は大小二つあります。干渉しないようにするには、蝶番の取り付け位置を上げるか、柵状の角材を上下で短くするか、あるいはその両方を実施するかです。汚水枡の上に小石があれば干渉するので、両方実施の案でこの問題を解決することにしました。

IMG_0505

扉を持ち帰り、蝶番を取り付けていない方の角材と縦方向のフレームを取り外し、横方向のフレーム二本を7mmほど切断して横幅を調整。さらに、柵状に取り付けた角材を上下でそれぞれ5mmほど丸ノコで切断して高さを調整。

IMG_0508

車で2分の作業現場に戻り、蝶番取り付け位置を思い切って10mmほど上げました。(実は5mm上げを二回繰り返しています。)扉のフレームは一旦、取り外して再度、同じコーススレッドで組み立てようとすると、接合部に意図しない隙間ができてしまったので、再組み立て時はより長いコーススレッドで固定しました。

IMG_0514

最後に打掛を取り付けて作業完了。扉と側板の間の隙間は上の方で10mmほどあります。これだけの隙間があれば、木材が湿気を吸水して膨張しても側板と干渉することはないでしょう。

IMG_0502

下は5mmほど。こちらは木材が膨張したら干渉するかもしれません。扉のフレームの横幅は上下で同じであり、直角も出ているので、曲がっているのは布基礎に設けられた開口部ということにしておきましょう。(寸分狂わずに施工したつもりの人が自分自身を納得させるための言い訳)扉下の方も全開時に汚水枡の蓋と干渉しなくなりました。干渉していた原因は、汚水枡を取り付けた上下水道配管業者の施工ミスということにしておきましょう。(施工した配管業者は私がお薦めした業者なので、これも言い訳)

隙間をできる限り少なくして施工しようとしたのは、溝切りした扉のフレームに防虫ネットを取り付けようとしたからです。手元にあった網押さえゴムの径とトリマービットの径が適合しないので防虫ネットの取り付けは諦めました。フレームにネットを取り付けても扉の上下左右には木材膨張時に対応する隙間があるし、汚水枡との干渉を防ぐための隙間もあり、開口部全面に防虫ネットを張って、床下への害虫の侵入を防ぐことは不可能という結論に達しました。布基礎と土台の隙間や、床下換気口など、虫の侵入経路は他にもあります。

今回の布基礎開口部の扉製作作業のために新たに購入した材料は蝶番と打掛のみであり、材料費合計は¥689です。木材(WRC)はすべて、自宅にあった端材と施主様にいただいた廃材を再利用しています。コーススレッドや塗料も手元にあった余材を使いました。親しくさせていただいているご近所の施主様は、代金を請求してくださいと言われています。前回のウッドデッキ撤去と階段製作時は材料費に材料費の1/2を工賃として加えた金額を施工代金としていただきました。同じ計算式を用いると、¥1,033になります。この金額では他のDIY代行作業を依頼しづらくなるとおっしゃっています。どうしよう。

余談:BREEのバッグ(Simply)の中にはiPad mini 4が入っています。iPad mini 4のPhotos Appで自宅布基礎の扉の画像を現場でチェックしながら作業しました。

作業の難易度:5段階で3

Part 1に戻る。

2 thoughts on “Foundation Door — Part 2

  1. 工賃の価格設定は難しいですね。頼む方としては安すぎると頼みにくくなると思いますが、高くても頼みづらいのですから。それにしても色々と修理個所があるのですね。家ってそんなものかもしれないけど。

    1. 本当に工賃設定は難しいです。趣味でDIY代行させていただいているのですから安くしたいのですが、そうすれば別件の依頼がしづらくなるのも理解できます。今回のように材料費実費が安価であれば、材料費の1/2を工賃として計算すると工賃は数百円になってしまいます。

      100%無垢の木材を使用したログハウスの場合、中でも設備や資材が輸入品であれば、メンテナンスを工務店や輸入代理店に頼めば、断られるか、費用が高額になる傾向があります。自分でメンテナンスするのが合理的かと思います。

      最近、同じログハウス所有のお隣がルームエアコンを設置しようと、近くの家電量販店に見積もりを依頼したら、標準的な工賃ではできないと言われたそうです。標準工賃の数倍の価格ならやってみると言われて、結局、エアコンの設置は諦めたそうです。

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.