Comet Catalina (C/2013 US10) が明け方の東の空に見えているようです。現在、6等星ぐらいなので条件が良ければ小型の双眼鏡で眼視観察できるかもしれません。上のスクリーンキャプチャは、ふたご座流星群が極大となる12月15日午前3時から1時間が過ぎた午前4時頃の東の空。C/2013 US10は高度+14º33’にあります。SkySafariの予想光度は+4.8等になっていますが、実際はそんなには明るくならないようです。
Spaceweather.comのREALTIME IMAGE GALLERYにComet Catalinaを撮影した画像が多く投稿されるようになりました。来週のふたご座流星群の撮影時に観察しようと計画しています。しかし、なぜ明るい彗星は北半球では秋から春にかけての寒い時期に現れることが多いのでしょうか。
C/2013 US10の近日点は2015年11月15日で、太陽からの距離は0.82AUでした。地球に最も接近する近地点は2016年1月16日で、地球からの距離は0.72AUとなり、予想光度は5.5等星。肉眼彗星となったC/2014 Q2 (Lovejoy)ほど明るくはなりませんが、ポータブル赤道儀による追尾撮影の対象にはなると思います。