HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 4

日立のルームエアコン室内機と室外機を北側の屋根裏部屋に設置していただきました。配管用の穴がちょうど良い位置に壁を貫通していて、室内からは配管が完全に隠れて見えなくなりました。改めて屋根裏の構造を見ると、梁がない。棟板を垂木で挟んであるだけ。壁に穴を貫通させる作業は、ログハウスの構造を理解している人の指導の下で実施すべきかと思います。

家電量販店の下請け電気屋さんは二人で来られました。室外機の設置場所は屋根上と伝えていたので、追加工事費が発生するかもしれないと思っていましたが、元々はベランダなので、標準工事扱いとなりました。作業時間はおよそ半時間。午前8時半頃には次の設置場所に向かわれました。この日は一日に5台設置するとのことでした。

ルームエアコン(室内機 RAS-D25J 室外機 RAC-D25J)の冷房時の主な仕様を下にまとめておきます。

電源:単相100V
定格能力:2.5 kW (0.3~3.1)
定格消費電力:670 W (205~1,120)
運転電流:7.8A
運転音:室内機 62dB、室外機 59dB

特筆すべきは運転音の静かさ。それと「みはっておやすみ運転機能」が便利であること。これは就寝時に決めた時間が経つと停止するタイマー機能ですが、タイマー機能が停止した後に、室温が上がると自動で運転を再開します。この「みはっておやすみ運転機能」は、日立ルームエアコン白くまくんシリーズの最大の特徴なのか、全モデルに搭載されています。

8月10日追記:「みはっておやすみ運転機能」は最初はちょっとわかりづらいと思っていましたが、使い慣れるとその利便性の高さを理解しました。例えば、午後11時にタイマー2時間、室温27ºCの設定で就寝するとします。午前1時に設定した2時間が経ち、それまでは常時運転、その後は見張り機能が働き、室温が27ºCを超えると自動で運転を再開し、27ºCに達すると運転停止します。この時は完全に電源がオフになるわけではなく、見張り機能が午前6時まで(最大7時間)継続します。午前5時に気温が上昇したら、また運転を再開します。午前6時には電源オフになるので、リモコン操作でオフにする必要はありません。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 3に戻る。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 3 Public

エアコン配管を通す穴を壁に空けます。必要な専用工具はお向かいさんにお借りしました。HILTIの業務用ハンマードリルとホールソー。お向かいさんもちょうど同時期にルームエアコンを屋根裏部屋に設置したそうで、ハンマードリルとホールソー、真空ポンプなどの専用工具を入手されました。

ドーマー部分は2×4工法で、屋根はトラス組みが採用されているので、この辺りには小屋束のような垂直の材はないはずです。念のため、直径65ミリの内側に小さな穴を4ヶ所に空けて、中が空洞であることを確認しました。

私が所有するBOSCHのインパクトドリルと比べて遥かに重いけれど、安定して65ミリ径の穴を容易に空けることができます。ホールソーも切れ味が良い。

外側から穴の中心に印をつけてから、屋内側からもドリルで穴を貫通させました。HITACHIのサイトからダウンロードした「日立ルームエアコン据付説明書」によると、配管は6方向に引き出すことが可能。室内で配管が見えない「後直引き」が可能なように貫通させる穴の位置を決めました。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 4へと続く。
HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 2に戻る。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 2

北側の屋根裏部屋に設置する予定のルームエアコン用に分電盤の空きがあるかどうか調べたら、100Vは空きがないことがわかりました。200Vなら撤去したセントラルエアコンの専用回路が残っています。200Vから100Vに変換するには分電盤の結線を変更すれば済むことですが、その太い電線は撤去したセントラルエアコンのスイッチにも繋がっていると思われ、調査するのに厄介なことになりそうでした。

ルームエアコンを取り付けにやって来る電気屋さんは、床下に潜って配線状況を確認する作業は嫌がります。やってくれたとしても高額な追加費用を請求される可能性が大きい。そこで、新たな案を思い付きました。

2004年に木製ガレージを施工した際に、母屋の分電盤から100Vの電線を2本、ガレージ内に引き込みました。施工当時はコンプレッサーや電動ガレージドアなど、大きな電力を要するものを多数、使用するかもしれないと思い、余裕を持ってガレージ用に電線2本を確保しました。しかし、15年が経過した現在も電動ガレージドアは取り付けず、またコンプレッサーも使用しておりません。2本のうちの1本を床下で切断して、新しい電線を接続し、北側の屋根裏部屋へ電線を延長して、ルームエアコン専用回路にするというのが思い付いた案です。(エアコンメーカーは、室内機と室外機を繋ぐ渡り配線での途中接続は不可としています。)切断したガレージ用電線1本は、母屋リビングルーム用の回路に接続することで、共用回線にします。施工はe-monomaniacさんにお願いします。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 3へと続く。
HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 1に戻る。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 1

3年前にセントラルエアコンを撤去して以来、寝室として使用している北側の屋根裏部屋には空調設備がなく、寝苦しい夜はルームエアコンが設置してあるリビングルームに布団を敷いて寝ていました。猛暑日が続くと、毎日、布団を出したり片付けたりするのが面倒なので、北側の屋根裏部屋にもルームエアコンを設置することにしました。京都駅前の家電量販店で、週間特価になっていた日立のルームエアコン(RAS-D25J W)を予約購入しました。主に8畳用のエアコンが標準工事費込み、10%ポイント還元でこの価格はお買い得だと思います。

分電盤に100Vの空きがあるかどうかも調べず、取り敢えず、エアコンを買って満足しながら、いつもの天ぷら屋さんで夕食。家電量販店と契約する下請けの電気屋さんは月曜に取り付けに来られることになりました。店員さんには「専用コンセントあり、壁の穴は貫通可能、ベランダを改造した屋根上に室外機設置」と伝えてあります。追加料金なしの標準工事になるかどうかは現場を確認しないと不明とのことでした。

HITACHI Air Conditioner (RAS-D25J + RAC-D25J) — Part 2へと続く。

COSTCO FEIT Electric LED Shop Light

COSTCO岐阜羽島倉庫店で購入したLEDショップライトをキッチンに取り付けました。e-monomaniacさんがやって来て天井の丸太(屋根裏部屋の根太)に取り付けてあった既設の蛍光灯を取り外し、コンセントを新たに設置しました。

LEDショップライトはコンセント式。短めの電源コードが付属します。

1.2メートルのLEDチューブは本体と一体式であり、使い捨て器具ですが、製品寿命は50,000時間なので、点けっぱなしでも6年近くは持つことになります。

付属するチェーンを使って、吊り下げ式としました。この吊り下げ式がクラシックで良い感じ。4,000ルーメンなので、これまで使っていた蛍光灯とは比較にならないほど明るい。COSTCOでは税込¥3,280で販売されていました。

trad LED Floodlight SLW-5W

先週、草津のエイスクエアで開催されたツールマスターズ工具市でLED投光器を入手しました。価格は税別で僅か900円の掘り出し物でした。

ところがこの投光器、電源入力スイッチが付属しないので、電源をオフにするときはコンセントを抜かなければなりません。屋外でも使用できる、IP65防水性能を実現するために、防雨プラグやシリコンパッキンが採用されています。その一環なのか、スイッチがない。

不便なので、防水性能を犠牲にして、ロータリー式の中間スイッチをコードに取り付けることにしました。

スイッチの取り付け方が間違っているのか、電源がオンにならない。投光器本体のカバーを開けて、電線と基板を確認すると、黒い線の一本が半田不良で抜けそうになっている。30Wの半田ごてで古い半田を除去してから、ハンダ付けをやり直しました。

ロータリー中間スイッチの取り付け方は正しかったようで、電源のオンオフが可能になりました。

このSMD(表面実装型)チップを採用したLED、シンプルなデザインで気に入りました。

消費電力は僅か5Wですが、輝度400ルーメン、色温度6500Kはかなり明るいです。直視すれば眩しいほど。ビーム角度は120º調整可能。本当かどうかはわかりませんが、寿命は約30,000時間ということなので、点けっぱなしでも3.4年も持つことになります。車の整備など、必要な時だけ使う私の場合なら、余生を遥かに超えそうな寿命です。

Chest of Two Drawers — Part 4

上段の引き出し前面にシナ合板を貼り、欠けた部分はウッドパテで埋めました。

取っ手を木製ノブに付け替えて、油性ニスを塗布したら「これは違う」結果となりました。これは塗装したら台無しになるパターンです。

翌日に色を変えて、再塗装しました。

引き出しを取り外した状態。側板は不要かと考えています。

ニスの匂いを嫌ったのか、Cat ISONは完成した引き出しに興味なさそう。

レールなしのオリジナル二段引き出し製作作業の難易度:5段階で3

Chest of Two Drawers — Part 3に戻る。
Chest of Two Drawers — Part 1に戻る。

Chest of Two Drawers — Part 3

地板は引き出し底板の前半分ぐらいの大きさにする予定でしたが、実際に上段の引き出しをフレームに入れて滑らせてみたところ、上の画像で問題ないことがわかったので仕様を変更しました。

背板と天板を取り付けました。天板はパイン集成材廃材を再利用。

サイズ調整時に引き出し上段を鉋で削っていたら、引き出し前面の角の部分が欠けてしまいました。

サイズがピタリと収まったので、この状態で良いかとも思いましたが…

欠けた部分があまりにも目立つので、修復することにしました。

Chest of Two Drawers — Part 4へと続く。
Chest of Two Drawers — Part 2に戻る。

Hamano Furniture

良質な西洋アンティーク家具を修復、販売する「家具の浜野」を久しぶりに訪れてみたら、店長さんから今年6月に閉店するとの残念な情報を得ました。

下鴨神社の近くにある「家具の浜野」には20年ほど前に幾度となく訪れ、現在のログハウスに引っ越した際には王室御用達ブランドのダイニングテーブルやアンティークの椅子、カーテンなどを買い求めました。当時、親しくなった店員さんが退社されてからは、お店に足を運ぶこともなくなったように記憶しています。

滋賀県内にある西洋アンティーク家具を取り扱う他店と比べると、販売されている家具の価格は決して安くはありませんが、国内でも有数の家具修復技術と品質の高さを考えると妥当な価格設定だと思います。

「家具の浜野」では修復前の製品は販売されておられません。非の打ち所がない完璧な製品のみ、展示販売されています。目利きではない人も安心して購入できるという、新品を取り扱うお店では当たり前のことですが、アンティーク家具を取り扱うお店としては稀有な魅力があります。

閉店の理由は不明ですが、アンティーク家具が以前ほど売れなくなったことが理由の一つではないかと思います。テーブルなど、大きな家具であれば一度、揃えれば一生ものなので、家族構成が変わったり、新居に引っ越すといったことがない限り、買い換えることはまずありません。消耗する家具、例えば、ソファは最近ではIKEAで購入するようになりました。対象とする客層は違っても、実際に我々がそうであるように、チェーン店と競合するようになったのかもしれません。

閉店になるとの情報を知った数日後に、33年間のご愛顧を感謝する閉店セールを知らせる葉書が届きました。先ずは購入履歴がある客のみを対象とした全品売り尽くしセールを3月30日から4月7日まで実施するとのことです。セール価格で家具や雑貨を購入するには届いた葉書を提示する必要があります。謂わば、一見さんお断りセールです。京都らしい。しかし、根拠があります。

偶然ではありますが、「家具の浜野」を紹介してくれた旧友のIさんが、リボンクラフト教室で使用する豪華で大きな作業テーブル若しくはダイニングテーブルを探しておられました。Iさんは婚礼家具一式を「家具の浜野」で購入されたそうです。滋賀県内の西洋アンティーク家具のお店、数軒にお連れしましたが、一目惚れするような家具は見つからずにいました。

我々がお連れした滋賀県内のアンティーク家具店は、修復前の家具を展示販売されていて、注文後に必要に応じて修復するとのことですが、どこまで修復できるのか疑問に感じながら注文することになります。お店というより広大な倉庫に埃まみれの家具が展示販売されていますが、触れたら手は汚れるし、照明が薄暗いので細部の状態を確認することもできません。そうした倉庫型のお店は卸売とか業販と書いてあることも多いので、一般消費者はそもそも対象としていないと言われればそれまでです。

そこで「一見さんお断り閉店セール」にお連れしたら決まりました。1930年代オーク材英国製のドローリーフテーブルをダイニングテーブルとして利用される予定です。サイズ:W1,060+580 x D840 x H750mm(拡張時はW1,640mm)

新装価格の15%引きが閉店セール価格でしたが、店長さんの裁量でプラス5%引きとなりました。

テーブルの他にも40%引きのイタリア製シャンデリアも合わせて購入されました。照明器具はアンティークではなく、未使用品を販売されています。

実はこの日、お店を訪問するのは二度目。開店1時間半後に訪問した時は路駐もできないほどの混み具合で、近くのコインパーキングに駐車しました。その時に”Sold”ではなかったダイニングチェアが、閉店間際の二回目訪問時には”Sold”になっており、「お手を触れないように」の札が貼ってありました。

昼過ぎに訪問した時は店長さんが忙しくて接客できなかったようですが、閉店間際に再訪問した頃には我々がこの日最後の客となり、前回訪問時に約束されていた特別価格の提示をいただきました。

Chest of Two Drawers — Part 2

フレーム底の中心に下側の引き出しを載せる角材を木工ボンドで固定しました。

フレーム天板部分の角材2本はおよそ半分の高さになるように丸鋸で縦挽き。

小物家具を製作する際はワークベンチが活躍します。この部分は長めの釘を斜め打ちして固定します。

地板の位置を測定中。

Chest of Two Drawers — Part 3へと進む。
Chest of Two Drawers — Part 1に戻る。

Chest of Two Drawers — Part 1

解体した昭和の食器棚に使われていた引き出しを再利用することにしました。フレームは35ミリ角の角材を使用します。

引き出しはレール付きのものとレールなしのタイプがありますが、より高い精度が要求されるのはレールなしということで、初めての製作であるにも関わらず、無謀にもレールなしのフレームを製作することにしました。

接合部は蟻組みなどの枘継ぎが採用されることが一般的ですが、私の手元にある道具では蟻組みは困難なので、5ミリの切り欠きとビス留め仕様にしました。精度は0.5ミリぐらいになるように丸鋸とノコギリ、鑿、サンダーを駆使して微調整します。

引き出しは既にあるものを再利用するので、寸法は自ずと決まります。

奥行きの半分ぐらいの地板(引き出し上下間の仕切り板)ありのものを考えています。

Chest of Two Drawers — Part 2へと続く。

Cupboard — Part 11

左側の扉を閉めた時に隙間があったのを修正しました。原因は木材の反りでした。扉を上下逆に取り付け直したら隙間が小さくなりました。フレームの外側に取り付けるオーバーレイ式の扉は木材の反りに特に注意する必要がありそうです。

背面に杉板を貼ってオーバーレイ式キャビネットドアがある食器棚の製作を完了しました。

箱物家具の製作は精度が重要であること、よくわかりました。

扉外周部の面取りが左右の扉で非対称になりましたが、自宅で使うので問題ありません。

先に製作した左のWRC製靴棚は塗装していませんが、蜜ロウポリッシュを塗布した右の食器棚キャビネットよりも色が濃いのは、素材の違いが原因です。

食器を収納する棚は4段ですが、これまで使用していた昭和の家具と同程度の収納力があります。

食器棚の製作作業難易度:5段階で4

Cupboard — Part 10に戻る。
Cupboard — Part 1に戻る。

Cupboard — Part 10

塗料はIKEA BEHANDLA蜜ロウポリッシュ、無色を使用することにしました。

「無塗装の木材に塗布すると、表面の耐久性、耐摩耗性が高まります」との但し書きがあります。この水性塗料の原材料は蜜ロウ、ワックス、亜麻仁油、ウッドオイルであり、塗布すると無色ですが、製品自体は乳白色で、IKEAの刷毛で簡単に塗布することができます。

塗装前と比べると、濃い部分は濡れたようにさらに色が濃くなり、元々白っぽいSPF材は塗ったか塗ってないのかよくわからない感じになりました。

近寄ると扉フレームのパイン材が良い感じになったのがわかります。

突き板の部分も塗布しましたが、塗装の前後で色の変化はありません。恐らく、塗装してあった部分に塗っても塗料が染み込まないことが原因かと思います。

完全に乾いていない状態ですが、Cat ISONによる検品が完了しました。

Cupboard — Part 11へと続く。
Cupboard — Part 9に戻る。

Cupboard — Part 9

中国から届いたオーバーレイ式キャビネットドア用の自己開閉式蝶番を扉に取り付けて、今日は食器棚を完成させる予定です。

二枚目の扉は組み立て方法を変更しました。

木製ダボは長過ぎれば切断して短くしながら扉を組み立てました。

オーバーレイ式の蝶番は扉側に先に取り付けてから、本体に固定しました。

付属するビスは皿ネジと鍋ネジの二種類。座掘りする必要はないようです。参考にしたMerillat製のキャビネットも座掘りしてありません。

これで完成にしたいところですが…

左側の扉を閉めた時に若干の隙間があり、許容範囲を超えている。

左側の扉は塗装後に修正します。

Cupboard — Part 10へと続く。
Cupboard — Part 8に戻る。

Cupboard — Part 8

扉のフレームは木製ダボと接着剤で固定します。ダボ穴を空ける際に便利なのが、Dowl-itジグ。

ジグを使えば確実に材の中心に穴を空けることができます。

6ミリのストレートビットを使ってすでに溝を切ってあります。

一枚目組み立て時はこの状態で、先にフレームの左側を接着剤で半ば固定してしまいましたが、これは誤り。この時点では接着剤を使わずに仮固定にとどめるべき。

フレーム内側の面取りは難しい。溝は組み立て後に隠れるので少しぐらいならオーバーランしても構いませんが、面取りはオーバーランすれば、見えてしまいます。手前でトリマーを止めようとしたら、2ミリほど止めるのが早すぎたようです。

今日はこの辺りで作業終了。

Cupboard — Part 9へと続く。
Cupboard — Part 7に戻る。