Bat Problems — Part 2

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Part 1、Part 2とはしたくはなかった話題ですが、コウモリとの格闘は続きます。東側棟木上方の屋外側隙間を大工さんに埋めてもらってから、しばらくして、今度は西側の棟木上方の隙間から屋内に糞が落下するようになりました。西側の軒下にも東側と同じような隙間があり、そこからコウモリが出入りしているに違いないと考えた私は、足場の最も高いところに登り、軒下を確認してみると、やはり隙間がありました。棟木上方の隙間の幅は10mm程度と、東側と比べると小さな隙間です。

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東側と同じように左右にある棟木上方の隙間を塗装した細い角材で塞ぎました。木口の部分には大工さんが言っていたように隙間はありません。ハンマーが振れない狭いところなので、角材は屋根裏の板材にビス留めしました。

これで屋根裏へと通じるコウモリの浸入口は完全に塞ぐことができたと安堵したのも束の間、夕食を終えて暫くすると、二頭のコウモリが屋内を飛び回り、Cat ISONがコウモリを捕まえようと家中を走り回るという事態が発生しました。窓とドアを全開にして、逃げ場を探すコウモリを追い回すこと小一時間。漸く、二頭のコウモリは全開にした窓かドアのいずれかから屋外へと飛んで行きました。多分。

糞が落下していた棟木西側の近くに戻ると、屋根裏からまだ羽の音が聞こえてきます。少なくともまだ一頭は屋根裏に残っています。屋外側は東側も西側も隙間を塞いだので、出て来るとすれば、屋内側の隙間です。その隙間からコウモリ忌避剤を散布し、しばらく様子を見ていると、Cat ISONが反応。残っていたと思われる一頭が、隙間から屋内に出てきて、逃げ場を探そうとまた家中をコウモリが飛び回り、猫が追いかけます。先ほどと同じように、ドアと窓を全開にしたら、屋外へと飛んで行きました。多分。

これでコウモリの件は終わりにしたいのですが、まだまだ油断はできません。

8月6日追記:今日は午前2時過ぎぐらいまで屋内に姿を現したコウモリとの格闘が続きました。上で全開にしたドアと窓から外に飛んで行ったと書いたのは恐らく、誤りであり、屋内の暗いところで羽を休めていただけのようです。結局、追い出しに成功したコウモリは4頭。その内の3頭はCat ISONがジャンプして捕獲、1頭は全開にしたドアから出て行くのを確認しました。まだ、屋根裏に行き場を失ったコウモリが残っているかもしれません。

8月7日追記:

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コウモリが屋内を飛び回る事態は8月5日の夜から6日早朝にかけて起こりましたが、それ以来、コウモリの姿は見えず、屋根裏から怪しげな音も聞こえません。コウモリの浸入口となっていた棟木周辺は完全に塞ぐことを目標に、西側棟木と壁が接する部分にあった隙間を縄で埋めました。この部分は屋根裏には通じていませんが、住処を失ったコウモリが壁に巣を引っ越すことも十分に考えられます。

Cat ISON Checkup

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ヤギに羊、鶏、犬など、自然環境豊かなこの地で飼育されている動物病院にCat ISONを連れて行きました。この地では日曜の午前中のみ、診察されておられます。

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動物病院に連れてきたのはドライフードを食べた直後に嘔吐するという症状があるためです。毛玉対策のドライフードで嘔吐していたので、別のものに変更しましたが、症状は変わらず。毎日のように嘔吐したので、嘔吐したドライフードを持参して、担当獣医である先生に診てもらいました。

実際には飼い主に対する問診で終わりました。いつ頃、嘔吐するのか?決まった時間帯なのか?嘔吐したドライフードに毛玉は含まれているのか?など尋ねられました。嘔吐する時間帯は、決まって深夜です。もっと具体的にいえば、私が床に就こうと屋根裏部屋に上がると、Cat ISONは私よりも先に階段を駆け上がり、ドアが開いた瞬間に屋根裏部屋に忍び込もうとします。寝室は、猫立入禁止にしているので、Cat ISONを抱きかかえて先ず私が寝室に入り、その後にドアの外側にISONを離し、ドアを閉めます。腹を立てたISONは階段を下り、ドライフードをやけ食いします。その直後に嘔吐する音が聞こえてきます。

こういう状況を話すと、それは恐らく過食による嘔吐だろうという、ちょっと恥ずかしい診断結果となりました。毛玉は原形をとどめている、嘔吐したドライフードの中ではなく、便の中に含まれているそうです。毛玉による消化器不良の事例はほとんどないそうです。

体重を測定すると、前回測定時(5月末)よりも300g増えて、4.7kgでした。食べ過ぎによる嘔吐がないように、今日から食事制限します。

シンガポールGP観戦旅行出発日まであと40日ほどになりました。それまでにCat ISONを1週間ほど預かってくれるペットホテルを探さなければなりません。動物病院では猫は預かってくれないので、預け先はペットホテルになるのでしょうけれど、小さな檻に1週間も閉じ込めるのは可哀想で、どうしたものかと思案中。

27″ iMac (Mid 2010) Glass Panel Installed

ヤフオクで落札した27″ iMac (Mid 2010) 用のガラスパネルが上海から宅急便で届きました。こんな梱包で大丈夫なのか?と心配になりましたが…

外装箱の中身は緩衝材で保護されていました。Cat ISONが検品中。

DELL™のロゴマーク入りクリーニングクロスが付属していました。

ガラスパネルのフレーム部分内側に手書きで何やら書いてあります。これがApple純正品の証しでしょうか。割れたガラスの内側にも同じように手書きで何やら書いてありました。

Cat ISONが壁をよじ登る時に経由していた木製棚を二段とも撤去しました。今のところ、壁によじ登ろうとはしていません。

27″ iMac Glass Panel Has Been Broken

朝の6時半頃、ドスンというかなり大きな音が階下から聞こえてきて目覚めました。2階の寝室から下を見ると、27″ iMacが前屈みに倒れている。Cat ISONが棚を経由してログウォールをよじ登ろうとして失敗し、iMacの上に落下したに違いありません。これまでに幾度となく、壁から落下していますが、iMacが倒れたのは二度目のこと。大きなiMacを元に戻そうとすると、液晶パネルのガラスカバーが割れていました。Cat ISONに怪我はなく元気に走り回っています。

Appleサポートに問い合わせると、部品(ガラスパネル)のみを発注することはできず、「ピックアップ&デリバリー修理サービス」になるそうで、iMacの場合は最低でも5万円ほど要するとのことでした。そんなに高くなるのなら新しいiMacをとふと思いましたが、現状のiMacに特に不満はなく、まだまだメインマシーンとして現役続行できそうなので、修理部品を販売する業者を調べました。純正新品がヤフオクで即決価格¥5,800 + 国際佐川急便の送料¥1,200で入手できることがわかり、早速、落札しました。

27″ iMac (Mid 2010) は秋にリリースされる次期Mac OS X、Yosemiteも動くそうです。修理部品が手元に届く前に、Cat ISONが壁をよじ登ろうとする時に経由する棚の撤去や配置換えを考えます。

Cat ISON Vaccinated Again

猫のワクチン追加接種の案内があったので、動物病院にCat ISONを連れて行きました。

小屋の整理をしていて出てきたケージの中に暫し、入ってもらい、動物病院まで数分間のドライブ。車嫌いなISONはいつものように大きな声で泣き続けましたが、病院に到着すると、妙におとなしくなりました。

日曜の午前中だけ、こんなに自然環境豊かなところで開院されています。多分、ISONはこの環境が気に入ったのでしょう。

聴診器で健康チェックした後、猫ウィルス性鼻気管炎、猫汎白血球減少症、猫カリシウィルス感染症の追加混合ワクチンを接種してもらいました。

体重は1ヶ月半ほど前と比べて100g増えて、4.4kgでした。

Cat ISON Vaccinated

猫3種のワクチンを動物病院で接種していただきました。3種とは猫汎白血球減少症と猫ウィルス性鼻気管炎、猫カリシウィルス感染症のワクチン。5種のワクチンもあるそうですが、屋内で飼っている場合は3種で十分だとか。同時に検便と体温測定、聴診器での検査などを実施してもらいましたが、いずれの結果も問題なしで、極めて健康とのことでした。

ペットホテル利用時に予防接種証明書が必要になるそうです。体重も測定しました。前回測定時は3.5kgでしたが、2ヶ月半で800g増えて、今回は4.3kgでした。体温は37.8°C。猫の平均体温は38〜39°Cだそうです。

Cat ISON Fell On My iMac

4月1日の話題ではなく、実話です。画像がないのでわかりにくいですが、昨日、ログウォールをよじ登って2階の部屋(正しくは屋根裏部屋)へ移動しようとした猫(Cat ISON)が棚の上に積み重ねるようにして置いた空箱といっしょに高さ2メートル半の位置から真下の机の上にあったiMacの上に落下しました。27″ iMacは前方に倒れ、ベゼルの部分に擦り傷が一本。猫の方はギャフンと一泣きしたものの、体は無傷のようであり、落下した直後に今度は壁ではなく、逃げるようにして階段を勢いよく駆け上りました。

以前は簡単にログウォールをよじ登り、床から高さ3メートルの棚を経由して、屋根裏部屋へジャンプすることができました。屋根裏部屋には爪研ぎ被害に遭ったアンティークのウィングチェアが退避させてあります。その部屋に猫が自由に行き来できる状態であり、そこで眠っている私を朝の4時とか5時に起こしに来られるので困っていました。今朝は妙に冷えるなあと思ったら扇風機が回っていることもあります。

昨日、棚の上に空箱を積み重ねるようにして置きました。棚が経由できないと屋根裏部屋にジャンプして移動することもできません。その空箱の一つに前脚をかけた時に箱と一緒に落下したという次第です。

今後の対策としては、高さ3メートル以上の位置にある棚を壁で塞いでしまうことかなあと考えています。避妊手術をした時に獣医の先生が言っておられました。天然素材の丸太の家は猫にとっては理想的な住環境だそうです。バスルームを除いてすべての部屋のドアを閉じておいても天井がないので、猫はその気になれば高い位置を立体的にあらゆる空間へと移動できます。猫にとっては快適で楽しい遊び場かもしれませんが、飼い主にとっては悪夢かもしれません。

4月2日追記:猫と快適に共生するために家の構造まで手を加えなければならないとは思いもしないことでした。

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先々週末に半日がかりで材料をホームセンターに買いに行き、クロゼット上に1×4材を並べて間仕切りとし、向こう側にある部屋に猫(ISON)がアクセスできないようにしました。最も高い位置まで床からおよそ6メートルはあると思いますが、猫は壁をよじ登り、ジャンプしながら屋根裏に遊びに行きます。

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一昨日、この棚から落下しました。応急処置として、棚に登れないよう、ガレージで以前、使っていた有孔ボードを設置しました。施工中に猫は下からじっと棚の方を観察していました。施工後、猫は最上段のログに前脚をかけてしばらく様子を窺っていましたが、これは無理かな?と思ったのか、今のところ、ログ最上段よりも高いところへは登っていません。

作業の難易度:5段階で2

IKEA KASSETT

彗星ISON(C/2012 S1)が消滅しそうになっていた頃に迷い込んで来た猫(Cat ISON)の推定年齢は一歳ぐらい。屋内で飼っていると、いろいろなものを倒したり、どこかに持って行ったり、破いたり、爪研ぎの対象にしたりします。食卓テーブルや机の上、箪笥や棚の上にものを置いておくと、次の日には床の上に転がっていたりします。いたずらの被害に遭わないよう、小物類はすべて蓋付きのボックスや引き出しの中に収納する必要があり、使った後は片付けておかなければなりません。

そこで重宝するのがIKEAのカセットシリーズの蓋付きボックス。上のボックスは幅16cm、奥行26cm、高さ15cm。CDが22枚収納できます。セール中のこちらのボックスは2個セットで¥199でした。ラベルホルダーを上下逆に取り付けると、ラベルが落下するので組み立て時に注意が必要。(数年前に組み立てたボックスは上下逆になっていました。これでは「請求書を探しているときに、昔のラブレターが見つかるかもしれない。」)

こちらは一回り大きく、幅21cm、奥行26cm、高さ15cm。2個セットで倉庫店での価格は¥499でした。

IKEAのサイトに次のような面白い説明文があります。そのままコピーして貼り付けておきます。


なんでも収納できるクラシックなボックス

DVDやデスクアクセサリーから写真や雑誌まで、イケアのKASSETT/カセット ボックスシリーズで整理・収納できないものはないといっても過言ではありません。デスクやシェルフがかたづくだけでなく、ワークスペースにクラシックなスタイルを演出できます。どのボックスもラベルホルダー付きなので、中に何が入っているのかをラベルに書いておけます。請求書を探しているときに、昔のラブレターを見つけたなんてことはもうありません。

下にAmazonへのリンクを張っておきますが、IKEAの商品は倉庫店で購入した方が安くなっている場合が多いです。

IKEA EKTORP JENNYLUND

猫(Cat ISON)の爪研ぎ被害に遭ってもカバーを交換することができるアームチェアをIKEA鶴浜で入手しました。引越シーズンで消費税増税前のこの時期は入場制限が必要なほど、週末のIKEA倉庫店は混み合っていますが、閉店間際の時刻は比較的、空いています。先々週に訪問した時に一人掛け用アームチェアはEKTORP JENNYLUNDが自宅リビングに似合いそうだと思いましたが、その時は車がSubaru R1だったので、載らないかもしれないので、購入を控えました。

しばらくの間、イギリス製のウィングチェアを安全な部屋に避難させて、このNY Chair Xを使用していました。背もたれ部分の角度が爪研ぎには向かないのか、この折り畳み式のアームチェアは一度も爪研ぎ被害に遭いませんでした。しかし、座面高が低く、常時使用するアームチェアとしては適していないということになりました。

この日の車はSuzuki Jimny JB23W-6。後部座席を倒してフラットにすれば、EKTORP JENNYLUNDは余裕で載せることができます。運転時はサイドミラーしか見ていない私は、ルームミラーが使えなくても大丈夫。去年、二人掛け用のEKTORPを購入した時は、車に載らなかったのでIKEA鶴浜の宅配サービスを利用しました。その時の宅配代金は¥7,370。今回は車に載せることができたので、ETC非搭載のJimnyで高速道路を往復し、燃費を足してもそんなに費用はかかりません。

自宅に持ち帰り、開梱するとほぼ同時にお留守番していたCat ISONが念入りに検品。アームチェア自体よりもビニールに興味があるようです。

脚部の素材はビーチ無垢材にクリアラッカー塗装。脚部はスペーサーを挟んで回転させて締め付ける仕様になっています。こちらからダウンロードできる組立説明書PDFとは組み立ての仕様が異なるようです。

脚部は正しい向きになるように固定できれば良いのですが、なかなか向きが合ったところで固定できないので取り付けるのに苦労しました。IKEAサイトからダウンロードできる仕様の方が改良版だと思われます。

交換可能なカバーは、ビーヴィーク・マルチカラーを選びました。このカバーとの組み合わせでFOB Tsuruhama価格は¥28,900。カバーの素材は綿100%で洗濯可能。

カバーを被せたEKTORP JENNYLUND。退避させているウィングチェアの1/3の価格ですが、見栄えは価格以上のものがあります。シートクッションの素材はポリエステル綿とポリウレタンフォーム(35kg/立方メートル)となっています。二人掛けのEKTORPソファと比べると、固めですが、長く坐っていても快適です。

Cat ISON用に購入したようなものですから、爪研ぎしてもらっても構いません。ビーヴィーク・マルチカラーの場合、別売りカバーのみで¥6,900。

背面左下にマジックテープとジッパーがあります。Amazonへのリンクを下に張っておきますが、IKEA倉庫店に買いに行った方が安く購入できるようです。

Subaru R1 — Replacing Tires

Cat ISON (C/2013 MG) in Subaru R1

Subaru R1のタイヤを冬用のスタッドレスに交換しました。そのすぐ後に往復およそ30kmにあるガソリンスタンドまで行き、空気圧を調整。Cat ISON (C/2013 MG) も同行。この前入手したLOGOSのペット用キャリーバッグを試してみました。空がまだ明るい行きは車外の景色を見ようとキョロキョロしていました。少し、怯えている様子。

Cat ISON (C/2013 MG) in Subaru R1

空が暗くなった帰りは、おとなしくバッグの中にいましたが一睡もしていません。帰宅するといつも以上に爆睡しました。

LOGOS Semilunar PET Black

LOGOS Semilunar PET Black

ペット用のキャリーバッグを探していて辿り着いたのがアウトドア用品のブランド、LOGOSのSemilunar PET。

LOGOS Semilunar PET Black

使用時のサイズは幅約51cn x 奥行30.5cm x 高さ25cm(ハンドル部分を含まない。)重量はおよそ0.8kg。組み立てる時に4枚のプラスチック板を使用します。

LOGOS Semilunar PET Black

取り外して丸洗いができる本体の生地はポリエステルオックス、フレームはアルミ製。

LOGOS Semilunar PET Black

ジッパーで開閉可能なメッシュカバーで通気性を確保。

LOGOS Semilunar PET Black

この製品の最大の特徴は折りたたみ式であること。収納サイズは幅31cm x 高さ25cm x 厚み8cm。折りたたむと半月状(semilunar)になります。カラーバリエーションが豊富でブラックの他にミックス、トマトレッド、オレンジ、キウイがあります。LOGOS直営店での価格は¥4,990でした。

LAWRENCE Tender Care™ SOFT SLICKER BRUSH for Cats Small

LAWRENCE Tender Care™ CAT SLICKER BRUSH Small

子猫用のブラシをペットショップで買って来ました。外箱がレトロな感じ。

LAWRENCE Tender Care™ CAT SLICKER BRUSH Small

木製ハンドルに金属製の柔らかいブラシ。LAWRENCE MADE IN ENGLANDの刻印があります。

LAWRENCE Tender Care™ CAT SLICKER BRUSH Small

LAWRENCEと言う会社を調べてみると、ペットケア用品を扱う創業1799年の老舗。ステンレス製のピンは折れ曲がっています。

NIKKOR-H Auto 50mm F2 with Olympus PEN -E-P1

上の猫用ブラシの画像3枚はこの組み合わせ(Olympus PEN E-P1 + Voigtländer Micro Four Thirds Adapter F + Nikkor-H Auto 50mm F2)で撮影しています。

NIKKOR-H Auto 50mm F2 with Olympus PEN -E-P1

Nikon D7000に装着するよりも(そもそも装着できませんが)PEN E-P1に装着した方が格好良い。しかし、このオールドニッコールはマクロレンズではないので寄れないし、物撮り用レンズとしては極めて使い勝手が悪い。(マウントアダプターを介してMicro 4/3規格のカメラに装着すると焦点距離は35mm換算で100mmになります。)結局、このレンズはお店に返却することにしました。お店の人の話ではレンズ性能が顕著に反映される星撮り用レンズとしても向いていないとのことでした。画質を追求するのであれば、フィルム時代の古いレンズよりもデジタル用に設計された新しいレンズの方が点光源の星の撮影には適しているだろうとの考えです。私も同感しました。

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星撮り用の単焦点レンズならAF Nikkor 35mm f/2Dも手元にあります。D90との組み合わせでは周縁部の減光が目立ったレンズですが、D7000との組み合わせでは不思議と光量落ちしないので、しばらくこのレンズ(35mm f/2D)も星撮りと物撮り用に使おうと考えています。

Zombie Comet ISON

太陽最接近時に蒸発、消滅したと思われていた彗星ISON (C/2012 S1) が実は、その核の一部が残っているかもしれないとする修正報道が各メディアで行われているようです。Reutersが編集した上の動画(Google+ Hangoutでライブ中継された映像)に登場する天体物理学者は、当ブログで何度も引用している米国海軍研究試験所(Naval Research Laboratory)のKarl Battams氏。この人がゾンビー彗星と言っているわけではありません。ISONのような奇怪な活動を示す彗星は初めてだとはブログで書いています。

核の一部が生き残ったのであれば、肉眼で見えるかどうか質問する人が多いようですが、現時点ではわからないので、そうした質問にはうんざりしているとTwitterで呟いています。たぶん、肉眼では見えないだろうと言っていますが、予想は外れることが多いので期待できるかもしれないとも。肉眼で見えるかどうかは確かにわからないと私も思いますが、SOHO LASCO C3の画像から判断すると、尻尾が次第に長くなっているようなので、双眼鏡を使えば、来週辺りから見えそうです。但し、コマの部分は減光しているように見えます。

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Comet Shoemakerを発見したカナダの天文学者、David H. Levyが彗星の性質に関して次のように言っています。

“Comets are like cats: they have tails, and they do precisely what they want.”
彗星は猫に似ている。共に尻尾があり、好き勝手なことをする。

isonlatest

12月1日追記: 彗星ISON (C/2012 S1) は今にも消滅しそうです。11月22日朝に見た姿が最後となりました。

Schrödinger’s Cat is alive!

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NASA CIOCのサングレーザー彗星専門家であるKarl Battams氏は同僚のMatthewと共に、感謝祭の祝日を返上して、今朝、起こった奇妙な現象を解析しているそうです。Schrödinger’s Comet(シュレーディンガーの彗星)というタイトルのブログを投稿されています。「シュレーディンガーの猫」とは物理学者のシュレーディンガーが提唱した量子力学に関する思考実験の名称だそうで、それは被験者である猫の生死が重なり合った状態を示す実験だそうです。(生きている確率と死んでいる確率が同じになる。)

今朝、彗星ISON (C/2012 S1) が太陽に最接近した時にGoogle+でライブ中継されたGoogle Hangoutを観ていました。その時点では、SDO (Solar Dynamics Observatory) が捉えた画像で彗星核が確認できなくなったので、彗星は燃え尽きたものと解釈され、28日付けのポストで「11月29日05:00追記:ISONは残念ながら、消滅したようです。」を書いて私は床に就きました。

起床して、SOHO LASCO C2の映像を見て驚きました。遮蔽板から北に抜けた時には確認できなかった彗星が、しばらくすると再び姿を見せて増光している。太陽コロナ通過中にダストテールとコマが完全に消滅したように見えた(ここまではLovejoy C/2011 W3と同様)のが、奇妙なことに再び増光し始めたようです。核が少しは残っているということで、その核がなぜ望遠鏡で捉えることができなかったのかが謎だそうです。(Karl Battams氏が投稿したブログ記事参照)

これほどまでに予想外の活動を見せる彗星は、初めてのことだそうです。残った核が今後、消滅せずに生き残れるかどうかも現時点ではわからないので、地上から立派な尻尾が見えるかどうかも不明。

Comet ISON (C/2012 S1) Seems To Be Intact

Comet ISON (C/2012 S1) on November 22, 2013

11月22日、日の出前の東の空は厚い雲が停滞していましたが、その切れ目に彗星ISONが時々姿を見せてくれました。この日は7 x 50の双眼鏡ではっきりと確認することができました。ISONを双眼鏡で確認できたのは初めてのこと。これから昇って来る太陽の反対方向に伸びる尻尾も双眼鏡で確認。ISONは中央少し下の雲の上。安定して増光しているようなので、近日点は無事に通過して期待された通りに大彗星になりそうな予感がします。

薄明が進んだ午前6時前でも低倍率の双眼鏡で確認できるので、後2、3日は(元)天文少年、少女でない人も双眼鏡または肉眼で観察できるようになるのではないかと思います。但し、近日点の前後数日は太陽にあまりにも近付くので、地上からの観察は不可能になります。太陽が昇った後の双眼鏡での観察は危険です。

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この日、ちょっと大きな子猫が舞い込んで来ました。Cat ISON (C/2013 MG)と命名しました。尻尾、長いです。近日点通過まで後、一週間。