Tag: Husqvarna
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Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 2
チェーンオイルの潤滑不良とオイル漏れの原因を調べた結果、どうやらオイルピックアップチューブである可能性が高いことがわかりました。前回はオイルポンプを取り出して劣化状態を確認しましたが、ウォームギアを含めて問題なさそうでした。今回はオイルピックアップチューブを調べます。先ずは点火プラグを取り外したシリンダーに革紐を突っ込んで、ピストンの上下運動を止めます。(革紐でなくても大丈夫) クラッチは反時計回りに締めてあるので、取り外すには時計回りに回転させます。専用工具がない場合は、マイナスドライバーなどを羽状の部分にあてがってハンマーで一撃すれば緩みます。 クラッチとオイルポンプを取り外しました。右端に見える黒っぽいラバー製部品がオイルピックアップチューブ。 取り出したオイルポンプ。 オイルピックアップ部品は二つの部品で構成されていますが、オイル漏れの原因がこれかもしれません。調べてみると構造上の欠陥部品である可能性があり、現在はオイルピックアップ部品は一体化されているようです。部品を対策品に交換すれば、オイル漏れが解消し、チェーンを適切に潤滑できるかもしれません。 クラッチを元に戻す際は元祖VISE-GRIP®を使用して反時計回りに回して締め付けました。 対策品と思われるオイルポンプ一式がAmazonで送料込み¥659で販売されていたので発注しました。商品はクラッチカバーと同様、香港から送られてくるようです。 Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 3へと続く。Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 1に戻る。
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Husqvarna 236e — Part 1
ホームセンタームサシ京都八幡店でキャンペーン中のHusqvarna 236eを税込¥19,800で入手しました。Husqvarnaブランドのチェーンソーが1万円台で販売されるのは稀なこと。大型ホームセンターの京都八幡店では今年からHusqvarna製のチェーンソーを取り扱うことになり、236eはそのキャンペーンの謂わば目玉商品だと思います。 エンジン式チェーンソーはホームセンターでは買うなと一般的に言われます。買うなら整備ができる専門スタッフがいるチェーンソー専門店か農機具屋でというのが常識のようになっています。しかし、ホームセンタームサシ京都八幡店は、店員さんが言うように、修理もする「おかしなホームセンター」です。チェーンソーに限らず、芝刈り機や耕運機も販売及び修理する、専門店並みの知識と技量を有する複数のスタッフが常駐されています。 Husqvarna 141も別のホームセンターで展示品を入手しましたが、その時はガイドバーやソーチェーンがすでに組み立てられた状態で販売されていました。使い方に関しては何の指導も受けることなく、レジに持って行ったのを覚えています。「おかしなホームセンター京都八幡店」では目の前でガイドバーやソーチェーンを組み立ててくれます。 ガイドバーの上下が逆になっています。反りが出ないように時々、上下逆にして取り付けることはありますが、新品時から逆向きは??? 上下の向きを気にしないところはある意味、使い慣れた人の証でもありますが、新品時の正しい向きに変更してもらいました。 Husqvarnaで講習を受けたというスタッフが歯の目立て方法も教えてくました。私も熟知しております。 混合比50:1の混合燃料をガソリンタンクに入れて、 チェーンオイルも入れて、 店内で試運転もさせていただきました。使い古した机も試し切りしてみたいところでしたが。 ガイドバー先端付近にある小さい穴は潤滑油を注入するところだそうです。 担当する店員さんがレジまで見送ってくれました。 Husqvarna 236e — Part 2へと続く。
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Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 1
エンジンがほぼ完治したHusqvarna 141ですが、次の課題はチェーンオイルの潤滑不良とオイル漏れを修理することです。原因を探るべくクラッチを取り外してオイルポンプとウォームギア(Worm Gear)の劣化状態を調べました。 オイルポンプの樹脂製ウォームギアは劣化していないように見えます。ドライブシャフト側の金属製ウォームギアも問題なさそうです。 点火プラグを取り出して、オイルポンプとクラッチを元に戻した状態で、スターターロープを数回、引っ張ると、チェーンオイルが溝に沿ってチェーンの方には上がらずに下方向に排出されます。これではチェーンにオイルを潤滑できないことは明らかですが、オイル漏れする原因は不明。さらに情報収集する必要がありそうです。 このチェーンソーは購入後、12年以上が経過しています。新品時の頃から少量ではありますが、棚に置いておくとオイルが漏れて棚板は油まみれになっていました。こんなものかと思っていましたが、現在はチェーンにオイルが届かずにクラッチカバー下の方に漏れている状態なので、オイルポンプが正常に機能していないと思われます。 Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 2へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 8に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 8
Amazonに発注していたキャブレターのダイヤフラムとガスケットそれぞれ二種のセット品が届いたのでHusqvarna 141のWalbro製キャブレターに取り付けました。 左がポンプダイヤフラムの新品、右が取り外したもの。Amazonに発注した時にポンプダイヤフラムの色が異なるので、気付いてはいましたが、どうやら素材も異なるようです。新品は樹脂製?であるのに対し、元から付いていたものはラバー製? 前回はメタリングダイヤフラムのみ交換したところ、負荷をかけて回転数を上げようとすると、エンジンがストールしたので、今回は二種類のダイヤフラムとガスケットをすべて互換品の新品に交換しました。試運転させてみたところ、負荷をかけて回転数を上げてもエンジンがストールしなくなりました。これで完治したかと思ったのも束の間。切れ味が今一つよくありません。 チェーンにオイルが適切に潤滑されていないことに気付きました。原因はオイルポンプとウォームギア(Worm Gear)の劣化だと思われますが、ポンプとウォームギアを交換する前に、破損している(チェーン張り具合調整スクリューが接触する部分に亀裂がある)クラッチスプロケットチェーンカバーを互換品の新品部品と交換することにしました。 キャブレターダイヤフラム交換作業の難易度:5段階で2 Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 1へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 9へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 7に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 7
エンジン不調のHusqvarna 141の修理をどこまで行うか、迷いどころです。これまでに燃料チューブと燃料フィルター、Walbro製キャブレターに含まれるメタリングダイヤフラムを互換品の新品に交換しました。現在、エンジンは始動するようになりましたが、負荷をかけて回転数を上げようとすると、ストールします。エンジン不調の原因となっている可能性が高いキャブレターに含まれる消耗品はすべて交換しようかと考えています。幸いにもAmazonやeBayで中国製の互換部品が安価に手に入ります。 Husqvarna 141に使われているキャブレターはWalbro製WT540のようです。バタフライ式キャブレターだと思われます。次のステップは二種類のガスケットとポンプダイヤフラムを互換品の新品と交換することでしょう。キャブレター本体も互換品が安く入手できますが、本体を丸ごと交換すると、HとLスクリューの調整が厄介なのでできる限り、消耗品の交換のみで何とか修理したいと考えています。早速、ガスケットとダイヤフラムの4点セット商品をAmazonで注文しました。 YouTubeにアップロードされている下の動画が参考になります。 部品分解時にそれぞれの部品があった場所や向きをメモされていますが、その辺りが参考になります。 Walbro社員が解説する修理手順も参考になります。 Husqvarna 141 Engine Failure — Part 8へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 6に戻る。TOSHIBA HC-305A Electric Chainsaw — Part 2に戻る。
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TOSHIBA HC-305A Electric Chainsaw — Part 2
メタリングダイヤフラムを交換したHusqvarna 141を使って、直径20センチぐらいのコナラが切断可能かどうか試し切りしました。始動はするものの、負荷をかけて回転数を上げようとすると、エンジンはストールします。 上の画像はHusqvarna 141のWalbro製キャブレターのポンプダイヤフラム。燃料タンクから混合燃料をキャブレターに吸い上げる機能があるそうです。このダイヤフラムも劣化していると思われます。負荷がかかった状態でエンジン回転数を上げようとすると、エンストする原因がこの劣化したポンプダイヤフラムかもしれません。 交換部品が手元にないので、東芝製電気チェーンソー(HC-305A)を使用することにしました。適切な目立てをすれば、直径20センチぐらいの広葉樹も切断できます。ガイドバーをバイスに挟んで固定すると、目立て作業が容易になります。 去年の台風で倒れた広葉樹を玉切りしました。母屋やカーポートからは距離があったので、幸いにも直撃は免れました。 電気チェーンソーで直径20センチぐらいの広葉樹が切断できるのであれば、調子が悪いエンジン式チェーンソーは不要かもしれませんが、近くに電源があればという条件があります。しかし、これまで電源が届かないところでチェーンソーを使用したことがあるのだろうか。 Husqvarna 141 Engine Failure — Part 7へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 6に戻る。TOSHIBA HC-305A Electric Chainsaw — Part 1に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 6
修理するより新しいチェーンソーを購入しようと、ホームセンタームサシ京都八幡店を訪れました。このお店では新たにHusqvarnaの製品を取り扱うようになり、現在、キャンペーン中で、236eが破格値の税込み¥19,800で販売されています。私が所有する不調の141と排気量が同じ人気の135eは税込み¥29,800。 買う気満々で売り場を担当する店員さんに相談したら、修理用互換パーツも扱っているので、141を修理してみたらどうですかと言われました。 この店員さんは商品を売る気がないのか?と思いながら、お勧めの丸山製作所のメタリングダイヤフラムを千円ほどで購入し、先ずは自分でダイヤフラムを交換することにしました。こんなパーツを取り扱うホームセンターも珍しい。店員さん曰く、「この店、おかしいで!ホームセンターのくせに修理もするんやし…」しばらくその場で話してみると、ものすごく知識と経験がおありの店員さんであることがわかりました。普通の店員さんではないことは確かです。あまり詳しい内容を話しても通じないだろうと思い、少しずつ探りを入れながら聞いてみたら、「リミッターがあるんやったらキャブの調整は問題ない。何年も使ってるんやったらダイヤフラムが硬くなって膨らんでいるはず。ダイヤフラムを交換したら多分、修理できる。」との助言をいただきました。 購入した部品を持ち帰り、Husqvarna 141からキャブレターを取り出して、ダイヤフラムを点検したら、店員さんが言う通り、確かに膨らんでいる。 新旧のメタリングダイヤフラムを比較してみると、へたり具合がよくわかります。 新しいメタリングダイヤフラムを取り付けて、スターターロープを数回、引っ張るとかからなかったエンジンが始動しました。これで完治したかどうかはまだわかりません。実際に太い広葉樹を切断してみないと… 気がかりなことが一つあります。キャブレターのダイヤフラムはもう一つあり、これも劣化していると考えるのが理にかなっているということ。詳しい店員さんがポンプダイヤフラムを手にして「これもへたってるやろ」と言われた時、141にはプライマリーポンプがないので、そもそもそんな部品はないと私は勘違いしていました。 TOSHIBA HC-305A Electric Chainsaw — Part 2へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 7へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 5に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 5
経年劣化で破損した燃料チューブを新品互換品と交換して調子が良くなったHusqvarna 141を持ち出して、隣地の倒れたコナラを玉切りしようとしたらエンジンがストール。直径10センチぐらいの細い木なら難なく切断できますが、倒れたコナラの直径は20センチぐらい。 燃料チューブ交換時にキャブレターのHとLスクリューに誤って触れてしまい、設定が変わったことがエンストの原因かもしれないと思い、禁断のスクリューを回転させました。HとLスクリューにはリミッターが付いているので、それぞれ1/4回転ぐらいが調整の限界です。(上の画像はアイドリングを調整するTスクリューを回転させているところ)それ以降、エンジンが始動しなくなりました。 Husqvarna 141 Engine Failure — Part 6へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 4に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 4
燃料ライン(チューブ)が破損してキャブレターにガソリンが供給されなくなったHusqvarna 141の修理を続行します。中国から送られてきたセット商品に含まれる燃料ラインの外径が、破損した純正部品の外径と比べて目測で1.2倍ほど太く、燃料タンクに繋がる小さな穴に通すことができずにいました。 チューブに空けた穴に針金を通し、針金を二つ折りにしてタンク側から引っ張るといった方法を試しました。それでも穴に通すことができず、ホームセンタームサシで購入した芝刈り機用の燃料チューブも試しましたが、外径が少し大きく、柔らかすぎて通らない。メーカーから純正部品を取り寄せるのが手っ取り早いことはわかっていても、その純正部品の耐久性に問題があると私は考えているので、できることなら社外品を使いたいという思いがあります。 ホームセンタームサシでHusqvarna 135eが3万円ほどで販売されているので、いっそのこと新製品を購入しようかとも思いましたが、その前に苦肉の策を実行することにしました。小さくて通らないのなら外径が細いチューブを使うか、穴を拡げて太いチューブを強引に通すかのいずれかです。前者は入手困難なので後者を採用しました。穴は大きすぎると燃料漏れするので、少しずつドリルビットの径を太くしながら互換品であると思われる燃料チューブをぴったりサイズの穴に通すことにしました。ドリルビットは手回しで。チューブの先端は斜めに切断し、二つ折りにした針金をチューブに空けた穴に通して、ドライヤーでチューブ先端を温めながら燃料タンク側から引っ張りました。チューブは伸縮性がありましたが、結果は上の画像の通り。 中国から届いた燃料チューブの内径は幸いにも純正部品の内径とほぼ同じだったので、規定値以上のガソリンがキャブレターに一気に供給されることはないかと思います。燃料フィルターにもぴったり接続することができました。 キャブレターを元通りに取り付けて燃料チューブを接続しました。円盤状の弁はチョーク弁。逆側にはスロットルバルブがあります。 Wikipediaにアップロードされたキャブレターの断面図がわかりやすい。図ではチョーク弁は上の方、下の方はスロットルバルブ。チョークを引いてチョーク弁を閉じると、供給される空気の量が減り、結果的に燃料の混合比が高くなるということのようです。チョークを引いた(弁を閉じた)状態で何度もエンジン始動を試みると、濃いガソリンがキャブレターに供給され、気化されずに液状のガソリンがシリンダーにまで達するようです。そうなれば点火プラグが被り、エンジン始動できなくなります。 ちょっとチープなエアフィルターを取り付けて、エンジン始動を試みました。チョークを引いた状態でスターターロープを引っ張りましたが、エンジンが始動しません。ガソリンがキャブレターに供給されていないのかと思い、エアフィルターを取り外した状態で、スターターロープを引っ張ると、透明の燃料チューブの中をガソリンが吸い上げられている様子が確認できました。何度もエンジン始動を試みている時、マフラーから燃料が排出されました。 被っているであろう点火プラグをシリンダーから取り出した状態で、スターターロープを数十回引いて、シリンダー内のガソリンを排出させました。濡れていた点火プラグを乾かしてから、シリンダーに戻して、スターターロープを引くと初爆が起こり、その後、ようやくエンジンが始動しました。自分で修理すれば修理代を大幅に節約できるだけでなく、キャブレターの構造など、色々と勉強になります。 Husqvarna 141 Engine Failure — Part 5へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 3に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 3
Amazonで注文していたエアフィルター、燃料フィルター、スパークプラグ、燃料ホースのセット商品が中国から届きました。3月5日の発注時は送料込みでこれだけのセットで¥1,235は格安だと思いましたが、実際に送られてきた商品を見ると、値段相応かもしれないと思い直しました。 最も必要とした燃料ホースの外径サイズが純正品の1.2〜1.5倍ほどもあり、燃料タンクの穴に通りそうにありません。Husqvarna 141チェーンソーの互換パーツと書いてありましたが。 燃料フィルターは純正品と比べてかなり小さい。エアフィルターは如何にも安っぽいし… このパーツで果たして修理できるのでしょうか。 Husqvarna 141 Engine Failure — Part 4へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 2に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 2
劣化した燃料ラインを交換するにはキャブレターを取り外さなければなりません。どのようにして取り外すのか?取扱説明書には書いていないので、YouTubeを検索しました。そこでヒットしたのが上の解説動画。タイトルは”Chainsaw Fuel Line Repair – Husqvarna Model 141″ 世界で販売されていたチェーンソー入門モデルなので、メンテナンス方法を紹介する動画も多数あります。 モデルは異なりますが、こちらの方の解説動画もわかりやすい。 解説動画を参考にしてキャブレターを取り外しました。 燃料タンクから出ているちぎれた燃料ライン。 取り出したWalbro製キャブレター。 キャブレター本体はダイヤフラムを含め、問題はなさそうです。燃料ラインのみ新品部品と交換すれば修復できそうです。 Amazonで検索すると、エアフィルター、燃料フィルター、スパークプラグ、燃料ホースのセットが¥1,235で販売されていたので、発注しました。 同様のキット製品にキャブレター本体を加えたものがebayでは送料込みでUS$11.40で販売されています。キャブレター本体に問題があるようであれば、ebayでキット製品を購入する予定です。 Husqvarna 141 Engine Failure — Part 3へと続く。Husqvarna 141 Engine Failure — Part 1に戻る。
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Husqvarna 141 Engine Failure — Part 1
雑木林と化している隣地のコナラが何本か、去年の台風21号の影響で幹や枝が折れました。中には完全に倒れると道路を塞いでしまいそうな樹木や家屋を直撃しそうなものもあります。放置すると危険なので、ご近所さんと一緒に根元から傾いたコナラを伐採することにしました。私は道路に立って通行案内役。これだけの高さに二連梯子で登って、チェーンソーで伐採するには危険且つ困難なので、手鋸で上の方を伐採。地上に倒れた木を私がチェーンソーで短く切断していました。 チェーンソーで数回、切断していると、突然回転数が勝手に上がった直後にエンジンが停止しました。Husqvarna 141を自宅ガレージに持ち帰り、再始動を試みました。しかし、再始動してもスロットルレバーを引いてエンジンの回転数を上げようとすると、その直後にエンジンが切れます。始動するということはプラグの被りが原因ではないはず。燃料が安定して供給されていないことが原因ではないかと思い、シリンダーカバーを外して、キャブレターを見てみると… 燃料ラインが劣化して切れている。これではキャブレターにガソリンが安定供給されません。燃料ラインを交換するにはキャブレターを取り外す必要がありそうですが、どうやって取り外すのだろう? Husqvarna 141 Engine Failure — Part 2へと続く。
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Typhoon No. 21 (Lan) — Part 2
道を挟んだお向かいさんの庭に立っていた直径20センチぐらいの高い樹木が台風21号の影響で折れていました。この程度の倒木なら伐採業者に依頼するまでもないので、私が伐採することになりました。 久しぶりにHusqvarnaチェーンソーのエンジンを始動させようとしたらかからない。ロータリーエンジンと同様、点火プラグが被っていました。エンジンとオイルで濡れたプラグを拭き取り、ライターで炙れば始動しました。折れた樹木は簡単に切断できるだろうと思っていたら、これがまた難儀しました。幹が折れた太い樹木を切断するのは初めてのことなので、甘くみていました。 悪戦苦闘しながら高さ7〜8メートル近くはあったであろう木を何とか単独で伐採しました。切断した木は薪として利用させていただきます。 Typhoon No. 21 (Lan) — Part 1に戻る。
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NGK Spark Plug Gap Gauge
鈴鹿サーキットで開催されたSuper Formula開幕戦でスポンサーのNGKのブースを訪れてちょっと変わったツールを見つけました。点火プラグのギャップを測定するゲージとのことでした。 どのようにしてギャップを測定するのか不明だったので、尋ねてみるとNGKの社員と思しき人が使い方を示してくれました。左の方で目盛りを読み取るそうです。 目盛りの部分が傾斜していて右から左に行くほど厚みがあります。去年の秋に交換したHusqvarna 141チェーンソーの古い点火プラグ(チャンピオンRCJ7Y)のギャップを調べてみると、主要諸元の0.5mmに対して0.75mmと少し開いていました。チェーンソーのプラグは劣化するとギャップは開くそうで、ちょうど交換時期だったのかもしれません。
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Idling Adjustment
エンジン始動不良が解決したHusqvarna 141ですが、アイドリング時に勝手にエンジンが停止する問題が未解決でした。これまではエンジンが停止したら、その度にスターターを引いて再始動していました。 わかりづらい取扱説明書を熟読すると、キャブレターには3つの調節可能部があり、アイドリング時のエンジン回転数はTスクリューを調整すれば良いらしい。 アイドリング時に勝手にエンジンが停止するのは、アイドリング時のエンジン回転数が低いのが原因だろうと考え、説明書に従って、回転数を調整しました。 先ずはエンジンを始動させ、アイドリング状態を維持しながら、#1のプラスドライバーで、ソーチェーンが走行し始めるまでTスクリューを時計回りに回転させる。その後、今度はソーチェーンが停止するまでTスクリューを反時計回りに回転させる。これでアイドリング時のエンジン回転数が3,000RPMになるそうです。 Tスクリューを調整すると、以前よりもアイドリング時のエンジン回転数が上がり、勝手にエンジンが停止しなくなりました。 備忘録としてHusqvarna 141の主要諸元を取扱説明書から下に転記しておきます。 エンジン部 排気量 40cc ボア 40mm ストローク 32mm アイドリング回転数 3,000RPM 許容最高回転数 13,000RPM 出力 1.59kW イグニション装置 メーカー名 フェロン社製 形式 CDI スパークプラグ形式 チャンピオン RCJ7Y プラグエアギャップ 0.5mm 燃料系統 キャブレターメーカー名 ウェルブロ社製 キャブレター形式 WT239 燃料(混合ガソリン)タンク容量 0.41ℓ チェンオイルタンク容量 0.2ℓ チェンオイル給油方式 自動ポンプ ポンプ給油、8,000RPM時 6〜8 cc/分 鋸部 標準ガイドバー長さ 33〜38cm ソーチェンピッチ/ゲージ .325/.058 3/8/.050 本体乾燥重量 4.5kg (注)イナーシャ式チェンブレーキ付 作業の難易度:5段階で1
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