MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 1

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突然、地デジの受信強度がチャンネルによってはDとかになり、不安定になりました。リビングルームのテレビも2階屋根裏部屋のテレビも同じような状況です。UHF20素子アンテナは3年ほど前に新調したので、受信強度が不安定になる原因は、2階屋根裏部屋に取り付けてあるブースターかアンテナケーブルが劣化していることかもしれないと思い、ブースターを調べました。一見するとどこもおかしくはないようです。(入力側のケーブルは一時的に取り外しました。)ブースターの電源を切り、再び電源を入れてみると、受信感度が元通りになりました。

恐らく、25年間、一度も交換せずに電源入りっぱなしのYAGIブランドのブースター兼分配器が経年劣化しているのだろうと考えました。同様の製品と交換すれば良いだろうと思い、AmazonとYodobashiで検索してみるも、出力が4つもあるブースターが見当たらない。(既設ブースターは3つの部屋に分配してあり、実際に使用しているのは二部屋のみ。)

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マルチメディア京都のアンテナ、ブースター売場の係りの人に電話で相談しました。症状を説明し、劣化したブースターが原因だろうと伝えました。ネットで検索しても既存のYAGIブランドのブースター同等品が見つからないので、何を買えば良いか尋ねました。意外にも係りの人は、原因がブースターであるとは特定できないし、居住地域によって状況が異なるので、お勧めできる製品は特定できないと言われました。原因を調査する専門家を紹介しますとのことでした。

お疲れの様子だった係りの人はどうも信用できないと思い、今度はマルチメディア梅田の係りの人に相談しました。京都の人と同じように無愛想な応対でしたが、それでも出力が2つのMASPRO製ブースターを紹介してくれました。UHF•BS•CSテレビ・レコーダーブースター(SCUBCTR30-P)とUHFテレビ・レコーダーブースター(SCUTR30BC-P)の二種類です。前者はBSとCSにも対応した製品で価格は¥11,000。後者はUHFのみ対応で価格は¥9,750。

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Amazonで価格を調べると、紹介してもらった二種類の製品はYodobashiと同じような価格でした。しかし、同じMASPROブランドの製品で品番とパッケージが異なる同様の製品が半額程度で販売されています。BSとCSにも対応したUBCTR30-Pが¥5,770、UHFのみに対応したUTR30BC-Pが¥5,400。価格は倍ほど違うのに仕様は同じ?どういうことなのか、マスプロ電工に尋ねてみると、価格が高く緑のパッケージの方は家電量販店向けで、製品自体は全く同じものとのことでした。

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Yodobashi.comとAmazonで検索してみると、いずれのサイトでも価格とパッケージが異なる4種類の製品がヒットしました。どのモデルもAmazonの方が安いので、BSとCSにも対応したUBCTR30-PをAmazonから購入することにしました。届いた製品が上の画像。UHFとBS•CSの入力が2系統、出力2系統のもので、電源はUSBケーブルから供給するタイプです。1.5メートルの電源供給用USBケーブルとUSBタイプのACアダプターが付属します。

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初期設定では「混合入力」になっていますが、UHFとBS•CSが別のケーブルになっているので、「別入力」に切り替えました。今回はUHFのケーブルのみ入力端子に接続します。F1モナコGPが終われば、スカパー用のパラボラアンテナをガレージから母屋南側壁面に移設して、宅内ケーブルの配線をやり直して、このブースターに接続する予定です。(現在はブースターを使用せずに、スカパー用のアンテナケーブルはリビングルームのBlue-rayレコーダーに直接繋いでいます。)

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経年劣化し、製品寿命を迎えたと思われるYAGIブランドのブースター兼分配器の電源を切り、UHFアンテナから配線してあるケーブルをMASPROブランドのブースター入力端子に接続しました。出力側はYAGIブースターに繋いであった3本のうち2本を新しいMASPROブースターに接続すれば良いのですが。入力端子に繋ぐケーブルは印がしてあったのですぐに判別できました。しかし、出力側はどのケーブルがどの部屋に配線してあるのか不明だったので、リビングルームと2階南側に設置してあるテレビの電源を入れ、ボリュームを大きくして、それぞれのケーブルを特定しました。

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どこにも接続せず、端子の処理すらしていないグレーのケーブルが4本ありました。何のケーブルだろう?屋外の壁面にアンテナケーブルらしきものがぐるぐる巻いてぶら下げてあったのを覚えています。今から思うと、あのケーブルはBS用のアンテナケーブルではないだろうか。いつでも設置できるように配線だけしてあったのかもしれません。

ブースターを交換したことにより、地デジの受信レベルはどのチャンネルもすべてAになり、安定しています。次回はスカパー用パラボラアンテナを移設し、屋内配線をやり直してMASPROのブースターに接続し、二台のテレビ、レコーダーに分波器を経由して接続する予定です。

作業の難易度:5段階で1

MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 2へと続く。

3 thoughts on “MASPRO UHF/BS/CS BOOSTER (UBCTR30-P) — Part 1

    1. 調べてみると、ブースターは排熱が重要だそうです。本体が熱くなるのは知ってました。偶然かもしれませんが、調子が悪くなった日は30度を超える真夏日でした。新しいブースターは省エネタイプでそんなに熱くはならないようです。

  1. 筆者様

     通常電子機器で、一番早く「へたる」部品は、E-Cap (コンデンサ)です。アルミ缶封入式のコンデンサ場合、筆者様が述べられている環境ですと、コンデンサが「DrtyUp(封入されている絶縁オイルが、蒸発して行く)」して行く過程時間が短くなる可能性が高く、それにより部品本来の特性が「劣化」して行きます。この事により、正常時に正常な信号(電圧・電流)関連を出している回路が、劣化により徐々に狂って来ますので、恐らくこの現象で、筆者様のマスプロは、「へたる」兆候を、筆者様に目に見える形でしましたのだと思います。通常、この様な機器、私ほお仕事で携わって居る電源等は、この様な環境でも耐えるレベルを計測する為に、「超高速寿命試験」を掛けて確認しますが、この測定器でも全ての環境に於ける状態を計り知る事は無理です。

     ま、人の考えが及ばない劣悪環境はあるもので、多分、3年の間の自然劣化を、恐らく筆者様の述べられている環境で、劣化速度を上げてしまったものと考えます。

    Jim,

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