The Next Major Meteor Shower on October 21

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次の主要流星群は10月21日の深夜(精確にはJST22日午前1時頃)に極大を迎えるオリオン座流星群。ZHRは20ほどと数はそれほどでもありませんが、今年は条件が良い。新月に近い輝度4.96%の月が昇るのは午前4時過ぎ頃なので、天候にさえ恵まれれば暗い空に明るくて速い流星が見れるかもしれません。この流星群はピークが比較的平坦であり、極大日の前後数日は観察できます。

秋から初冬にかけては私にとって星を見る季節。準備がてらに久しぶりにグルグルを撮ってみました。露光30秒で三脚固定撮影した画像20枚をStarStaxで合成。中央少し右におうし座プレアデスを配置させました。星は見かけ上、反時計回りに下から上へと動いています。

Amazon 天文ストアが登場しました。オリオン座流星群の前に10月8日は皆既月食。日本全国で観察できます。10月8日はマイナーなりゅう座流星群も一緒に見れるかもしれません。

Singapore GP 2014 — Monday

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月曜日、朝8時半頃ホテルをチェックアウト。荷物を転がしてアプローチの方に向かおうとすると、黒いTシャツを着たホテルのスタッフが近付いてきて、”You need a taxi?”と尋ねられました。”Yes, we’re going to the airport.”と答えると、アプローチに待機しているホテルのリムジンを呼ばれると困ったことになります。リムジンの場合、普通のタクシーの3倍近いS$60ほどの運賃になるからです。

リムジン停車場所の近くにあった椅子の上にリムジンの運賃リストが置いてあり、私はそれを事前にチェックしていました。リムジンではなく、普通のタクシーなら時間帯にもよりますが、チャンギ空港までS$20ぐらいです。(到着時はCarltonホテルまでチップ込みでS$25支払いました。)そこで、先ほどの”You need a taxi?”に対しては、”Yes, a regular taxi, please. We’re going to the airport.”と答えました。すぐに普通のタクシーを呼んでくれました。

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タクシーは15分ほどでAirAsiaのカウンターがある1番ターミナルの端っこまで送ってくれました。

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出発まで2時間以上も時間があったので、出国後にシンガポール航空の客室乗務員の後に続いてスカイトレインに乗り、2番ターミナルへ向かいました。

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目的は市内で実機が見れなかったiPhone 6とiPhone 6 PlusをApple製品専門店のistudioで確認することです。

iPhone 6

4.0″ディスプレイのiPhone 5が112gであるのに対し、4.7″ディスプレイのiPhone 6は129gですが、不思議とiPhone 6の方が持った感じが軽い。

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1番ターミナルに戻り、バーガーキングで遅い朝食。

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クアラルンプールのKLIA2で飛行機を乗り換えて関空に向けて出発。

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帰りの便でも機内食を予約していなかったら、希望したメニューが売り切れでした。トムヤムクン風の即席麺が夕食になりました。次回から機内食はWebチェックインする時に予約しよう。

関空に到着したのは定刻通り午後10時半頃。ホテル日航関西空港の駐車場から高速道路を乗り継いで自宅に到着すると、日が変わって火曜の午前1時頃。冬の星座オリオン座が東の空に見えていました。車から荷物を降ろす時にお留守番していたCat ISONの元気な鳴き声が…

今回のシンガポールGP観戦旅行には1台の一眼レフカメラと2台のコンデジを持参しました。現地で撮影した画像と動画は合計2,488枚。内訳は一眼レフのNikon D7000で1,402枚、Fujifilm XQ1で1,051枚、Sony RX100で35枚。去年は合計3,504枚だったので、比較すると1,016枚少なくなりました。

Singapore GP 2014 — Race

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決勝が始まる1時間前の午後7時、すでに場所取りが始まっています。地元の人よりも外国人観戦客が多く、大半の人はZone 4ウォークアバウトのチケットを首からぶら下げている。ご一緒したラリードライバーご夫婦のようにプレミアウォークアバウトのチケットを持っている人は希少。我々がApple Premium Resellerに行っている間、ラリードライバーご夫婦に場所取りをしていただきました。

ショッピングセンター1Fで数量限定の弁当が販売されているのを教えていただき、私は炒飯を買ってきて、腹ごしらえ。

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決勝開始後最初の数ラップはここから観戦して、その後は自席があるベイグランドスタンドに移動する予定です。

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マスターズ・ヒストリックF1の第2レースで十分な枚数を撮影したので、決勝は撮影よりも観戦に集中しました。

背後に立ってレースを観ていたお姉さんにビールをぶっかけられながら同行者が撮影した1ラップ目の動画。ピットレーンからのスタートとなったNico Rosbergは最後尾。小林可夢偉のマシンも見当たりません。

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ラリードライバーご夫婦はF1公式サイトのFormula 1® Appをこの日のために購入されたそうで、その生情報によりますと、小林可夢偉はフォーメーションラップ中にマシントラブルで決勝のグリッドにすら立てない状態とのことでした。

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バイクの後部座席にまたがってパドックに戻る小林可夢偉。

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自席があるベイグランドスタンドへと向かいました。T16とT17の間に架かるこの陸橋を利用するのは初めて。

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この6年間で開催された7回のグランプリで路面がウェットコンディションになったことは一度もありませんが、今年は雨が降る可能性もゼロではないので、こんな看板が目立つところに掲示してありました。雨が降れば、グランドスタンドで傘をひろげても良いということです。

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自席に座ったままこうした写真が撮れます。世界最大の大きさを誇るフローティング・プラットフォームには巨大なスクリーンがあるし、マシンのエンジン音が静かな今年は場内放送もはっきりと聞き取れます。

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決勝は好調なSebastien Vettel。

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シンガポールでは毎年、出番があるセーフティーカー。4台のマシンがリタイアした今年も1ラップを残して2時間レースになりました。

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3位で表彰台に上がったRed BullのDaniel Ricciardo。

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右手を挙げて観客に応えるLewis Hamilton。オプションからプライムへのタイヤ交換でVettelに先を越されてもすぐに抜き返しました。

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ピットストレートと同様、ベイグランドスタンドでも花火が上がりました。

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レースを満喫した我々は、この後、ジェニファー・ロペスのコンサートが開かれたパダン野外ステージへと向かいました。

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遠くからコンサートを少し楽しんでから、ダンカンに挨拶しようとT9内側の施設を訪れると、ダンカンや親しくなった他のスタッフはみな、帰宅したか、あるいはどこかでコンサートを観ているとのことで、会えずじまいでした。

Singapore GP 2014 — Drivers’ Parade

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3番ゲートから外に出て、同行者は一旦、ホテルに戻りました。ドライバーズパレードと決勝用の服に着替えるとかで… この時間に外に出る人はほとんど誰もいません。

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金曜に発売されたiPhone 6の実機を見ようとRaffles Cityショッピングセンター内のApple Premium Resellerを訪れましたが、展示品すら置いてなくて、実機を見ることはできずじまいでした。Raffles Cityショッピングセンターの地下を通って、ホテルに戻る途中にペットショップを見つけました。お留守番しているCat ISONにお土産を買い、急いでホテルへ。

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F1の決勝を前にホテルのアプローチにはフェラーリやポルシェ、BMWなどの高級車がずらりと並んでいます。オフ会をホテルでするようです。トラックビューの部屋を借りてバルコニーでレースを観戦しながらのミーティング。同じホテルの部屋に宿泊している我々とは別世界に暮らす人達なのでしょう。

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Lewis Hamilton

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Nico Rosberg

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Daniel Ricciardo

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Sebastien Vettel

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Fernando Alonso

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Felipe Massa

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Kimi Räikkönen

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Valtteri Bottas

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Kevin Magnussen

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Jenson Button

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Daniil Kvyat

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Jean-Eric Vergne

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Nico Hülkenberg

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Esteban Gutierrez

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Adrian Sutil

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Pastor Maldonado

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Jules Bianchi

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Max Chilton

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Kamui Kobayashi

ドライバーズパレードの写真撮影は決して容易ではありません。適切な撮影場所が確保できるかどうかが撮影結果を左右します。ドライバー全員は撮れていませんが、上の写真はいずれもシャッタースピード優先1/200秒、マニュアルフォーカスで置きピン、ISOは上限3200のオートに設定しました。金網がなければオートフォーカス追尾の設定で問題ないかと思います。

今回の撮影で考慮していなかったことが一つあります。それはドライバー達が乗るクラシックカーが、先導するセーフティーカーに続けてレコードラインを進んだこと。そのレコードラインが手前のコンクリートウォールと金網すれすれだったので、金網が邪魔になったことです。

Masters Historic Racing Second Race

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ドリアン隣のショッピングモール屋上に来るのは2011年以来、3年ぶりです。ラリードライバーご夫婦をお誘いしました。サポートレース開始30分前なので屋上には我々以外、誰もいません。

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T16へと進むストレートを見渡すことができます。

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強い日射しを避けるため、大きな鉢植えの木の下で観戦場所を確保しましたが、ここは写真撮影には適していません。レコードラインが手前側で金網が邪魔になります。

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写真撮影を第一の目的にしている私だけ、T16側に移動しました。

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光量が十分にあると黒いマシンも高速シャッターで綺麗に撮影できます。当時はOLYMPUSがスポンサーでした。

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Williams FW08はニコ・ロズベルグの父、ケケ・ロズベルグが1982年に乗ったウィリアムズのマシン。

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McLaren M30にはProstと書かれてあります。調べると、M30は1台のみ製作され、1980年にAlain Prostが第11戦オランダGP以降にこのマシンで出場したそうです。

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Tyrrell 002は1971年のマシンで同年の第11戦アメリカGPでフランス人ドライバーのフランソワ・セベールが優勝しています。マシンにCEVERT(セベール)の名前が刻まれています。

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このマシンは左側から見るとJackie Stewartの名が刻まれています。(写真は練習走行、予選時に撮影)

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March 761は1976年にF1世界選手権に使用されたマシン。V8自然吸気エンジンの横に縦置きされたボックスはラジエーター。コックピットの刻印から推察すると、当時のドライバーはArturo Merzarioのようです。

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Lotus 76/1はTeam Lotusが1974年に使用したF1マシン。タバコブランドがスポンサーだった時代らしくチーム内ではJohn Player Special Mk. Iと言われていたそうです。

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Hesketh 308Eは1977年にHesketh Racingチームが製作した最後のF1マシン。ヘスケスと言えばプレイボーイのJames Huntですが、この頃にはMcLarenに移籍しています。スポンサーだったPenthouseのモデルさんがマシンに横たわっています。こんな車がF1世界選手権で出走していたとは驚き。

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T16を右に曲がる3台のクラシックなF1マシン。オーナーがドライバーなので、スピードはプロが運転する現在のF1マシンと比べると遥かに遅いですが、貴重な写真を撮影することができました。

Singapore GP 2014 — Sunday

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いよいよ日曜の朝を迎えました。私はホテルに立て篭って撮影した写真を整理し、無料のWi-Fiを利用してFlickrにアップロード。入り待ち、出待ちを卒業した同行者はコンラッドとリッツ・カールトンに視察に出かけています。McLarenの定宿となっているコンラッドホテルには今年のマシン、MP4-29が展示してあったそうです。

Mercedesに移籍したLewis Hamiltonのパパとママは今年もコンラッドに宿泊しているのか、金曜の昼過ぎにコンラッドホテルに近いショッピングセンターでお散歩中のお二人を目撃しました。カメラを持って近付くと、記念撮影に応じてくださり、同行者はパパとママの間に入って写真撮影。

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リッツ・カールトンのロビーに移動した同行者はパパラッチしています。ここに写っている人の多くがF1関係者と世界の大富豪たちです。2012年と2011年は我々もF1開催期間中にこのホテルに宿泊しましたが、今から思えば、場違いにもほどがある。

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遠くに立つ白髪の眼鏡をかけたおじいちゃんはF1界のドン、Bernie Ecclestone氏。中央やや右に背中が写っているのはJackie Stewart氏。

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談笑中のBernieとJackie。二人の間にいる女性は46才年下のBernieの奥様、Fabiana Flosi。

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この写真にもテレビで観る人が写っています。Exifを見ると撮影時刻は正午過ぎだから現役のドライバー達はまだ就寝中かもしれません。

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リッツ・カールトンはたまたまパドックに最も近くにある超高級ホテルなので、F1関係者御一行様がレースの週末に大挙して宿泊するようになったのではなく、Bernie Ecclestone氏の定宿であるリッツ・カールトンの近くにパドックを配置するようにしてコースレイアウトを設計したのではないかと思います。

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8番ゲートへと通じる通路に自転車が多数駐輪してあります。ドライバーはこの自転車に乗って通勤してくれと言うことでしょうか。

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我々が週末に宿泊したホテルのロビーを15階の通路から撮影。

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午後4時から始まるMasters Historic Formula One第2レースに間に合うよう、3時過ぎに7番ゲートからサーキットパーク内に入りました。私はいつも入念にボディーチェックされます。この時はBarbourの帽子にも金属探知機を当てられました。

Singapore GP 2014 — Qualifying

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予選は自席があるベイグランドスタンドから観戦+撮影するため、ホテルから最も近い7番ゲートから入場。カメラはバッグと見做されるようで、Express Lane(追い越し車線)に並ぶことはできません。シンガポールGPは外国人観戦客の比率が他のグランプリと比べて高く、中でもオーストラリア、日本、ヨーロッパからの観戦客が目立って多い。

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ベイグランドスタンドの前の方の席は(特に薄緑)移動する人が視界を遮ったり、最下段に立ち止まって写真撮影する迷惑な人がいて、イライラすることがよくありますが、予選の頃になると、警備スタッフのおかげで、そうした迷惑な人は教育されておとなしくなります。

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我々の自席がある深緑の最もシンガポールフライヤー寄りの端っこは、前方が通路にはなっていないので視界を遮られることもなく、快適に観戦+撮影ができました。

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去年までは学生ボランティアの案内係も近くにいましたが、今年はいかつい顔をした男性警備スタッフで固めています。中には拳銃を持っているポリスもいますから、逆らうと拿捕されるかもしれません。

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予選が終わると、トラックが開放されますが、ここを歩いているのはZone 1、2からコンサートが行われるパダン方面に向かう人。ベイグランドスタンドの人はトラックに入れません。

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予選の後、ホテルに戻ろうと7番ゲートに向かって人混みの中を歩いていると、強い雨が降り出しました。慌ててポンチョをカメラとレンズに着せて機材を雨水から保護。

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この日はワックスを塗布したBarbourの帽子をかぶっていたおかげで、頭は濡れずに済みました。この雨はすぐに止まずに朝方まで降り続きます。トラックのラバーが洗い流されて明日の決勝はグリップ不足になるかもしれません。

この日は前日からの疲れがたまっていたのか、突然、左膝が痛くなり、歩行するには杖が必要なほどになりました。老人性の関節炎かと思いましたが、ラリードライバーご夫婦にいただいたタイガーバームを塗って、持参した湿布を貼ってから床に就くと、翌朝にはすっかりと痛みはなくなりました。

予選Q3の結果、上位3名は以下の通り。Lewis HamiltonとNico Rosbergの差は0.007秒になっています。

  1. Lewis Hamilton (Mercedes) 1:45.681
  2. Nico Rosberg (Mercedes) 1:45.688
  3. Daniel Ricciardo (Red Bull Racing-Renault) 1:45.854

Singapore GP 2014 — Practice 3

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P3は予定通りラリードライバーご夫婦の部屋にお邪魔し、バルコニーから観戦することになりました。左脚の膝が突然、痛くなった私は、サイドテーブルを椅子代わりに腰掛けて。

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 こちらのバルコニーからはT7が良く見渡せます。

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T14からT15へと進むストレートの一部も見えています。

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換算450mmの望遠端で撮影するとT7はこんな感じ。

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P3の途中で一つ上の階にある自分たちの部屋に戻り、続きを猫の額ほどしかないバルコニーからグラス片手に観戦。パドックから観戦するセレブの気分を味わいたかったそうですが、グラスの中身はワインではなく、コーラ。

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同じ構図でトラックに焦点を合わせると、Marussiaのマシンがレコードラインを走っているのがわかります。

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Sony RX100で撮影した数少ない夜景写真の一枚。ホテルのバルコニーからドリアン方向に向けて撮影しています。f/1.8の割にはシャープな夜景が撮れました。

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T14の方はこちらのバルコニーの方が眺めは良いです。午後9時から始まる予選は自席があるベイグランドスタンドで観戦+撮影します。

Masters Historic Racing First Race

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気前の良いラリードライバーご夫婦にまたもやプレミアウォークアバウトのチケットをお借りして、Zone 1でMasters Historic Racingの第1レースを観戦+撮影しました。P3が始まる午後6時にはホテルに戻り、ご夫婦の部屋のバルコニーから観戦する予定です。

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 昨日も来たT3外側の立見台へは1番ゲートから入ると近いことがわかりました。

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前から見た方が格好良いShadow DN1。

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第1レースを制したFittipaldi F5Aを操るイギリス人ドライバー、Hancock。

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T3が下り坂になっている様子がよくわかります。マシンはHesketh 308C。1975年にJames Huntがヘスケス・レーシングから出走。

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3位に入ったBrabham BT49cに乗るスペイン人ドライバー、J. Folch。ネルソン・ピケが1981年に乗っていたマシン。

エンジン音が皆同じなのは、同じV8、3,000 ccの自然吸気型フォード・コスワース・DFVエンジンを搭載しているからでした。

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帰りは8番ゲートから出て、ショッピングセンター経由でホテルに戻りました。

Singapore GP 2014 — Saturday

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9月20日(土)、朝からよく晴れています。(出待ちは卒業したので早起きできます。)中央に横たわるドリアンはサーキットトラックに隣接するEsplanade Theatres on The Bay。

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午前中はClarke Quayに出かけました。シンガポールリバー沿いにある埠頭で、現在はレストランやバーが川沿いに軒を連ねています。手前にあるJUMBOは観光客に人気がある海鮮料理のレストラン。私はモノマニアック(偏屈)なので行きませんが。

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船の甲板を模したような造りになっているHootersでお昼のセットメニューを注文しました。ソフトドリンクとアイスクリームが付いてS$10+。私が注文したニュージーランド産のサーロインステーキ、ボリュームは小さいもののたいへん美味でした。ボロネーゼも絶品。

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MRT Clarke Quayから徒歩数分のSwissotel Merchant Courtホテル。トラックサイドから遠く離れているので、宿泊料金はF1開催期間中でもそれほど高くはなりません。遠いとは言ってもマーライオンまでは徒歩圏内だと思います。

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Clarke QuayからリバータクシーでGardens by the Bay(世界最大の植物園)に行こうとしましたが運賃を尋ねるとS$22もすると言われ、高いので船はやめてMRTで移動することにしました。この運賃はリバータクシーではなく、リバークルーズの料金だったのかもしれません。左脚の膝が突然痛くなった私は真っ直ぐにホテルに戻り、同行者はGardens by the Bayへ。

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同行者が撮影したドライバーズパレードに登場するクラシックカーと綺麗なおねいさん達。

Singapore GP 2014 — Practice 2

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高級なZone 1と2にいる人は服装も違えば持っているカメラやレンズも違う。

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T3外側を目指して歩きましたがZone 1に不慣れな我々は最短距離での行き方がわからず、案内係や警備員に道を尋ねながら進みました。T3に到着するまでにP2が始まったので、T4からT5へと向かうストレートの途中で撮影を始めました。置きピンで流し撮り、シャッタースピードは1/200秒。ドライバーもプロだし、今のF1の方がずっと速いので、1/200秒で綺麗に流れます。

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撮影場所として人気があるT3外側の立見台もP2なら比較的空いています。シンガポール航空の企業カラーで塗装したランオフエリアが視界に入るように撮影してみよう。

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シンガポールでこういう写真を撮るには高価なカメラ機材が必要になるのだろうと思い、半ば諦めていましたが、中級カメラのNikon D7000とAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの組み合わせでも場所さえ良ければ撮れるということがわかりました。

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T3外側のプレミアウォークアバウト用立見台が設置された場所は下りになっており、鉄製の柵にもたれるようにしてカメラを構えると、ちょうどドライバーのヘルメットが視線の高さとなり、迫力ある写真が撮れます。鈴鹿ならここは確実にカメラマンエリアの指定になるでしょう。

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35mm換算で望遠端の300mmで撮影。ISOは1400。

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コンクリートウォールの水溜りに照明器具の光が反射しています。ナイトレースらしい画像になりました。

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プレミアウォークアバウトのチケットをお借りしたおかげで、シンガポールGP観戦7年目にして初めてT3内側で写真撮影することができました。

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P2終了後にサーキットトラックの中に入れたので、案内係の学生に混じってピットの方に進みましたが、ここから先は入れそうにないのでUターン。ROLEXの時計は11時半を指しています。

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VIPでなくても8番ゲートが利用できることがわかったので、そちらへと向かう途中にパドックの入口付近で出待ちしている人を見つけました。出待ちファン専用のプラットフォームが設置されていて、出待ちする人はここで待ってくださいということでした。立見台で出待ちしている人の半数以上が我々と同じ日本からの観戦客。残りは地元の人。毎年、シンガポールで入り待ちと出待ちをしてドライバーや関係者に会うことを楽しみにしている同行者は、シンガポールGP主催者のこのようなお節介な配慮が気に入らないのか、入り待ちと出待ちは卒業すると言い出しました。私としては早くホテルに戻れて、その日に撮影した写真の整理ができるのでその方が好都合です。

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帰り際にFujifilm XQ1で撮影した夜景。ISO 100、f/10.0、露出8秒で撮影。

Masters Historic Racing Practice and Qualifying

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ラリードライバーご夫婦とパダンで合流してT9内側にあるダンカンの施設敷地内に入ろうとしたら、特別な許可証を持っていない我々はセキュリティーに止められました。宿泊部門責任者のダンカンから許可を得ていると言っても、許可証なしでは入れないと一点張り。ダンカンに連絡してここまで来てもらえと言われましたが、iPhoneで国際電話はかけたくなかったので、現地で使える携帯電話を持っていないから連絡できないことにしました。見覚えがあった、隣にいたもう一人の警備員が自分の携帯電話でダンカンに連絡し、ゲートのところまで来てもらいました。そうしてようやく、施設敷地内に入ることができました。

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T9を通過するマシンとの直線距離は3〜5メートルぐらいと接近しているので、レンズはAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G EDに交換しました。

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個性的なデザインのF1マシンが勢揃いしていますがどの車がどれで誰が運転しているのか、全く理解していません。今年のF1マシンよりもエンジンの音量は大きいものの、音質はどちらかと言えば低い音。去年までのF1マシンのような甲高い音がするのかと期待していたのでちょっと期待外れ。フォード・コスワース・DFVエンジンはレブリミッターで回転数が10,000 rpmに制限されているそうです。

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 T9を曲がり切れずにレコードラインから大きく外れるマシンが続出していました。ドライバーはプロではない車のオーナーなので、致し方ないのかもしれません。

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そんな中で日の丸カラーのヘルメットを被り、Lotus 72を操る久保田氏は安定した走行でした。記録を調べると練習走行ではタイムが2分13秒797と最速の1位。(ラリードライバーのご主人はT9内側から見ていただけで久保田氏が最も安定していると言われていました。)しかしながら、予選の冒頭でマシントラブル?となり、残念ながら決勝レース1、2共に出場できなくなりました。もし、予選に出場できていたら3位以内には入れたと思われます。

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ここは目の前に金網があるので、置きピンでマニュアルフォーカスにカメラを設定し、シャッタースピード1/200秒ぐらいで流し撮りしています。

午後9時30分から始まるF1のP2は何とZone 1で観戦+撮影できることになりました。ラリードライバーご夫婦のプレミアウォークアバウトのチケットと我々のベイグランドスタンドのチケットを交換してくださりました。

Singapore GP 2014 — Practice 1

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P1はBay Grandstand深緑、シンガポールフライヤー側の端っこにある自席から観戦しようとスタンド席の下に入ると去年まではなかった大きなスクリーンが複数、設置してありました。

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金曜午後6時から始まるP1の開始前は、まだ仕事をしている人が多いのか、ベイグランドスタンドはがら空き状態。

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自席から撮影した様子。金網と柵が視界を遮らない数少ない良席です。今にも雨が降り出しそうなどんよりとした空ですが、その分、暑くはないので快適に観戦+撮影できそうです。

金網がないのでカメラはオートフォーカスに設定。ISOは上限3200のオート(シャッタースピード1/30秒)に設定しましたが、P1の前半はシャッタースピード1/320秒〜1/400秒でISOは500から1250ぐらいになります。

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この角度では流し撮りはできないので高速シャッタースピードでの撮影になります。

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去年までは金網に近い場所なら耳栓必須でしたが、今年は耳栓不要で、場内放送もよく聞き取れます。

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 置きピンではなく、オートフォーカスで撮影していると、こんな失敗もあります。

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白飛びしやすいWilliamsの白いマシンも露出がアンダー気味なので偶然にもうまく撮れています。

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ライン取りがドライバーによって微妙に異なります。

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 P1から出場できて良かった小林可夢偉選手。

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T18を曲がり切れずに真っ直ぐエスケープゾーンに進むドライバーが毎年、いますが、今年は若いドライバーも確実にトンネルを潜っています。

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P1でこの埋まり具合ということは、ベイグランドスタンドもほぼ完売でしょうか。7時50分から始まるMasters Historic Formula One Practiceとその直後に開催される予選をラリードライバーのご夫婦と共にダンカンのところで観戦+撮影するため、7時過ぎに自席を離れてパダンの方に向かいました。

Singapore GP 2014 — Friday (Changing Hotels)

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金曜の昼過ぎにサーキットパーク内、それもホテルの敷地内ではなく、サーキットパーク内の通路を許可証なしで往来できるのは我々のように木曜の夜にダンカンのところに宿泊する人ぐらいでしょうか。金曜以降も宿泊する人にはZone 4ウォークアバウトの観戦チケットとは別に許可証が貸与されます。

宿泊部門責任者のダンカンによると、金曜以降は全室満室であり、宿泊客のほとんどは常連客だそうで、この施設もコネがないとF1開催週は予約すらできない状況になりつつあるようです。3年連続して木曜の夜に宿泊した我々は、ダンカンだけではなく、スタッフの半数以上に顔と名前を覚えてもらうようになりました。去年と一昨年に施設内で撮影した写真を使ってフォトブックにしてそれぞれのスタッフに手渡そうとしたとき、”Mr and Mrs 私のファーストネーム is here. Come downstairs and say hi”とか言って、ダンカンがそれぞれのスタッフに連絡していました。私の名前は海外でも有名なアニメのタイトルか何かだそうで、入国審査の職員は私のパスポートを見ると、決まったように私の名前を読み上げます。

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案内係を務めるボランティアの学生達が開場直前にZone 4ウォークアバウト用立見台で最後のミーティングをしています。観戦客に最も近い現場で応対する彼らはシンガポールグランプリを盛り上げてくれます。グランプリがこれまで大きな成功を収めてきたのも彼らのおかげであると言っても過言ではありません。上の写真でトラックの向こう側に見えているのがダンカンの施設。

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去年と同じように7番ゲートから出ようとしたら、警備スタッフに制止されました。”Where are you going? From where?” 向かおうとしているホテル名を伝えると、このゲートからは出れないので3番ゲートに回れとのこと。金曜から3泊するホテルは7番ゲートのすぐ隣にあるのになぜ通してくれないのか疑問に思いましたが、指示に従わざるを得ない状況でした。

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去年まではあったスタッフ専用ゲートが今年はMarina Square拡張工事のため、7番ゲートにはないので、閉鎖中の一般用の7番ゲートから外に出ることができず、3番のスタッフ専用ゲートに回されたということです。出る時はセキュリティーチェックはありませんでした。去年はタバコ2カートンを見つけられ、納税証明書を見せろと言われてひやっとしました。英語がわからないふりをしたら見逃してくれましたが。サーキットに持ち込む荷物を全くチェックしない鈴鹿とは大違い。入場する時に飲み物は600mlまでの透明なペットボトル一本は許可されますが、お菓子類や食べ物はすべて没収されるので要注意。折り畳み式の脚立とかベビーカーも不可。

移動先のホテルへは去年も利用した7番ゲートから向かうことしか考えておらず、3番ゲートからどのような道筋を辿ればバリアフリーで目的地まで行けるのか?Citylinkを通れば近道なのはわかっていましたが、Raffles City周辺は開場前のこの時間帯なら観戦客で混雑しているので、MRT Esplanadeに繋がる地下に降りることにしました。

Marina Squareに向かって荷物を転がしながら進むと目的地のホテル名を示す道案内の表示があり、そちらに進んで通用口らしきドアを開けると、4階のロビーへと繋がる階段がありました。

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大きな荷物を持っている我々を見たホテルのスタッフが階段の上から降りてきて、別の通路を案内してくれました。地下?の駐車場に一旦、降りてからエレベーターで4階に上るという道筋でした。この駐車場にはSauber F1チームの関係車両が停車してあり、パドックとホテルを行き来していたようです。

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T9内側の宿泊施設から荷物を転がして来たことを伝えると、それなら連絡してくれれば迎えに行ったのにとのことでした。

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チェックインには早すぎる午後1時頃でしたが、部屋は準備できているそうで、実際にチェックインする前にどのような部屋になるのか、二つある選択肢を見せていただくことにしました。バックストレートに面するトラックビューの部屋も空室があるので見せてくれるとのことでした。もちろん、予約時の料金でそんな部屋に泊まれるとは思っていません。

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まずは予約時の料金で泊まれる部屋を見せていただきました。バルコニー付きとは言え、バルコニーの広さは猫の額ほど。そう言えば、お留守番しているCat ISONはどうしているのだろう。Back To My Macを使ってFace Timeを立ち上げてみよう。

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F1開催期間中でなければ、マリーナ湾を望むこちらの部屋(Executive Deluxe #1504)の方が夜景が綺麗でより高級な部屋になります。T15からT16へと右から左に加速する様子が見えます。遠くにT13からT14へと向かうストレートの一部も樹木の隙間から見えます。おまけにマーライオンも大きく見えます。

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狭いバルコニーの逆側に立てば、T7へと減速する様子を見下ろすことができます。一年前に予約したかいがあり、F1観戦には好条件な部屋を案内してくれました。

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不動産屋が物件を案内する順序と同じように、次に追加料金が必要なより好条件な部屋を案内してもらいました。この部屋なら観戦チケットは不要かもしれないと思わせる素晴らしい眺めでした。

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バルコニーも広いこの部屋からはT6からT7へと進むバックストレートを見渡すことができます。追加料金を尋ねてみると、金曜と土曜は一泊に付きプラスS$150、日曜はプラスS$300で3泊分の追加料金の合計はS$600++。金曜か土曜の一泊だけこの部屋に泊まれないか聞いてみると、3泊のパッケージになっているのでそれはできないとのこと。予約時の料金ですでにS$1,000を超えているので、追加料金を合計すると結構な料金となり、それならZone 1のチケットが入手できるので結局、初めに案内された#1504の方にチェックインすることになりました。

この後、当ブログで知り合ったラリードライバーのご夫婦に一年ぶりに再会します。同じホテルの一つ下の階に昨晩から宿泊されています。

Zone 1と2のチケット所持者はこれまで通り、8番ゲートが利用できるようです。

Singapore GP 2014 — Thursday Pit Lane Experience

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幸運にも二年連続で木曜のピットウォークに当選した我々は、プリントアウトしたピットウォークのチケットを持って、1番ゲートへと向かいました。

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去年はポテトチップスやステッカーなどもバッグに入れて無料で配布されていましたが、冠スポンサーがシンガポール航空になった今年は節約モードなのか、今年はピットウォークのパンフレットと団扇、水だけ。ピットウォークに招待されたこと自体をありがたく思わないと行けないので、贅沢なことを言っていると罰が当たります。Zone 3のチケット所持者である我々は、Zone 1には入場できないので、この機会にZone 1の雰囲気を満喫しておかなければなりません。

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 T1からT3にかけてのランオフエリアはシンガポール航空の企業カラーで塗装されています。

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 我々がピットウォークを楽しんでいる間にドライバーやチームスタッフはトラックウォーク。

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日本代表のこの方もスキンヘッドのマネジャー、船田力氏と共にトラックの下見。右手にはF1解説でお馴染みの米家峰起氏。

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ピットの上はパドッククラブ。ピットウォークに参加した人は3,000人であるとか、コンサート会場でバンドのボーカリストが言っていました。

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強いチームは人気があるのか、Mercedesのピット前には大勢の人が立ち止まっていました。

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来年からHondaエンジンが搭載される予定のMcLaren、今年は不調です。

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GITZOの三脚に載せてある黒いボックスは何でしょう? DRS 2 (3)と書いてあるので、ピットストレートを通過する2台のマシンの速度差を検知するスピードガンのようです。

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ピットウォークを早めに切り上げて宿泊先に戻ると、隣の部屋にチェックインした先ほどのお二人がすでにT9内側の施設に戻っておられました。

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自転車で下見をするレースエンジニア。向こう側にいるのがFernando Alonsoのレースエンジニア、アンドレア・ステラ氏。もの凄く詳しいお二人に教えていただきました。ドライバーのFernando Alonsoは自転車ではなく、レコードラインをジョギングしているのをすぐ目の前で見ましたが、突然のことだったので撮影できずでした。

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 コンクリートウォールと鉄製の柵が撤去されたので、トラック内に入りました。

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 手前の黒いシャツを着ているのはMarussiaのイギリス人ドライバー、Max Chilton。

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日曜の決勝前に行われるドライバーズパレードに使われるクラシックカーが展示場に移動するところを撮影できました。