Wood Carport — Part 8

South 2017

南側から見た「パーゴラ」の側面図がほぼ完成しました。(屋根勾配を20ºから25ºに変更し、棟板をなくしたので、6月7日と6月8日に図面を差し替えました。)左(西)から右(東)に向かって下り坂になっている土地に建設しますが、勾配を計算すると僅か1.5ºしかありません。水平は沓石(束石)の高さではなく、柱の高さで調整します。具体的な数値は90mm角の杉材を立てて見ないとわかりませんが、図面では柱の高さは左から2,200、2,275、2,300mmにしてあります。

foundation

切妻屋根の高さは桁上821mmなので、束石上面から東側で最高3,261mm、西側で最低3,111mmぐらいになります。屋根勾配は25º、軒の出は300mm、2×4の垂木は566.2mm間隔で片面に11本、合計22本になります。棟板ありのパターンも考えましたが、トラスを地上で組み立ててから持ち上げて桁の上に載せた方が精確に作業しやすいので、棟板なしにしました。コメリのサイトによると、8’の2×4材で重さはおよそ2.9kgなので、トラスを組んでも一組で6~7kgだろうと思われるので、一人で持ち上げることが可能であると判断しました。垂木の間隔はガレージと同じ24″(およそ600mm)を基本に等間隔に配置すると、566.2mmになりました。

IMG_2333

長さ3,000mmの杉材を試しに沓石の上に置いたら自立しました。柱底面が精確にカットしてあり、沓石が水平に埋まっていることを示すものです。作業はすべて一人で行う予定ですが、柱が自立するのなら固定するのはそれほど難しくないかもしれません。

Wood Carport — Part 9へと進む。
Wood Carport — Part 7に戻る。

Wood Carport — Part 7

IMG_2309

車で往復1時間ぐらいにあるホームセンターで、未乾燥の杉角材(90 x 90 x 3,000)を12本、調達してきました。

IMG_2313

細長いウッドデッキの手摺とフェンス製作に使用したものと同じ杉材ですが、当時は八幡のCOSTCO近くのホームセンター(ムサシ)でしか手に入らない状況でした。現在は県内の各ホームセンターで販売されているので入手しやすくなりました。90分までなら無料で軽トラックを借りることができるので、お店の選択肢が増えます。訪れたホームセンター(ナフコ)は杉材の在庫が豊富。前回から2年が経過し、せっかく覚えたトラック結びをすっかり忘れてしまいましたが、店員さんが杉材の積み込みと荷台への固定をやってくれました。

驚いたことに元同僚がこのホームセンターで働いておられました。しかも資材売り場を担当しておられる。午後8時に閉店なので、通常なら10分ぐらい前には軽トラックを返却しなければなりませんが、元同僚がお店にいれば、事情は異なり、「8時半までいるから大丈夫」と言ってくれました。「入口が閉まっていれば出口から入って来て」と頼もしい一言もいただきました。

Wood Carport — Part 8へと続く。
Wood Carport — Part 6に戻る。

MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 2

IMG_2281

今日はスカパー用パラボラアンテナの移設とアンテナケーブル配線やり直し作業を実施します。先ずは2階北側屋根裏部屋に設置したMASPRO UHF/BS/CSブースター(UBCTR30-P)近くの壁面にアンテナケーブルを通す穴を2階南側屋根裏部屋からドリルで空けました。大まかな位置はメジャーで測りながら穴を貫通させたら狙っていたところにどんぴしゃでした。屋内の壁は断熱材がなく、壁の中は空洞とはいえ、この大きさではケーブルを通すことができないので、こちら側からも15mm径のドリルビットを根元まで使い、穴の大きさを広げました。

逆側からドリルビットの根元まで使って貫通させてしまうと、板に傷が付きます。径の小さい先端部分のみ、貫通させておいてから、こちら側から穴を空けるようにすれば板を傷付けなくて済みます。見えないところとはいえ、手抜き工事はできません。

IMG_2283

ガレージ正面の壁面に取り付けてあったパラボラアンテナをケーブルごと取り外しました。既設アンテナケーブルはガレージから一旦、地中に潜ってから母屋の床下経由でリビングルームへと繋がっていました。そのケーブルを取り外し、パラボラアンテナを2階南側ベランダに移動させました。ケーブルはブースターのBS/CS入力端子に接続。切替スイッチは「別入力」の方に設定。

IMG_2289

順序は前後しますが、2階南側ベランダに移動してアンテナケーブルを通す穴を空けました。屋内の壁とは違い、屋外の壁内部には防水シートや断熱材がびっしりと詰まっていて、厚みもあるし、難儀しました。使用したドリルビットの長さが不足して、屋内側にビットの先端が届かない状態でした。

エアコン配管用の穴を利用することも考えましたが、エアコン専用コンセントの位置を変えない限り、カバーが外れないので配管用穴にアクセスできません。

IMG_2288

穴の径が大きくなってしまいますが、全長が少し長いドリルビットに交換し、屋外側から穴を貫通させました。画像の埋木を施した穴は、短いドリルビット使用時に屋内側からこの辺りだろうと空けてしまった穴。5cmほどずれていて、断熱材が詰まっているので針金も通らない状態でした。

IMG_2301

天井がないログハウスなので、後付けしたケーブルはかなり目立ちます。

IMG_2293

パラボラアンテナを壁面に取り付けて、スカパーのサイトを頼りに大まかな方角を決め、微調整するも、受信強度はずっとE(受信できません)のまま。

IMG_2299

庇が邪魔になっているのかと思い、東側に移動させて方角を再調整したら、BS-17以外の受信強度が93〜95で状態がAになりました。方角を微調整する時は0.5~1cm単位でアンテナを回転させながら正しい方角を探りました。

また、アンテナを移設するかもしれないので、余ったケーブルはぐるぐる巻いてマストの部分に針金で固定しました。

IMG_2300

間違って空けてしまった穴は板で覆い隠しました。ケーブルを通した穴も必要以上に大きくなりましたが、隙間は後からパテで埋めました。

25年間使用したYAGI製ブースターが故障したのをきっかけにMASPROブランドのブースターに交換し、BS/CS用アンテナケーブルを新調したブースターに接続させることで、2階のテレビでもBS放送を受信することができるようになりました。これまでBS/CS放送はリビングルームでしか受信していなかったので、ブースターや分配器を経由させる発想がありませんでした。ブースターから各部屋にアンテナケーブルが配線してあるので、そのブースターに接続させれば良かったのです。

それぞれのテレビに入力する直前に分波器を用いてUHF(地デジ)とBS/CSに電波を分けています。

MASPRO UHF•BS•CSテレビ・レコーダーブースターの主な仕様を以下に転記しておきます。


本体

項目規格
伝送周波数帯域(受信チャンネル)470~710MHz (UHF 13~52 CH)1032~2602MHz(BS•CS)
利得25~32dB20~30dB
利得調整範囲0~-10dB以上(連続可変)0~-10dB以上(連続可変)
雑音指数2.5dB以下4dB以下
定格出力レベル95dBµV(9波)95dBµV(24波)
92dBµV(36波)
電源DC5V 0.22A
使用温度範囲0~+50ºC
外観寸法137 (H) x 89 (W) x 31 (D) mm
質量(重量)約210g

ACアダプター

項目規格
1次電圧AC100V 50-60Hz
消費電力1.6W
出力電圧(電流)DC5V(最大0.85A)
使用温度範囲0~+40ºC
外観寸法56 (H) x 65 (W) x 24 (D) mm
質量(重量)約40g

6月2日追記:佐藤琢磨のIndy 500優勝を機にGaora Sportsを契約しました。

作業の難易度:5段階で3

MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 1に戻る。

Wood Carport — Part 6

IMG_2223

今日は仮置きした沓石(束石)をモルタルで固定します。モルタルはセメント1に対して砂3の割合で混ぜ、適量の水を加えて作りますが、計量時にAstro Products製の1Lフューエルカップが役立ちました。

IMG_2224

水を加える前に念入りに掻き混ぜておくことが重要。

IMG_2220

バラスの上にモルタルを載せ、その上に沓石を置いて水平を出し、同時に水糸を頼りに正しい位置に沓石を設置。モルタルが硬化する前なら微調整可能です。

IMG_2221

二方向で水平になるように水準器で確認。水平を出すことばかりに気を取られていると、直角が出ないことにもなるので注意が必要です。

IMG_2226

穴の隙間に掘り出した土を埋め戻し、水を加えない空練りのモルタルを敷きます。

IMG_2227

最後に水を撒いて沓石の設置作業を終了。

IMG_2233

同じ手順を繰り返し、四隅の沓石を設置しました。

IMG_2234

残り二つ、沓石を設置しますが、そのうちの一つは道路に面した南側の中央。

IMG_2235

予想した通り、5センチほど掘り下げると蒸発散設備のコンクリートブロックがまたもや姿を現しました。

IMG_2261

鉄筋はディスクグラインダーで切断。

IMG_2237

ブロックはタガネとハンマーで破壊して少しずつ取り除くしかありません。一つの穴を掘るのに3時間ぐらい要しました。

IMG_2243

合計6個の沓石が設置できたので、遣り方と水糸を撤去しました。短めの釘抜きがこういう時に役に立ちます。

沓石(束石)設置作業の難易度:5段階で3

Wood Carport — Part 7へと進む。
Wood Carport — Part 5に戻る。

MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 1

IMG_2213

突然、地デジの受信強度がチャンネルによってはDとかになり、不安定になりました。リビングルームのテレビも2階屋根裏部屋のテレビも同じような状況です。UHF20素子アンテナは3年ほど前に新調したので、受信強度が不安定になる原因は、2階屋根裏部屋に取り付けてあるブースターかアンテナケーブルが劣化していることかもしれないと思い、ブースターを調べました。一見するとどこもおかしくはないようです。(入力側のケーブルは一時的に取り外しました。)ブースターの電源を切り、再び電源を入れてみると、受信感度が元通りになりました。

恐らく、25年間、一度も交換せずに電源入りっぱなしのYAGIブランドのブースター兼分配器が経年劣化しているのだろうと考えました。同様の製品と交換すれば良いだろうと思い、AmazonとYodobashiで検索してみるも、出力が4つもあるブースターが見当たらない。(既設ブースターは3つの部屋に分配してあり、実際に使用しているのは二部屋のみ。)

P5250030

マルチメディア京都のアンテナ、ブースター売場の係りの人に電話で相談しました。症状を説明し、劣化したブースターが原因だろうと伝えました。ネットで検索しても既存のYAGIブランドのブースター同等品が見つからないので、何を買えば良いか尋ねました。意外にも係りの人は、原因がブースターであるとは特定できないし、居住地域によって状況が異なるので、お勧めできる製品は特定できないと言われました。原因を調査する専門家を紹介しますとのことでした。

お疲れの様子だった係りの人はどうも信用できないと思い、今度はマルチメディア梅田の係りの人に相談しました。京都の人と同じように無愛想な応対でしたが、それでも出力が2つのMASPRO製ブースターを紹介してくれました。UHF•BS•CSテレビ・レコーダーブースター(SCUBCTR30-P)とUHFテレビ・レコーダーブースター(SCUTR30BC-P)の二種類です。前者はBSとCSにも対応した製品で価格は¥11,000。後者はUHFのみ対応で価格は¥9,750。

P5250032

Amazonで価格を調べると、紹介してもらった二種類の製品はYodobashiと同じような価格でした。しかし、同じMASPROブランドの製品で品番とパッケージが異なる同様の製品が半額程度で販売されています。BSとCSにも対応したUBCTR30-Pが¥5,770、UHFのみに対応したUTR30BC-Pが¥5,400。価格は倍ほど違うのに仕様は同じ?どういうことなのか、マスプロ電工に尋ねてみると、価格が高く緑のパッケージの方は家電量販店向けで、製品自体は全く同じものとのことでした。

P5250034

Yodobashi.comとAmazonで検索してみると、いずれのサイトでも価格とパッケージが異なる4種類の製品がヒットしました。どのモデルもAmazonの方が安いので、BSとCSにも対応したUBCTR30-PをAmazonから購入することにしました。届いた製品が上の画像。UHFとBS•CSの入力が2系統、出力2系統のもので、電源はUSBケーブルから供給するタイプです。1.5メートルの電源供給用USBケーブルとUSBタイプのACアダプターが付属します。

P5250036

初期設定では「混合入力」になっていますが、UHFとBS•CSが別のケーブルになっているので、「別入力」に切り替えました。今回はUHFのケーブルのみ入力端子に接続します。F1モナコGPが終われば、スカパー用のパラボラアンテナをガレージから母屋南側壁面に移設して、宅内ケーブルの配線をやり直して、このブースターに接続する予定です。(現在はブースターを使用せずに、スカパー用のアンテナケーブルはリビングルームのBlue-rayレコーダーに直接繋いでいます。)

IMG_2215

経年劣化し、製品寿命を迎えたと思われるYAGIブランドのブースター兼分配器の電源を切り、UHFアンテナから配線してあるケーブルをMASPROブランドのブースター入力端子に接続しました。出力側はYAGIブースターに繋いであった3本のうち2本を新しいMASPROブースターに接続すれば良いのですが。入力端子に繋ぐケーブルは印がしてあったのですぐに判別できました。しかし、出力側はどのケーブルがどの部屋に配線してあるのか不明だったので、リビングルームと2階南側に設置してあるテレビの電源を入れ、ボリュームを大きくして、それぞれのケーブルを特定しました。

IMG_2218

どこにも接続せず、端子の処理すらしていないグレーのケーブルが4本ありました。何のケーブルだろう?屋外の壁面にアンテナケーブルらしきものがぐるぐる巻いてぶら下げてあったのを覚えています。今から思うと、あのケーブルはBS用のアンテナケーブルではないだろうか。いつでも設置できるように配線だけしてあったのかもしれません。

ブースターを交換したことにより、地デジの受信レベルはどのチャンネルもすべてAになり、安定しています。次回はスカパー用パラボラアンテナを移設し、屋内配線をやり直してMASPROのブースターに接続し、二台のテレビ、レコーダーに分波器を経由して接続する予定です。

作業の難易度:5段階で1

MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 2へと続く。

Wood Carport — Part 5

IMG_2197
BEFORE

去年、製作したウッドデッキ用階段を南側におよそ90mm、移動させました。90mm角の角材端材を利用してハンガーボードを延長させてストリンガーを固定しました。

IMG_2198
AFTER

階段昇降時に母屋ログハウスのノッチが邪魔になっていましたが、階段を移動させたことにより、その問題が解消されました。尚、この階段はblocklayer.comのStairs Calculatorを利用して製図しました。パーゴラのトラスを製図する際もblocklayer.comを利用させていただく予定です。

Wood Carport — Part 6へと続く。
Wood Carport — Part 4に戻る。

Wood Carport — Part 4

DSCF3620

6個の沓石(束石)を設置する際におよそ200mm四方、深さ240mmの穴を掘る必要がありますが、穴を掘る道具はサイズや形状が異なる複数のスコップがあった方が良いだろうと思い、Astro Products製のステンレススコップを入手しました。 革紐が付属しますが、炎天下にしばらく放置していたら切れてしまいました。

IMG_2185

先ずは義父から譲り受けたタケノコ掘り用の鍬で掘り下げながら、

DSCF3624

APステンレススコップで砂利や土を取り除きました。200mmほど掘ると、粘土質になります。タケノコ掘り用の鍬は柄が短めなので、座った状態で掘ることができます。炎天下で立った状態で作業するのと座った状態で作業するのとでは体力の消耗度が全然違います。

DSCF3631

沓石の上端がGLになるぐらいまでおよそ240mmの深さの穴を掘りました。北西側は水糸を頼りに難なく図面通りの位置に穴を掘ることができました。

DSCF3633

水糸は遣り方に打った短い釘に結びました。作業中に水糸が緩めば釘に巻くことで張り具合を調整できます。1360mmは母屋布基礎からの距離。

IMG_2182

ブロック積みした蒸発散設備が地中深くに埋まっており、鉄筋は補強用として使われていたようです。このコンクリートブロックは破壊して撤去しなければなりません。

IMG_2181

タガネを使ってブロックを破壊し、沓石が設置できるようにしました。

IMG_2183

深さ240mmの穴を掘った後、突き固めながら粒の大きさが異なる二種類の砕石(バラス)を穴に入れました。

IMG_2186

沓石の高さが一定になるよう、幅150mmぐらい(本来は沓石底部の一辺の長さである200mmが理想)の板にGLの線を引き、簡易定規としました。2年前に細長いウッドデッキを製作した時も沓石を設置しましたが、高さが170mmの小さな沓石だったので、定規は不要でした。

手持ちの水準器が穴に入らなかったのですが、この簡易定規の上に水準器を載せると水平を確認することができます。しかし、この段階では厳密に水平を出す必要はありません。砕石の上にモルタルを敷く時に水平、垂直を出します。

Pergola Carport Layout 2

道路に面した母屋南側で作業していると、犬やヤギの散歩をする近所の人が「何ができるのですか?」「ウッドデッキですか?」と声をかけてこられます。知っている人には「カーポートです。」と答えますが、知らない人には「ウッドデッキですか?」と尋ねられたら、「はい、そうです、暑いですね。」とか「いいえ、パーゴラです。」と答えるようにしています。

そんな会話をしながら作業していて、「パーゴラ」にしては大き過ぎるかなと思いながら、公共下水道に接続してからは使用していない合併浄化槽の上に駐車したSuzuki HUSTLER Aを見て気付きました。すでに大きな「パーゴラ」を南北方向にさらに700mmほど延長し、母屋とウッドデッキが後ろまたは前になるように車を停めれば、軽自動車が余裕で2台駐車できるということです。早速、iWork Numbersで図面を引き直して、全長を5,000mmから5,700mmに変更することにしました。

IMG_2193

南の方に700mm延長するので穴を掘り直して遣り方と沓石を移動させました。仮りに固定した杉90mm角の柱は細長いウッドデッキのフェンスに使用していたもの。柱を取り付けた方が位置調整しやすくなります。

IMG_2196

このナンテンも移植しなければなりません。

Wood Carport — Part 5へと続く。
Wood Carport — Part 3に戻る。

Wood Carport — Part 3

IMG_2167

遣り方設置作業を続行します。北西側のコーナー部分から自作の杭を打ち、水平を確認しながら板をビス留めしました。板はできるだけ直交させた方が水糸が張りやすくなります。

IMG_2169

南西側を少し掘ってみると錆びた鉄筋が姿を現しました。この辺りに、我々が引っ越して来てからは使っていない蒸発散式浄化槽の設備が地中に埋まっているのは知っていました。浄化した汚水を側溝に放流する方式の合併浄化槽に変更した時に、地中に埋まっている蒸発散設備は一部を取り除いたはずでしたが。

IMG_2170

錆びた鉄筋はディスクグラインダーで切断しました。

DSCF3615

基準となる北西側の遣り方。下水管の桝が干渉しそうな際どい位置に柱を立てることになります。

DSCF3616

南西側の遣り方。

DSCF3614

右手と左手が同じように使えると便利なことが多々あります。

Wood Carport — Part 4へと続く。
Wood Carport — Part 2に戻る。

Wood Carport — Part 2

IMG_2155

パーゴラ建築に必要な基礎の材料を近くのホームセンターで入手しました。高さ240mmの沓石(束石)6個とバラス、砕石、砂、セメントなど。

IMG_2156

ウッドデッキの床材として使用している桧KD (Kiln-Dried) 人工乾燥材が在庫限りの破格値で売っていたので、在庫を全部カートに載せました。桧KD材は長さが2メートルですが、後部座席の片方を倒したSuzuki HUSTLER Aに難なく積載することができました。砕石や沓石の重量が重く、車は助手席側が少し沈みました。積載した材料の重量は恐らく200kgを超えています。

IMG_2162

自宅に持ち帰った材料を車から降ろし、既設ウッドデッキのフェンスを撤去する作業に取りかかりました。

IMG_2164

Subaru R1のエキゾーストパイプとマフラーの交換作業で活躍したVISE-GRIPが木工作業でも活躍しました。錆が原因で折れたり曲がってしまったコーススレッドはインパクトドライバーで緩めて取り外すことができません。これまではプライヤーで強引に引き抜こうとしていましたが、VISE-GRIPを使えば折れ曲がったビスやコーススレッドを回して緩めることが可能です。

IMG_2163

手摺は杉の角材を継いであり、雨水が浸水しそうな隙間をコーキング材で埋めてありますが、そうした接合部はどうしても水が溜まりやすいのか、濡れていました。こういうところから木材は腐朽菌の被害に遭います。こんな風になるのならコーキング材で隙間を塞がずに、排水しやすいようにした方が良いかもしれません。

IMG_2171

手摺とフェンスを撤去した細長いウッドデッキ。床板を3枚分ほど延長して、並行して建てる「パーゴラ」に接続させる予定です。

Wood Carport — Part 3へと続く。
Wood Carport — Part 1に戻る。

Wood Carport — Part 1

ガレージ裏の空き地を有効利用して作業小屋を建てる計画が、母屋南側の細長いウッドデッキに隣接する「パーゴラ」の建築に変更になりました。法律上、建築物とは見做されない「パーゴラ」であれば、建築確認申請を行う必要がありません。しかし、「パーゴラ」に屋根を葺いた時点で「簡易的開放建築物」に分類されるので、建築基準法による制限を受けることになります。このような事情を鑑みた上で、少し迷いましたが、トラスを組み上げるまで、当ブログで進捗状況を公開することにしました。何らかの問題があれば、公開を停止し、「パーゴラ」を撤去する予定です。

IMG_2147

iWork Numbersで作成した図面を元に、母屋南側の更地に「パーゴラ」のレイアウトを作成します。

IMG_2149

遣り方に使用する杭は2年前にご近所さんのウッドデッキを撤去した際にいただいた余材と廃材を活用して製作しました。

IMG_2151

母屋の布基礎を基準に測量しながら、自家製の杭を建物の四隅から少し離した位置に打ち込みました。次回は既設ウッドデッキのフェンスを撤去します。

Wood Carport — Part 2へと続く。
Kit Garage “Huron” Extending — Part 4に戻る。

Kit Garage “Huron” Extending — Part 4

IMG_2133

12′ x 24’のガレージを延長するような形で製作する予定の作業小屋のスペースがほぼ確保できました。我々が16年前にこの地に引っ越した前から植わっていたツツジを西方向に3メートルほど移動させました。

IMG_2139

水平方向に張り巡らされた根っこはどこまでも伸びているようだったので、お隣さんの助言に従い、適当なところで根を切断してから移植しました。翌日になっても葉は枯れていないので、移植は成功したと思われます。

どのような形状の作業小屋にすべきか、色々と考えました。傾斜地なので基礎の工事が最も難しい。現時点では羽子板付き沓石と束柱、またはボイド管を用いた独立基礎の上に土台を渡し、根太を組んでから床材を張り、その上に2×4工法による壁パネルと片流れの屋根を載せる方法を考えています。

IMG_2144

しかし、そもそもこの作業小屋は必要なものかどうか?空き地を有効利用しようとしているだけで、不要なものを建てようとしている気がしてなりません。作業小屋よりも2年前に敷地の南側に製作した細長いウッドデッキに隣接して建てる木製カーポートの方が確実に需要があります。

Wood Carport — Part 1へと続く。
Kit Garage “Huron” Extending — Part 3
に戻る。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 11

DSCF3470

エキゾーストパイプアセンブリーを自分で交換してから試しに車を少し走らせてみると、金属が焼けたような匂いがして一抹の不安を感じたので、Subaruディーラーに取り付け状況をチェックしてもらうことにしました。純正センターパイプと純正同等のマフラーを取り付けたので、走行性能や排気音は取り付け前となんら変わりありません。

DSCF3480

担当整備士に「完璧」のお墨付きをいただきました。新品を取り付けた後、しばらくは匂いはするそうで、 正常とのことでした。

DSCF3477

O2センサーのケーブルが一部露出していたのでtesa製耐熱テープで補強してあります。センターパイプの遮熱カバーを固定するボルトをより錆びにくいステンレス製のボルトに交換しておこうか迷ったので、その辺りのことを尋ねてみました。アストロプロダクツ店員さんが言われていたように、素材が異なるボルトを使うと、ボルト自体が錆びなくてもその周辺パーツが錆びやすくなるそうです。

DSCF3486

錆びは溶接部から進行することが多いので、心配なら溶接部のみ耐熱塗料を塗布しておくと良いでしょうとのアドバイスをいただきました。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 12へと進む。
Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 10に戻る。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 10

DSCF3342

錆びたセンターパイプとマフラーを漸く取り外すことができたので、新しいものに交換する作業を始めます。

DSCF3358

ラバーハンガーを再利用して新しいマフラーをぶら下げました。

DSCF3373

センターパイプもラバーハンガーを再利用してぶら下げました。工具は特に必要ありません。

DSCF3369

重くはないのでお腹の上に落下しても大丈夫。

DSCF3375

何年も前にホームセンターで買った台ちゃんがこういう時に活躍しています。

DSCF3402

マフラーとセンターパイプの接続にはHST製マフラーに付属するガスケットとボルトを使用します。

DSCF3412

ガスケットに表と裏はないようでした。14mmのボルトが前側、ナットが後ろ側。

DSCF3418

前後両側からメガネレンチとコンビネーションレンチを使ってボルトを仮り締めしました。この部分の規定トルク値は60N•mもあるので強めに仮り締めして大丈夫。

DSCF3425

東日製作所のトルクレンチで本締め。このトルクレンチの測定範囲は10〜70N•mなので、限界に近い締付トルク値になります。こんなに固く締めると、ちょっとした錆びでも取り外せなくなると思います。

IMG_2098

この後、触媒側のフランジボルト二本を先に締めてしまったら、O2センサー専用ソケットが入らなくなりました。フランジボルトを緩めて作業スペースを確保してから正しい順でO2センサーを規定トルク値の44N•mで本締めしました。

DSCF3431

フランジボルトの規定トルク値は意外と小さい25N•m。

DSCF3389

ガスケットは左の新品を使用しました。

DSCF3428

Subaru R1のセンターパイプとマフラーの交換作業が完了しました。折れたボルトが取り外せなくなり、一時は触媒も取り外さなければならないかと危惧しましたが、およそ一日半をかけて無事に新品と交換することができました。

総走行距離:58,815km

センターパイプとマフラー取り付け作業の難易度:5段階で3

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 11へと続く。
Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 9に戻る。

Kit Garage “Huron” Extending — Part 3

DSCF3275

単管パイプ製薪棚1号を解体し、水平方向の長さを調節するために、4本の単管パイプをディスクグラインダーで切断後、垂直方向に設置する4本と共にシャーシーブラックで防錆塗装しました。筒状のものを塗装する際は見かけよりも多くの塗料が必要になります。それだけ表面積が広いということでしょうか。

DSCF3298

移設先で仮組みしました。この時点では各4個の直交クランプと垂木止めクランプ、固定ベースを使用しています。左側が高く、右側が低い傾斜地となっているので水準器で大まかな水平、垂直を確認しながら組み立てました。

DSCF3457

垂木は屋根勾配を考慮しながら4ヶ所でビス留め。

IMG_2106

垂木止めクランプは屋根勾配に対して垂直になるよう、回転させながら調整することができます。

IMG_2104

母屋に相当する角材は継ぎ足して垂木に固定しました。この時点で17mmのボルトは水平垂直を確認しながらすべて本締めします。

IMG_2110

8尺のガルバリウム波板を板金加工用ハサミを用いて4枚に切断し、母屋の上に並べて専用の傘釘で固定しました。

作業の難易度:5段階で3

Kit Garage “Huron” Extending — Part 4へと続く。
Kit Garage “Huron” Extending — Part 2に戻る。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 9

IMG_2089

O2センサーの取り外しにも難儀しました。六角ボルトの径が22mmと大きく、専用のソケットを所有していなかったのです。モンキーレンチで緩めようとしても固着しているので緩まない。Mazda RX-8の触媒側O2センサーはBAHCOのモンキーレンチで緩めることができたので、専用工具は不要と思っていたのです。

やはり専用工具は必要なので、アストロプロダクツ京都山科店で、ハーネスを逃すスリット入りのO2センサーソケットを入手しました。この専用ソケットとスピンナーハンドルの組み合わせでO2センサーを取り外しました。上の画像でスリット入りの黒いソケットがO2センサー専用ソケット。

IMG_2091

折れたフランジボルトの取り外し方法を、ネットで収集した情報を参考にしながら一晩かけて考えました。手持ちの工具でまだ使用していないものが一つありました。それはガレージの工具収納壁にずっとぶら下がっているVISE-GRIPロッキングプライヤーです。使い方を今一つ理解していなかったこともあり、一度たりとも使った記憶がありません。正に宝の持ち腐れでした。しかも、私が所有するVISE-GRIPは75周年記念モデルの刻印まで入っています。

IMG_2095

滑り止め加工が施されたジョーの部分で対象物を咥えさせた状態で、ハンドル部分を閉じてロックさせることができます。ジョーの開口幅はハンドル部底部にあるネジで調整します。

IMG_2116

VISE-GRIPロッキングプライヤーの特徴は対象物を咥えた状態でロックさせることができることでしょうか。対象物のネジ山は潰れるかもしれませんが、再利用しないので問題ありません。ロックさせた状態で対象物を緩める事に集中できるので、レンチのような使い方が可能です。

DSCF3379

今回はこのVISE-GRIPロッキングプライヤーが活躍してくれたので、スタッドボルトリムーバーやエキストラクターは不要でした。

DSCF3366

折れて頭の部分がなくなったボルトの取り外し手順をまとめておきます。

  1. ボルト周囲に行き渡るように浸透潤滑剤ラスペネをたっぷりと散布する。
  2. 釘締めとハンマーを用いて折れたボルトの下から叩き、衝撃を加える。
  1. 一晩放置する。
  1. VISE-GRIPロッキングプライヤーでボルトの軸を咥えさせて時計回りにゆっくりと力を入れながら回す。(締める方向に回して上から抜く。)
DSCF3303

O2センサーと触媒側の固着したフランジボルトを取り外すことができたので、後はラバーハンガーごと車体からセンターパイプとマフラーを取り外すだけです。

DSCF3316

マフラーをぶら下げているステーは錆びの進行具合が激しく、今にも落下しそうでした。

DSCF3329

ラバーハンガーは再利用可能なので、新しいセンターパイプとマフラーのステーに取り付けます。

DSCF3331

次回は新しいセンターパイプとマフラーを取り付けます。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 10へと続く。
Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 8に戻る。

センターパイプとマフラーの取り外し作業の難易度:5段階で4