Category: Log Home Maintenance

  • Deck Fence — Part 1

    ,

    母屋南側に小さなウッドデッキを製作後、一年と少しが経過しました。製作後、間もない頃はデッキの椅子に腰掛けることもよくありました。しかし、今はこのデッキに椅子はなく、ほとんど使っていないというのが実情です。母屋の外観を向上させる意味では使わなくても存在するだけて機能していますが。 デッキは南向きなので、晴れた日には時々、ブランケットや布団を干すことはあります。外観向上と物干し台としての機能に加えて、目隠しの機能も担ってもらおうと、去年作成した図面に手を加えました。なぜ、デッキ製作時に目隠し機能を持つ柵を取り付けなかったのか? その頃はこの小さなデッキの前に小屋か車も入る物置を建築しようと考えていたからです。その計画が頓挫したので、デッキに柵を取り付けようということになりました。 南側は道路に面しており、フェンス部分がちょうど通行する人の目線の高さになります。今は外から家の中が丸見えなので、常時、カーテンをしていますが、目隠しフェンス設置後はカーテン不要になるのではと考えています。 目隠し機能を担う部分の木材は35 x 35 x 2,000mmの赤松6本束を3束用意して、製作しようと計画しています。長さ629mmに切断した赤松角材50本をおよそ14mmの間隔を維持しながら並べると、目隠し機能を持った柵になるでしょう。 Deck Fence — Part 2へと続く。

  • SAN-EI Bottom Entry Fill Valve V538-5X-13

    製品画像から推測すると、三栄水洗の「万能立形ロータンクボールタップ下給水用」はKOHLER製などの下給水型の輸入トイレに使用できそうです。価格がAmazonで¥2,400なので、予備として一つあっても良いかなと思います。 日本ではタンクが高い位置に取り付けられる(ハイタンク)従来の和式水洗トイレに下給水式が採用されることがあるようです。日本で流通している洋式トイレの多くは、ロータンク横給水式を採用しているので、下給水式のボールタップは珍しくなっているというのが現状でしょうか。 日本語では「ボールタップ」と言っていますが、英語ではFill Valve(給水弁)です。タンクに給水すると、ボール状の浮き玉が上に移動し、トップ部にある弁が閉じる仕組みです。給水管を接続する部分の規格サイズがG1/2となっています。この接続部さえ適合すれば、KOHLER製などの下給水型輸入トイレタンクで使えるはずです。 7月7日追記:同様の製品がカクダイからも販売されています。製品名は「カクダイ立形万能ボールタップ663-210」であり、Amazonのカスタマーレビューに興味深い記述がありました。引用しますと、「アメリカ製のトイレタンクのボールタップが壊れ、トイレ自体を交換かと思い、がっかりしていました。ところがこの商品を知り、アマゾンにオーダー。主人と二人、簡単に交換出来ました。これからは、安心です。パーフェクトな商品だと思います」とあります。トイレタンク自体は、互換性がありそうです。やはり、給水管との接続部さえサイズが合えば、日本国内で販売されている下給水型のボールタップが使用できると考えて良さそうです。住宅設備消耗品を調達するためにグアムに行く口実の一つがなくなったかもしれません。

  • Fixing Toilet Tank with Fluidmaster Toilet Tank Complete Repair Kit (400AK)

    ,

    「水道/下水道代が異常に高いので漏水しているのではないか?」との疑問が事の発端となり、雨の中、敷地内に埋設されている量水器(水道メーター)を調べてみました。量水器にはパイロットと呼ばれる赤いクルクルがあります。家屋内のすべての水栓を閉めた状態で、このクルクルが回転していれば、どこかで漏水していることになります。パイロットは回転していなかったので、漏水はないようです。試しに洗車時に使うホースから少し、水を出すと、回転しました。いつもより水を大量に使った記憶はありません。水道/下水道代は普段の1.5〜2倍もの料金になっています。 同じアメリカ人ビルダーが建てたログハウスにお住いのXさんに水道/下水道代のことについて尋ねてみると、その料金は異常に高いですとのことでした。 思い当たる原因が一つありました。水洗後の水がなかなか止まらないことです。トイレタンクが満水になるまでの時間がかなり以前から徐々に長くなっていましたが、家主と共にトイレのタンクも老朽化しているだろうからそんなものだろうと思っていました。(家主も水切れが悪くなっている。)陶器製タンクの蓋を開けて、水を流してみると、満水になった後もフィルバルブから供給される水は延々と流れ続けていました。 タンクが満水になるまでの時間を1とすれば、その3〜5倍ほど長く水が流れた後に水は止まります。水道代が高くなった原因は、無駄に水を流し続けていたこのフィルバルブであることがわかりました。より詳しくは、フィルバルブのトップ部分にあるガスケットにゴミが蓄積していることが原因です。ガスケット自体も劣化しているだろうから、トイレタンク内のパーツ一式を交換することにしました。 我々が住むログハウスもアメリカ人ビルダーが建てた完全輸入住宅であり、セントラルヒーティングを含め、電線とガス配管を除くすべての住宅用設備は、米国から輸入されたものが使われています。トイレやジャグジー付き浴槽、キッチンシンク、蛇口など水回り部品も輸入品であり、メンテナンスのことは何も考えずに建てた「訳あり物件」です。偏屈な我々はそこが気に入って、この中古ログハウスを購入したのですからそれなりに覚悟はしていました。 この「訳あり物件」に引っ越してから3年後、念願の木製ガレージ(これも100%アメリカンなキットガレージ)を建てた時に、日本から最も近いアメリカであるグアムに部品調達旅行に行きました。その時に、米国最大規模と言われていたKmartや電設、配管部品を扱うLEED ELECTRIC & PLUMBING SUPPLYに立ち寄り、日本国内では販売されていない交換用部品や消耗品をまとめ買いしました。その中に、トイレタンクの補修部品一式をキットにしたFluidmaster Toilet Tank Complete Repair Kit (400AK) が含まれていました。このキットを使う出番がやっと訪れたのです。今ではこの商品もAmazonから個人輸入することも可能なようですが、価格が異常に高い。グアムではUS$20もしなかったと記憶していますが、Amazonでは並行輸入品が¥16,371 + ¥1,020の送料になっています。ローカライズ(日本での生活に合わせた大掛かりなリフォーム)をせずにこの完全輸入ログハウスに住み続ける限り、メンテナンス部品を調達する目的で定期的にグアム旅行した方が安上がりです。水回り設備の消耗部品に関しては、2008年以降、毎年訪問しているシンガポールやマレーシアでも調達できるかもしれません。 既存フィルバルブのトップカバーにFLUIDMASTER KOHLERの刻印があります。恐らくFluidmasterがトイレメーカーのKOHLERにOEM供給した部品であると思われます。(日本で言えば、KOHLERがTOTO、Fluidmasterが三栄水洗製作所?) トイレタンクの部品一式を交換する前に、タンク内の構造と水が流れる仕組みを十分に理解しておく必要があります。上の画像にはFlush N Sparkle Systemが描いてありますが、これは別売部品であり、修理するタンクにはないシステムです。(リフィルチューブはオーバーフローパイプに直接つながっています。)タンクレバーを操作すると、フラッパーが開き、便器に給水されます。同時にフィルバルブから新しい水が供給され、オーバーフローパイプに繋いだチューブから便器に給水されます。所定の水位までフロートが上がると水が止まる仕組みです。 タンクに給水する水道管の元栓を閉め、タンク内の水をすべて排水し、残った水は洗車時に使う大きなスポンジで吸い取り、タンク内の部品一式を取り外しました。そして、タンクを便器に固定してある3本の真鍮製ボルトを緩めてタンク本体を取り外しました。既存パーツはトイレタンク > 円形ガスケット > プラスチック製ロックナット > 三角のガスケットとなっており、ガスケットは二つとも再利用できないことがわかりました。上の画像で黒く汚れているのは劣化したガスケット。 新しいパーツは、トイレタンク > プラスチック製ロッックナット > ラバーガスケットの順に取り付けます。(円形ガスケットは使わない。) キットに付属するラバーガスケットを取り付けました。 3本の真鍮製ボルト、ラバーワッシャー、真鍮製ワッシャー、ナットもキットに付属するものに交換します。 作業は同居人が睡眠中でトイレを使用しない深夜に行っています。3つの小さな穴にタンクを固定するボルトを通します。下から1/2″の六角レンチ、上から大きなマイナスドライバーを使ってボルトを締めます。大きな穴の内側にフラッシュバルブのラバーガスケットを密封する形になります。(既存の三角のガスケットを再利用したら、排水時にこの部分から水漏れしました。)実は給水側のホース接続部分からも取付不良が原因で夜中に水漏れしたことは内緒。 元栓を閉めた状態でフィルバルブのトップ部分を反時計回りに1/8回転させてトップ部分を取り外します。そして、水が飛び散らないようにコップなどの容器を上から覆い被せてから、元栓を開け閉めして給水します。この工程は何が目的なのか、わかりづらい英文の取付方法説明書には記載がありません。目的がはっきりしないので、この工程を無視したら、給水チューブの方に水が流れずにトップ部分から水が流れました。目的はフィルバルブのトップ部分にあるガスケットのゴミやホコリなどの不純物を取り除くことにあるようです。新品のパーツ使用時でもこの工程を飛ばすと正常に機能しません。 タンクレバーは既存のものを再利用。レバーを操作して水を流してみると、所定の水位に達した時点で水はピタッと止まりました。これで無駄な水は流れなくなったので、水道/下水道代は元通りになるはずです。 トイレはその国の文化を表すと私は考えています。従来の日本のトイレは食習慣に合わせて水量を大と小で調節できるようになっていますが、アメリカのトイレはそのような調節ができない仕様になっています。水量としては大と小の中間ぐらいでしょうか。米や野菜を主食とした日本人の平均的な排泄量は、パンや肉を主食とした欧米人の平均的な排泄量と比べて多くなる傾向がありました。従って、勢いよく流れるように水量を調節する機能が必要だったということです。(ガダルカナル島、悲劇の舞台裏参照) 補修キットにはタンクレバーも付属していました。同じアメリカ人ビルダーが建てたログハウスにお住いのXさん宅のトイレも輸入製品が使われています。Xさんのお宅でトイレをお借りしたらタンクレバーが故障していました。タンクの蓋が半開きになっていて、フラッパーに繋いだチェーンを手で引っ張ると水が流れるようになっていました。連絡してみると、修理部品が入手できないので今も状況は変わらずということでした。 キットに付属のタンクレバーは初期状態ではタンクの前面に取り付けるタイプになっていますが、アーム部分は折り曲げることが可能だそうで、タンク側面にも取り付けできるようです。不自由されているので、この余ったタンクレバーをXさん宅のトイレに取り付けることになりました。 作業の難易度:5段階で4(慣れたら3) 上の50分33秒の長い動画は作業を終えてから視聴しました。作業する前に観ていたら、水漏れせずに済んだかもしれません。動画に登場する髪の毛の薄い人(人のことは言えない?)も取付方法説明書を読まずに作業されていると思われます。補修キットは$16で買ったと言ってます。ボルトのワッシャーは2枚重ねにする必要はありません。

  • Replacing Window Screens — Part 1

    網戸の張り替え作業が続きます。Cat ISONの攻撃を受ける可能性がある3カ所の網戸はすでにPet Defenseの頑丈なネットを用いて張り替えました。今度は猫侵入禁止としている2階(正しくはドーマー屋根裏部屋)の網戸をポリプロピレン製の一般的なネットを用いて張り替えることにしました。 作業手順はこちらのサイトに詳しい説明があります。分厚いペットディフェンスのネットと比べると、薄くて軽く、張り替え作業は容易です。ペットディフェンスのように「網押さえゴムを入れる前に、ローラーを使ってネットだけ先にサッシの溝に入れる」必要はありません。ネットを溝に入れながら同時にゴムを上から押さえます。ネットが滑りやすいので、ネットだけ先に溝に入れようとしても入りません。 今回、交換した米国製木製二重窓(ダブルハング)の網戸は下に二カ所、フックがあり、これを網戸の溝に固定するのが少々、難しく感じました。ビスを再利用したので、フックの位置を網戸の枠に印しておく必要がありました。 外から見た様子。弛まないようにネットを強く張りながら溝に入れたら、樹脂製の枠が歪んでしまいましたが、窓枠に取り付けると歪みは自然と解消されました。 作業の難易度:5段階で2 Part 2へと続く。

  • Pet Defense (Pet Resistant Screen) — Part 3

    , ,

    リビングルーム東側の窓用網戸を取り外し、ペットディフェンスに張り替える作業を継続しました。画像ではバイスを使っていますが、洗濯バサミで十分です。(バイスを締め過ぎると、網戸の枠が変形する恐れがあります。) ペットディフェンスの網目の大きさは20メッシュ相当とのことです。「メッシュ」とは1平方インチに含まれる篩の目の数で表すそうですが、既存の一般的なネットの網目と比べると、ペットディフェンスの網目の数は明らかに少なくなっており、その分、線が太いことになります。製造工程も異なるのでしょう。素材はポリエステルのビニールコーティングだそうです。 生後数ヶ月のCat ISONがやって来た一昨年の11月22日、この窓の桟の部分に飛び乗って屋内の様子を伺いながら中に入れてくれとせがまれたのを今でも覚えています。無視したら、今度は北側の窓に回って… Part 4へと続く。Part 2に戻る。

  • Pet Defense (Pet Resistant Screen) — Part 2

    , ,

    キッチン南側の網戸張り替えに引き続き、リビングルーム東側とキッチン東側の網戸もペットディフェンスを使って張り替えることにしました。米国Johnson-Postman製木製二重窓の採寸をすると、幅91cm、長さ2.3mのネット一枚で二つの網戸を張り替えることが可能であることがわかりました。 網押さえゴムは3.5mm x 7mが一本あれば足りそうです。 Part 3へと続く。Part 1に戻る。

  • Pet Defense (Pet Resistant Screen) — Part 1

    , ,

    母屋南側の細長いウッドデッキが完成して以来、キッチン南側の網戸を開け閉めする頻度が増えました。それまでは網戸を開けることなど滅多になく、戸車の滑りが悪くても不便に感じることはありませんでした。しかし、網戸を開け閉めする頻度が増えると、やはり不便に感じるようになったので、木製網戸を自作しようと考えました。 参考にできる情報を求めて、ネットを検索していると、excite.ブログで記事を毎日のように精力的に更新されているこちらの方のサイト(PADDLER’S LOGBOOK)がヒットしました。そのサイトは読み応えがある素晴らしい記事が満載されていて、自分のブログの更新頻度が少なくなるほど。読めば読むほど、趣向や生活環境が我々と共通点が多くあることがわかりました。薪ストーブがあるログハウスに猫と共に暮らし、敷地内にアメリカンな木製ガレージがあり、アウトドア志向が高く、アップル製品などデザインに拘りがあるアイテムを所有されている。Mossのテントにニッセンの石油ストーブ、マクラーレンのガダバウトチェア、OlympusのカメラにRicoh GR DigitalやGitzoの三脚。天体撮影も趣味にされているところも同じ。A&Fの常連客であるところも。ブログタイトルにされているカヌー/カヤックの趣味以外は大体同じようです。(私は20代の時にカヌーを製作しようとしていた時がありました。もし、製作していればそちらの趣味も同じになります。) 話が大きく逸れました。木製網戸の記事に関連してダイオ化成のペットディフェンスという網戸用の強靭なネットを紹介されていました。製品名が示す通り、猫や犬などが引っ掻いても簡単に破れないネットです。網戸を自作する前に、既存の網戸の戸車を調整してこのネットを取り付けてみようということになりました。 近くの大型ホームセンターに問い合わせると、「ペットディフェンス」は黒とグレーを販売しているそうで、網押さえゴムのサイズがわかるように既存のものを少し切り取って店に持って来いとのことでした。 網の張り替え作業自体が初めてなので、店で(ペットディフェンスではない別の網で)実演してもらいました。店員さんの指導を受けながら、私も張り替え作業を体験。が、大事な手順を一つスキップしています。後でわかることですが、手順2の「クリップを留めた反対の辺の溝に網押さえゴムを入れる前に、ローラーを使ってネットだけを先にサッシの溝に入れていきます。」を飛ばしています。 購入した製品を自宅に持ち帰り、「ペットディフェンスの張り替え方」に記載の大事な手順2を飛ばしてネットを張り替えると、撓みができてしまいました。何がおかしいのだろうと説明書を読むと、手順2の赤字に従っていないことが判明しました。幸い、張り直しが可能だったので、正しい手順通りにやり直すと、撓みが取れてきれいにネットを張り替えることができました。 作業の難易度:5段階で2 Part 2へと続く。

  • Decorative Doormat Heavy-Duty Entrance Mat

    サイズを測ってから入手したわけではないのに、このドアマットは入口ドアの横幅にサイズがぴったりでした。WELCOMEとか書いていない、この幾何学的模様が気に入りました。 COSTCOで買って来たこのドアマットはApache Millsブランドの米国製。裏側ベースはリサイクルラバーが使われています。 改めてドアマット/玄関マットについて考えてみると、外開きドアが一般的な日本の住宅では、玄関マットは使わないか、使ったとしても靴を脱いだ床の上に敷かれることが多いと思います。段差がない玄関であれば、ドアが開閉する屋外にマットを敷くとドアとマットが干渉することがあるためでしょうか。尤も引き戸であれば干渉することがないので、屋外、屋内のどちらにもマットを敷くことが可能ですが、なぜかドアマットが使われないことが多い気がします。

  • Log Home Reroofing

    去年の夏、母屋の屋根はガルバリウム鋼板葺きとなりましたが、施工時に大工さんや板金屋さんと相談して、雪止めは取り付けない仕様となりました。雪止めを取り付けたとしても、屋根がおよそ40ºの急勾配であり、ガルバリウム鋼板自体が滑りやすい素材なので、雪崩を防ぐことはできないだろうとの判断です。また、雪の塊が軒下に落下したとしても、隣の土地には落下しないし、軒下近くに車など、壊れて困るものはない。雪止めを取り付けると、より大きな雪の塊が一気に落下するのではないかという危惧もありました。 そういう理由で雪止めを取り付けなかったのですが、その判断は正しかったのかどうか?元日の午後から降り積もった大雪の影響を考えると、再考したほうが良いかもしれません。轟音と共に大きな雪の塊が軒下近くの庭に落下しています。落下した雪の塊は山のように大きくなり、すぐには溶けません。 アスファルトシングルだった頃は、どんな大雪でも塊が落下することはなく、屋根の上で溶けていました。日陰は特に雪や氷が溶けるのが遅いので、木材の腐朽を早めていたと思います。どちらが良いのか迷うところです。屋根に負担はかかるけれど、屋根の上で溶かすべきか、それとも雪崩を容認しつつ、庭に落下した大きな雪の塊が溶けるのを待つべきなのか? 画像は南側の様子ですが、北側にも大きな雪の塊が複数あり、小屋の屋根上にも塊が落下しています。

  • Kwikset Keyed Entry Knob — Part 2

    ,

    前回訪問時から1ヶ月以上が経過しましたが、Kwiksetの出入り口用鍵付きドアノブキットがアメリカから到着したとの知らせを受けて、開かなくなった玄関ドアの修理をするためにご近所のお宅を再び訪問しました。玄関ドアが故障して使用できなくなってから、もう何ヶ月も経っていて、相当不便を強いられているようなので、何とか私が修理できればと思い、修理作業を再開しました。(建物を建てたアメリカ人ビルダーは日本にはいないし、いつも修復やリフォームを依頼されている工務店の担当者も海外に赴任中で修理の依頼ができないとの状況です。) ドアが開かない原因はノブを回転させてもラッチボルトがストライクから完全に引っ込まないことです。前回は屋外側と屋内側の両方のノブを取り外して、ラッチを動かそうとしたけれども動かず、ドアが開かないままの状態でした。何が故障しているのか、よくわからないので、既存のドアノブキットと同じブランドの同等品を入手し、キット全部を丸ごと交換することになりました。 ドア自体をドア枠から取り外さない限り、引っ込まなくなったラッチボルトを取り外すことができないので、重い木製ドアを吊り下げているヒンジを外すことにしました。先ずはヒンジのピン3本を抜き、屋外側からドアにあて木しながらハンマーで叩いたら上と真ん中のヒンジが外れました。(このドアは米国仕様の内開きになっています。)しかし、下のヒンジがどうしても外れません。小さなハンマーで叩くとドアに傷が付きそうだったので、一旦、自宅に戻って、大きな木槌を持参しました。小さなハンマーでは外れなかったヒンジの近くを木槌で一度か二度、叩くとヒンジが外れ、ドアが数ヶ月ぶりに開きました。 ドアノブを回転させてもラッチボルトが引っ込まない原因は、デッドラッチ・プランジャーが折れていることでした。デッドラッチ・プランジャーが破損した原因は不明。 ドアを元に戻す前にヒンジをチェックすると、緩んだビスが何本も見つかりました。緩んだビスはすべて取り外し、ビス穴を割り箸と爪楊枝で埋め木してからビスを締め直しました。 この手法は、ドアの修理方法を紹介するYouTubeに投稿された動画を参考にしました。 床に擦れた痕があることから推測すると、ヒンジの緩んだビスが原因で、ドアが若干、傾いた状態になっていたと思われます。そのために、デッドラッチ・プランジャーが破損したと考えられなくもない。 手前が破損したラッチ。今回、届けられたキット付属のラッチは全く同じ製品だと思われます。 上の画像は新しいラッチを取り付けている様子ですが、向きが逆になっています。これでは内開きのドアが閉まりません。後から取り付け直しました。 屋外側、屋内側両方のドアノブを取り付けて、修理完成。手作りの美味しいアップルパイとコーヒーを頂き、破損したラッチと取り外したドアノブを自宅に持ち帰りました。ここで、「作業の難易度:5段階で3」と書きたいところですが、私としては今回の修理作業に100%満足できていません。新しいドアノブのサイズが小さく、持ち帰った古いドアノブは再利用可能なはずだから。(現場では古いドアノブを取り付けることができませんでした。) 自宅で古いドアノブのメカニズムを十分に理解すると、再利用できることがわかりました。シリンダーがドアノブの付属部品になっているので、ドアノブを再利用すれば、これまで使われていた合鍵が使用できます。夜になりましたが、再度、お宅を訪問し、ドアノブを取り替えました。 作業の難易度:5段階で4 Kwikset Keyed Entry Knob — Part 1に戻る。

  • Kwikset Keyed Entry Knob — Part 1

    ,

    いつも何かとお世話になっているご近所さんの玄関ドアが故障して、開けることができない状態だと聞き、修理できるかもしれないので、出張修理用の工具バッグを携えてそのお宅を訪問しました。我々が住むログハウスとほぼ同じ構造の建物であり、アメリカ人ビルダーが建てた完全輸入住宅です。電線とガス管以外の建築資材はすべて米国から輸入された建具や金物が使われており、故障した玄関ドアに取り付けられてあるKwiksetブランドの鍵付き出入り口用のノブもアメリカンな製品です。(我々の自宅玄関ドアの鍵付きノブと同様、一度、交換されているようです。元々はSCHLAGE製のノブが取り付けてありました。) 最初に訪問した時はドアノブを取り外すことができずに、コーヒーとフルーツをご馳走になりながら引退した盲導犬の様子を見ていただけでした。 自宅に帰り、”Kwikset door knob removal”のキーワードでヒットしたYouTubeの動画を参考に下調べしました。 翌日、再び訪問し、動画を参考にしながら作業すると、屋内側のドアノブをほんの数分で取り外すことができました。 2本の長いビスを取り外すと台座が外れてラッチと屋外側のノブが見えるようになりました。 ここまで来れば、容易にドアを開けることができるだろうと思いましたが、ラッチのボルトが出たままなので、内側に開くことができません。ドライバーでラッチの突起部を右方向に押しても、ボルトが少し移動するだけで、完全に引っ込まないのでドアは開きません。この時点でお手上げ状態になり、この日もまたコーヒーと紅茶にピザやケーキをご馳走になりながら、引退した盲導犬の様子を見て、小型犬に遊ばれるだけで退散することになりました。 自宅に戻り、別の動画を参考にすることにしました。この方もラッチが壊れてドアが開かない状態だったようです。故障した原因は不明ですが、症状が同じなので、参考になるかもしれません。動画の最後の方でラッチに小さな穴があり、ピンセットを穴に差し込んだ状態で、突起部を右方向に引っ張ると、ボルトが動いてドアが開くとのことです。この小さな穴はなかったような記憶があります。最終手段として、ヒンジを外してドアごと取り外すことを考えていますが、その前に動画で紹介されている小さな穴がないかどうか、チェックしてみます。 Kwikset Keyed Entry Knob — Part 2へと続く。

  • GUTTER NET (AP160427)

    ,

    母屋北側の軒樋にも「雨どいネット」を取り付けました。ネット取付用クリップは正方向。 通りに面する南側よりも北側の方が、ガルバリウム製軒樋(HACO H6)の取り付けがより丁寧です。上の短い軒樋は、屋根裏部屋の屋根に降る雨水も合流して落ちて来るので、樋の体積当たりの排水流量は長い方と比べて3倍以上になります。二連梯子が使えないので、ネットはすぐ下にある小屋の屋根に腰掛けて取り付けました。 作業の難易度:5段階で2

  • Removing Air Conditioner Outdoor Unit

    ,

    エアコン処分.COMの「エアコンの取り外し方」を参考に、南側屋根裏部屋のエアコン室外機を取り外しました。先ずはプラスドライバーを使って室外機のカバーを取っ払ってみると、 1998年製SHARPのエアコン室外機は恐ろしく汚れている。手順通りに送り側、受け側バルブのキャップ(六角ナット)2個をモンキーレンチ(BAHCO 9071C 8″)を用いて取り外しました。 エアコン処分.COMの室外機とは異なり、細い送り側のパイプが上になっています。太い方が受け側パイプ。ここ数年、使用していなかったこのエアコンのリモコンは電池が液漏れしていました。新しい電池に交換して室内機の電源オン。設定温度を最低にして冷房運転を開始。室外機のファンが回転しました。 室外機の送り側バルブ(細い方)を六角レンチを用いて右に回して閉めました。これでフロンガスが室内機に送られることはありません。バルブが開いたままの太い方のパイプを通ってやって来る、室内機に残ったフロンガスを室外機で受けます。この状態で2〜3分ほど運転するとの指示ですが、私は5分以上、運転を続けました。 次に太い方の受け側バルブも六角レンチで閉めて、ポンプダウンを完了させると、フロンガスを室外機に閉じ込めることができるそうです。 リモコンでエアコンの運転を停止し、コンセントを抜き、送り側と受け側のバルブにキャップを元通りに装着。その後、受け側、送り側両方のパイプを室外機に固定するナットを外しました。最後に室外機へと繋がる電線を黒、白、赤の順で切断。 作業の難易度:5段階で2

  • GUTTER NET (AP160427)

    ,

    ガルバリウムの軒樋(HACO H6)に取り付けた「雨どいネット」を樋の幅に合わせて余分をカットしました。ネットの取付用クリップも長過ぎたので切断し、取り付け方向を逆にしました。 自宅周辺には広葉落葉樹が多くあり、秋になると落ち葉が大量に降ってきます。屋根を葺き替える前は、劣化したアスファルトシングルの粒が雨樋に溜り、その上に落ち葉が滞留すると、良質な腐葉土となり、樋に雑草が生えることもありました。「雨どいネット」が機能してくれるかどうか、落ち葉の季節にレポートします。 作業の難易度:5段階で2

  • Log Home Reroofing — Day 15 (Metal Gutter Installed)

    午後に戻って来た板金屋さんは4名。2名ずつが2チームに分かれ、片方が改造済み北側バルコニーのガルバリウム鋼板葺きと北側の雨樋の設置。もう片方のチームが南側雨樋の設置。北側バルコニーは傾斜がほとんどないので水はけがよくありません。下に見えるのは私が修復した小屋の屋根。 北側鼻隠しの角材の一部に未塗装の部分がありました。(この部分は工事完了後に自分で塗装する予定。)取り付けられる雨樋は株式会社タニタハウジングウェアのガルバリウム雨といHACO H6号のシルバー。箱形の軒樋は吊り下げ式のようです。 縦樋は丸形。 丸形の縦樋を固定する金具はT字デンデンと言うそうです。サイズは4種類あるようです。 スッキリした丸形の縦樋、丸ログにもよく似合っています。 箱形軒樋の水止、これ以上シンプルなデザインはないと思わせるほどスッキリしています。 樋を固定する吊金具は下から見えないようになっています。黒いプラスチック製フックのようなものは、後ほど紹介するAstro Products製の「雨どいネット」を固定する取付用クリップ。 足場が撤去されたにも関わらず、40度勾配の屋根を命綱なしで駆け上がり、煙突を固定する針金を元通りに戻す板金屋さん。 これが雨樋に落ち葉が溜らないようにするための雨どいネット。6メートルで¥460でした。板金屋さんに注文すると、1メートルで¥1,000ぐらいするそうです。 南側バルコニーから見た様子。雨どいネット取付用クリップは逆方向に取り付けて、余った部分を切断すれば、フックの部分を隠すことができるかもしれません。 下から見ると、ネットがはみ出ています。ネットの上やこの辺りの隙間に落ち葉が溜ると、軒樋が機能しなくなる恐れがあるので、様子を見ながら、落ち葉がネットの上に溜るようであれば、はみ出た部分をカットします。軒樋の幅は113mm、深さ67mmに対し、ネットの幅は約160mm。 軒樋は縦樋がある左が少し下げてあり、雨水が流れやすくなっています。(施主が水準器を用いてチェック済み。)以前は塩ビ製の雨樋が取り付けてありました。破風板と干渉しないよう、軒樋は破風板の内側で止水となっていました。現在は破風板を直角に切断してあり、軒樋が干渉しないので、樋は長めになっています。 北側は雨どいネットをまだ取り付けていません。 縦樋用パーツの一部を除き、雨樋の取付作業が終わり、母屋の屋根葺き替え工事が漸く完了しました。入居した13年前の状態よりも、建物が新しくなったような感じがします。