Water-Supply Pipe Damaged — Part 2

赤いラインの辺りでパイプを切断して修理することにしました。浅いとは言え、地中に埋設した塩ビの水道管が損傷して漏水するケースは稀だと思います。原因はパイプの長さが不適切であることと、接着不良だと思われます。

近くのホームセンターで呼び径13ミリのHI-VP(水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管)とHITSエルボ2個とHITSソケット1個を買って来ました。(ソケットは多分不要)店員さんに尋ねるまではHIの付かないグレーのVP管と継手、ソケットを購入しようとしていました。上の一枚目の画像を店員さんに見せて相談すると、地中に埋める水道用配管の場合はHIが付いた黒っぽい方にすべきと教えてくれました。確かに現場の配管も黒っぽい。

調べるとHIはHigh Impactの略で耐衝撃性の意味だそうです。また、TS継手のTはTaperを意味するようで、先細で奥に行くほど細くなっているらしい。

使用すべき接着剤もHI専用のものがあり、価格は二倍ほど。早速作業に取りかかろうとしましたが、雨が降ったり止んだりで強風が吹いているので作業は明日以降に。

こちらの動画が参考になります。

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Water-Supply Pipe Damaged — Part 1

今朝の寒気の影響か、道を挟んだお向かいさん別荘宅の敷地内給水管から水漏れしているとの知らせが寄せられました。

元栓で止水して近寄って観察すると、PVC(塩ビ管)の継手(赤い矢印の方)辺りから漏水していたことがわかりました。給水管内の水が凍結して継手が破損したのだろうか?

元栓を開けて、漏水場所を特定しました。

パイプと継手自体は破損していないように見えます。容易にパイプが外れたと言うことは接着不良が原因?呼び径を調べると給水管の規格はHIVP13のようです。呼び径13ミリの細い給水管が継手の根元に届いていないように思われます。この状態で接着しても、また外れる可能性があります。

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Replacing Armchair Seats — Part 11

依頼主に尋ねると、座面以外のフレームも塗装を希望されたので、床下に保管してあった塗料(アサヒペンの油性ウッドガード外部用)を使ってアームチェアのフレームを塗装しました。

フレームに使われているのは、耐水性がある硬い南洋材であると思われるので、塗装の目的は修復した座面が際立たないようにすること。サンディングペーパーで軽く汚れや染みを落とした後、塗装は刷毛で一度塗りとしました。一体感が出て、見栄えが改善されました。

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Replacing Armchair Seats — Part 10

アームチェア6脚の座面修復作業を終え、別荘宅に納品しました。

アームチェアを設置場所に左から製作順に並べてみました。木目を合わせつつ隙間なく製作できたのは最後の6脚目のみ。予想した通りに新しくなった座面が際立つので、フレーム部分も塗装すべきかどうか依頼主に尋ねてみます。

今回の座面修復作業が、やり甲斐を感じるほど難易度が高いと思った主な要因は、床下に保管してあった構造用合板を使用するという条件があったことです。本来の用途ではない使い方をしているので、丸鋸で切断すれば、切断面から穴が現れたり、切削面が荒くてその都度補修しながらの作業となりました。それに曲線が多用されており、隙間なく曲線を継ぐ作業も難易度を上げた一因であると思います。

アームチェア座面修復作業の難易度:5段階で4

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Replacing Armchair Seats — Part 9

4脚目の塗装が完成し、別荘宅に納品。続いて最後の6脚目を持ち帰りました。

最後の6脚目の座面を加工する際にようやく思いつきました。丸鋸を傾けて切断するよりも、10ºコロ付きトリマーで切削した方が安全且つ綺麗に仕上がるということを。

両端部の木目がずれないように木取りします。

6脚目ともなれば、墨線を入れる作業に無駄がない。5脚目までは失敗した墨線を消しゴムで消して、線を引き直すことが多々ありました。

木目が合って、隙間もほとんどない。

接着工程も手際が良くなりました。

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Replacing Armchair Seats — Part 8

今回の座面修復作業で最も重要な工程は採寸と木取り。

0.5ミリの精度で採寸しています。6脚あるアームチェアは同じテンプレートを使って大量生産されたものと思われますが、天然木が使われているためか、一脚ずつ微妙に寸法が異なる。

木目を合わせるために、木取りが重要となります。

丸鋸の刃の厚みも考慮しないと。

やはり、図面は必須。

傾斜をつけて斜めにカットする部分は特に慎重に。

我楽多市でただのように安く買って来たC型クランプが役に立っています。

2脚目以降は背もたれに接する部分に釘を打っています。

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Replacing Armchair Seats — Part 7

右が3脚目、左が4脚目。この頃から両側に隙間できないように、両端の短冊内側を斜め10ºでカットしています。

3脚目は大きな隙間はできなくても採寸ミスにより、2ミリ程度の隙間が左側にできたので、スペーサーを挟みました。段差を解消するためにディスクグラインダーに取り付けたサンダーで削ると、削り過ぎて窪みができました。その窪みに木工用接着剤に絡ませた木粉を埋め、その補修部分にオイルステインを塗布してからウレタンクリアを重ね塗りしました。補修部分が天然の杢のような柄になりました。

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Replacing Armchair Seats — Part 6

刷毛はこれまで100均ショップで買ってきたものを使っていましたが、今回は油性ウレタン専用の高価な刷毛を用意しました。使用後、しばらくは毛が抜けるのは100均の刷毛と同じですが、使い慣れるとやはりこちらの方が塗りやすい。

2脚目の塗装が完了したので、別荘宅に納品しました。

アームチェア本体も再塗装した方が良いかもしれませんが、依頼主に確認する必要があります。

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Replacing Armchair Seats — Part 5

家具の製作には必需品である木工用接着剤が底をついたので、八幡のホームセンター、ムサシで赤ラベルのTitebondを補充。

帰路に立ち寄ったAstro Products京都山科店でGORILLA Wood Glueがセール価格で販売されていたのでこちらも試しに購入しました。

以前は隙間を埋めるのに充填材を使うことがありましたが、今は木工用接着剤に木粉を絡めて埋めるようにしています。

完成した1脚目を誰もいない別荘宅に納品しました。

そして3脚目を工房と化したガレージに持ち帰りました。

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Replacing Armchair Seats — Part 4

2脚目から座面両端部の幅を狭くしました。座面の両側に大きな隙間ができますが、スペーサーで塞ぎます。狭い短冊を用いることにより、短冊の下側には隙間ができません。上の画像は接着前の状態。

2脚目以降は短冊の側面にも接着剤を使用し、一枚の合板に戻すようにして張り合わせました。

使用した木工用接着剤タイトボンドは速乾性なので、クランプで固定する時間を短縮できます。

両端部の木目がずれているのが気になる。

塗装前の2脚目。1脚目と比べて製作時間が大幅に短縮できました。

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Replacing Armchair Seats — Part 3

1脚目の座面がほぼ完成しました。塗料はウレタンクリアの重ね塗り。10回ぐらいは重ね塗りしています。1脚目は扇形短冊の側面に接着剤を塗布しなかったので、上から力を加えると、若干下がりましたが、塗装を重ねると固着したようです。

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Replacing Armchair Seats — Part 2

1脚目の完成を待たずに2脚目の座面を製作します。両端部分にスペーサーを挿入して隙間を埋めることにしました。

スペーサーは斜めに切断する必要があります。鉋で少しずつ削る際に思いついた方法が上の画像。スペーサーの裏側に両面テープを貼って、作業台に仮留めすると、鉋を掛ける際に材が動かずに安定します。

2脚目以降は両端部と脚が当たる前面のみ、縁取りしました。使用したビットはR3.0 mmコロ付きボーズ面1分。

スペーサーは長めにしておいて後から余分をカット。

ウレタンクリアを塗布すると色が濃くなります。

座面は中央部分が下がっているのでマスキングテープを隙間なく貼るのも一苦労。

1脚目の座面は釘やビスを使わず、木工接着剤のみで固定しました。

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Bathroom Protection — Part 3

腐朽したカウンター部分の下地(合板と防水シート)と下地を支えるフレームを製作し直しました。フレームは桧とWRCなど、耐水性がある木材を使用。

防水シートの上にインスタントセメント(モルタル)をお隣さんが塗りました。左官作業は初めてだそうですが、妙に手付きが慣れている。

タイル用目地剤を間違って接着剤として使ってしまったので、目地剤がなくなりました。成分を確かめると同じなので、接着剤を目地剤として代用。

下地のモルタルが乾燥する前にタイルを接着剤で貼ろうとしているので、垂直部分はタイルが下がってくる。乾燥するまで、スペーサーを目地の部分に挟んでいます。

垂直部分にも接着剤を目地に塗布してこの日の作業を終えました。

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Replacing Armchair Seats — Part 1

劣化したアームチェアの座面を修復する依頼を受けました。椅子が置かれている場所は屋外のような屋内というか、雨風の影響を受けます。座面は床下に置いてあった12ミリ厚の針葉樹構造用合板の端材を使って修復して欲しいとのことです。座面が破損したアームチェアは合計6脚あります。

針葉樹構造用合板の端材とアームチェア1脚を持ち帰り、合板を切断します。当初はオリジナルの座面と同じように、一枚の合板を曲げようと試みました。しかし、12ミリ厚の合板を曲げるのは極めて困難。手持ちの道具では無理と判断し、短冊状に切断することにしました。

扇形の短冊を丸鋸で切断するにはちょっとした工夫が必要。

切断した扇形の短冊8枚を座面に並べてみると、予想した通りに隙間ができる。

隙間を埋めることは諦めて、それぞれの短冊の両側側面をトリマーで縁取りしました。短冊側面の隙間は敢えて大きく。脚が触れる前方も縁取りしました。縁取りに使用したビットは、R3.0 mmコロ付きボーズ面1分。

両端にも大きな隙間がありますが、C型クランプで締めると合板が曲がって、フレームに密着できそうなことがわかりました。

許容誤差はおよそ0.5ミリとします。1ミリを超える隙間は埋める予定。

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Bathroom Protection — Part 2

斜めお向かいさんの別荘宅で浴室の水漏れ修理作業を続けます。前回時の予定では、今回は床下の腐朽した合板を補強することでしたが、床下での作業は後回しにして、浴槽に接するカウンター部分を修理することになりました。既設のタイルを剥がすと下地材が腐っていました。このカウンター部分からもタイルの隙間から水漏れしていたことになります。

後からわかったことですが、水漏れした原因はタイルの施工不良です。この部分にタイル用の目地剤を使わずにモルタルで固めてあったので、モルタルが水を吸って下地材を濡らしたことが原因です。施工したアメリカ人ビルダーがこの部分には水はかからないと、特に意識することなく考えたのだと思われます。そもそも欧米の浴室には洗い場というものが存在しないので、防水機能がある目地剤をこの部分に使わなかったものと思われます。

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