Quadrantids 2017

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年間三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群の観察、撮影を行いました。日が変わって午前1時前からおよそ1時間半ほどの三脚固定撮影でしたが、確認できた流星は眼視で一つのみ。

久しぶりにOlympus PEN E-P5でインターバル撮影しました。撮影間隔は2秒に設定して、30枚を連続撮影しています。撮影間隔2秒でのインターバル撮影時はモニターのバックライトを消灯することができないので、モニター調整機能を使って明るさが最も暗くなるように設定。

極大時刻は1月3日午後11時頃でしたが、放射点が低いので、月齢と天候条件が良くても見れる流星の数は限られます。三大流星群のレッテルは、北半球でも緯度が高くはない地域では適切ではないような気がします。次の主要流星群は4月のこと座流星群。三大流星群に属する8月のペルセウス座流星群と12月のふたご座流星群は、今年も月明かりが干渉するので期待できそうにありません。

Quadrantids 2016

年間3大流星群の一つとは言え、数多くの流星が観察できることは極めて稀なしぶんぎ座流星群が1月4日午後5時(JST)に極大を迎えました。放射点が地平線の上に昇るのは夜半過ぎであり、午前2時過ぎには輝度22%の月が東の空に昇ります。この流星群は極大時刻にピークが集中する傾向があるので、7時間も経過すれば、天候条件に問題がなかったとしても見える流星の数は限られます。

午前2時頃になれば、C/2013 US10 (Catalina) が月と共に東の空に昇ってきます。彗星は光度6.4等なので、ポータブル赤道儀で追尾しながら望遠レンズで撮影したら写るでしょうから、流星群は二の次で彗星を狙ってみようと考えています。

追記:昨晩はPM2.5の影響か、空全体が薄い靄に覆われており、撮影は断念しました。しかし、Arcturusと共に昇ってきた彗星はNikon 7×50の双眼鏡で辛うじて確認することができました。しぶんぎ座流星群とは相性が悪いのか、今年も一つも流星を確認することができずじまいでした。

Quadrantids 2015

1月4日午前11時頃(JST)に極大となったしぶんぎ座流星群、昨晩から今朝にかけて観察+撮影を予定していましたが、今年も天候条件に恵まれずに残念な結果になりました。年間三大流星群の一つとはいえ、放射点が高く昇るのは午前零時以降となり、厳冬期なので観察するにはそれなりの覚悟が必要です。昨晩は一晩中、満月に近い明るい月が夜空を照らしていたので、晴れていたとしても、特別に明るい流星しか確認できなかったことでしょう。

Quadrantids 2014

しぶんぎ座流星群は1月4日午前4時頃に極大を迎えました。午前4時頃から一時間ほど、カメラを東の空に向けてインターバル撮影を行いましたが、雲と霞み(PM2.5?)の影響で、明るい星しか写らず、流星は一つも撮影できずに終わりました。この時期は天候条件に恵まれず、この数年間は残念な結果に終わっています。

Quadrantids 2013

昨夜は生憎の天候状況で、流星どころか月も見えないしぶんぎ座流星群極大日となりました。新調したカメラのバッテリーを満充電させて、準備万端だったのですが、極大時刻に近付くに連れて降雪量がどんどん増えて行き、現在はおよそ15cmの積雪。

去年は睡魔に負けたし今年は降雪の影響で見られず、残念な結果になりました。次回の大きな流星群は8月13日午前3時(JST)に極大を迎えるペルセウス座流星群。今年は月齢が6で条件が揃っています。その前に3月のC/2011 L4 Pan-STARRSが期待できそうです。

Quadrantids 2012

IMOのグラフから判断すると、今年のしぶんぎ座流星群は今一つの結果だったようです。この流星群は極大時刻に集中する傾向がありますが、今年の極大予想時刻は世界標準時で1月4日午前7時頃でした。ZHRは最大で77ぐらい。例年よりもずっと少なくなっています。

3日の深夜から4日早朝にかけては、天候条件は良かったのですが、片道500kmの遠征旅行から帰宅したばかりの私は睡魔に負けてしまいました。4日の夜は降雪の影響で、星は一つも見えず。

Quadrantids 2011

明日の午前10時頃に極大を迎えると予測される、しぶんぎ座流星群の活動状況を示すIMOのグラフにリンクを張っておきます。極大は日本標準時1月4日午前6時から午後3時の間とされているので、明日4日の日の出前か、日没後が観測に適しています。放射点を考慮すると明日早朝の方がより多くの流星を見ることができると思います。

天気予報では、私の住む地域は3日の午後から4日の夜にかけては曇りで、残念ながら星空は期待薄となっています。

日が変わって、4日の午前1時過ぎ、薄い雲が所々にあるものの、天気予報が外れて星が見えているので、撮影機材一式をジムニーに載せてこの前行った工事現場の近くへ。

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“My Setting 3″に登録したはずのインターバル撮影が機能しなかったRicoh GR Digital IIIに一本目が写っていました。後で使用説明書を読めば、インターバル撮影の機能は電源オフで解除されることがわかりました。したがって、My Settingに登録することはできないようです。

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2本目は17mmパンケーキを装着したOlympus PEN E-P1に流れました。ISOは500に下げてJPEGで撮影。

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Olympus PEN E-P1、換算34mmのレンズで撮影した上の流星と、Nikon D90にTokina AT-X 116 Pro(換算18mm)を装着して撮影した下の流星は同じもの。放射点がある右下から左上方向に向かって流れています。かなり明るい流星でした。

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薄い雲の合間に現れた明るい流星、まさか二台のカメラに写っているとは思いませんでした。

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気温がどんどん下がり、氷点下。寒さが度を過ぎると睡魔が現れて危うく命を狙われそうになります。UNIQLO HEATTECHを上下に着て、ポケットにはハクキン懐炉、時々保温ボトルに入れたお茶を飲みに車に戻ったりして身体を温めていましたが限界寸前。ある意味、命がけのしぶんぎ座流星群の観測、撮影でした。

明けの明星(金星)が南東の地平線に現れて来る頃には雲が厚くなってきたので退散。この時期の金星はマイナス4等を超える明るさです。遠くの街灯が見えているのかと勘違いしたほど明るい。極大はこれからなのですが。次の大型流星群は8月のペルセウス座流星群です。

Quadrantids 2011

IMOによれば、来月の四分儀座流星群の活動期間は12月28日から1月12日で、極大時刻は1月4日、01h10m (UT)、日本では4日午前10時10分です。年間三大流星群の一つであり、ZHRは120(60〜200)ですが、しぶんぎ座流星群はピークの前後数時間に集中すると言われています。1月4日が新月なので、天候条件さえ良ければ、4日の夜明け前が観測に適しているかもしれません。

Quadrantids 2010

ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並んで年間三大流星群の一つであるしぶんぎ座流星群が1月4日未明に極大を迎えましたが、生憎の空模様で残念ながら観測することができませんでした。3日の夜から雨が降り出し、4日早朝には雨は上がったものの、曇り空で星は見えない状況でした。

晴れていたとしても、満月の光が邪魔になり、条件は良くはなかったはずです。この日のために、デジタル一眼カメラを新調し、リモート撮影ができるiPod touch/iPhone用のアプリケーション(DSLR Camera Remote)を準備していたのですが残念です。