Exterior Stain — Part 20

外壁塗装作業の最後に予期しない難関が待ち受けていました。2本の白木の柱は下の方に青黴が発生していました。サンドペーパーを掛けてもカビは取れなかったので、薄茶の水性防腐塗料を塗布したら、弾かれて塗料が馴染まない。カビを覆い隠すこともできなかったので、外壁に使用したものと同じ油性防腐塗料を塗布しました。これが失敗のもと。木材に染み込むはずの油性防腐塗料が染み込むことなく、白木だった桧の柱全体に色むらができてしまいました。

失敗した塗装を修復するには塗料を削り落とすしか方法はない。ディスクグラインダーに取り付けたサンダーで木材の表面を削りました。この時、白っぽい粉塵が発生しましたが、どうやら粉塵の原因はウレタンのようです。強靭なウレタンクリアの塗膜の上からステンの防腐塗料を塗ろうとしていたわけです。染み込まない原因はウレタンの塗膜でした。

ウレタンの塗膜をサンダーで削り落としてから水性防腐塗料を塗布して、なんとか失敗した痕跡を消して、修復することができました。

足場の組み立てに着手した3月23日から24日後の本日、4月16日に外壁塗装作業を完了しました。

建物は建築後今年で16年になりますが、10年ほど若返った感じです。10年ほど前に撮影されたGoogle Street Viewに写った外観と大体同じ色です。

外壁塗装作業の難易度:5段階で3

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Exterior Stain — Part 19

西側1階部分には給湯器やスチール製の棚、灯油タンクなど、塗装作業時に邪魔になるものが多くありました。移動できないものには養生テープを貼り、移動できるものは移動させました。スチール製の棚を移動させようとしたら、ナットが緩んでいてぐらぐらしていたので、ナットを増し締めしたついでに棚を綺麗にしました。

玄関ドア周囲の壁と黒く塗装された破風板、鼻隠し、桁、垂木を塗装。後は白木の2本の柱を残すのみ。

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Exterior Stain — Part 18

西側の外壁塗装作業を続行します。足場の上に立てた短い方の二連梯子に登って、塗装しているときに突然、足場全体が揺れました。根太が直角になっていなかったのが原因で、足場が崩れて落下するかと思いました。この日の作業を終えてからわかったことですが、足場が揺れた原因は京都南部を震源とする地震のようです。高所での作業中やジャッキアップした車の下に潜っている時、今地震が来れば困るなと思うことが多々ありますが、本当にそんな時に地震が来るとは。

西側妻壁と2階部分の塗装を終え、養生テープを剥がしました。後は西側1階部分を残すのみですが、玄関周りの塗装に時間を要するかもしれません。

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Exterior Stain — Part 17

西側の足場はこのようになりました。足場の位置を高くしたことにより、短い方の二連梯子を足場の上で立てれば、妻壁の最も高い位置に手が届きます。東側もこの方法にすれば良かった。

左側を終えて、足場を右に移動。お隣さんには足場の組み立てと移動、解体時のみ手伝ってもらうようになりました。東側の一部を除き、塗装は私が行いました。

我々の自宅が視界に入るほど、作業場所は至近距離。一服する際はガレージに戻ります。

外壁塗装を始める前に邪魔になりそうな樹木を伐採したので、再塗装中の建物がより際立ちます。

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Exterior Stain — Part 16

道路に面する北側の外壁は足場を二回移動させながらの塗装となりました。

北側外壁の最も西側に移動。鼻隠しにも手が届きそうですが、この部分はそんなに劣化していないので今回は再塗装しません。

地上に降りるとやはりより安心して作業できます。

北側の塗装を完了したので足場を撤去。

南側から始めて反時計回りに東、北側を終え、最後に玄関がある西側ですが、この面が難所です。足場をどの高さで固定するか思案中。

色々な方法を考えましたが、最終的に縦の黒い化粧板に根太を取り付けることにしました。足場の位置を高くすることで、玄関の三角屋根を迂回できます。この位置で高さは4メートルぐらい。

杭を打って筋交を固定します。

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Exterior Stain — Part 15

道路に面する北側の外壁塗装に着手しました。

2階部分から塗装作業を始めましたが、私の身長と腕の長さでは軒の部分に手が届かないことが判明しました。

足場を改良するまで、1階部分を先に塗装することにしました。

右の方は2006年建築時以来、再塗装していない部分。塗料は恐らくキシラデコールのマホガニだと思います。再塗装中の左はナフタデコールのマホガニー。16年が経過して北側はこんなにも色褪せしているのがわかります。

足場はすでに西に延長。

道を挟んだお向かいさんが来られました。軒の部分に手が届くよう、足場板の上に脚立を置くことにしました。梯子をもう一台、根太の上に渡し、その上に足場板をもう一枚追加。

お隣さんが足場などで使う長い丸太を持って来られました。垂直に立てた2本の丸太の間に手摺を設置。南側から始めて北側、西側へと進みながら、木製足場の完成度と信頼度が上がっています。

高所恐怖症の私でもこれなら安心して塗装できます。

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Exterior Stain — Part 14

本日は北側に高さおよそ3メートルの高さに位置する足場を組んで作業を終了し、工具市へと出かけました。90ミリ角桧の柱2本に壁面から伸ばした根太を固定し、2本の根太の間に4メートルの梯子を載せ、その上に足場板(カフェ板)を置きました。根太2本でも撓まない構造です。

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Exterior Stain — Part 13

東側妻壁(切妻屋根下の三角形の部分)と2階部分の塗装は危険な高所作業。長い二連梯子2台、短い二連梯子1台、長い二連梯子を解体した一連梯子1台、合計4台の梯子を用意しました。梯子に登っているのはお隣さん。

二人で作業したら半日ほどで東側妻壁と2階部分の外壁塗装が完了しました。高所恐怖症の私は、梯子を一段登るたびに心拍数が増える、アドレナリン全開の作業となりました。勾配を低くした長い二連梯子は左右に大きく揺れます。

道路に面する北側は、お隣さんの提案で高めの足場を組むことにしました。

難所だった東側の足場を解体し、同じ木材を再利用して北側の足場を製作します。本日の作業はこの辺りで終了。

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Exterior Stain — Part 12

東側妻壁と2階部分の塗装は高所での危険な作業となるので、単独での作業となる本日は、道路に面する北側の足場を製作します。

低い足場はウッドデッキの製作工程と同じ、大引き工法を採用。妻壁がない分、北側は高い所で6メートルほど。低い足場で十分です。

窓が少ないのでマスキングするところも少なくて済む。

足場があると水平が確保できるので、梯子の足の部分で高さを調整しなくて済みます。

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Exterior Stain — Part 11

南側ベランダがある部分も、大屋根から落下した雨水がベランダの床で跳ね返り、外壁の下の方の塗装が劣化しています。

テラス屋根の雨樋は落ち葉が詰まっているので全く機能していません。ポリカーボネートの屋根は大屋根から落下した雪の重みで破損し、二度ほど交換しているそうです。

テラス屋根上の部分を二度塗りして南側の外壁塗装を終了し、足場を撤去しました。

続いて東側の足場を完成させました。足場は主に2階部分と妻壁を塗装する際に使用する予定です。

今日は単独での作業となるので、高所作業は行わず、1階部分のみを塗装します。それでも3メートルぐらいの高さになります。

東側は窓が集中している。養生作業に時間を要しました。

なぜか東側は黒カビが目立ちます。塗装しても見栄えは塗装前と大して変わらない。本来は漂白剤か何かで黒カビを除去してから塗装すべきなのかもしれません。

2階部分と妻壁の塗装が終わるまでマスキングはこのままにしておきます。

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Exterior Stain — Part 10

Before

南側テラス屋根上の外壁塗装に着手しました。塗料が意図せず飛び散らないよう、まずは大事なマスキング処理から。

After

使用した塗料はナフタデコール(ブラック)と(マホガニー)。ブラックを塗布する部分は面積が小さいので、25ミリの小さい刷毛を使用。杉羽目板部分のマホガニーは、60ミリの大きな刷毛を使用。自分の身長よりも高い部分を塗布する際は垂れやすいので少しずつ塗布することが重要。

下の方は塗料を塗布しても上の方と同じ色にはならない。この部分は雨樋がない大屋根からテラス屋根に落下する雨水が跳ね返る部分です。ここは再塗装でも二度塗りが必要でしょう。

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Making Sawhorses — Part 7

20年近く前にシンプソン金具を使って製作した一頭目と二頭目の高さが新たに製作した三頭目と四頭目の高さより、10ミリほど高いので、脚を切断しました。

この古いタイプの馬は2×4材の脚が馬らしく4本あり、桟を取り付けてA形になっていました。その桟が不要なので、取り外そうとしたら、斜めうちのビスが外れない。こういう時に便利そうなのがハンマーで叩いて緩めるインパクトドライバー。

Astro Products製インパクトドライバー(スリム)を初めて使用しましたが、ビスが緩みました。

桟がなくても金具の構造上、脚が不用意に開かないのでこちらの方がスッキリ。天板(背中)の長さを三頭目と四頭目と同じ700ミリに短くしました。

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Making Sawhorses — Part 6

四頭目の左右の足を別の端材で作り直しました。三頭目と比べて足の高さが7ミリ高くなりました。その7ミリ分を切り欠いて脚をはめ込みました。

足の裏から長めのビス4本で脚に固定。三頭目はビスを1本も使わずに製作しましたが、四頭目はビスを合計8本使用。こちらの接合方法の方が頑丈です。

苦労した四頭目がようやく完成しました。

奥側の三頭目はISON、手前の四頭目はLEONARDと名付けよう。

馬製作の難易度:5段階で3

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Making Sawhorses — Part 5

苦労した四頭目の馬が完成し、記念撮影していますが…

仕様変更したストレッチャー接合部分にも問題なし。

天板(背中)を貫通する枘は小さくしました。

ところが、四頭目の片方の足がぐらつくのでおかしいなと思い、足を叩いてみるとこの有様。足を貫通する枘穴が小さ過ぎて、強引に接合させようとして足が縦方向に裂けた部分は補修したはずですが。

片方の足が外れてしまった原因は他にもありました。脚を製材した際、腐朽して弱っている部分を切断したはずですが、弱った部分が枘に少し残っていたようです。

枘を作り直すとなれば、脚が短くなるので、足を接合する方法を変更しなければなりません。

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Making Sawhorses — Part 4

脚部の枘のみ加工しておいた四頭目の馬製作に着手しました。ストレッチャー用の切り欠きを2本同時に加工しましたが、切り欠きを入れる面が間違っている。

脚を製材からやり直すのも面倒だし、ストレッチャーの取り付け方法を変更します。

脚に深さ10ミリの切り欠きを別の面に入れて接着する方法。

0.5ミリぐらいの精度で加工すれば接着剤だけで固定できるだろうと考えています。

この時点で足はすでに取り付けてありますが、足に貫通させた枘穴が小さ過ぎて強引に接合させたら縦方向に足が少し裂けました。

ストレッチャーは接着剤(Titebond)で固定できました。

ストレッチャー用の切り欠きを入れる面を間違い、三頭目よりも苦戦しています。

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