eo Hikari Multifunctional Router Setup — Part 3

eo光多機能ルーターの有線LANと無線LANの設定が完了しました。次は光電話の内線設定です。5台まで登録できる「スマートフォン子機」の設定をしました。ブラウザーで開く「eo光多機能ルータークイック設定Web」で「内線電話番号」と「ユーザID」、パスワードを設定。「クイック設定Web」での設定はこの程度。設定した内容が多機能ルーターに送信されます。

iPhoneでeo光電話を使用するには、専用App(AGEphone for eo)が必要になりますが、多機能ルーターを申し込んだ時点で、私のiPhoneにはすでにインストール済み。同様の機能がある、Panasonic製デジタルコードレス電話機(VE-GDW03DL)専用App、Smartphone Connect for DGW03と似ていますが、UIに関しては今後の改善が期待されます。

IMG_1237
IMG_1240

この簡易設定画面、”User ID”と”Auth ID”が逆になっています。”User ID”の欄にクイック設定Webで設定した「内線電話番号」、”Auth ID”の欄に「ユーザID」を入力しないと、多機能ルーターに接続できません。iOSの言語設定を日本語にすれば、逆になっているのが一目瞭然。これに気付くのに暫く時間を要しました。まさか、こんな基本的なUIに誤りがあるとは思いもしないことでした。

AGEphone for eo

iPhoneの設定が完了し、先ず試したのが最も気になっていたこと。「自宅敷地内全域でWi-Fiネットワークの電波が到達するように作成したAirMacのWi-Fiネットワークを介してeo光多機能ルーターで着信した電話を内線子機として使用するiPhoneで受信できるかどうか」です。別のWi-Fiネットワークなので、期待はしていなかったのですが、結果は可能でした。AirMac Extreme 802.11 acで作成したネットワークに接続している時も、eo光多機能ルーターで作成したネットワークに接続している時も、iPhoneを内線子機として使用できます。

「BG着信を許可する」をオンにすれば(初期設定ではオフ)バッテリーの消費が激しくなります。特に、多機能ルーターの電波が届かない、外出時にこのAppがバックグラウンドで起動した状態にあると、バッテリーの消費は酷いことになります。外出時は、Appを完全に終了させた方が良さそうです。

「BG着信を許可する」がオンの状態で、バッテリーの消費が激しくなるのは私の許容範囲ですが、もっと深刻なバグがこのAppに潜んでいるようです。AGEphone for eoが起動していると、システム音を含めて、他のAppから音がほとんど聞こえなくなります。これでは、不便極まりないので、このバグが取り除かれるまで、iPhoneはこれまで通り、Panasonic製デジタルコードレス電話機(VE-GDW03DL)の子機として使用する予定です。

eo Hikari Multifunctional Router Setup — Part 2

ブラウザー(Safari 7.0.1)でeo光多機能ルータークイック設定Web(http://192.168.0.1)を開き、無線LANの設定を行いました。クイック設定Webのアドレスから判断しても、この多機能ルーターはNEC製であることはほぼ間違いありません。(追記:多機能ルーターのメーカーはNECアクセステクニカ株式会社です。)有線LANはケーブルを繋げるだけでインターネットに接続しましたが、無線LANの方はセキュリティーの設定などをしなければなりません。初期設定以外で手動設定した内容を以下に記しておきます。

  • 無線LAN基本設定
    2.4GHz通信機能 「使用する」にチェック
    5GHz通信機能 「使用する」にチェック
  • 無線LAN詳細設定(2.4GHz)
    プライマリSSIDを選択
    ネットワーク名(SSID)に適当な名称を入力
    WPA暗号化キーにキーを入力

    セカンダリSSIDを選択

    無線機能を「使用する」にチェック
    ネットワーク名(SSID)に適当な名称を入力(”Guest 2.4GHz Network”にしました。)
    ネットワーク分離機能を「使用する」にチェック
    WPA暗号化キーにキーを入力
  • 無線LAN詳細設定(5GHz)
    プライマリSSIDを選択
    ネットワーク名(SSID)に適当な名称を入力
    WPA暗号化キーにキーを入力

    セカンダリSSIDを選択

    無線機能を「使用する」にチェック
    ネットワーク名(SSID)に適当な名称を入力(”Guest 5GHz Network”にしました。)
    ネットワーク分離機能を「使用する」にチェック
    WPA暗号化キーにキーを入力(2.4GHzの場合と同じキーを入力)

2.4GHzと5GHzのセカンダリSSIDでGuest Networkを作成し、ネットワーク分離機能を「使用する」にチェックしました。二つの周波数帯で無線LAN詳細設定後、セカンダリSSIDのネットワークは無線機能の「使用する」のチェックを外して保存しました。来客時のみ、「使用する」にチェックします。

eo光多機能ルーターで新たに作成した無線LANをApple製AirMac Extreme 802.11 ac (2013) で拡張できれば良いのですが、そのような設定はできないようです。AirMac Extreme 802.11 ac (2013) はこれまで通り、ブリッジモードで新たなネットワークを作成し、3台のAirMacベースステーションでネットワークを拡張しています。

問題は自宅敷地内全域でWi-Fiネットワークの電波が到達するように作成したAirMacのWi-Fiネットワークを介してeo光多機能ルーターで着信した電話を内線子機として使用するiPhoneで受信できるかどうかです。Panasonic製デジタルコードレス電話機(VF-GDW03DL-W)の場合は親機と同じネットワークに接続しないと、iPhoneで発着信できません。光電話の機能を含めた、その辺りの状況については、次回、レポートします。

eo Hikari Multifunctional Router

1月30日付けケイ・オプティコムのプレスリリースで画期的な新製品が紹介されています。

業界初!無線LAN最速規格(IEEE802.11 ac)対応「eo光多機能ルーター」の提供開始について
— スマホが「eo光電話」の内線子機になる機能も! —

有線ルーター機能利用料:無料、無線ルーター機能利用料:税込¥100/月、eo光電話アダプター機能利用料:税込¥300/月とのこと。1ギガコースでeo光電話アダプターをすでにレンタルしている人は、税込¥100/月をプラスすればこの多機能ルーターが利用できるとの理解で正しいのかどうか?明日になれば、詳細がわかると思います。

明日から提供されるこの多機能ルーターをレンタルすれば、先月から使用しているPanasonicのデジタルコードレス電話機(VE-GDW03DL)は不要になるということでしょうか。

2月1日追記:eo光多機能ルーターの詳細が公開されています。

K-Opticom eo Hikari iOS 7 Settings

これまでPOP形式だったeo光のメールが昨日、IMAP形式に対応しました。MacやiPhone、iPadなど、複数の端末のMail Appで同じアカウントを設定している場合、これまでのPOPであれば、Macから送信したメールを別の端末であるiPhoneで確認することができませんでした。IMAP形式なら複数の端末から同じメールを閲覧したり、既読、未読も反映されるので、利便性が高まります。

今回のリニューアルでメールボックスの保存容量が無料で200MBから5GBに拡大され、メール保存期間が60日から無制限に延長されました。(別途、申し込みが必要)メール一通当たりの送受信容量も20MBから100MBに増加しました。他にもeoWEBメールがスマートフォン、タブレットに対応するなど、大幅なサービス改善になっています。

早速、OS version 10.9をインストールしてあるiMacとiOS version 7.0.4をインストールしてあるiPhoneのMail Appをeoユーザーサポートの新規設定方法を参考にしながら設定しました。iMacの方は、POPアカウントとIMAPアカウントが同時に存在すると不具合が発生するだろうと判断して(実際に新たに設定したIMAPアカウントでサーバーに接続できなかった)、これまで10年以上使用していたPOPアカウントを削除しました。当然ながらアカウントを削除すればそのアカウントから過去に送信したメールと受信したメールすべてが削除されましたが、後でサーバーから再びダウンロードできるだろうと思っていました。(実際には過去60日分の送受信済みメールしかダウンロードできません。)

timemachine困った時はTime Machineと言うことで、昨日の夕方まで戻り、消去してしまったメールボックスを復元しました。(iMacはスリープ中もバックアップしていました。)Mail Appに”Time Machine”のフォルダーが生成され、過去およそ4年分の復元データ(受信メールと送信済みメール)が無事にその中に格納されました。これで一件落着。

imapsetting

次にiPhone 5にeoのメールアカウントを新規で設定しようとした際に、 また困ったことが発生しました。設定したIMAPの新規アカウントがサーバーと通信できないという深刻なトラブルです。eoユーザーサポートサイトを見ながら指示通りに設定したはずですが。どうやらSTEP 9の受信メールサーバの設定方法の記載に誤りがあるようです。上のキャプチャー画像右のホスト名がsmtpauth.eonet.ne.jpになっています。左のiPhone設定画面ではホスト名がimap.eonet.ne.jpになっています。左のiPhone設定画面の方が正しい。ホスト名をimap.eonet.ne.jpに設定すると、サーバーと通信ができて、新しいアカウントが作成されました。(このポストを書いている12月17日午後1時の時点では、eoユーザーサポートサイトは修正されていません。)この件に関し、K-Opticomに問い合わせ中です。

同じアカウントを設定したiMac、MacBook、iPhone、iPadのすべての端末で同じ受信メールを閲覧し、送信済みメールも確認することができるようになりました。

12月19日追記:eoサポートダイヤル、メール担当の方から連絡がありました。設定項目が間違っていたので、STEP 9、受信メールサーバーの設定をsmtpauth.eonet.ne.jpからimap.eonet.ne.jpに訂正したとのことです。

LaLa Call

IMG_1176

K-Opticomのeo光を利用している人なら主契約者である「マスター会員」とは別に家族4名分を含めて月額基本料が無料(ユニバーサルサービス料は別途必要)のスマートフォン用IP電話AppをiOS App Storeからダウンロードしました。eo光契約者以外の人も「オープン会員」となることで、月額基本料¥105(ユニバーサルサービス料は別途必要)で利用できます。

iPhoneなどのスマートフォンから発信する通話料は、通話相手がLaLa Call、eo光電話、050IP電話(無料提携)の場合、24時間いつでも無料。国内の携帯電話にかける場合は1分18.9円、国内固定電話へは3分8.4円、050IP電話(有料提携)へは3分7.77円、アメリカ50州への国際電話は1分6円だそうです。(0120から始まるフリーダイヤルや緊急通報へは発信できません。そのような発信先へは左の画像の「携帯電話」をタップすると発信可能。)

特筆すべきは海外から国内への通話が、上記LaLa Callのお得な通話料金がそのまま適用されることです。つまり、海外から一般の固定電話にかける場合、3分8.4円で国際電話がかけられることになります。

留守番電話も無料で利用できます。登録可能メッセージ20件で留守番メッセージ録音時間は90秒。

LaLa Callに関する詳細はこちらのページにあります。LaLa Callをスマートフォンで利用するには家族の分も含めてeo IDが必要になります。家族(ファミリー会員)が利用した通話料金をプロバイダー料金(または光電話の料金)と合算するにはそれぞれのeo IDに対してeo光の主契約者(マスター会員)が許可する必要があります。

LaLa Call Appをダウンロード後、「無料連絡先」を見て、eo光電話を利用している人が多いことに驚きました。私の別居家族の一人はLaLaネームまで取得している。光電話にかかって来た電話をiPhoneに無料で転送しているのでしょう。

12月29日追記:不具合が発生したため、LaLa Callの新規申し込み手続きを停止しているようです。

1Gbps Optical Fiber — Part 3

eo光を1ギガコースに変更しても、ルーター(Time Capsule Early 2009)を介して有線接続した場合に比較的空いている時でも回線速度が下り130Mbpsぐらいしか出ない問題が解決できたようです。原因はTime Capsuleにあったと思います。eoのONUとiMacを直結した場合に下り800Mbps近くも出ていたのでボトルネックはやはりTime Capsuleで間違いないようです。

少し離れた家電量販店でNECの有線(Giga対応)・無線(11n/b/g 2.4GHz)LANルーターを買って来てONUとiMacの間に繋ぎました。NEC製ルーターの4つあるLANポートにはiMacの他にTime Capsuleも繋ぎました。(Time CapsuleはWANポートではなくLANポートに接続。)NEC製ルーターの動作モードは「PPPoEルータ」に設定。Time CapsuleとAirMac Express 2012はブリッジモードに設定。NEC製ルーターは初期設定のままだとWARPSTAR-から始まるプライマリとセカンダリの二つのSSIDが見えてしまうので(古参マカーとしては格好悪い)無線機能は「使用する」のチェックを外し、使用しないようにしました。NEC製ルーターに付属するCD-ROMに収められたユーティリティ(Macintosh版らくらく無線スタートEX)は64ビットカーネルを除くMac OS X 10.5と10.6にしか対応していないのでLionとMountain Lionでは使用できません。しかし、Mountain LionでもSafariを立ち上げてhttp://web.setup/を開けば各種設定が可能です。

無線LANはこれまで通り、Time CapsuleとAirMac Expressの5GHzを主に使用します。iPhone 5で計測したそのスピードは驚異的な数値になっています。2.4GHzだとこの半分ぐらいになります。Time Machineの機能もこれまで通り二台のMacBookで使用できます。

肝心の体感速度ですが、無線LANの5GHzに繋いだiPhone 5と第5世代iPod touchは非常に速く感じます。有線LANの下りおよそ800Mbpsは本当に?と疑わしくなる程度の体感速度です。大きなファイルの転送をすれば、速さの違いが実感できるかもしれません。

1Gbps Optical Fiber — Part 2に戻る。

1Gbps Optical Fiber — Part 2

昨日、eoのホームタイプコース変更に伴う屋外及び屋内の工事が完了しました。屋外の工事は一昨日から行われていたそうですが、全く気付きませんでした。屋外では近くの電線にぶら下がっている黒いボックスの中の信号を触るそうです。光ファイバーケーブルを交換するものだとばかり思っていました。

宅内では光ファイバーケーブルから入力する光のパルスを電気パルスに変換するONU (Optical Network Unit)の交換に伴う作業がありました。宅内工事に要した時間はおよそ30分。私の方はAirPort Utilityを立ち上げてTime Capsule (Early 2009)を選び、Edit > Internet > Account Nameで”@HF1G”をアカウント名(認証ID)の最後に追加するだけのはずでしたが…

2階に設置してあるONUのPC端子から1階のデスクの上に設置してあるTime CapsuleのWANポートに繋がる長さ15メートルのLANケーブルがギガビットに対応していないCAT5でした。これでは1ギガコースへ変更してもスピードアップの恩恵は受けられないので、近くの家電量販店でCAT6、15メートルのスリムLANケーブルを¥980で買って来ました。今月のお買い得品でした。

直径3.3mmの黒いケーブルを敷設し、Time CapsuleのWAN端子に接続。Time CapsuleのLAN端子からiMac (Mid 2010)のEthernet端子へは、工事の人が置いて行った短いCAT5eのLANケーブルで接続。少しは速くなれば良いかと思いながら、eoの「1ギガ/200Mコース向けスピードテスト」で測定開始。結果は下り93.91Mbps、上り67.43Mbps。この前、比較できるように100Mコースの時に測定した結果(下り76.94Mbbs、上り33.39Mbps)と大して変わらない。System Preferences… > iCloud > Back To My Macのチェックを外すと上り速度が改善され、下り速度に近い数値になりましたが…

それにしてもこの数値は受け入れ難いものがあります。第2世代のTime CapsuleはEthernet WANポートとEthernet LANポート共にギガビットに対応しているはずであり、iMac (Mid 2010)も同様にギガビット対応機です。

足を引っ張るのは何なのか調べようと、Time CapsuleのWANポートに繋いだLANケーブルを外して、iMacのEthernet LANポートに接続しました。ルーターを介さずにONUとiMacを直結したことになります。PPPoE認証とネットワークの設定を変更しなければなりません。工事の人が置いて行ったCD-ROMのマニュアルは古くて役に立たないので、eoのサイト、「パソコンの設定方法(ブロードバンドルーターなし)Mac OS X 10.8」を参考すると宜しいかと思います。

ONUとiMac直結で再度、スピードテストを実施しました。結果は予想を大きく上回る下り800Mbps近くになっていました。しかし、直結の状態では宅内Wi-Fiネットワークが使えなくなるので、元通りにTime Capsuleにケーブルを繋ぎ直しました。有線+無線ルーター兼、プリンター接続先、Time Machine用ディスクとして利用しているTime Capsuleは外すことができないので、スイッチングハブを利用するか、Time Capsuleの設定を見直すか、対策を考えます。

1Gbps Optical Fiber — Part 3へと続く。
1Gbps Optical Fiber — Part 1に戻る。

1Gbps Optical Fiber — Part 1

10月24日にeoのサイトでホームタイプコース変更を申し込んでから2週間が経過し、ようやく工事の日程を取り決める電話がきんでん(工事を実施する業者)からありました。最短で来週火曜日の午前に工事を実施できるとのことです。多くの方がauのスマートバリュー目当てに新規に申し込んでいたり、我々のように100Mコースから変更を申し込んでいることでしょうから、工事の予定が組めない状況だったのだと思います。

どの程度の回線速度の改善が見込めるのかよくわかりませんが、工事完了時に速度の比較ができるよう、100Mコースの現時点で、eoの100Mコース向けスピードテストサイトで久しぶりに午後の比較的回線が空いている時間に計測してみました。Mountain LionにMac OS Xをアップグレードした時にJavaシステムが削除されたようなので、Javaの最新版をインストールする必要がありました。

27″ iMac (Mid 2010)の測定結果は下り76.94Mbbs、上り33.39Mbpsでした。5GHzの宅内Wi-Fiに接続したiPhone 5はSpeed Test Appで測定して下り48.25Mbps、上り14.74Mbps、2.4GHzのWi-Fiに接続したiPhone 4では同じAppを使用して下り18.21Mbps、上り19.48Mbpsでした。

1Gbps Optical Fiber — Part 2へと続く。

eo Mobile Wi-Fi Spots Canceled

auのiPhone 5をLTEフラット(パケット通信料定額サービス)で使用開始後、どこでもネットに繋がるようになり、eoモバイルWi-Fiスポットが不要になったので本日付けで解約しました。これまでおよそ1年半、コンビニの駐車場などでお世話になっていたのですが、キャリアやお店が独自に展開する無料Wi-Fiスポットのサービスも利用できるので、LTEの電波が届かない場所で高速通信が必要な時は、そうしたサービスを利用すれば良いという判断です。

解約時は0120-93-5661(eoモバイル専用サポートダイヤル)に電話し、契約者の氏名と電話番号、住所、Cから始まる「お客さまID」を伝えれば解約できます。後日、解約確認書が郵送されるそうです。

追記:自宅でeo光ネット(100M即割とeo光電話)を利用開始後、もうすぐ9年になります。長割が適用されて毎月の基本料金¥4,500にeo光電話アダプター利用料¥300と光電話通話料金、NTTコミュニケーションズのナビダイヤル利用料、それとeoモバイルWi-Fiスポットの費用¥315を加えた金額が毎月の費用となっていました。

10月1日から1ギガコース即割が大幅に値下げとなり、eo光ネットを6年以上利用している私の場合は、基本料金がプラス¥270で¥4,770になるとのことだったので、遅ればせながらホームタイプコース変更を申し込みました。宅内工事が必要になるそうで、後日、工事の日程を取り決める連絡があるとのこと。

Femtocell Setup

上図は回線終端装置にLANポートが一つだけあり、eo光電話を利用している場合のホームアンテナFT(フェムトセル)設置方法としてソフトバンクが公開しているガイドです。先日、設置業者担当者がHUBと「ホームアンテナFT用ブロードバンドルーター」を持参し、eoの回線終端装置とeo光電話アダプターを設置してある場所に、持参した二台の機器を設置しました。肝心のフェムトセルは故障していたので、設置業者に回収していただいたことは三日前にポストに書いた通りです。

上の図に注釈*1がある「eo光無線ルーター」は、eoが「ホームタイプ」などを契約しているユーザーに対し、月額650円でレンタルする無線ブロードバンドルーターです。インターネット接続設定が不要であり、つなぐだけですぐにインターネットに接続できるそうです。私の所にはそのような便利だけれど高価なものがない代わりに、「お客さま既設のPPPoEパススルー付きルーター」であるApple Time Capsuleが長いLANケーブルでeo光電話アダプターに繋いであります。2F屋根裏に設置してあるeo光電話アダプターには上の図とは異なり、LANポートが3つあります。Time Capsule直下ではなく、その空いたポートの一つにHUBを経由して「ホームアンテナFT用ブロードバンドルーター」(BUFFALO BROAD STATION)が繋がれました。下図参照。

eoが推奨する「eo光無線ルーター」を利用している場合は、その直下に「ホームアンテナFT用ブロードバンドルーター」とフェムトセル機器を繋いでも良いが、ユーザーが自分で設置したルーター(私の場合はTime Capsule)を使用している場合は、光電話アダプターからHUBを経由してから「ホームアンテナFT用ブロードバンドルーター」とフェムトセルを繋げということでしょうか。この辺りのことはソフトバンクモバイルとケイ・オプティコムとの取り決めに基づいて設置されるようなので、Time Capsule直下にBUFFALOのルーターとフェムトセル、あるいはHUBとBUFFALOのルーターを介することなく、Time Capsuleにフェムトセルを直接繋いで設置することが技術的に可能だとしても、やめておいた方が無難かもしれません。

一度に3台も常時電源オンが義務付けられた通信機器が増えるとなれば、元々不足していた電源コンセントを増設しなければなりません。また、消費電力は少ないとは言え、技術的には不要なものに電力を使用するのは節電努力を考慮するとどうなのかと思います。そう言えば、ケイ・オプティコムの株主は電力会社です。フェムトセルが現在、ないにも関わらず、HUBとBUFFALOのルーターはなぜか電源オンのままです。

フェムトセルは新しいものが届いてから設置業者が再び訪問し、フェムトセル本体を電源コンセントなどにワイヤーで固定するそうです。私の場合はHUBとルーターがある2F屋根裏ではなく、3GでiPhoneを最もよく使うであろう1FのiMac近くにフェムトセルを設置する予定です。eo光回線終端装置が設置してある2F屋根裏周辺は、屋外の基地局からやって来るソフトバンクの微弱3G電波をキャッチする場合があり、フェムトセルが発する電波と干渉する恐れがあります。1Fの職場兼リビングルームなら完全に圏外なので、電波が干渉することはないはずです。しかし、1Fにフェムトセルを設置した場合、2Fの屋外基地局の微弱電波をキャッチする所では二つの電波が干渉して、通信が途切れたりするかもしれません。ワイヤーで固定する前に、フェムトセルの最適な設置場所を検証してから決めた方が良いかもしれないとこのポストを書きながら思いました。

追記:ホームアンテナFTトラブルシューティング「開通後にお困りのお客様」Q6.「自宅の一部の部屋でしか、電波状況がよくなりません。」に対する答として、以下の記載があります。

フェムトセル小型基地局で電波改善できるのは、半径10m前後のごく狭い通話エリアで、ご自宅全体の電波状況を改善するものではありません。間に障害物があると、さらに範囲は狭くなります。
また、もともと電波状況の良い場所では、フェムトセル機器が出力を調整します。フェムトセル機器は、携帯電話をよくお使いになるお部屋のなるべく高い位置に設置のうえ、ご利用ください。

完全に圏外にならない部屋にフェムトセルを設置すれば、屋外基地局からやって来る微弱電波の受信状況をフェムトセルが判断し、二つの電波が干渉しないように(屋外基地局の電波を優先させるため)フェムトセルが出力を弱めてしまうと理解できます。となれば、フェムトセル小型基地局が電波改善できるエリアがより狭くなるだろうから、上の答えにある通り、iPhoneをよく使う部屋のなるべく高い位置に設置した方が良いかもしれません。チープなボックスはテーブルの下にでも隠しておこうと考えていましたが、このボックスの中には意外と先端テクノロジーが凝縮されているかもしれず、電波状況が少しでも良くなるであろうテーブル上方のログウォールに取り付けた棚の上に設置しようかと考えています。

蛇足ながらさらにややこしいことを書いておきます。私の場合、100Mコースのeo光回線を契約しているので、ソフトバンクからHUBとルーターが無償提供されますが、200Mコースや1ギガコースを契約している人は、1000BASE-Tに対応したHUBを自分で用意する必要があるそうです。なぜか?無償提供されるHUBは100メガまでしか対応していないとのこと。

eo Mobile Wi-Fi Spots

iPhone、iPod touch、iPadなどのiOS機器を含むWi-Fi対応機器を使って、ネットに高速(最大54Mbps)でアクセスできる「eoモバイルWi-Fiスポット」を契約しました。サービス提供エリアは関西一円で約10,000カ所。eo光ネットに+315円/IDで使い放題、初期費用無料、キャンペーン割引で月額料も最大3ヶ月無料とのことです。

日頃の生活シーン上に、アクセスポイントを展開とあります。私の生活シーン上を調べてみると、よく車で立ち寄るコンビニ、JRの駅前、郵便局、銀行のATMが設置された支所などにアクセスポイントがあり、iPhoneの3Gデータ通信を遮断している私には外出時に役立ちそうです。

自宅から最も近いコンビニの駐車場でスピードを計測してみました。下り19.30Mbps、上り15.29Mbpsと、自宅のWi-Fiネットワークと変わらない速さ。元を辿れば同じeoの光ケーブルだから、当然の結果かもしれません。アンテナはどこにあるのか、辺りを見渡すと、どうやら電線にぶら下がるように設置された白いボックス?が怪しい。

一度、設定をするとアクセスポイントには自動で繋がりますが、実際にメールをチェックしたり、ネットにアクセスしようとすると、毎回、ログインしなければなりません。eoモバイルWi-Fiスポット接続ツールを使えば、ユーザーIDとパスワードを入力することなく簡単にログインできますが、それでもSafariが立ち上がって自動ログインし、eoモバイルのサイトを見たくもないのに見せられるという変な仕様になっています。

eo光ネット利用者は毎月¥315で、いつでも電話すれば解約の手続きができるそうです。車でよく移動する人で3Gデータ通信を遮断している人には便利なサービスだと思います。

K-Opticom posts "Attention Regarding the Femtocell Base Station To Be Provided by SoftBank Mobile"

K-Opticomのユーザーサポートに5月21日付けで、「ソフトバンクモバイル社フェムトセル基地局に関するご注意につきまして」と題するお知らせが掲載されています。ソフトバンクの”bald”ではなく”bold”な行動に対する注意喚起ともとれます。

お客様各位

平素は弊社のサービスをご利用いただきありがとうございます。

本日、ソフトバンクモバイル社はフェムトセル基地局の申込受付可能なブロードバンド回線を拡大いたしました。

しかしながらフェムトセル基地局の利用につきましては、本来総務省で定めた「フェムトセル基地局の活用に係る電波法及び電気通信事業法関係法令の適用関係に関するガイドライン」等に基づき、弊社と協議・確認を行い、両者合意の上で実施すべきものとされているところにあって、ソフトバンクモバイル社は弊社に対し一方的に受付を開始する旨の通知を行ったのみで、受付拡大を実施したものです。

そのため、弊社回線でのご利用につきまして、緊急通報や通話品質、障害発生時の対応が適切に確保されるか等、現時点で弊社は全く確認ができていない状況にあり、お客様にご推奨できかねる状況でございます。

弊社といたしましては、今後ソフトバンクモバイル社と協議を進めてまいりますが、お客様におかれましては、上記につきまして十分ご留意いただきたくお願い申し上げます。

なお、上記のような状況でございますので、おそれいりますがソフトバンクモバイル社フェムトセル基地局に関するお問い合わせにつきましては、ソフトバンクモバイル社にご確認をいただきますようお願いいたします。

以上

ソフトバンクの「電波改善宣言 小型基地局ホームアンテナFT」の加入条件が確かに変更になっており、「ブロードバンド回線について」の部分で以下のような説明があります。

ホームアンテナFTでは、お客さまがご契約・ご利用中のブロードバンド回線をフェムトセル小型基地局の伝送路として利用させていただきます。
下記の「ホームアンテナFT推奨ブロードバンド回線」以外のブロードバンド回線でお申し込みの場合、提供開始が2010年9月以降となりますので、予めご了承ください。
なお、お客さまの接続機器およびご利用環境によりホームアンテナFTをご利用いただけない場合があります。

eo光ネット(ホームタイプ)は「ホームアンテナFT推奨ブロードバンド回線」以外のブロードバンド回線に該当すると思われます。5月10日の時点では推奨ブロードバンド回線以外の回線を使用している場合、フェムトセルを申し込むことができなかったのが、現在では受け付けているようです。但し、提供開始が2010年9月以降であり、固定設置工事が必要とのこと。

推奨以外のブロードバンド回線につきましては、フェムトセル小型基地局の保守管理のため、当社指定業者による固定設置工事が必要となります(無償)

通信事業者間での調整が円滑に行われていないようですが、ソフトバンク3G回線(自宅屋内が圏外)とeo光ネット、光電話の一ユーザーとしては、ソフトバンクにフェムトセルの設置を申し込んで、自宅屋内でもソフトバンク3G回線が使用できる状態にしたいと考えています。「緊急通報や通話品質、障害発生時の対応が適切に確保されるかどうか確認できない」との警告がありますが、他に選択肢がなさそうなので、たぶん申し込みます。

追記:ホームアンテナFT(フェムトセル基地局)をソフトバンクモバイル株式会社のウェブサイトから申し込みました。個人で申し込む場合、ソフトバンク携帯電話番号と暗証番号が必要です。どういうことか、契約者名がカタカナ表記になっていて修正することができませんでした。