エンジン始動不良が解決したHusqvarna 141ですが、アイドリング時に勝手にエンジンが停止する問題が未解決でした。これまではエンジンが停止したら、その度にスターターを引いて再始動していました。
わかりづらい取扱説明書を熟読すると、キャブレターには3つの調節可能部があり、アイドリング時のエンジン回転数はTスクリューを調整すれば良いらしい。 アイドリング時に勝手にエンジンが停止するのは、アイドリング時のエンジン回転数が低いのが原因だろうと考え、説明書に従って、回転数を調整しました。
先ずはエンジンを始動させ、アイドリング状態を維持しながら、#1のプラスドライバーで、ソーチェーンが走行し始めるまでTスクリューを時計回りに回転させる。その後、今度はソーチェーンが停止するまでTスクリューを反時計回りに回転させる。これでアイドリング時のエンジン回転数が3,000RPMになるそうです。
Tスクリューを調整すると、以前よりもアイドリング時のエンジン回転数が上がり、勝手にエンジンが停止しなくなりました。
備忘録としてHusqvarna 141の主要諸元を取扱説明書から下に転記しておきます。
エンジン部 | |
排気量 | 40cc |
ボア | 40mm |
ストローク | 32mm |
アイドリング回転数 | 3,000RPM |
許容最高回転数 | 13,000RPM |
出力 | 1.59kW |
イグニション装置 | |
メーカー名 | フェロン社製 |
形式 | CDI |
スパークプラグ形式 | チャンピオン RCJ7Y |
プラグエアギャップ | 0.5mm |
燃料系統 | |
キャブレターメーカー名 | ウェルブロ社製 |
キャブレター形式 | WT239 |
燃料(混合ガソリン)タンク容量 | 0.41ℓ |
チェンオイルタンク容量 | 0.2ℓ |
チェンオイル給油方式 | 自動ポンプ |
ポンプ給油、8,000RPM時 | 6〜8 cc/分 |
鋸部 | |
標準ガイドバー長さ | 33〜38cm |
ソーチェンピッチ/ゲージ | .325/.058 3/8/.050 |
本体乾燥重量 | 4.5kg |
(注)イナーシャ式チェンブレーキ付 |
作業の難易度:5段階で1
混合燃料使用なので、2ストエンジンですね。最初にプラブが被ってしまい、更にスターターを引いたので、生ガスがシリンダー下部に溜まってしまい始動不能に陥ったと推測できますね。改善方法としてプラグを抜いて生ガスをプラグホールから強制的に出したと。。。。
仕事で稀にチェーンソーを使う事もありますが、常に高回転で回しているので、スパークプラグの劣化は早いみたいです。また、混合用オイルは何故か「ヤマハ オートルーブ」を使っています。また、使用する前に混合燃料は分離するので、軽く「シェイク」して始動するようにしています。チョークもプラグがカブる原因誘発ですから、始動困難時にチョークし続けると生ガスが入り続けるので、一旦チョークを戻してクランキングする事も必要です。エアクリーナは木屑などが溜まりやすいので、定期的な清掃。清掃時にキャブクリでキャブ清掃するのも良いかもしれませんね。道具の調子が悪いと良い仕事ができませんからね。
お久しぶりです。はい、2ストエンジンです。おっしゃるように、プラグを抜いた状態でスターターを引くのはプラグホールから未燃焼ガスを強制的に出すことになり、結果としてプラグが被りにくくなるということだと思います。
エンジン始動が困難であれば、ついついチョークを引いた状態で繰り返し、スターターを力一杯、引っ張っていました。それが良くないのですね。取扱説明書の「エンジンの始動」部分を再読すると、「エンジン初爆が起きた時、直ちにチョークレバーを戻し再び、始動手順を繰り返して下さい」と書いてありました。スロットルレバーを引かなければガソリンは供給されないと思っていました。コメント、ありがとうございます。