Exterior Stain — Part 1

道を挟んだお向かいさん別荘宅の全面外壁塗装を実施することになりました。南側1階部分の外壁修復作業を今年1月に終えたばかりですが、今度は建物全面の外壁塗装を検討して欲しいとのことでした。南側1階部分の出来具合に満足されていたことを知った私は、余った塗料を使って、2020年秋に製作した北側の木製フェンスを再塗装しました。真新しい塗装の木製フェンスに対し、道路に面する北側の外壁が建物建築後一度も再塗装していない状態が際立つだろうと思い、悪知恵を働かせました。南側1階部分の外壁修復作業完了直後に他の外壁も塗装を検討してと言われてはいましたが…

2階部分と破風下の三角形の妻壁部分も塗装するとなると、長い方の二連梯子でも届かない高所作業になり、足場が必須です。業者に依頼すれば足場の設置だけで二桁万円は要するかもしれません。業者に依頼した場合、足場の材料はレンタルなので、工事終了後は施主の所有物とはならない。

当初、レンタルの足場なしで長い方の二連梯子のみを使って、梯子が届かない妻壁部分以外を塗装しようと私は考えました。それでも高所作業に伴う危険性は無保険の素人が負担できるものではないと、同居人に反対されました。自宅での作業で怪我をしたとしても自業自得(アホやな)で済みますが、他人様所有の建物での危険な作業で怪我をしたら自業自得(アホやな)では済まないと。

私としては外壁塗装よりも、南側にあるウッドデッキを何とかしたいと思っていました。ウッドデッキに落ちる雪解け水や雨水が外壁及び外壁直付けの棚に跳ね返り、南側外壁を腐朽させる原因の一つになっていたからです。修復したばかりの外壁がまた短期間で腐朽するかもしれない。

デッキの床材はウリン(アイアンウッド)

そこで安全な足場を確保しつつ、割高な足場レンタル費用をゼロにする別の悪知恵(解決策)を考えました。木製足場を自作すれば良い。そして自作した足場の材料を足場解体後にウッドデッキの修復作業で再利用する。足場の費用をウッドデッキ修復費用として活かすという悪知恵です。この案を道を挟んだお向かいさんに伝えると、「悪知恵どころかそれは名案だ」とお気に入りの様子で、概算の見積額を伝えると、即答で正式受注となりました。

安全な木製足場が実際に製作できるかどうか、東側の外壁に足場の根太を受ける2×6材を取り付けてみました。一時的に取り付けた根太受け材は地面から高さ3メートルぐらいの位置にあります。この高さに足場を作るには12’の長い柱が少なくとも3本は必要となりますが、足場解体後はウッドデッキの根太や手摺、束柱として再利用できます。

桧もシロアリの餌食に

ウッドデッキを一部解体したところ、外側の柱が腐朽していることがわかりました。

この部分が腐朽した原因は施工した人のミス。雨水に濡れるウッドデッキに枘加工はご法度です。適切に排水できずに枘の部分に水が溜まり、木材腐朽菌やシロアリの餌食になります。大引と根太が同じ高さというのも問題あり。

落ち葉の侵入を防ぐ金網が視界を遮っていてデッキ下の様子が見えなかったので、金網を取っ払ったところ、土間コン仕様となっていることがわかりました。母家に近い内側の束柱、束石、根太、土台は腐朽していない様子。根太の間隔が長過ぎるので、足場の材料を補強用の根太として再利用できそうです。

Exterior Stain — Part 2へと続く。

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