Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 11

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エキゾーストパイプアセンブリーを自分で交換してから試しに車を少し走らせてみると、金属が焼けたような匂いがして一抹の不安を感じたので、Subaruディーラーに取り付け状況をチェックしてもらうことにしました。純正センターパイプと純正同等のマフラーを取り付けたので、走行性能や排気音は取り付け前となんら変わりありません。

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担当整備士に「完璧」のお墨付きをいただきました。新品を取り付けた後、しばらくは匂いはするそうで、 正常とのことでした。

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O2センサーのケーブルが一部露出していたのでtesa製耐熱テープで補強してあります。センターパイプの遮熱カバーを固定するボルトをより錆びにくいステンレス製のボルトに交換しておこうか迷ったので、その辺りのことを尋ねてみました。アストロプロダクツ店員さんが言われていたように、素材が異なるボルトを使うと、ボルト自体が錆びなくてもその周辺パーツが錆びやすくなるそうです。

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錆びは溶接部から進行することが多いので、心配なら溶接部のみ耐熱塗料を塗布しておくと良いでしょうとのアドバイスをいただきました。

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tesa® 51036 (PET Cloth Wire Harness Tape with Advanced Acrylic Adhesive)

tesa® 51036

Mazda RX-8のO2センサー・ハーネスとバックアップランプのケーブルを熱から保護するために、耐熱テープを入手しました。入手した製品は、粘着テープの世界有数メーカーであるtesa製の耐熱150ºC (3,000時間)の51036。基材はPET布、お墨付きの粘着剤は高機能アクリル系、耐摩耗性にも優れているそうです。本来は自動車エンジンルーム内のハーネスやケーブルを保護するために使用するテープですが、今回は触媒の近くにあるトランスミッションに沿わせたケーブルとハーネスを保護するために使用します。

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APプラスチックラダーレールに前輪を載せてからRX-8をジャッキアップ。十分な作業スペースを確保するため、4輪ともジャッキアップして4台のリジッドラックに車を載せました。

応急処置としてMazdaディーラーで巻いてもらったビニールテープを剥がしてみると、ケーブルを覆う外側被覆が熱で溶けていました。

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こちらは後ろ側のO2センサーのハーネス。ケーブルは問題なさそうですが、ハーネスが熱で変形しています。O2センサーはおよそ3年前にHKS製メタルキャタライザー(触媒)を取り付けた際に同時交換しました。その後に溶けているということは、やはり原因は社外品のメタルキャタライザーにあると思われます。純正の触媒は遮熱板が取り付けてありますが、社外品には遮熱板が取り付けられていません。(しかしながら純正触媒は異常燃焼により、遮熱板があってもこの後ろ側O2センサー本体が熱で破損しました。)

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バックアップランプ配線にtesaの耐熱テープを巻きました。この配線が断線すると、リアにギアを入れてもバックアップランプが点灯しなくなり、車検に通りません。

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続いてO2センサーのケーブルも。

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変形したハーネス部分もぐるぐる巻き。

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リジッドラックを外して、前輪をラダーレールの上に戻しました。

ラダーレールを取り外すには車を少し後退させなければなりません。エンジンを始動させてすぐに切ると、点火プラグが被るので手で押すことにしました。左右の後輪から数十センチ離したところに2×4材を置き、サイドブレーキを解除してギアはニュートラル。指先でフロントバンパーを少し押せば車は後退するはずでしたが、何かに当たったのか、車は後退しない。力づくで押すと、輪止めの2×4材に乗り上げてしまい、さらにガレージのアプローチを車が下っていく。これはえらいことになりました。

バンパーの隙間に入れた両手の指先に力を込めて、停止させようとしました。両腕と両脚を伸ばした状態で私は体ごと5〜6メートル、引きずられました。ドアを開けてサイドブレーキを引く時間はない。道路に車は来ていないし、人もいないことを確認した私は瞬時に自問自答しました。車か自分の身体かどちらが大事なのか?その時の答えは車の方が大事。さらに1〜2メートル、引きずられたところで指がちぎれそうに感じたので、手を車から離しました。

RX-8は道路の側溝に後輪の一部が落ちたところで停車。リアバンパーはお向かいさんの庭の土手に接触していました。

車に乗ってエンジンを始動させ、ガレージに車を戻しました。気付けばジーンズの右脚膝下あたりに穴が空き、ベルトのバックルが擦れて、お腹の周辺に土が付着している。

身体よりも大事な車は?確認すると、土手に生えた苔と落ち葉がクッションになったのか、接触したバンパーは無傷でした。幸いにも身体も膝下の擦り傷で済みました。

今回、学んだ教訓:2×4材は輪止めとして機能しない。

作業の難易度:5段階で2