Wood Carport — Part 93

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木製カーポート北側(母屋側)の軒に雨樋を取り付けることにしました。ウッドデッキ上に落ちた雨水がカーポート屋内に跳ね返るのを防ぐためです。軒には鼻隠しを取り付けていないので、垂木に専用の金具を取り付けることになります。軒樋は半円型の幅105mmのものを考えています。軒の長さは6メートルほどあるので、長さ3,600ミリの軒樋が2本、必要になりますが、車に載らないし、この日は下見だけにしました。

すべての垂木に492ミリ間隔で金具を取り付けるとしたら、軒樋取付用金具は合計13個、必要になります。西側(左側)から東側(右側)へわずかな水勾配を確保し、竪樋は東側(右側)の柱Cに沿わせて取り付けます。軒樋の水勾配は、Numbersで作成した図面上ではおよそ0.6º。

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そんな計画を通りがかったご近所の建築士兼大工さんに相談すると、予備の樋と金具が倉庫にあるので、よかったら使ってくださいと、ありがたいお言葉をいただきました。不足するものは別途、調達していただくことになりました。

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軒樋金具を端に近い二本の垂木に取り付けてみました。上の画像は東側(下流)の垂木に金具を取り付けたところ。軒先からの出寸法は、軒樋の幅105ミリの半分ぐらい。金具のひねり部分が垂木の木口に接するよう、目一杯、内側に取り付けました。下流になる東側で、ガルバリウム波板屋根と軒樋との高低差はおよそ130mm。当地は積雪地域なので、できるだけ内側且つ下方に軒樋を取り付けることにより、積雪時の負荷を少なくします。

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上流になる西側では、波板屋根と軒樋との高低差はおよそ90mm。張った水糸を目印にして、これからすべての垂木に軒樋金具を取り付けます。水糸しか張っていないこの状態で、水準器で勾配を確認するのは困難。水勾配の確認は、金具を数個、取り付けてから行います。

Wood Carport — Part 94へと続く。
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Handy Home “Huron” and Wood Carport

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某不動産会社の社員が運営するブログに「これぞ漢!憧れのガレージ生活!」というタイトルの記事で、当方の木製輸入キットガレージ(Handy Home “Huron”)とオリジナル木製カーポートが紹介されました。写真は社長さんが撮影されていました。

Boot Shelf

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保管場所に困ったウェイディングブーツを飾りながら収納する棚を木製カーポート西側の壁面に取り付けました。木製カーポートと小屋、ガレージに同じような棚をいくつも製作しているので、今回も図面なし、現物合わせで、比較的短時間に製作しました。

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斜めに切断した角材の角度はすべて45º。棚板には無償でいただいた耳付きの厚みのある無垢材(多分、松)を使用しました。

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ブーツは3足分、棚上に置くことが可能。

ブーツ用棚製作作業の難易度:5段階で2

Rainproof 150W Halogen Sensor Light (HA-150KO) — Part 1

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ホームセンターコメリで150Wの防雨型ハロゲンセンサーサイトが在庫限りの税込¥1,420で販売されていたので、一つ入手しました。照明器具の主流はLEDへと移行しているので、センサーライトも消費電力が大きなハロゲン電球からLEDに変わりつつあります。しかしながら、点灯時間のタイマー設定が秒単位にできる製品なら節電することができるし、何と言ってもハロゲン電球は明るい。LEDで同等の明るさを実現しようとすれば、センサーライト本体の価格が数倍にもなります。

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センサーライトは木製カーポート屋内北西側のコーナー部分(方杖)に取り付けました。取り付け位置の高さは地面からおよそ2メートル。取り付け高さはセンサーの探知範囲に影響するので慎重に位置決めする必要があります。道行く人にセンサーが反応しないよう、敷地内に入った場合にのみ反応するようにセンサーの向きを微調整しました。当製品ではセンサーの感度自体を調整することはできません。(光量に対する感度は調整可能)したがって、センサーの向きと取り付け位置によって探知範囲を調整する必要があります。

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付属するACコードの長さが約1.5メートルしかないので、延長コードを使わないのであれば、電源コンセントの位置により、取り付け可能な高さは制限されます。

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クランプが付属するので、クランプ台とL型ボルトを用いて柱やパイプに取り付けることも可能ですが、私は取り付けブラケットを用いて方杖に直付けしました。本体はネジ一本でブラケットに固定してあるので、容易にブラケットから本体を取り外すことが可能です。

下に仕様をまとめておきます。

品名ハロゲンセンサーライト150W 1灯
品番HA-150KO
電源/電圧AC / 100V (50~60Hz)
消費電力150W(待機時1.0W以下)
電球ハロゲン電球150W(替球100V 150W R7s)
センサー探知方式集電型赤外線センサー
センサー探知範囲水平140º、約3m〜水平90º、約8m
点灯時間設定約5秒〜5分点灯
運転切替設定昼/夜
本体サイズ(約)W145 x D156 x H193mm(クランプ除く)
本体重量(約)600g(クランプ除く)
クランプ取付サイズ(約)(厚み)最小15〜最大100mm
(パイプ径)最小30〜最大75mm
設置場所屋外用(防雨タイプIP44)

赤外線センサーの探知範囲は取り付け高さが2.5メートルの場合であり、高さを1.5メートルにすると、探知範囲が約半分になるそうです。取扱説明書には注意事項としてさらに、「センサーに向かって左右に横切った場合は敏感に反応しますが、センサーに向かって直進した場合は、極端に探知が鈍くなります」と但し書きがあります。

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ハロゲン電球は電球色なので、木製カーポートに雰囲気が合っています。待機時に赤色LEDが5秒間隔で点滅するので、録画機能付きの監視カメラのようにも見えるかもしれません。センサー探知時は「昼点灯」に設定していても、0.5秒間隔で点滅します。

センサーライト取り付け作業の難易度:5段階で2

Rainproof 150W Halogen Sensor Light (HA-150KO) — Part 2へと続く。

Shelf In A Carport — Part 3

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木製カーポート北側(母屋側)の小さな壁にも棚を製作し、取り付けました。この部分にも筋交いがあるので、棚板に切り欠きを入れました。

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支持材は35ミリ角の赤松を45ºと90ºに切断。

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この棚には主に木材防腐塗料を収納します。

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Shelf In A Carport — Part 2

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木製カーポート南側(道路側)の小さな壁面に取り付けたチェーンソー用収納棚のデザインが今一つ満足できなかったので、棚の壁を取り外してデザインを変更しました。

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重いチェーンソーを置いたら撓みそうだった棚板は二重にしました。

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この棚は敷地内に入らない限り、道行く人からは見えない位置に取り付けてありますが、盗難防止策としてワイヤーと南京錠で施錠しました。さらなる盗難防止策として柱A(最初に立てた母屋側の柱)周辺にセンサーライトを取り付ける予定です。(それでも盗もうと思えばカッター付きのプライヤーで簡単にワイヤーは切断できますが。)

現在、棚にはHusqvarna 236eを一時的に置いてますが、修理が完了すれば、この棚にはHusqvarna 141を置き、236eは小屋に収納する予定です。

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棚をもう一つ上に追加しました。こちらの棚の支持材は階段製作時に余った端材を使用しました。

チェーンソー用棚製作作業の難易度:5段階で3

Shelf In A Carport — Part 3へと続く。
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Shelf In A Carport — Part 1

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木製カーポートにチェーンソー用の棚を製作しました。

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製作手順はこちらのポストに書いた小屋の棚と大体同じ。今回は支持材に35ミリ角赤松の再利用材を使用しました。

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カーポートには筋交いがあるのでちょっと手の込んだ作業が必要になりました。

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棚板には厚み12ミリの野地板用の杉板を使用しましたが、

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Husqvarna 236eを置くと撓んできそう。

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盗難防止用に壁を取り付けてみましたが、デザインが行けてません。

Shelf In A Carport — Part 2へと続く。

Wood Carport — Part 92

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南側と(道路側)北側(母屋側)の板張り部分と筋交い、間柱、土台に木材防腐剤を塗布しました。使用した塗料は比較的安価なクレオトップのクリア。

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木材防腐剤で無色透明のクリアを使用するのは初めて。油性クレオトップは濃茶かクリアしか色の選択肢がありません。

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風向きによっては直接雨が当たるので、塗装した方が良いだろうと考えましたが、西側の壁のように最初から濃い色にはしたくなかったので無色透明にしました。塗装直後は濡れたような感じになり、色が少し濃くなります。

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一日経過して塗装面が乾燥すれば、塗装したのかしていないのか判別できない状態になります。月日の経過と共に色が濃くなると思われます。

Wood Carport — Part 93へと続く。
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Wood Carport — Part 91

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南西側(母屋側)にも短い方の筋交い部分に板壁を取り付けました。

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溝切り加工した杉野地板は筋交い部分にも釘留めしています。一枚に付き、3本のステンレススクリュー釘を打ち、下の板を抑えるようにして固定しています。

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鎧張りなら横殴りの雨が当たっても屋内に浸水しにくい構造であり、通気性にも優れているので濡れても乾きやすい。

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部分的ではありますが、壁に囲まれるとカーポートからガレージへと変容した印象を受けます。

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Wood Carport — Part 90

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南西側の小さな板壁をほぼ張り終えました。少し離れた所から見ると、赤、白の順に積み重ねたら良かったとふと思いましたが、塗装すれば源平合戦であるかどうかはわからなくなります。

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内側から見た様子。当然ながら筋交いが外から見えなくなります。

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右側の面はどうするか?東西方向の横揺れは筋交いを設けたことにより、ほぼ完全に収まったので、壁でこれ以上の補強を施す必要はありません。

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桧の2メートルが一本、余っているので取り敢えず、間柱を立てることにしました。筋交いと交差する部分は腕の見せ所。切り欠きは重要な筋交いではなく、間柱に入れるのが基本だそうです。

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ピタリと寸法が合うと気分爽快。

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間柱を貫通する筋交い。

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間柱を交差させた部分は壁を取り付けないことにしました。

Wood Carport — Part 91へと続く。
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Wood Carport — Part 89

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野地板として販売されていた荒削りの杉板をトリマーを用いて溝切りします。

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深さ6ミリ、幅12ミリの溝を切りました。この部分は重なる部分。溝切りしないと、水平に積み重ねる作業が困難になります。

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長さ35ミリのステンレススクリュー釘を用いて、溝を切った杉板を下から順に隙間なく積み重ねるようにして張って行きます。

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杉板を張る前に赤松の胴縁材を縦に使い、板の両側に取り付けました。釘は少し浮かせるようにして留めるので、もう少し長い方が良かったかもしれません。

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張り進めて行くと上の方になるにしたがい、板の長さが微妙に短くなります。原因は後から立てた柱Iが垂直であるのに対し、台風21号による被害を受ける前に立てた柱Eが若干、東に傾いているためです。

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今日の作業はここまで。

Wood Carport — Part 90へと続く。
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Wood Carport — Part 88

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束売りの杉野地板をナフコ高島店で購入。厚み12ミリ、幅105ミリ、長さ2,000ミリの未乾燥荒削りの杉板が一枚単価¥122。

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助手席側をほぼフラットにしたSuzuki HUSTLERに34枚の杉板を載せて、ホームセンターから近い美松へと向かいました。

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早めの夕食はマルゲリータピザと牡蠣とほうれん草のカルボナーラスパゲティー。入手した杉野地板を加工して、木製カーポートの南西側と北西側に鎧張りの板壁を取り付ける予定です。

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Wood Carport — Part 87

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去年の台風21号で大きく浮き上がった柱Dを支える束石は、高さ240ミリのものから300ミリのものに変更しました。さらに補強するためにホールダウン金物を柱Dに取り付けます。先ずは羽子板付き束石の周囲を深さ300ミリほど掘り下げて、合板の端材で製作した型枠を設置。

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砂利の配合比が少ないモルタルのようなコンクリートを砕石の上に流し入れて、ボルトを埋め、二日ほど放置。

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型枠を外すとこんな感じでほぼ固まっています。

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土を埋め戻してナットを締めると、金具が柱から離れるように反ってくる。原因はホールダウン金物を上下逆に取り付けているからです。

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ビスをすべて使おうとすると、ボルトの溝が不足するので上下逆に取り付けていました。本来はボルトをもっと深く埋めれば良いのですが、コンクリートが固まってからボルトをさらに下の方に埋めることは不可能なので、金具を正しい向きに取り付け直して、上の方のビス穴2つは使用しないことにしました。この状態ならナットを締めても金具が柱から離れるようにして反ることはありません。付属の丸いワッシャーから角形のワッシャーに変更しました。

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Wood Carport — Part 86

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南西側(道路側)に筋交いを2本取り付けて、強風による水平方向の揺れに対する強度を補強します。柱Iを挿入する位置を決めて、桁Cと土台Bに深さ10ミリの切り欠きを入れます。切り欠きは丸鋸と鑿で入れますが、両端のラインが真っ直ぐに切れるよう、スピードスクエアをガイドにします。両手が使えるようにスクエアをクランプで固定。頭上での作業になるので丸鋸を片手で持つには重すぎて真っ直ぐに切れない。

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北西側(母屋側)と同じ作業行程になるので、写真撮影は省略しました。土台Bの上に柱Iを垂直に立て、羽子板ボルトで固定。

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今回は短い方の筋交いから取り付けました。

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120ミリの筋交い用金物で長い方の米松の筋交いを固定。

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北西側(母屋側)と同じように、WRC2x4材の端材を土台Bの上に載せて、短い方の桧筋交いの長さを調整しています。

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南西側(道路側)の筋交い取り付け作業をほぼ終了しました。筋交いがあると、カーポートというより建築途中のガレージや住居のように見えます。

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翌日、土台BにM12の六角コーチスクリューを取り付けました。13ミリのドリルビットで深さ30ミリぐらいの穴を空けてから、ハンマーで叩き込み、

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AP製12ミリのディープソケットを装着したSnap-on製シールドラチェットで六角コーチスクリューを締めました。

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羽子板付き束石と束柱の間に入れたアスファルトシングルは束柱の高さを調整することと雨水対策が目的です。

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水平方向の揺れに対する強度はどうなのか?向かって左の柱Eと中央手前の柱Fを揺するようにして前後に強く押してみました。どうやら東西の水平方向の揺れはほぼ収まったようです。前回は南北方向の揺れが気になりましたが、不思議なことにそれもかなり少なくなりました。想像していた以上に筋交いの効果は絶大であることがわかりました。

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補強目的の壁は必要ないかなと思います。この程度の強度が維持できるのであれば、東側の筋交いも不要ですが、化粧目的の柵はあっても良いかもしれません。

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Wood Carport — Part 85

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束柱Bの高さを決めるため、100円ショップで入手した水準器を使ってみたら、その精度が今ひとつ信頼できないことがわかりました。上が100円ショップ、下が以前から使っているホームセンターで入手した水準器。100円ショップのものは束石設置時など、使用を限定した方が良さそうです。

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束柱Bと土台Bは枘を組んで接合し、L字型金具で固定します。(座掘りした穴が土台表面に空く羽子板ボルトは不要であると判断しました。)枘の向きに注意。土台Bの枘穴を少し大きめに空けて横方向に調整しやすいようにしてあります。

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この部分は羽子板ボルトを使わずにシンプソンのL字型金具を使用しました。

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杉90ミリ角の土台Bは、柱Eと柱Fに長めのコーススレッドビスの斜め打ちで留めました。L字型金具も併用。

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母屋側と同じように短い方の筋交いの長さに合わせるために、土台Bの上にWRC2x4材を載せて、羽子板ボルト用の穴を13ミリのドリルビットを用いて空けました。

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