Ricoh GR Digital IV

コンデジに拘るRicohがGR Digital III後継機、GR Digital IVを昨日発表しました。1万台の限定カラーモデルである「ホワイトエディション」も同時発表。ボタン類やグリップもボディーカラーに合わせてあるそうです。ブラックの標準モデルではオプションになっている、電源ボタンロック機能付き専用色のメタルレンズキャップGL-1と本革製ハンドストラップGS-2が同梱。その分、ホワイトモデルの販売価格が高くなっています。(カメラのキタムラ「ネットショップ」ではブラックモデルが¥71,820に対し、ホワイトエディションは¥76,320)

IIIとの主な違いは、シャッタースピード換算で3.2段分の効果がある手ブレ補正機構をGR Digitalシリーズで初めて搭載したこと。開放F1.9の換算28mmの明るい単焦点レンズと、有効1,000万画素のコンデジとしては大きな1/1.7型CCDセンサーは2年前に発売されたGR Digital IIIと同じものを引き続き採用。

外観はIIIとほとんど同じ。前面グリップ幅と背面の親指スペースが少し大きくなり、十時ボタンが一体型に変更。オートフォーカスは、外部AFと従来のコントラストAFを併用したハイブリッドAFシステムが採用され、IIIと比べてAF合焦時間が最大約1/2に短縮。画像処理エンジンがGR ENGINE IVとなり高感度撮影時の色ノイズを低減したとか。さらに3.0型のVGA液晶は、約92万ドットから約123万ドットに。

6sec, F2.8, ISO100, EV±0, WB:MANUAL, 262枚

シーンモードに新たに追加された「インターバル合成」モードで撮影したという上のサンプル、これは何か凄い処理が施されてあるように思います。Ricoh公式サイトによれば、「インターバル合成は夜空を一定の間隔で連続撮影。それぞれの画像の高輝度画素データのみを抽出し、合成します。星や月の光跡を、風景と一緒に記録したいときなどに有効です。また、合成前の画像を、素材として保存しておくことも可能です。」こちらにある原寸大(3344K)の画像サンプルを見ておやっと思ったのは、ノイズがほとんどないこと。ISO100、6秒間の露出でインターバル撮影したもの262枚(47分間)合成してあるとのこと。ISO100なので高感度ノイズが現れないのは当然のことですが、それでもこの地上の夜景と星の光跡を捕らえた星景写真の画質は素晴らしいと思います。シャッター速度6秒間なので、ノイズ処理する必要もないのでしょう。星の光跡が途切れていません。

GR Digital IVの発売は10月中旬、これに合わせてGR Digital III用の機能拡張ファームウェア Ver2.50が公開されます。IVで新たに採用される新しい機能の一部がIIIでも使用できるようになります。既存ユーザーを大切にするRicohらしい措置ですが、残念ながらきれいな星景写真が撮れる「インターバル合成」はこの機能拡張ファームウェアには含まれていないようです。GR Digital IIIにもインターバル撮影の機能はあるので、同じ設定にして262枚の写真を撮影し、画像処理ソフトを用いて後から自分で合成すれば同じ結果になるかもしれません。

Ricohが買収したPentaxが開発したアストロトレーサーと「インターバル合成」の技術を組み合わせれば、どんなことになるのか興味深いところです。星を点像にすることが可能かと思いますが、それを実現するにはPentaxの手ブレ補正機構をレンズではなくボディーに搭載する必要があるでしょうから、デザインが大幅に変わってしまうのかもしれません。

ZEROGRA ZEG-004 (PUBK)

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約一年ぶりに眼鏡を新調しました。今回、「眼鏡市場」を初めて利用、フレームは話題のゼログラ5.4g「渋」シリーズの黒紫。特注のレンズはCarl Zeiss Vision Japan製、1.67超薄型コンパクト遠近両用レンズ。「近」の部分が見易くなるよう、縦方向におよそ2mm、大きくしてもらいました。以前の物とレンズの度数は同じですが、カール・ツァイスというブランドによる、プラシーボ効果なのか、より明るく見えます。

レンズはHOYA、SEIKO、Nikon-Essilor、Carl-Zeiss Vision Japan、ITOH Showaの各メーカーから選ぶことができ、レンズセット一式で価格は¥18,900でした。

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フレックスβチタン製フレームは軽量で弾性があり、テンプルとフレームが一体となっており、蝶番がない珍しい構造です。そのため、使用しない時は、下の専用ケースに収納することになっています。眼鏡を取り外す際も注意が必要です。テンプルはつねに内側に閉じるような力が働いており、従来の眼鏡のように真っ直ぐに外そうとすれば、テンプル先端が目に入る恐れがあります。必ず両手でフレームに近いテンプル部分を持ち、斜め下方向に引き出すようにして外します。

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テンプルは小さく畳むことができないので、ケースは専用の大きなものが必要になります。しかし、普段はケースは使わないだろうからケースが大きくても全く問題ありません。

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フレームにレンズがはめてあるというより、レンズの突起にフレームが収まっているような感じです。フレームとテンプルのメッキ仕上げは、日本が世界に誇る最高峰のメッキ技術が取り入れられているそうです。

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装着感は極めて良好。日本人の鼻骨格を研究して開発されたという、ナチュラル3D形状のノーズパッド。パッド素材には肌に優しいトウモロコシ原料のバイオプラスチックを使用しているそうです。確かにずれにくいパッドです。しかし、眼鏡がずれることに慣れている私は、ずれを直す仕草が癖になっており、慣れるまで少々、時間がかかりそうです。

視力測定の結果、私の視力は一年前と変わらないというか、遠くがより良く見えるようになっていることがわかりました。近視の人が年を取ると遠くのものが見易くなると聞いたことがありますが、一概には言えないそうです。個人差があるそうです。私の場合は、就寝前に晴れていれば星を見る習癖があることを伝えると、それが目の回りの筋力トレーニングになっているかもしれないということでした。近くが見辛くなる現象は、誰にでも分け隔てなく起こることだそうです。

光量が不足する暗い場所で見辛くなる現象(写真で言えば黒つぶれ)は、カール・ツァイスのプラシーボ効果で改善されたように感じます。iMacなどのデスクトップ型パソコン専用のレンズ(近近)も欲しいので、それはこれまで使っていたフレーム持ち込みでの注文を考えています。ラップトップ型のMacBookの場合は遠近両用レンズが使えます。

A walk in the evening in Hikone

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Nikon Coolpix P300

国宝彦根城に隣接する玄宮園の夜間特別公開「玄宮園で虫の音を聞く会」にNikonのカメラ二台(D90とP300)体制で撮影に行って来ました。

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Nikon Coolpix P300

24時間営業の京橋口駐車場にMazda RX-8を停めて、暗くなるまでキャッスルロード周辺を散策することに。

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Nikon Coolpix P300

電線がない町並みはすっきりとしています。台風一過の晴天で雲がほとんどありません。

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Nikon Coolpix P300

「両替商」の看板がありますが、この建物は関西アーバン銀行彦根支店。P300広角端の24mmで撮影した写真は、D90 w/Tokina AT-X 116 Pro DXで撮影した写真と区別ができないほどよく撮れています。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

美しい白壁に夕陽を受けた信号機の陰が落ちていました。

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Nikon Coolpix P300

大きな提灯に「日本一親子丼」と書いてあります。日本で一番美味しいのか美味しくないのかわからないので、このお店には入店せずに、早目の夕食は四番町スクエアにある中国四川料理店「招禄」へ。午後5時半に開店でした。

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Nikon Coolpix P300

これまでに何度かこのお店で香辛料たっぷりの激辛麻婆豆腐を注文しましたが、今日は小籠包も試してみました。鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包にも負けない美味しさでした。SCENE料理モードを使い、撮影時に色合いの調整をしています。

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Nikon Coolpix P300

古い郵便ポストが残っています。私の生家の近くにも同じタイプの郵便ポストがありましたが、いつの頃か、新しいタイプのものに変わってしまいました。この後、駐車場に戻り、三脚を二台、車のトランクから取り出して、お堀を渡り、玄宮園へと向かいました。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

珍しい色のトラックが目の前を通過したので、カメラを横に振ってみました。シャッター速度優先1/80秒、AF-Cに設定して撮影。

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Nikon Coolpix P300

 この辺りからフォトブログになります。彦根東高校の前を通り、玄宮園へ。

Genkyuen
Nikon Coolpix P300

「玄宮園で虫の音を聞く会」の開催期間は9月1日から9月30日まで。参加料は大人¥500、18:30〜21:00まで。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

足下を照らす光が明る過ぎますが、安全確保を考えてのことでしょう。しかし、玄宮園の照明は相当レベルが高いと感じました。f/7.1絞り優先モード。

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Nikon Coolpix P300

遠くにライトアップされた彦根城が見えます。コンデジのP300も三脚に固定して撮影。

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Nikon Coolpix P300

月も視野に入れてみると、空の色が若干青くなりました。

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Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED

今夜は「虫の音を聞く会」でしたが、虫の音ではなく会場内ではよし笛の音が聞こえていました。望遠レンズに交換しましたが、出来映えに満足できずに広角レンズに戻しました。

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Nikon Coolpix P300

庭園内に設けられたよし笛演奏会の会場。次回は9月20日(火)です。下弦の月が晴れれば見えるでしょう。

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Nikon Coolpix P300

三脚を担いで庭園内をうろうろしていたのは我々だけでした。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

赤い線は車のブレーキランプ。露出1.3秒でかなり移動しています。

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Nikon Coolpix P300

来た時に撮影した同じ石垣を三脚固定で撮影。

今回は同じNikon製デジカメ(一眼レフのD90とコンデジのP300)を使って撮り比べてみましたが、色調がよく似ていることに気付きました。夜景撮影では正直に言いますと、Exifデータで確認しなければ、どちらのカメラで撮ったものかわからないほど、P300は優秀です。

Nikon in White

Nikon Rumorsによれば、”Nikon in White”とはオーストリア、ウィーンで9月21日(水)午後7時に開催される新製品発表会の招待状に記されたタイトルだそうです。

この驚きに満ち溢れた新製品とはレンズ交換式ミラーレスのカメラであり、タイトルから察するとホワイトボディーも含まれていると思われます。噂によれば、サイズと機能が異なる二種類のボディーが発表されるそうです。ミラーレスであることを生かした動画撮影機能が強化されており、Nikonの従来機にはないようなものとなるとのことです。発表時には4本の新規格のレンズが紹介され、その中にはボディーサイズと比べて大きなスーパーズームとパンケーキが含まれるそうです。スーパーズームにはPanasonic Lumix Xシリーズで採用されたものに似たパワーズームボタンを搭載。ボディーとレンズの最初のキットは、9月末から10月上旬にかけて発売。二台目のボディーと他のレンズは10月末から11月上旬に発売とのことです。

デザインがCOOLPIX P300に似ていて、Fマウントのレンズと互換性があるとのことで、私は興味津々。センサーのサイズは直径17ミリであり、高級コンデジで採用される1/1.7″よりも大きく、4/3システムが採用するサイズよりも小さいとあります。何の根拠もありませんが、画質と操作性は期待できると思います。

Nikon COOLPIX New Lineup

昨日、Nikon Coolpixシリーズの新製品(S8200、AW100、S100、S1200pj、S6200、P7100)がSonyのデジタルカメラ新製品発表の陰で発表されました。Nikon初のレンズ交換式ミラーレスが発表されるかもしれないとする噂は外れ、防水カメラのAW100以外は、マイナーチェンジのようです。レンズ交換式ミラーレスの発表は遅らせているだけかもしれません。そのことと関連があるのかどうかは不明ですが、一眼レフのD7000とD3100のキャッシュバックキャンペーンの期間が10月10日まで延長になりました。

Sonyの製品には随分と前からあまり興味がなかったのですが、昨日発表されたEマウントを採用するレンズ交換式デジタルカメラNEX-7は少し興味をそそるものがあります。クラシックなデザインと未来的なNEXシリーズのデザインが融合したような印象を受けました。適度にコンパクトな大きさで、Carl Zeissブランドのレンズが似合いそうに思います。

RICOH Soft Case GC-4 for GR Digital

RICOH SOFT CASE GC-4

速写ケースタイプのRICOH純正本革製カメラケースをAmazonで入手しました。これまでは、同じRICOH純正の革製ソフトケースGC-3を利用していましたが、ケース底部を付けたまま撮影できる速写ケースタイプのものが格好良いと思い、着せ替えることにした次第です。

RICOH SOFT CASE GC-4

撮影時はトップカバーを外してこの状態でカメラを操作します。カメラ底面にある三脚用穴を使って固定する昔ながらの速写ケース。ボルトが大きく、三脚穴がカメラ底面のほぼ中央にあるので、トップカバーを外せばカメラを自立させることができます。

RICOH SOFT CASE GC-4

背面操作ボタンやダイヤルと干渉することはありません。

RICOH SOFT CASE GC-4

グリップがより大きくなった感じがして持ち易いと思います。

RICOH SOFT CASE GC-4

別売の二点吊りネックストラップもRICOH純正のGS-1ですが、このネックストラップはケースではなく、カメラボディーに取り付けるタイプのもので、細い紐の部分を使っていないのでその分、短くなってしまいました。

RICOH SOFT CASE GC-4

ケースを付けたままフラッシュオープンスイッチにアクセスできるようにするため、ケース左側側面に開口部があります。

RICOH SOFT CASE GC-4

外部ミニファインダーGV-2を装着した状態でカメラを入れることも可能。

Panning Practice with Nikon COOLPIX P300

COOLPIX P300には手ブレ補正機能があり、初期設定ではオンになっています。使用説明書(p.150)に次のような記載があります。

ON(初期設定)
手ブレを補正します。また、流し撮りでは、カメラが流し撮りの方向を自動的に検出し、手ブレによる揺れのみを補正します。たとえば、横方向に流し撮りするときには縦方向の手ブレだけが、縦方向に流し撮りするときには横方向の手ブレだけが補正されます。

一眼レフ用レンズと同様の機能がP300にはあるようで、このカメラで流し撮りができるとも解釈できる記載です。

Large Brown Cicada

カメラ購入時はこのカメラで流し撮りをするつもりは全くなかったのですが、流し撮りができるのなら是非、試してみようと言うことで、いつもの流し撮りスポットにやって来ました。公園に植えられた広葉樹にはアブラゼミがあちらこちらに。車の中でカメラは流し撮り用に予め設定してあったのですが、絞り優先のマクロモードに切り替えて蝉を近接撮影。絞りは3.3ですが背景が思い通りにボケています。

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モードダイヤルはS(シャッター優先オート)、カメラの手ブレ補正を信頼して遅めの1/60秒で「連写」、「ターゲット追尾」に設定しました。「連写」の場合、画像モードが12M(4000 x 3000)のとき、シャッターボタンを全押ししている間、約8コマ/秒で撮影できるそうです。上の写真は5枚連写したうちの一枚です。ピントが合っているのはこの一枚のみでした。流し撮りの場合は自分でターゲットを追尾するのだから、カメラのターゲット追尾は使わずにAFエリア選択は「中央」にしておいた方が良いのかもしれません。但し、被写体を捕らえてシャッターボタンを半押ししながらターゲットを自分で追尾すると、フォーカスがロックされてしまうので注意が必要です。

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蚊に刺されたので場所を移動。シャッター速度を一段速くして1/80秒で撮影。オートフォーカスが十分に速いし、置きピンしなくても大丈夫かもしれません。使用説明書記載の通り、縦方向の手ブレはしっかりと自動で補正してくれるようです。

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再度、シャッター速度を1/60秒に戻し、より大きく流してみました。

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被写体からの距離が数十メートル以内であれば、P300は流し撮りができるというレベルではなく、むしろ流し撮りに適したカメラであるというのが本日の結論です。

Kyoto Gion and Kiyomizu Temple

8月16日の京都と言えば、五山の送り火ですが、偏固な私は祇園を経由して「清水寺千日詣り」へ。と言ってもお詣りすることなく、ライトアップされた清水寺を二台のコンデジで撮影することが目的です。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 45.0mm, f/8, Shutter Speed: 1/50

P300は主に「絞り優先オート」と「夜景」(手持ち撮影と三脚撮影)モードで撮影しました。

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Ricoh GR Digital III ISO 64, Focal Length (35mm): 28mm, f/2.5, Shutter Speed: 1/133

Ricoh GR Digital IIIはカメラまかせの「オート撮影モード」と夜景は「絞り優先モード」でRAW撮影。上の2枚、補正していませんが、色合いが随分と異なります。実際の色合いはこれら2枚の写真の中間で、どちらかといえばGRよりだったように思います。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/2.8 Shutter Speed: 1/200

少し早めの夕食は京都銀閣寺名代おめん高台寺店。おめんは四条御幸町店が5月31日に閉店し、ここ清水二寧坂に移転したそうです。

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Ricoh GR Digital III ISO 64, Focal Length (35mm): 28mm, f/2.5, Shutter Speed: 1/133

GR Digital IIIの方がより自然な発色になっています。発売時の価格を比較すると、GR Digital IIIはP300の二倍以上の価格です。画質も二倍以上の差があるかと言えば、そんなことはなく、光量が十分にある状況では性質が異なるだけのような気がします。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/1.8 Shutter Speed: 1/30

広角端24mm、F1.8開放、マクロモードで撮影。香辛料が好きな私は順に全種類の香辛料を試しながら、いつものように冷たい「名物料理おめん」と「青じそごはん」を頂きました。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/1.8 Shutter Speed: 1/40

おめんを出ると夕暮れ。カメラの設定はまだ絞り優先モードのまま。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 1/23

GR Digital IIIも絞りが開放の1.9になっています。広角の24mmと28mmは大きな違いがありますが、単焦点レンズはやはり28mmぐらいが適しているのだと思います。ホワイトバランスは二台共にオートに設定してありますが、Ricoh GR Digital IIIは寒色系でNikon COOLPIX P300は暖色系だと感じました。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 50.0mm, f/5.9 Shutter Speed: 1/60

撮影時刻が前後しますが、上の写真はロータリーマルチセレクターでマクロモードを選んでいます。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 1/7

Ricoh GR Digital IIIには手ブレ補正機構がないので光量不足の状況ではマクロ撮影は不利。シャッター速度が1/7秒で、ピントが甘いというより、手ブレしています。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 1/6

清水寺千日詣りにやって来ました。一日の参拝だけで千日分のお詣りの功徳があるとのことですが、私はお詣りせずに写真を撮っていたので一日分の功徳もご利益が授けられることもありません。この辺りから本格的な夜景撮影になります。上の写真、シャッター速度1/6秒で手ブレしていないのが不思議。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 45.0mm, f/3.5 Shutter Speed: 0.6s

こちらはお詣り後に撮影した写真。モードダイヤルで「夜景」を選びました。COOLPIX P300の「夜景」には「手持ち撮影」と「三脚撮影」があります。上の写真のように「三脚撮影」を選ぶと、セットアップメニューの設定に関わらず、自動で「手ブレ補正」がオフになるようです。(使用説明書p44参照)これは便利な機能だと思います。同じ場所で撮影した上の二枚は。撮影時刻が異なるので、色合いの比較はできません。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 0.5s

カメラをオート撮影モードで撮影。手ブレ補正がないGRを手摺において撮影したと思われます。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 280, Focal Length (35mm): 77.0mm, f/4.7 Shutter Speed: 2.0s

P300で「三脚撮影」を選んだ場合、自動的にスローシャッターになり、ISOの値も控えめに設定されます。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/2.8 Shutter Speed: 1.3s

この日は外国人観光客を多く見かけました。上の写真撮影時に私のすぐ近くで、ある外国人観光客が一眼レフのカメラで手持ち撮影されていました。水面に反射する樹木の様子を撮影されていたようです。私も見倣って三脚固定のコンデジで一枚。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 800, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/2.5 Shutter Speed: 1/30

行きと帰りに一回ずつ、スターバックスで休憩しながら、車を停めた駐車場に戻ってきました。四条大橋で、「手持ち撮影」を試してみました。ISOは800になりましたが、ノイズ処理は非常に優秀です。裏面照射型CMOSセンサーの性能がすぐれているのか、手持ち撮影による夜景モードの連写合成機構が良いのか、あるいは高感度対応の画像処理エンジンEXPEED C2のノイズ処理能力が優秀なのか、私は大いに驚きました。手持ちでこんなにきれいに夜景が撮れるのなら、重い三脚は不要ではないかと思いました。シャッター速度がぶれない程度に速いので、露光時間が短く、解像度を上げるために絞る必要がないということでしょうか。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 800, Focal Length (35mm): 45.0mm, f/3.5 Shutter Speed: 1/60

大文字の夜に京都に出かけておきながら、本当に五山の送り火を一つも見ていないのか?私はそこまで偏屈な訳ではなく、清水寺から東大路通り方面に向かって少し下った所で偶然にも左大文字と船形を遠くに見ました。

Nikon COOLPIX P300 and CS-NH41 (Camera Case)

今年の3月にCOOLPIX P300を店頭で実機に触れて確認した時にたいへん印象が良くて、Ricoh CX1の代替機として購入を検討しました。しかし、RAW撮影に対応していないことが私にとっては不利な点であったので、Nikonからミラーレスの新システム搭載カメラが発表されるのを待った方が良いかもしれないと3月24日のポストで書きました。(そのミラーレスのカメラはNikon Rumorsによれば、来週、8月24日に発表されるのではないかという噂があり、ボディーデザインは大きさも含めて直線的でシンプルなP300に似ているのではということです。)

よく考えてみるとCX1の代替機として使うのであれば、RAW撮影に対応していなくても構わないし、発売後、4ヶ月が経過して値段も下がってきたのでお買い得。Fマウントのニッコールレンズがマウントアダプターを介して使えるであろう、Nikonのミラーレスにたいへん興味がありますが、来月のシンガポールGPには間に合いそうにもないし…

と言うことで、前置き(口実)が長くなりましたがNikon COOLPIX P300を入手しました。

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Nikonのロゴが異常に大きいですが、Nikonのカメラを好んで買う人にはリンゴのマークと同様、特に気になりません。このカメラの最大の特長はレンズが明るくて(開放F1.8)、高感度撮影時のノイズ処理が優れているので、夜景や暗所での撮影にも適していることでしょうか。そしてこの直線を多用したシンプルなデザイン。筐体は金属製で、それほど高級なカメラではないのに高級感があります。

Nikon COOLPIX P300

背面のTFT液晶モニターは3インチ、約92万ドットで、たいへん明るくてきれい。独立した動画撮影用ボタンが背面にあります。動画はHD 1080pで記録可能。動画撮影時に使うSDカードはClass 6以上推奨とのことです。

Nikon EH-69P Adapter/Charger

箱を開けてバッテリーに充電しようとして気付きました。製品に付属するチャージャーは、USBケーブルをカメラ本体に繋げて充電するタイプのものでした。(Ricoh PXと同じ)予備のバッテリーを充電する際も、カメラに充電池を入れておく必要があるというデメリットがある反面、充電しながら長時間の撮影が可能であるというメリットもあります。しかし、このカメラは設定できるシャッター速度が最長で8秒間であり、バルブ撮影も不可なので、天体撮影には向いていません。

Camera Case CS-NH41 for Nikon COOLPIX P300

カメラ本体と同時に専用サイズの液晶保護フィルムとネックストラップ付きのNikon純正専用カメラケース(CS-NH41)を入手しました。

Camera Case CS-NH41 for Nikon COOLPIX P300

ネックストラップはケースに二点吊り。ケースは上部と下部に分かれた速写ケースタイプ。下部ケースは三脚穴にネジで固定します。上部ケースと下部ケースは3つのスナップ式ボタンで留める構造。カメラ本体との同時購入で980円割り引かれて¥4,000で購入しました。(購入先はカメラのキタムラ)素材は本革だろうと思っていたのですが、合成皮革でした。本革ならこの価格では安すぎるので納得。

Camera Case CS-NH41 for Nikon COOLPIX P300

カメラを首からぶら下げる時は下部ケースのみを装着し、バッグに入れておく時などそれ以外は、上部ケースも装着した状態にすれば便利かと思います。下部ケースを装着したまま、三脚にカメラを固定することが可能ですが、三脚から取り外す際にケースが三脚に残り、カメラだけが外れるということがありました。カメラボディーにはハンドストラップを取り付けるフックが右側面にありますが、下部ケースはその突起部分を逃がす構造ではないので、左側面と比べて右側面に隙間ができてしまいます。

明日は京都でRicoh GR Digital IIIと撮り比べをしてみようと計画しています。

RICOH GX200 w/VF-1

RICOH GX200

2008年7月に発売されたRICOH GX200 with VF-1(ちょんまげキット)と自動開閉式のレンズキャップ(LC-1)をPC Guyの兄から譲り受けました。手持ちで夜景が撮れて、暗い室内でもフラッシュなしで使えるらしいNikon CoolPix P300を買うので下取りに出そうとしていたGX200を私が買い取った次第です。

RICOH GR DIGITAL III, GX200, and PX

比較的明るいズームレンズ搭載のコンデジがもう一台欲しいと思っていたのでちょうど渡りに船。防水カメラのPXと合わせてリコー3兄弟。どれもちょっとマニアックな機種ですが。

RICOH GR DIGITAL III and GX200

GR Digital IIIと並べてみると、外観がよく似ているのがわかります。モードダイヤル、シャッターボタン、電源ボタン、アップダウンダイヤルなど操作用ボタン類は共通部品が使われているようです。但し、トップ部分の部品は、GX200が艶ありであるのに対し、GR Digital IIIはマットフィニッシュになっています。液晶モニターも大きさと解像度が異なります。GX200は2.7インチ、約46万ドットに対し、GR Digital IIIは3.2インチ、約92万ドット。

好みの設定に変えようと設定内容を調べてみると、どうやらほとんど初期設定のまま、バカチョンモードで使っていたようです。何と勿体ない使い方でしょう。

Transcend® SDHC Card 16GB Class 10

Nikon D90用に新たにTranscend® SDHC Card 16GB Class 10をAmazonで購入しました。これまで使用していた、同じTranscend®の8GB Class 10は、新たに入手したRicoh GX200で使用する予定です。

デジカメ用としてTranscendのSDカードを前回購入したのは去年の12月でした。8GB Class 10が¥1,446。今回は16GB Class 10で¥2,380でした。価格の下落を避けるために容量を増やして、クラスを変えているようにも思えます。8GB Class 6で何ら不便は感じていないけれど、ついつい容量が大きくてスピードアップしたとされるものを選んでしまいます。

Fireworks on the Lake

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

昨日はたいへん忙しい一日でした。ライオン→仕事→もう一つの仕事→F1 Germany P3→花火撮影→F1 Germany予選→また仕事… 花火の写真は三脚固定のNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DXと手持ちのRicoh PX「打ち上げ花火」モードで撮影しました。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

三脚固定一眼レフでの花火撮影は初体験。星景写真を撮影する要領でカメラを設定しましたが、なかなか手強い。上の写真はf/10.0、露出8秒。ちょっと絞り過ぎかもしれません。湖面から打ち上げられる様子を光の軌跡として撮影するには、打ち上げられた瞬間にシャッターを切らないと間に合いません。何発も同時に打ち上げられる大きな花火大会なら、そんなことは気にしなくても良いのですが…

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RICOH PX

上の写真はRicoh PX、「打ち上げ花火」モードで露出4秒の手持ち撮影。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

広角レンズにも収まり切らない湖面すれすれの花火。焦点距離は13mmになっていました。広角端11mmにしておけば良かった。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

急いで広角端の11mmにセットしましたが、それでもフレームに収めることはできません。花火職人がいる中央から左右の横方向に向けて打ち上げられている様子がわかります。数年前に同じ砂浜で見た時は、このような打ち上げ花火はなかったように記憶しています。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

湖面に反射する様子を狙いましたがタイミングが難しい。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

単色の花火も美しいと思います。

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RICOH PX

こちらもRicoh PXで手持ち撮影。f/10.6、4秒間の露出。強力な手ブレ補正が効いていると思われます。三脚に載せればもっときれいに撮れていたかもしれません。

Kyoto Gion Matsuri 2011

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

お昼前に烏丸御池で地下鉄を降りるとかんかん照りの山鉾巡行真っ最中。大津祭とは違い、お昼の休憩がないようです。隣の町に住んでいながら、祇園祭山鉾巡行に来たのは初めて。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

広い御池通を西へと進む山と鉾。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

鶏鉾をNikkor望遠レンズ(換算247mm)で一枚。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

沿道にはたいへん多くの人が。宵山は若者が集まりますが、本祭りの特に有料観覧席は年齢層がずっと高くなるようです。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

新町通に移動して待ち構えることにしました。後頭部も強い日差しから守ることができるバケツハットが今日は役に立ちました。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

狭い新町通を南下する函谷鉾。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

電線に接触しそうな月鉾大工方。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

昼間は通常撮影モードで失敗しようがない、RICOH PXで撮影。ちょっと色が派手?

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

近くから超広角レンズで撮影するのも面白い。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

美しい見送り。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

蟷螂山がやって来た時、Nikon D90のモードダイヤルはなぜかManualモードになっていて、それに気付かずにシャッターを切ると、25秒間の露出にノイズ処理25秒間で合計50秒間ほど、シャッターが切れない状態に。(マニュアルモードで星を撮影していたときの設定が残っていました。)上の写真はRICOH PXで撮影。蟷螂が羽を広げています。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

人気の船鉾も見れました。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

40人ぐらいが鉾に乗っているそうです。


Kyoto Gion Matsuri 2011 from Monomaniac Garage on Vimeo.

最後にRICOH PXで試し撮りした動画。画質は今一つ。初めての試みなので設定がおかしくなっていたのかもしれません。

Kyoto Gion Matsuri 2011

Kyoto Gion Matsuri 2011

夏の恒例となりつつある京都祇園祭に今年も夜間撮影の練習を兼ねて行って来ました。先ずはRICOH GR Digital IIIで四条通の長刀鉾。

Kyoto Gion Matsuri 2011

時刻は前後しますが、午後6時から四条通は歩行者天国。上の写真はNikon D90 w/Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VRを祇園方向に向けて撮影しています。梅雨が明けた後の祇園祭も珍しい。

Kyoto Gion Matsuri 2011

放下鉾の傘?

Kyoto Gion Matsuri 2011

単焦点レンズのGR Digital IIIはできるだけ寄って絞り開放f/1.9

Kyoto Gion Matsuri 2011

月鉾。ISOは上限1600に設定したNikon D90。上の写真はISO1000になっています。

Kyoto Gion Matsuri 2011

豚饅を買うのに列をなす人たち。レンズが暗いNikon D90は上限に設定したISO1600。

Kyoto Gion Matsuri 2011

同じ場所でGR Digital IIIは絞り開放f/1.9でISOは154、露出は1/9秒。手ブレ補正がなくても何とか撮れています。センサーの大きさと性能、画像処理エンジンの効果も大事だけれど、夜間撮影はレンズの明るさが最も重要であるように感じました。

RIMG0118

最後にRICOH PXのプレミアムショット「料理」モードを使って撮影した高島屋鼎泰豊(ディンタイフォン)の小龍包。PXでも夜の祇園祭を撮影しましたが、設定ミスで残念ながら公開できる写真はありません。複数のカメラをぶら下げて一般車両の通行規制がされた、混み合った夜の街を汗かきながら行ったり来たり。すでにシンガポールGPモードに入っております。

Olympus PEN E-P3 External Views (DC Watch)

デジカメWatch「写真で見るOLYMPUS PEN E-P3」を読んでカメラの写真を拡大してじっくりと見れば、店頭で実際に手にするよりも、細部がよくわかります。M.Zuiko Digital ED 12mm F2を装着したシルバーボディー、E-P1/E-P2の外観デザインを踏襲しているとは言え、私のシルバーの初代E-P1とはまるで別物に見えます。12mm F2を組み合わせたセット販売はないので、受注生産のボディー単体とレンズ、レンズキャップを組み合わせて買うといくらになるのか、調べてみました。カメラのキタムラ「ネットショップ」の場合、ボディーが¥80,800、レンズが¥71,800、それとオリンパスのOnline Shopで金属レンズキャップ(LC-48)が¥4,200で合計¥156,800!

オートフォーカス速度が従来の約3倍になり、動体撮影にも適したカメラと言えそうですが、高感度撮影時のノイズ処理はどのようになっているのでしょう。従来機種と比べて改善されているそうですが、高感度長秒時撮影(たとえば星景写真)での熱ノイズに関しては、今のところ、作例がないようなのでどの程度改善されているのかよくわかりません。E-P1はISO500、30秒露出で夏場なら横縞ノイズが現れて、天体撮影には向いていないカメラであると言わざるを得ません。レンズリセットの機能はたいへん便利なのですが。

デジカメWatchの記事では、「グリップを外しても持ちにくいと感じるほどではない」とありますが、実際にグリップを外した写真を見ると、デザインとしてはやはりあった方がバランスが取れていると思います。

背面パネルもシルバー(E-P1はブラック)となり、全面的にメタリックな感じがします。