ポーチ南側階段をおよそ2年ぶりに再塗装しました。使用した塗料は前回と同じアサヒペン、ウッドガードのチーク。この塗料は薄い塗膜を形成するためか、頻繁に通行する踏み板部分が少し剥げていました。木材は保護されており、腐朽菌の被害はありません。再塗装せずに放置すると、塗膜が剥げた部分から腐朽菌の攻撃対象になります。耐久性はやはり、キシラデコールの方が優れているように思います。
2年前の階段修復時の様子はこちら。この階段は元々は引っ越して来た時に不動産屋さんに紹介していただいた工務店が行った、母屋リフォーム、広大なウッドデッキの撤去、小屋の組み立てなど、改修工事の一部として製作してもらったものです。当時の設計を変更することなく、2年前に私が修復しましたが、再塗装していて、元々の設計図が(なかったかもしれませんが)間違っているのではないかと思いました。
直角三角形を刻んだストリンガーのノッチ(首)の部分が短く、強度的に問題があるので、左右のストリンガーの外側に側板を取り付けてあります。側板とストリンガーの隙間に砂や落ち葉などが溜まると水捌けが悪くなり、木材が腐る原因となります。屋外に設置する木製の階段は、水捌けと通気が非常に重要です。ストリンガーの板幅が不足してノッチの部分が短くなるのであれば、側板を重ねることにより、補強するのではなく、側板は使わずにストリンガーの三角の部分を端材で接合させた方が良いです。三角の部分を接合させる方法についてはこちらのポストに詳しく書いています。
Part 2へと続く。