Wood Carport — Part 45

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縦挽き用としても使えるかもしれない丸鋸のチップソーを入手しました。パッケージには充電木工用と書いてありますが、充電式ではないMakita製125mmマルノコ5230で使用する予定です。使用する丸鋸に合わせて直径125mm、内径20mmのものを選びました。刃数は24Pとなっており、マルノコ5230に付属する刃の数は42なので、18も少なく、縦挽き用として使えるかもしれません。

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刃数が少ないということは、切削時の抵抗が少なく、丸鋸のモーターに与える負荷も少なくなります。長さが3メートル近くある長い角材を最大切り込み深さ46mmでモーターを長時間休ませることなく、切断できるのではないかと考えました。

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実際に90ミリ角の集成材を縦挽きしてみました。非力な充電式丸鋸用として販売されているだけあって、モーターにかかる負荷が少なく、ほぼ一気に3メートルの材を縦挽きすることができました。

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90ミリ角の角材なので、上下から2回に分けて切断する必要があります。標準付属のチップソーで縦挽きしようとするとモーターが焼き付きそうになりますが、刃数が少ないこの替え刃ならその心配がなさそうです。105ミリ角の角材も縦挽きできるよう、直径165ミリの刃も別途、注文しました。165ミリ刃数40の方はタテ挽き用として販売されています。

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Wood Carport — Part 19

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ブンブンさんのウッドデッキ解体時にいただいた長さおよそ3,500mmの4×8材(幅は実測で188mm)を加工して梁を製作します。パーゴラカーポートの間口に合わせて長さを3,200mmに切断しました。上の画像はリンク先のFlickrで動画になっています。左手に定規として使っているのは屋根勾配も計測できる便利なスピードスクエア。

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ガレージ内で馬の上に大引きとして屋外で使われていたこの木材を載せてみるとかなり捻れていることがわかりました。小屋組も在来工法で建てる場合は、梁の上に束が載ってその上に母屋と垂木、屋根材となり、上からの荷重を受けるので、梁はできるだけ太くて重い材が適しているそうです。しかし、私が製作しているパーゴラカーポートは(そもそも屋根がないということはさておき)トラスを組む予定なので、梁の部分には真上からの荷重がほとんどかからない。どちらかといえば、左右に開こうとする力が屋根勾配の角度で加わる。

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4×8のままだと一人で柱の上に載せることは不可能なので、この長い材を丸ノコで縦挽きして4×4材を2本にします。丸ノコを使った縦挽きは練習した通りですが、材が長いので、途中で何回も休憩しながら丸ノコのモーターをクールダウンさせる必要がありました。DIY用のこの丸ノコには定格時間30分の表示があります。

このSHINKO製電気丸ノコSCS-165Kの仕様を以下に転記しておきます。

電動機:直巻整流子電動機
電圧:単相100V
周波数:50/60Hz
消費電力:680W
電流:7.1A
無負荷回転:4,100 r/min
ノコ刃の寸法:外形165 x 内径20mm
最大切り込み深さ:55mm
傾斜切断:0〜45º
寸法:250 x 230 x 210mm
重量:3.3kg

定格時間30分とは何を意味するのか、調べてみると「連続する1時間のうち力率(負荷率)85%の作業を30分使用しても問題がない」という意味だそうです。この丸ノコの最大切り込み深さはおよそ55mm。最大切り込み深さで硬い木材に対して使用するということは負荷率が100%?になり、5分も連続使用するとモーターが熱くなって回転数が下がり、今にも壊れそうになります。

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長い角材を裏返して、残り35mmを今度はMakitaの125mm丸ノコ(多分、業務用)で縦挽きしたらわずか3分ほどで切断できました。段差はHITACHIの電気鉋で削り落としました。2本になったこの角材は、東側と中央部分の梁として使用する予定です。

Makita製125mmマルノコ5230の主要機能を以下に転記しておきます。

電動機:直巻整流子電動機
電圧:単相交流100V
電流:7.5A
周波数:50-60Hz
消費電力:710W
回転数:5,600 min(回転/分)
ノコ刃寸法:外形125 x 内径20mm
最大切り込み深さ:46mm(90º)、30mm(右45º)
傾斜切断:右45º〜0º
本機寸法:長さ257 x 幅219 x 高さ211mm
質量:2.2kg

DIY用の丸ノコと職人さんが使うプロ用の丸ノコは価格以外に何が違うのか?大きく異なるのは電動機(モーター)の基本性能ではないかと思います。DIY用のSHINKO製丸ノコの回転数が4,100RPMであるのに対し、Makita製のものは5,600RPM。車で言えば、エンジンに相当しますが、高回転のMakita製丸ノコはSHINKO製のものと比べて駆動音が甲高く、それが切れ味に大きく影響しているのではないかと思います。

Wood Carport — Part 20へと続く。
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Cutting 90mm Squared Lumber — Part 2

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幅150mm、高さ105mmの角材を丸ノコを使って安全に縦挽きできるものなのかどうかを調べるため、実際に上下両側から切断してみました。

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この丸ノコで切断できる角材の厚みはおよそ55mmなので、裏返して上下両側から二回に分けて切断することになります。上の画像をよくみると、この時点で、丸ノコの刃一枚分ほどずれています。切断面に段差ができないようにするにはこの角度から見て確認すべきことがわかりました。

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切断面に絶望的な大きな段差ができました。

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義父から頂いたと言うか、義父の元職場から勝手に持ち帰った日立工機製の電気カンナを使ってみることにしました。私が以前から所有するRYOBI製の電気カンナとは違い、どことなくプロフェッショナル感が漂っています。

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最大切削深さ1mm、最大切削幅82mmはRYOBI製電気カンナと同じですが、切れ味が全然違いました。

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あの絶望的な大きな段差が綺麗になくなり、屋外で使う木材であれば手鉋をかける必要もないと思うほどの仕上がりです。

製作中の「パーゴラカーポート」に使用する予定の梁の長さは3,060mmであるのに対し、入手済みの90mm角の杉材の長さは3,000mm。横から軽自動車二台を駐車させるには梁の長さはこれ以上短くできません。そこで手元にある、長さおよそ3,500mmの4×8材を縦挽きして90mm角の角材二本を製材しようと考えています。

厚みのある木材を丸ノコで縦挽きできることが判明したので、計画通りに長さ3,500mmの4×8材を加工することにします。

Cutting 90mm Squared Lumber — Part 1

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丸鋸を使って90mm角の廃材を横方向に切断する練習を行いました。使用した丸鋸は深さ60mmぐらいまでしか切断できないので、上下両方向から切断しなければなりません。ベニア板を定規にして真っ直ぐに切断しようとしましたが、

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細心の注意を払ったつもりでしたが、切断位置が少しずれていたのか若干の段差ができてしまいました。定規は釘で固定しましたが、上下を変える時に一旦、釘を取り外して再度、固定したので定規の位置がずれたためと思われます。

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それでも段差は鉋で削れば取り除くことができました。沓石の上に置いたら自立しました。業務用卓上丸鋸なら深さ80mmぐらいまで切断可能なので、次回は卓上丸鋸を使って横挽きしてみよう。

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昨日、練習した枘継ぎの柱と桁は腰高羽子板ボルトで接合部を補強する予定です。腰高羽子板ボルトを使用するのは初めてのことで、使い方がよくわからないので、試しに全長280mmの羽子板ボルトと六角コーチスクリューをホームセンターで買って来ました。羽子板に溶接されたボルトのサイズはM12。桁に12mm+の穴を貫通させて上からナットで締めて固定させるようです。片方だけ腰高羽子板ボルトで補強すると、桁が傾く可能性があるので、左右両側から取り付けるものだと思います。

手元に12mmのドリルビットがなかったので、用意しなければなりません。12×65のコーチスクリューは柱を沓石に固定する際に使います。尚、コーチスクリュー用の下穴は直径が10mmで良いそうです。

Cutting 90mm Squared Lumber — Part 2へと続く。

Cup Brass Wire Brush

Cup Brass Wire Brush

車の下廻りと足廻りの錆を取り除く用途で、Astro Product製カップ型真鍮ワイヤーブラシを入手しました。シャフト部分が円形になっている電動ドリル、ドリルドライバー用ですが、変換アダプターを介してインパクトドライバーに取り付けました。

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Mazda RX-8をタイヤ交換したついでにブレーキローター周辺の錆落としにワイヤーブラシを使用しました。手作業では落とせなかった錆まで効率よく錆落としが可能です。ワイヤー片が目に入ると失明の恐れもあるので、作業時は安全メガネを着用すべきです。

商品仕様
全長62mm
重量68g
外径(先端測定)約50mm
ブラシ長約15mm
線径0.3mm
シャンク径6mm
シャンク長30mm
許容回転数4500rpm
材質真鍮
総走行距離:47,081km

IKEA Hacking — STIG

IKEA STIG

久しぶりにIKEA鶴浜に行ったので、ハッキングできそうなバースツールを買ってきました。

IKEA Hacking — STIG

自作のワークベンチは立って作業しやすい高さになるように設計してあり、座って作業するには座面高が高いスツールが必要です。しかし、¥1,999で買ってきたIKEAのSTIGは座面高が74cmで高すぎるので脚を14cm、切断することにしました。

IKEA Hacking — STIG

STIGはサイズが2種類あり、¥1,799の脚が短い方は座面高が63cmなので、短い方を買った方が良かったことになります。しかしながら、実際に組み立ててみないと適切な高さがわからないので、まずは組み立ててみました。

IKEA Hacking — STIG

IKEA組み立て家具の説明書は誰もが理解できるよう、文字を使わずにイラストのみになっています。

IKEA Hacking — STIG

誰もが理解できるはずのそのイラストを理解しなかった私は仮組みの段階でボルトを締めすぎてしまいました。

IKEA Hacking — STIG

仮組みの段階では本来は工具を使わずに手で締めるべきでした。

IKEA Hacking — STIG

この部分は空回りさせないよう、10mmのスパナも必要。

IKEA Hacking — STIG

座面高42cmぐらいの普通の椅子座面の上に2×4材を積み重ねて最適な座面高を調べました。

HITACHI G 10B2

結果、脚は14cm、切断して60cmの座面高になるように、4本の脚をディスクグラインダー(HITACHI G10B2)で切断しました。

IKEA Hacking — STIG

鉄工用切断砥石から#80のペーパーサンダーに取り替えて、バリを削り取りました。

IKEA Hacking — STIG

パイプの底に取り付けるキャップは再利用。

IKEA Hacking — STIG

これで最適な座面高になりました。

作業の難易度:5段階で2

Makita 125mm Circular Saw 5230

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プロの大工さんが愛用する電動工具と言えば、日本ではHitachiやMakita製が圧倒的に多い。それには訳があるはずと前から思っていました。日曜大工や工具の収集を趣味とする私はプロではないので、これまで電動工具と言えば、アマチュアに人気のあるBlack & DeckerやBOSCHなど海外ブランドの製品を主に使用していました。去年、母屋の屋根を葺き替えた時に実際に作業していただいた大工さんや板金屋さんは、やはりMakitaの電動工具を使われていました。

Good Year 12 Volt Air Inflator

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タイヤメーカーのGood Yearからライセンス供与を得てBON-AIREが製造するエアインフレーターを通販で入手しました。この製品は日本ではCOSTCOが独占的に販売しているようです。倉庫店で実物を手に取り、質感は確認済みです。その時は買うかどうか迷っていました。オイルレスタイプの小型コンプレッサーを購入して空気入れ専用として使おうかとも考えていました。

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空気圧を表示するゲージ目盛りは10kPa単位。夜光塗料が塗られているので暗いところでも目盛りを読み取ることができます。車載するにはうってつけ。

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タイヤ交換時は空気圧を調整するためにいつも近くのガソリンスタンドに行っていましたが、このインフレーターがあれば、どこでも空気の補充ができます。

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冬用タイヤから夏用タイヤに交換したSubaru R1のタイヤに空気を補充してみました。規定の空気圧になるまで、少し時間はかかりますが、(と言っても1分以内)モーターが熱くなることもなく問題なく、空気を補充することができました。電源コードとエアホースは5.4mあるので、1カ所の電源から4輪すべてのタイヤに届きます。

付属のスポーツニードルなどを使えば、車のタイヤ以外に自転車のタイヤ、スポーツ用具、エアベッドなどに空気を充填することができます。

HITACHI C8FB Sliding Compound Miter Saw

HITACHI C 8FB Sliding Compound Miter Saw

10年以上も前から日立卓上「スライド」丸のこC8FBを使っているにも関わらず、上の画像のようにスライド式で傾斜させることが可能であるのを知らずに使っていました。

HITACHI C 8FB Sliding Compound Miter Saw

クランプレバーが緩んでいたので、これは危険と思い、締め直そうとした時にヘッド部が傾き、初めてこの卓上丸鋸が「スライド式」であることに気づきました。 傾斜角度は0º〜45ºまで調節可能。これまでは傾斜切断はできないと思っていたので、斜めに切断する必要があった時は、例えば、2×4材であれば、2″の面を下にして木材を立てて、ターンテーブルを左右に回して角度切断していました。

HITACHI C 8FB Sliding Compound Miter Saw

日立工機のサイトを参照すると、C8FBの開発は1988年だそうです。10年以上前に義父から譲り受けたこの卓上スライド丸のこの製造年月は1989年9月になっています。

BOSCH Impact Drill PSB 700 RE

BOSCH Impact Drill PSB 700 RE

一生もののハンドツールと比べると、電動工具に対してはそれほどこだわりがない私は価格重視で電動工具を選ぶことが多々あります。しかしながら、このスイス製のBOSCH振動ドリルPSB 700 REは、それほど安くはなかったような記憶があります。木材なら20mm以上の大きな穴を空けることを主な用途として入手したのを覚えています。また、コンクリートや煉瓦に穴を空けたいときは、このような振動ドリルが必要になるだろうと入手当時は考えていました。

振動ドリル本体の質量が1.7kgと重く、片手では操作できないので、ビスの下穴など小さな穴を木材に空ける際は、軽量でどこでも使用できるコードレスのインパクトドライバーを使用することが圧倒的に多くなります。

以下、この振動ドリルの仕様を表にしておきます。

BOSCH Impact Drill PSB 700 RE Specifications

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電子無段変速スイッチも搭載されているので、回転数を調整しながら電気ドリルとしても利用できます。

PSB 700 REはすでに廃盤となっているので、似たスペックのPSB 600 RE/Sにリンクを張っておきます。

Makita Rechargeable Impact Driver (M695DWX)

ハンドツールは一生もの、パワーツールは10年使えれば良いという考えで、これまで電動工具には特に拘りがなく、使い勝手よりもどちらかと言えばデザインと価格重視で選んでいました。今回、入手したMakitaの充電式インパクトドライバー、M695Dはプロ機ではないものの、プロ機同等の使い勝手を誇る優れた製品だと思います。製品本体に予備バッテリーと充電器、プラスのビット、バッテリーカバー、大きなプラスチックケースが標準で付属。

これまで主に使っていたBlack & Deckerのインパクトドライバー(SX5000)はバッテリーが12VのNi-Cd電池であったのに対し、今回入手したMakitaの製品はバッテリーが小型軽量の14.4Vのリチウムイオン電池(容量1.1 Ah)になっています。

バッテリーを含む本体質量は1.3kgと軽く(Black & Decker SX5000は1.6kg)グリップは握りやすい形状と素材が採用されています。本体下部にTPEと書いてあるのはThermoplastic Elastomer(熱可塑性エラストマー)の略だと思われます。スリーブに施されたローレット加工が特徴的であり、高級感もあります。

南側ベランダの修復作業にこのインパクトドライバーを使って、90mmの長いビスを緩めたり、締めたりを繰り返しました。頻繁に再充電することなく、修復作業が捗りました。最大締付トルクは130N•m(Black & Decker SX5000は120N•m)と強力であり、長いビスが4×4材を貫通しそうになりました。無段変速スイッチ採用のこの製品は、回転数を微妙に調整することが可能であると感じました。

スイッチオンでLEDライトが常時点灯します。屋外の明るい場所で使用する場合は、LEDライトは点灯していても気付きませんが、夕方になり、暗くなると対象物を照らしてくれるので便利。

RYOBI MTR-41

RYOBIのトリマー用ビット24本セットに付いてきたトリマー本体。このカテゴリーの製品を入手したのはドレメルのミニルーター以来。RYOBIブランドの電動工具を購入したのは記憶にないので初めてのことかもしれません。尚、トリマー(trimmer)という工具の名称は、英語では不要な低木や生け垣を伐採する、チェーンソーに似た工具を表します。日本では小型のルーターをトリマーと呼んでおり、英語ではそうした工具はmini routerでしょうか。

円筒状の本体に被せてある透明のプラスチック製部品は「ベース」と呼ぶそうで、ノブボルトを緩めてベース部を上下させることで、切削の深さを調整します。(少し、使ってみて、ベース部を上下させながらの微調整は慣れが必要との印象を持ちました。)切削対象物と接する四角い透明プレートは「ベースプレート」と言うそうですが、定規シールの0の辺りに目立つ傷があり、指で触れると少し凹んでいる。新品時から傷が付いている製品は、私としては受け入れられないので、購入先のホームセンターに連絡すると、交換するということだったので、トリマー本体は交換してもらいました。

上のトリマーは交換後のもの。この製品にも同じ位置に傷がありますが、凹みはありません。工具市で販売していた人(多分、RYOBIの社員)の説明によると、この傷は成形時にできたバリを削り取った時にできるそうで、凹んでいたのは削り過ぎが原因だそうです。他の製品の透明なベースプレートにも同じ位置に削り痕があるとのことです。

本体上部にあるトグルスイッチ。ビット交換時やベースの高さを調整する時は、誤ってオンにならないよう、電源ケーブルをコンセントから抜いておく方がより安全。無負荷時の回転数が30,000 rpmと高速回転する工具なので取り扱いには細心の注意が必要です。このトリマーには電子制御機能がないので、モーター回転数を調整することはできません。また、「ソフトスタート」の機能も省かれているので、電源オン時は切削面に触れない無負荷状態でなければなりません。誤った使い方をすると、キックバックなどが発生し、たいへん危険です。今は完治しておりますが、私は嘗てインパクトドライバーで左手親指に浅い穴を空けたことがあります。

 ベース後方にあるノブボルトは付属のストレートガイドを装着する時に使います。

こちらが製品に付属するストレートガイド。長尺物の面取りや溝切りなどの直線加工時にベース後方のノブボルトで固定して使用します。このストレートガイドは上下逆に付け替えて、ノブナットを外して、釘を回転軸とすれば、円切り加工も可能。但し、半径100〜200mmの円で、150〜165mmの円切り加工は不可。直径100mm程度の円切りができれば、小さなスピーカーボックスが自作できるのですが。

付属する集塵プレート組立部品。溝切り加工をすれば、大量の木屑が発生します。円筒状の部分に別売の集塵ホースを繋げるそうです。

ビット交換時に使用する17mm片口スパナと9、10mmの両口スパナ、そして6mmの超硬ストレートビットも付属します。付属のスパナを使ったとしても、ビット交換時はベースを取り外す必要があります。

RYOBI Trimmer Bit Set 24 pcs.

年二回の工具市でRYOBIのトリマー(MTR-41)と24本のトリマービットがセットになったものを税込¥12,960で購入しました。24本のトリマービットセットだけでも¥12,000ぐらいするので、トリマー本体がビットの付属品のような価格です。

このトリマー本体(MTR-41)がビットのセットに付いてきました。

軸径6mm、24本のビットのうち、溝掘り用のものを除き、面取り用のビットにはコロと呼ばれるボールベアリングが付いています。

コロ(ステンレスの部分)を切削する木口面に当てながら削ると面取りした部分が木口面と平行になります。

ルーターかトリマーはいずれ入手したいと思っていました。これまでは適切なパワーツールがなかったので、飾り面取りや溝掘り加工などができない状態でした。

Zelkova Coffee Table — Part 2

Zelkova Coffee Table

解体したIKEA BOSSE(スツール)の脚を欅無垢材の天板に置いて、思案中。裏面の方が木目が綺麗。

Zelkova Coffee Table

脚を固定すれば隠れるはずの裏面の凹みにも埋め木を加工することにしました。ミリ単位の精度で欅端材から切り出したブロック状の埋め木を凹みに挿入。木工ボンドを使用しています。

Zelkova Coffee Table

プラスチックハンマーで叩き、高さ半分ぐらいまで埋めました。

Zelkova Coffee Table

周囲をガムテープで養生し、鋸で出っ張り部分を切断し、鑿で高さを微調整。

Zelkova Coffee Table

オービタルサンダーで表面処理。

Zelkova Coffee Table

表面よりも綺麗に埋め木処理ができました。

Zelkova Coffee Table

幕板には松の廃材を丸鋸で加工して使用することにしました。

Zelkova Coffee Table

HITACHI製の年代物卓上丸鋸を使い、幕板を横方向に斜めに切断。

Zelkova Coffee Table

切断するまでは松材である確証がなかったのですが、この特徴的な木目と切断時の香りで松材であることが判明しました。金具は解体したIKEA BOSSEのものをほぼすべて流用します。脚と幕板を接合する部分の加工が最も難易度が高い。ボルトの他に木ダボも使用しますが、穴の位置がずれると天板との接合面が水平になりません。

Zelkova Coffee Table

仮組みした脚と幕板を天板に合わせると、裏面を表にした方がぴったり合いそうなので、天板は裏と表を逆にすることにしました。一枚ものの天板には少し、反りがあり、その反りに合わせて幕板上部を鉋で削りました。幕板と天板を接合する際に木ダボを左右2本ずつ、合計4本を使用しましたが、接着剤は使用していません。接合にはIKEA BOSSEから流用した金具を使用しました。

Zelkova Coffee Table — Part 3へと続く。
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