ドリアン隣のショッピングモール屋上に来るのは2011年以来、3年ぶりです。ラリードライバーご夫婦をお誘いしました。サポートレース開始30分前なので屋上には我々以外、誰もいません。
T16へと進むストレートを見渡すことができます。
強い日射しを避けるため、大きな鉢植えの木の下で観戦場所を確保しましたが、ここは写真撮影には適していません。レコードラインが手前側で金網が邪魔になります。
写真撮影を第一の目的にしている私だけ、T16側に移動しました。
光量が十分にあると黒いマシンも高速シャッターで綺麗に撮影できます。当時はOLYMPUSがスポンサーでした。
Williams FW08はニコ・ロズベルグの父、ケケ・ロズベルグが1982年に乗ったウィリアムズのマシン。
McLaren M30にはProstと書かれてあります。調べると、M30は1台のみ製作され、1980年にAlain Prostが第11戦オランダGP以降にこのマシンで出場したそうです。
Tyrrell 002は1971年のマシンで同年の第11戦アメリカGPでフランス人ドライバーのフランソワ・セベールが優勝しています。マシンにCEVERT(セベール)の名前が刻まれています。
このマシンは左側から見るとJackie Stewartの名が刻まれています。(写真は練習走行、予選時に撮影)
March 761は1976年にF1世界選手権に使用されたマシン。V8自然吸気エンジンの横に縦置きされたボックスはラジエーター。コックピットの刻印から推察すると、当時のドライバーはArturo Merzarioのようです。
Lotus 76/1はTeam Lotusが1974年に使用したF1マシン。タバコブランドがスポンサーだった時代らしくチーム内ではJohn Player Special Mk. Iと言われていたそうです。
Hesketh 308Eは1977年にHesketh Racingチームが製作した最後のF1マシン。ヘスケスと言えばプレイボーイのJames Huntですが、この頃にはMcLarenに移籍しています。スポンサーだったPenthouseのモデルさんがマシンに横たわっています。こんな車がF1世界選手権で出走していたとは驚き。
T16を右に曲がる3台のクラシックなF1マシン。オーナーがドライバーなので、スピードはプロが運転する現在のF1マシンと比べると遥かに遅いですが、貴重な写真を撮影することができました。