Small Deck Stairs East — Part 10

デッキ部分にも手摺を延長します。

July 2016

木製カーポートを建築する6年前はデッキにフェンスがありましたが、カーポート建築後は不要となったので、解体したままになっていました。

最も外側の細めの床材を一時的に取り外して根太を少し切断。

新たに取り付ける手摺の柱は合計4本、必要。自作のテーブルソーを使って、90ミリ角になるように製材しています。

今回は金具を使わずに、柱に切り欠きを入れて根太と床材に柱を固定します。

こんな感じ。

ビスは床材下の根太に取り付けたブロック状の2×4サイズ防腐桧に固定しました。

今日は本職の大工さんのように捗ります。手摺は床材と同じ幅広のウリンを取り付けます。

デッキを延長した東側から順に手摺を柱に固定します。デッキ延長部分の手摺と高さを揃えるために相欠きとします。

継ぎ手を高い精度で切断するにはシルキーヒビキが使いやすい。

隙間なく継いでいます。デッキ部分の手摺は幅広なので、突き出た部分を削り取る必要があります。

削り作業はグラインダーに取り付けたサンダーで。

両側からそれぞれ8ミリほど削りました。

硬いウリン材は下穴必須。

最も西側の柱で手摺のウリンがこれだけ反っている。反りを矯正しながらビス留めする必要がありました。

柱と手摺を塗装してこの日の作業は終了。

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Small Deck Stairs East — Part 9

要望の一つ、アルミの滑り止めを踏み板に取り付けます。錐でアルミの板を加工してからビス留めします。

実際は滑り止めというより、見栄えを良くするのが目的。木材保護の機能もあります。

手摺を渡り廊下部分に延長しました。次なる要望はデッキ部分にも手摺を!

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Small Deck Stairs East — Part 8

階段ストリンガーを木取りする際に作った直角三角形のテンプレートを使って、手摺の柱2本を切断します。角度は34.8º。

上の柱は切り欠きを刻んで最上段の踏み板に取り付け、下の柱は枕木風古材の上に立てました。

上から見るとこんな感じで幅はまあまあ狭いですが、手摺があると安心感があります。

これで完成としたいところですが、色々と要望があります。

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Small Deck Stairs East — Part 7

ハンガーボードを取り付けて、最上段の高さを調整しました。ストリンガーのネック部分がこれだけの幅があれば、強度に問題はなさそう。

水平、垂直を確認し、問題がなければ踏み板を載せます。

踏み板は2×4サイズの防腐桧3枚。

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Small Deck Stairs East — Part 6

blocklayer.comで作成した図面をもとにカフェ板2枚を刻んでストリンガーとします。階段の幅は800ミリぐらいであり、オーバーハングの部分が40ミリほどあるので、ストリンガーは2枚で十分。ストリンガーの図面を木材に移す際は、薄いベニヤ板で直角三角形のテンプレートを作成した方がより正確に木取りできます。尚、2枚のカフェ板は自作のクランプで密着させています。

図面通りに刻んで、ビス留めしたストリンガーを徒歩5秒の現場で現物合わせ。カフェ板は杉材なので、耐水性に難あり。枕木風の最下段はウリンの端材を下駄代わりに取り付ける予定。

デッキ延長部分の束柱に固定する前にストリンガーを塗装しましたが、最上段の高さが下過ぎる。

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Small Deck Stairs East — Part 5

渡り廊下風の延長部分の床材を張り終えた時点で、blocklayer.comで階段の図面を作成しました。階段や屋根の垂木製作時はいつもこのサイトに全面的に依存しております。

created with blocklayer.com

デッキ床と三和土の部分を含めて6段、1段の高さは196ミリ。

コンクリートの三和土は作らずに、今回は枕木風の角材を最下段とします。

コンクリートブロックを束石とします。

ブロックの幅(60ミリ)より30ミリほどゆとりを持たせて切り欠きを入れます。

枕木風の古材を設置する場所をできるだけ水平になるように。

自作のタコで土を固めています。

土方作業は意外と繊細。

図面によると束柱から865ミリから1,128ミリの位置に枕木風の角材を置くことになります。

角材を仮置きしました。左側に手摺を取り付ける予定なので、その分、少し左に寄せています。

枕木を一本、追加して裏側を塗装。

この古材は住宅の梁として使われていた松だと思われます。シロアリの餌食となりやすいので地面に触れないように要注意。

大きな割れがある面を下に。

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Small Deck Stairs East — Part 4

墨線に沿って床材を丸鋸で切断しました。

ノッチ部分は根太を二枚重ねにして、ビス留め。排水を考慮して5ミリのギャップを確保。

延長部分はこんな感じで2×4防腐桧の床を張ります。

ビス留めする前に余ったキシラデコールを塗布。ナフタデコールと比べると、乾燥時間が倍ほどかかります。

この部分は床の厚みが38ミリとなるので、より低い位置に根太受け材を取り付けます。

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Small Deck Stairs East — Part 3

小さなデッキの最も外側に張るウリン床材は幅を短くするので根太を30ミリほどノコギリで切断しました。

張り終えたデッキ床材は墨線部分でカット。

床を渡り廊下風に東に延長します。延長部分は2×4サイズの防腐桧を床材として、既設デッキと直交するように張ります。大引きとして使う角材が母家の基礎に直交するので、床下点検用の扉が束柱と干渉しない。また、ある程度の高さが確保できるので、床下へのアクセスが容易になる。

道を挟んだお向かいさん別荘宅のウッドデッキに後付けで取り付けたエアコン室外機設置場所と同じ構造です。

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Small Deck Stairs East — Part 2

東側に新たに階段を取り付ける前に、小さなデッキの床を張ります。

お向かいさんにいただいた長さ約4メートル、幅105ミリ、厚み20ミリのウリンを床材として再利用します。ウリン材は反っているものが多く、ギャップ5ミリで矯正しながら張る必要があります。

この辺りからデッキを延長します。

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Small Deck Stairs East — Part 1

6年ぶりに母家南側に接する小さなウッドデッキに階段を新たに製作することにしました。今回は東側に階段を取り付けますが、そのためにはデッキを1メートルほど東側に延長する必要があります。延長部分の床材と階段の踏み板には防腐桧を使用します。

blocklayer.comで作成した図面をもとに、車載できる長さに切断してもらいました。この2×4サイズの防腐桧、4メートルのものが420円も値上げになっていて、一本、2,100円でした。

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Porch Stairs Cancelled

ある方から玄関ポーチ前の階段を製作する依頼を受けました。blocklayer.comで製図した図面をもとに必要な材料を調達し、図面通りにカットした木材を現場に持参しました。寸法に間違いがないか確認するためです。

現場で確認した寸法は図面通りで間違いなかったのですが、依頼した方が突然、「この階段は短い!」と難癖を付けられました。私は4段の階段をお勧めしましたが、1段の高さが通常の階段よりも高くなっても良いので、3段にして欲しいとのことでした。その希望を受けて、何度も製図し直して最終的に通常よりも段差が高い3段の階段としました。踏み板の枚数を増やさない限り、階段は当然ながら短くなります。

組み方にも問題があって、「この階段は危険」とも言われました。さらにはまだ組み立てていない階段のビスの留め方に問題があり、「勢いよく階段を上がる郵便配達員が怪我をする恐れがあり、こんな危険な階段を作るあなたは無責任だ」とも。

そんなに親しくはない他人を相手にキレた記憶がない、温厚で普段は極めて冷静な私が人生で初めてキレました。難癖を付けられた翌日の早朝、ゴミ同然の小さな端材を含むすべての材料を依頼した人に返却しました。昨日、言ったことはすっかり忘れたのか、依頼した人は謝っておられ、最後までやって完成させてくださいと頼まれましたが、私は許容できないので、現場に置いてあった工具類をすべて撤収しました。信頼関係が一旦損なわれると元には戻らない。

その後、ある人から聞きました。依頼した人はアタオカなので関わらない方が良いと。確かにおかしなことを言い始めた時、この人はautism(自閉症)を患っておられるかもしれないと察知したのですが、私としたことが人生初で他人相手にキレてしまいました。私は組み立て時に間違えないように、刻んだ部材に1A、1B、1Cの符号を付けたのですが、それを見た依頼主がA1、A2、A3でなければならないと主張されました。組み立てる私がわかれば良いことです。また、説明した製作手順は忘れないようにメモしておけとも。

Redoing The Deck — Part 19

テラス屋根の竪樋を西から東に移動させたので、西側の床に竪樋を通す穴が空いた状態でした。穴は放置するわけには行かないので、余ったウリン材を加工して、穴を塞ぎました。

Before (Shot on January 24, 2022)
After (Shot on May 5, 2022)

大引き工法採用のウッドデッキ改築作業の難易度:5段階で4

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Redoing The Deck — Part 18

薪置き場を横に延長して高さを低くしました。古いトタンの波板を加工して可動式屋根として再利用。屋根のフレームにも足場の筋交として使った米松の桟木を再利用し、ナフタデコールのブラックで塗装。

強風時に屋根が飛ばされるかもしれませんが、そうした天候の時は屋根を地面に。

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Redoing The Deck — Part 17

隣地との境界をわかりやすくするために、水糸を張りました。

柵に使用する材は、外壁修復時にも使用した杉板。

自作のテーブルソーを使って杉板を二分割に縦挽き。

丸杭を打ち込む場所を模索中。

ロックペイント、ナフタデコールのブラックで塗装した丸杭を順次、打ち込みました。

同時に比較的細い薪を2本の丸杭の間に積み上げました。

柵用の杉板を塗装。塗料は外壁やウッドデッキにも使用したナフタデコールのマホガニー。

杉板を丸杭に取り付ける作業は簡単そうで案外、難しい。デザインセンスが問われます。

以前の倒れかかった薪棚と比べると積み上げた薪の高さは半分ぐらいですが、高過ぎて崩れ落ちそうとの意見をいただきました。以前の薪棚に屋根として使われていたトタンの波板を加工し直して再利用しようとすると、横方向に長くできないので、縦方向に高くなってしまったという経緯があります。屋根の短辺側を短くすれば、横方向に長くできるので、この薪は積み直す予定です。

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Redoing The Deck — Part 16

元々は腐朽したウッドデッキの上にエアコン室外機が設置してありました。デッキを小さくしたので元の位置には戻せません。コンクリートの上に直置きさせようと考えていましたが、配管の長さが不足するので床の高さに設置するしかありません。そこで考えたのがデッキを少し、延長させる方法。構造はウッドデッキ本体と同様、束石 > 束柱 > 大引き > 根太 > 床材としました。

床材は安価なSPF 1×4材なので腐朽するのが早いと思われますが、その時は交換すれば良いと考えています。束柱、大引き、根太は桧なので、耐水性があります。

隣地との境界近くにあった倒れかかった薪棚を解体しました。思っていたよりも多くの薪が積んでありました。

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