IKEAの3段引き出し付きのチェスト、RASTを組み立てました。パッケージの大きさは幅62cm、高さ7cm、長さ71cm。
いつもながら感心する、無駄が一切ない梱包。
ネジやボルト、木ダボ、木製ノブ、釘などの同梱物を床の上に並べて確認。六角穴付ボルト用のレンチは使いません。代わりに差込角1/4″のミニラチェットと4mmのヘックスビットを使用します。
先ずは側板にプラスチック製の引き出し用レールを取り付けます。組立説明書には当て木を使ってハンマーで叩いていますが、手で軽く押すだけでレールを取り付けることができました。
天板内側にある3つの穴に木ダボを挿します。木工ボンドは使いません。
これがそのAstro Products製ミニラチェットハンドル。意外と木工作業などで出番があります。
引き出しの部分を組み立て中。プラスチック製のボルトを使うという発想は自動車の組み立てからヒントを得たのでしょうか。
箱もの家具の製作は難易度が高いので、設計段階も含めて自分で一から組み立てたことがありません。
背板は20本の釘で留めます。釘を留める位置が印されていなかったので、自分で間隔を決めて印を付けました。ここは見えない部分なので、釘〆を使って釘の頭を叩き、ボード面と面を合わせる必要はありませんが、拘りがあります。
スウェーデンにも「勿体ない」の発想があるのでしょうか。一般的に木製家具には死節がある材は使用しません。埋木をするのも手間がかかるので、死節がある部分は切断して使用しないのが慣例です。左の節は生節。右は死節をくり抜いて、埋木をしたもの。使用されている材はパイン材だそうですが、北欧の松ではなく、恐らく生産拠点がある中国産の松だと思われます。非常に柔らかく、傷が付きやすいので、組み立て後はワックスなどを塗布して保護した方が良いかもしれません。
木製ノブがこのチェストの特徴ですが、6個のうち、1個が取り付け時に割れてしまいました。
これがその証拠物件。下穴が適切に空けられていなかったことと、内側から締める木ネジが必要以上に長いことが破損の原因ではないかと思います。
引き出しのストッパー、取り付ける向きが間違っています。この状態では引き出しがチェストに入りません。
こちらが正しいストッパーの取り付け方。引き出しをレールに通した状態で、内側から取り付けます。
組み立て完成と言いたいところですが、木製ノブが一つ、不足しています。割れたノブについてはIKEAのカスタマーサポートセンターに問い合わせる予定です。
FlickrでGalleryを作ってみました。無垢集成材の木目がきれいなのはやはり、ワックスのクリアー塗装でしょうか。