Fixing ELEKIT TU-880 — Part 2

筋金入りオーディオマニアの旧友に久しぶりに訪問いただき、ELEKIT TU-880フォノイコライザ付き真空管アンプのノイズ発生源を突き止めてもらいました。

ノイズ発生源はこの頭が膨らんだ電解コンデンサで間違いないそうです。組立説明書に「電解コンデンサ47μF (450V)」 と記載のある部品です。部品自体には85ºC 47μF、450V JAPANの記載があります。日本製のようです。

同じ規格の電解コンデンサが合計5個あり、他の部品も今後劣化する可能性が大きいので、5個すべて取り外しました。尚、酸化金属被膜抵抗(270Ω, 3W)は問題ないそうです。

交換部品はRS Componentsで発注しました。発注した電解コンデンサの仕様は 静電容量47μF、電圧450Vで、容量と電圧は劣化したものと同じですが、動作温度が+105ºCとなっており、こちらの方が長寿命だそうです。発注した部品の寸法は円筒部分の直径と高さが26mmですが、劣化部品は直径25mm、高さ20mmであり、高さが6mmほど高くなります。高さに関してはゆとりがあるので大丈夫そうです。

発注した交換部品が届き次第、取り付ける予定です。

ここから先は余談になりますが、筋金入りオーディオマニアの旧友は最近、受注生産のテクニクス製ターンテーブルの最高峰(SP-10R)を注文したそうです。ターンテーブル単体で税別80万円だとか。レコードを回転させる円盤如きに税込88万円!私には到底理解できない世界です。

2月17日追記:

今回、初めてRSコンポーネンツを利用しました。土曜の午後に発注したら、直後に自動配信の「注文のリクエスト承りました」を受信しました。その後、本日、月曜の昼前まで正式に受注したことを知らせるメールがありませんでした。こちらから催促してやっと午後に受注確認メールが届きました。

土日祝日は休業日であることはわかりますが、こちらとしてはクレジットカードの情報を入力しているわけですから、対応がこんなに遅いと心配になります。サイトの入力画面も古臭くて、できれば利用したくはないと感じさせるサイトです。

催促のメールに返信したカスタマーサービスの人は、今日中に発送するので到着は明日と言ってましたが、サイトの注文履歴を見たら、配達予想日は4日後の21日とかになってます。どちらが正しいのか?

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Fixing ELEKIT TU-880 — Part 1

ちょうど15年前の2005年3月に友人から依頼を受けて組み立てたELEKIT TU-880 6BQ5シングルステレオパワーアンプがノイズを発するようになったとの連絡を受けました。数年ぶりにその旧友宅を訪問し、アンプの電源を入れると、ブーという連続的なノイズが確認できました。ボリュームの位置に関係なく同じ音量のノイズです。

私は回路図が理解できません。真空管アンプに使われる電子部品がどのような働きをするのかもさっぱりわかりません。手先が比較的に器用なだけで、組立説明書通りに電子部品を基板にはんだ付けしてシャーシを組み立てただけです。

私は基板上に並べられた電子部品を見て、美しいと感じる奇妙な文系男子ですから、修理などできるわけがありません。ここはやはり、あの旧友エキスパートに登場願うのが賢明だろうと思い、アンプを所有する旧友宅を久しぶりに訪問する前に、不具合の症状を聞き出して、オーディオマニアでもある別の旧友エキスパートに連絡済みでした。そのエキスパートが言うには、ノイズ発生源は劣化したコンデンサだろうとのことでした。後に調べてわかったことですが、そもそもコンデンサは電源が発するノイズを抑える役目があるらしい。

持ち帰った真空管パワーアンプのボトムプレートを取り外して、こちらの方のブログ記事を参考に、5個ある大きな電解コンデンサ(47μF 450V)を凝視しましたが、何ともなさそうです。

ボトムプレートを元通りに戻す前にマクロレンズで撮影した一枚、よく見ると切り込みがある上部が少し、膨らんでいます。このコンデンサが原因かもしれません。5個ある大きな電解コンデンサ(47μF 450V)の一つです。最初はコンデンサの円筒部分(側面)ばかり見ていて、上部の膨らみに気付きませんでした。

上述の方のブログ記事によると、頭が膨らんだ電解コンデンサのすぐ近くにある、酸化金属被膜抵抗(270Ω, 3W)も熱で焦げることがあるそうです。

このキットに付属する真空管は小さな12AX7が1本と大きなEL84/6BQ5が2本であり、大きな2本はSOVTEK®ロシア製。私は当初、真空管が寿命を迎えたのだろうと考えました。しかし、エキスパートの所見は真空管が劣化する前にコンデンサが膨らむとのことです。毎日3時間、15年もレコードを聴き続けても、真空管はまだ使えると言われてました。

私はお手上げ状態なので、週末に40年来の旧友エキスパートに登場いただき、修理の段取りをしてもらう予定です。

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LP Vinyl Records — Part 1

300点近くはあるLP (Long Playing) レコードを自家焙煎コーヒーとねぎ焼きの店、「そぼっくる」で引き取ってもらいました。年末に訪問した際、大量のレコードがあって処分するのに困っていると言ったら、是非お持ちくださいと快諾していただきました。

マスターは高級オーディオ機器で今でもレコードを聴くことがあるそうです。私が持ち込んだレコードは70年代から80年代にかけてのウェストコースト系バンドとAOR、ジャズがその大半を占めます。ほぼすべてが洋楽。

大量のレコードを車からリレー形式で下ろした後、今度は逆にColemanパワーハウスコンロやハンモックなどのキャンプ道具を譲り受けました。不要ならメルカリに出品しても良いそうです。

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KINDRM Audio Receiver

Mercariで購入したBluetoothレシーバーが届いたので、Suzuki HUSTLERに設置のカーオーディオ(Pioneer carrozzeria MVH-3300)のAUX端子に繋ぎました。

この製品、正式な名称が不明です。Mercariでは「Bluetooth 5.0 トランスミッター」の名称でしたが、箱には”2-in-1 wireless adapter Model: T10″と書いてあるし、英語のユーザーマニュアルには”wireless audio adapter”の記載があります。マニュアルには仕様が書いてないので、本当にBluetooth 5.0対応なのかも不明。

当製品はBluetoothで音声を送受信する機能があり、機能切り替えボタンを長押しすれば、送信モードと受信モードとを切り替えることが可能。Pioneer carrozzeria MVH-3300のように、Bluetooth受信機能がないオーディオヘッドユニットにBluetooth受信機能を追加させることができます。電源はUSBポートから供給。

最初は上の画像のように、当製品をシガーライターソケットから分岐したUSBポートに挿して電源を供給し、付属のオーディオミニケーブルをヘッドユニットのAUX端子に繋いで視聴しました。Bluetoothのペアリングは一度、行えば、次からは自動で接続されます。ボリュームが小さいので、iPhone 11のMusic Appは最大にし、AUXに設定したヘッドユニットのボリュームは40近くまで上げる必要がありました。(私の耳が遠くなっているだけかもしれません。)

最初に気づいた難点は、車の電源を切り、次回オンにした時に当製品が送信モードになるということです。これが初期設定のようで、どうやらこの設定は変更できないようです。つまり、カーオーディオでiPhoneの音声を再生するには毎回、機能切り替えボタンを長押しして受信モードにしなければならないということです。また、Music Appで再生ボタンをタップする必要もあります。今は面倒に思いますが、ルーチン化すれば慣れるかもしれません。

次に気付いた難点は一時停止時にノイズが入るということ。ノイズがどこから来ているのか探るために、電源をシガーライターソケットから分岐したUSBポートからオーディオユニットのUSBポートに挿し替えてみたところ、耳障りなノイズがかなり小さくなり、音声レベルも上がりました。ヘッドユニットのボリュームは40から30まで下げても大丈夫のようでした。

電源をオーディオヘッドユニットから供給することで、“CHECK USB”エラーが再発する恐れがありますが、今のところ大丈夫なようです。

追記:ノイズの発生源をネットで調べていたら、こちらの方のブログ記事がヒットしました。RX-8を所有されているようで、することがどことなく私と似ている。この方の場合、ノイズ発生の原因はオーディオケーブルの劣化だったそうです。

Pioneer carrozzeria MVH-3300 “CHECK USB” Error— Part 1

Suzuki HUSTLERに取り付けたカーオーディオ、Pioneer carrozzeria MVH-3300で、iPhone 11をUSBポートに繋いだ際に、”CHECK USB”のエラーメッセージが表示されて、充電と音声再生ができない問題の原因が判明したかもしれません。

この不具合が初めて発生したのがiPhone 11のiOSをアップデートした直後だったので、問題の原因はiPhone 11かiOSにあると考えていました。iOSのアップデートをしていない時も正常に機能したり、不具合が再発することもありました。ネットで検索すると、carrozzeriaの他製品やiPhone 11以外でも同様の”CHECK USB”問題が発生することがわかりました。

不具合を検索しているときにPioneerのサイトもヒットしました。「製品ファームウェア アップデートプログラムご提供のお知らせ」を読むと、MVH-3300の最新バージョンは8.17以降だそうです。HUSTLER搭載のMVH-3300のファームウェアバージョンを調べると、上の画像の通り、8.10で一度もアップデートしていません。

ファームウェアのアップデートは市販のUSBメモリーを使って行うようですが、困ったことにmacOSは対応しておりませんとのことで… しかしながら、バージョン8.17は「特定のスマートフォン(Android 6.0)をUSB接続した際に発生するエラー19(通信できず)への修正対応を実施しました」とあるので、ファームウェアを8.17にアップデートしても問題の解決にはならない可能性もあります。

取り敢えずはシステムを工場出荷状態に戻すリセットを行いました。今のところ、正常に充電、音声再生ができておりますが、今後、どうなるかはわかりません。

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Bose 2.2 Direct/Reflecting Speaker System — Part 3

右側スピーカーをログウォールに設置するための受け材を製作します。幅5ミリの面取り加工を卓上丸鋸を用いて行うような場合にも、この前、工具市で破格値で買ってきたLED投光器が役に立ちます。

同サイズの受け材を2個製作済みなので、3個目と4個目は比較的、素早く製作できました。IKEA EKBY VALTERを1個¥500で買って来た方が手っ取り早いことに変わりありませんが。

数年前にいただいたJimさんのアドバイスに従い、木製の口金をバイスに取り付けました。

金属製の口金には滑り止め加工が施してあり、それが原因で挟んだ材に傷が付くことがありました。木製口金の場合は材を傷めることはありませんが、その代わり、バイスで挟んだ材を鑿で削ったり掘ったりすれば、きつく締めていても材が動きます。そうした作業を行う際はワークベンチの天板などに別のバイスで固定した方が安定します。

ウーファーユニットを換装したJBL Control 1Xtreme改よりも、Bose 2.2の方があらゆる音域で音質が優れているので、AirMac Express経由のAirPlayもBose 2.2に接続するように配置と設定を変更しました。

アンプはライン入力が2系統あるELEKIT TU-879R。

テレビの音声出力端子には一本で数千円もするMOGAMIのオーディオケーブルを接続。私の手元にはこのような高級オーディオケーブルが何本もありますが、私が購入したものではなく、旧友に貸した借金の肩代わりの一部です。このようなケーブルを繋いだことで音質が改善したかと言われると、答えに困ります。私の耳では違いがわかりません。オーディオ沼に嵌った友人は依然として音信不通。

もう一つのライン入力にはMonster mini-RCAステレオオーディオケーブルを接続し、AirMac Express経由でAirPlayができるようにしました。

JBL Control 1Xtreme as TV Speakers — Part 4

JBL純正ユニットと比べて低音が芳しくないFOSTEX FE107Eは自作のバックロードホーンに戻しました。

バックロードホーンに取り付けてあったFOSTEXフルレンジの上位機種である、FE108EΣに換装することにしました。スペーサー不要でピタリとJBLのエンクロージャーに収まりました。

但し、ビスは半分の4本のみ使用。ウレタン製と思われるエッジは経年劣化していないものの、片方のエッジはCat ISONの爪研ぎ被害に遭い、穴が数カ所に空いてました。なので、木材補修パテで穴を埋めてから塗装しました。光っている部分が補修したところ。

加水分解によるエッジの劣化がそれほど酷くはなかった左側のユニットもFOSTEX FE108EΣに換装しました。

こちらは右側。テレビのスピーカーはBose 2.2になったので、JBL Control 1Xtreme改はTri VP-MINI 88 Mark IIとAirMac Expressに繋いで、AirPlayのオーディオ専用スピーカーとして使用することにしました。

純正JBL Control 1Xtremeの価格よりも高価なスピーカーユニット(一本で¥15,980)に換装したためか、低音もしっかり出るようになりました。

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JBL Control 1Xtreme as TV Speakers — Part 3

ウレタン製エッジの損傷が酷い右側のスピーカーユニットを分解しました。ウレタンも湿気を吸い込むとゴム製品と同じように加水分解します。エッジを貼り替えるのであれば、その素材は布や和紙、セーム革が適しているように思いますが、今回はウーファーユニットごと、交換してみることにします。

先代のControl 1は接着剤が使われていて、解体するのに苦労しましたが、Control 1Xtremeは6本の六角ボルトを緩めたら容易に解体できます。解体した先代のControl 1はどこに行ったのか、どこにも見当たらない。捨ててしまったのだろうか。

配線はツィーターとウーファー用にプラスマイナスが合計4本ありますが、ツィーター用のプラス配線は青になっています。マイナス側は両方とも黒なので、間違えないように写真撮影してからテープで2本ずつ、まとめておきました。

4本のネジを緩めてウーファーユニットを取り外しました。エッジは指で触れるとボロボロになります。コーン紙は何ともありません。

ネットワーク部のコンデンサーも劣化しているかもしれませんが、今回はウーファーユニットのみ、小屋の棚に保管してあったFOSTEX FE107E、フルレンジスピーカーをウーファーとして使用します。4つあるフレームの穴が大体同じ位置にあったので、エンクロージャーに固定できれば使えるはず。

仮置きしてみたら、外周部分に若干の隙間があり、音漏れしそうでした。

そこで、車用のスピーカー交換時に使わなかったスペーサーを置いてみたら、規格サイズであるためか、ぴったり。

FOSTEX FE107Eをエンクロージャーに取り付けました。

隙間が埋まって音漏れの問題も解決。左側はJBL純正ユニットの状態で、視聴してみたら、ウーファーユニットを交換した右側から低音がほとんど出ない。

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Bose 2.2 Direct/Reflecting Speaker System — Part 2

Bose 2.2スピーカーをログウォールに設置できるよう、受け材を製作しました。

IKEA EKBY VALTER

棚用ブラケットのデザインはIKEA EKBY VALTERを参考にしました。縦方向角材の上下にある穴を使ってビス留めする際にドライバーが干渉しないようになっています。

スピーカー一つに受け材が二個必要なので、左右のスピーカーをログウォールに設置するには合計4個必要になります。受け材自体は切り欠きを作って、木工ボンドで接着してあります。IKEA EKBY VALTERはバーチ無垢材でできていますが、私が製作した左側の受け材は赤松再利用材。縦方向の材はおよそ33ミリ角、横方向と斜めの材は厚みおよそ17ミリ。

左側の受け材が完成したので、Bose 2.2スピーカーを載せてみました。

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Bose 2.2 Direct/Reflecting Speaker System — Part 1

テレビ用のスピーカーとして使おうとしていた、JBL Control 1Xtremeのウレタン製エッジが破損しており、修理するまでの間、使えるスピーカーはないかと、ガレージ屋根裏収納を探していたら、見つかりました。1989年頃にシカゴの郊外にあったオーディオ専門店で購入したBose 2.2、ブックシェルフ型のスピーカー。エンクロージャーの表面に黴が生えるほど、汚れていましたが、中性洗剤を使って綺麗にしました。

恐らく米国製だと思いますが、グリルを取り外してみたらツィーターが傾いて取り付けてある。如何にもアメリカ製?当時のオーナーズガイドによると、グリルはオーナーが取り外すものではなく、修理技術者のみが取り外すことができると書いてあります。この2″のツィーターは見るからにチープですが、流体冷却式だそうです。

背面にはシリアルナンバーと共にBOSE 2.2 LEFT SPEAKER、IMPEDANCE: 8 OHMと書かれたステッカーが貼ってあります。左右のスピーカーユニットが指定されています。

左がBose 2.2 スピーカーシステムが作り出すダイレクト/リフレクティング・リスニングエリア、右は従来のスピーカーシステムが作るステレオ・リスニングエリア。設置方法や設置する部屋の状況によっても音質が変わると書いてあります。

縦置きも可能ではありますが、推奨できないそうです。上の図を見れば、横置きでないと、本来の性能が発揮できないことがわかります。スピーカーを購入した時は、マニュアルを読むこともなく、ブックシェルフ型なので、机の上に書籍といっしょに置いていました。高音が出ないのは見た目がチープなツィーターのせいだろうと思い、BOSEのスピーカーはこんなものかと決めつけていました。

マニュアル通りに横置きで、左右のユニットを適度な距離を離して設置し、真空管アンプに繋げて音を出してみたら、購入後30年が経過して初めて意図された音が出たように思います。真空管アンプを経由してテレビに接続するスピーカーとしては十分以上な音質です。それでもあの見た目がチープなツィーターを別のものに交換したら、さらに音は良くなるかもしれません。

ウーファーのエッジはウレタンではなく、クロス(布製)であるためか、30年が経過しても劣化はないように見えます。

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JBL Control 1Xtreme as TV Speakers — Part 2

テレビ用のスピーカーとして使用することにしたJBL Control 1Xtremeの位置を変更しました。スピーカーは木製上げ下げ窓のトリムボードに取り付けていますが、55センチほど下方に移動させました。

こちらは右側。ウーファーのエッジが破れています。これでは低音が出ないはず。似たようなことが先代のJBL Control 1でも発生し、エッジを交換することなく、本体ごと買い換えました。ウレタン製のエッジが劣化する現象はこのスピーカーではよくあることで、専用のエッジ交換キットも販売されているようです。ラバーエッジ(CR13)もこちらで販売されています。

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JBL Control 1Xtreme as TV Speakers — Part 1

SHARP AQUOS LC-40DZ3-Sの外部スピーカーとしてJBL Control 1Xtremeを再度、使用することにしました。テレビ背面の「入力6/音声出力端子」とELEKIT TU-879R(真空管アンプ)の入力1端子をオーディオケーブルで接続。

どこにも繋いでいなかったスピーカーケーブルを真空管アンプに繋げました。

次にテレビの設定をしなければなりません。設定はテレビのリモコンで行います。ホーム > 設定 > 機能切換 > 外部端子設定へと進み、「音声出力(固定)」に設定。音声出力を固定にしておかないと、出力レベルが低くなり、アンプ側のボリュームを大きくしなければなりません。「外部入力の音声も出力しますか?」に対しては、「はい」を選択。こうすることにより、テレビに接続したApple TV HDやSonyのブルーレイディスク/DVDレコーダー(BDR – BDZ-ZW1500)の音声を出力することができます。

以前、DACを介して真空管アンプに出力していた頃もありましたが、音質はその時と変わらず、特に人の声が聞きやすくなったように思います。2チャンネルスピーカーですが、F1中継や映画の音声も迫力あります。安価なサウンドバーをテレビに繋ぐよりもずっと音質は優れています。

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MPOW Grip Magic Car Mount (MCM18) — Part 2

MPOW Grip Magic Car Mount (MCM18)

Suzuki HUSTLER Aに取り付けたMPOW Grip Magic Car Mount(マグネット式車載ホルダー)をMazda RX-8のダッシュボードに移設しました。

MPOW Grip Magic Car Mount (MCM18)

ボールマウント底面に貼る3M製両面テープは予備のものに取り替えました。

MPOW Grip Magic Car Mount (MCM18)

iPhone 7の場合、ちょうどエアコン吹き出し口の上辺りに接触するような角度に取り付ければ、ホームボタンを左の指一本で押してもずれることはありません。

MPOW Grip Magic Car Mount (MCM18)

iPad mini 4の場合は横置きにすれば下端が同じエアコン吹き出し口の上辺りに接触しますが、ホームボタンは左手人差し指と親指で挟むようにして押す必要があります。

Suzuki HUSTLER Aでは不要なBESTEKのBluetooth対応FMトランスミッターもMazda RX-8に移設しました。カーナビの音声や音楽はBluetoothに出力してFMラジオで受信することも可能になります。

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Pioneer carrozzeria MVH-3300

オーディオレスのSuzuki HUSTLER Aに取り付けるUSB/チューナーメインユニットを入手しました。嗜好が似ているSuzukiディーラー営業担当のKさんのアドバイスを受け、高価な純正オプションではなく、社外品のcarrozzeria MVH-3300に決定しました。

carrozzeria MVH-3300

HUSTLERの場合、USBポートがオーディオユニットの背面にあると、グローブボックスにUSBケーブルを引き出すことになり、使い勝手が悪くなるので、前面にUSBポートがあるものを選んでくださいとのことでした。

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上位モデルのMVH-5300はBluetooth対応ですが、iPhoneをオーディオに接続した状態でハンズフリー通話をしないのであれば、Bluetoothは不要とのことでした。必要となれば、Bluetoothヘッドフォンを別途入手すれば良いかと考えています。

App StoreからダウンロードしたPioneer ARC (Advanced Remote Control) を使えば、iPhoneなどのiOS端末からこのカーオーディオを操作することができるそうです。10年前はiPodをMazda RX-8のBoseサウンドシステムに接続させるのに数万円も要しており、選曲するのも一苦労でしたが、時代は確実に変わっています。

主な仕様を以下にまとめておきます。

共通部
使用電源DC 14.4V (10.8V~15.1V使用可能)
アース方式マイナスアース方式
最大消費電流10.0A
外形寸法取付寸法:178 (W) x 50 (H) x 97mm (D)
ノーズ寸法:170 (W) x 46 (H) x 17mm (D)
質量0.5kg(コード含まず)
アンプ/オーディオ部
最大出力50W x 4ch / 4Ω
50W x 2ch / 4Ω + 70W x 1ch / 2Ω(サブウーファー使用時)
定格出力22W x 4 (50Hz ~ 15,000Hz, 5% THD, 4Ω Load, Both Channels Driven)
負荷インピーダンス4Ω(4Ω~8Ω使用可能)
 プリアウト最大出力レベル 2.2V
出力インピーダンス1KΩ
USB部
USB規格USB 2.0 Full Speed
最大供給電流1A
MP3デコーディングフォーマットMPEG-1 & MPEG-2 AUDIO LAYER-3
WMAデコーディングフォーマットVer.7, 7.1, 8, 9, 10, 11, 12 (2ch audio) (Windows Media Player)
AACデコーディングフォーマットMPEG-4 AAC (Ver.10.6以前のiTunesでエンコードされたもののみ)(MVH-5300のみ)
WAVシグナルフォーマットLinear-PCM, MS ADPCM
FMチューナー部
受信周波数帯域76.0MHz~99.0MHz
実用感度11dBf
S/N75dB (IHF-Aネットワーク)
周波数特性30Hz~15,000Hz (±3dB)
AMチューナー部
受信周波数帯域522kHz~1629kHz

BESTEK Bluetooth Wireless In-Car FM Transmitter — Part 4

BESTEKのBluetooth対応FMトランスミッターをSubaru R1のシガーソケットに接続して、iPad mini 4で受信したBeats 1ストリーミング再生とGoogle Mapsでのナビゲーションを試みてみました。結果は、 雑音が多くてかなり耳障りな状況でした。

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Subaru R1の純正ルーフトップのアンテナは樹脂が覆うタイプの短いものであり、車体後方にあります。トランスミッターを挿したシガーソケットからの距離は2m以内であるので、純正アンテナの受信感度が弱いことが雑音の原因だと思われます。したがって、対策として考えられるのは、アンテナの真下あたりにシガーソケットを延長させるか、受信感度が優れた社外品にアンテナを交換するという方法です。前者の方法を採用すれば、トランスミッター本体に手が届かなくなる可能性があり、利便性が損なわれるので、後者のアンテナ交換がより理想に近いかもしれません。