約一年ぶりに眼鏡を新調しました。今回、「眼鏡市場」を初めて利用、フレームは話題のゼログラ5.4g「渋」シリーズの黒紫。特注のレンズはCarl Zeiss Vision Japan製、1.67超薄型コンパクト遠近両用レンズ。「近」の部分が見易くなるよう、縦方向におよそ2mm、大きくしてもらいました。以前の物とレンズの度数は同じですが、カール・ツァイスというブランドによる、プラシーボ効果なのか、より明るく見えます。
レンズはHOYA、SEIKO、Nikon-Essilor、Carl-Zeiss Vision Japan、ITOH Showaの各メーカーから選ぶことができ、レンズセット一式で価格は¥18,900でした。
フレックスβチタン製フレームは軽量で弾性があり、テンプルとフレームが一体となっており、蝶番がない珍しい構造です。そのため、使用しない時は、下の専用ケースに収納することになっています。眼鏡を取り外す際も注意が必要です。テンプルはつねに内側に閉じるような力が働いており、従来の眼鏡のように真っ直ぐに外そうとすれば、テンプル先端が目に入る恐れがあります。必ず両手でフレームに近いテンプル部分を持ち、斜め下方向に引き出すようにして外します。
テンプルは小さく畳むことができないので、ケースは専用の大きなものが必要になります。しかし、普段はケースは使わないだろうからケースが大きくても全く問題ありません。
フレームにレンズがはめてあるというより、レンズの突起にフレームが収まっているような感じです。フレームとテンプルのメッキ仕上げは、日本が世界に誇る最高峰のメッキ技術が取り入れられているそうです。
装着感は極めて良好。日本人の鼻骨格を研究して開発されたという、ナチュラル3D形状のノーズパッド。パッド素材には肌に優しいトウモロコシ原料のバイオプラスチックを使用しているそうです。確かにずれにくいパッドです。しかし、眼鏡がずれることに慣れている私は、ずれを直す仕草が癖になっており、慣れるまで少々、時間がかかりそうです。
視力測定の結果、私の視力は一年前と変わらないというか、遠くがより良く見えるようになっていることがわかりました。近視の人が年を取ると遠くのものが見易くなると聞いたことがありますが、一概には言えないそうです。個人差があるそうです。私の場合は、就寝前に晴れていれば星を見る習癖があることを伝えると、それが目の回りの筋力トレーニングになっているかもしれないということでした。近くが見辛くなる現象は、誰にでも分け隔てなく起こることだそうです。
光量が不足する暗い場所で見辛くなる現象(写真で言えば黒つぶれ)は、カール・ツァイスのプラシーボ効果で改善されたように感じます。iMacなどのデスクトップ型パソコン専用のレンズ(近近)も欲しいので、それはこれまで使っていたフレーム持ち込みでの注文を考えています。ラップトップ型のMacBookの場合は遠近両用レンズが使えます。
筆者 様
いけないものをみせてしまいましたねい、私に。私、実は眼鏡フレーム大好き人間です。筆者様のフレームは「ナイロール」と言う、釣りのテグスの様なワイヤーでレンズを固定するタイプですね。デザイン的には非常に良い作りで、カールツアイスのチタニューム・フレームと同じ様な材料とデザインですね。この様なフレームでも、カールツアイスの眼鏡ケースは綺麗に眼鏡ケースに収まる様にデザインされていますので(通常の眼鏡ケースと変わりません。たためないフレームの蔓をケース内に綺麗に収納出来るデザインになっている)、この様な大きな箱を持ち歩く必要は全く必要ありません。多分、筆者様のフレームもピッタリ収まるはずです。
所で、私はチタン・フレームは昔から好きで、特に、ポルシェ・デザインを非常に気に入っています。
その昔は、ローデンストック、セルジオタッキーニ、クリスチャンディオール、Polo等のブランドもののフレームが好きだったのですが、最近までは結構、眼鏡フレームデザインのオートクチュール的なフレームを好んでいました。ま、寄る年波には逆らえず老眼ですがレンズは全て商品名で言いますと「バリラックス」です。実は、中学からの愛用で(中学の時から遠視)現在に至っています(笑)。
従って、眼鏡フレームには非常にこだわりが有ります。現在は「ありました」が正解で、色々なフレームに浮気する事もなく、もっぱらポルシェ・デザインが主体です。眼鏡フレームは、デザインによって気分を変えてくれます。また、使うシーンによっても機能性を高めるフレームデザインがあります。本当に「目」を大切にする人は、「目」の為に最大のプロテクションと機能を与える事に努力する方だと思います。勿論、格好も(笑)ファクターのひとつですが。
現在でも、本当に良いフレームは壊れもしなければ剥げもしない事を、自分の歴代フレームのコレクションで実感しています。
最近残念だったのは、ポルシェのフレームを日本で再塗装したら、その塗装が非常に悪く、汗で塗装が剥げて、またその塗装下地で耳の蔓が掛かる部分に汗との化学反応で炎症を起こした事です。勿論再塗装メーカーにクレームし現在、同じデザインをIP塗装仕上げして貰っている最中です。日本の塗装技術がこんなにも低レベルとは思いませんでした(ま、多分、塗料などの下準備の取り合わせ、組み合わせが悪かったのが原因だとが思います)。再塗装品を受け取って一ヶ月掛けているだけで耳に掛かる部分から「塗装剥がれ」が起こるなって通常考えられませんよね。某有名メーカー(世界的にも)が手がけた塗装、それが剥がれる・・・うーん、ちょっと考えさせられます。ポルシェのフレームは、デザインライセンスで、実際には日本の福井県鯖江生産です。再塗装時にそのメーカーにお願いしたい所だったのですが、眼鏡フレームメーカーにお任せしたのも、私のひとつの間違いだったのかもしれません。
今度日本に帰国したら、新しいフレームが塗装完了のはずですので、今度はこの様な間違いが無い様に願いたいものです。
所で、筆者様のレンズ、プラスチックレンズだと思いますが、大変恐縮な物言いで失礼致します。
結構レンズの端の厚みが厚いですね。せっかくの綺麗なフレームデザイン、薄型高湾曲率のレンズをご使用になるとレンズの端の厚みが薄くなってすっきりする様に思います。次回、レンズを交換される様な機会がありましたら、眼鏡屋さんでこの「極薄」レンズの相談をされればアドバイスして頂けると思います。
Jim,
フレームが上半分の眼鏡を「ナイロール」というのですね。レンズ下半分の外周部に糸のようなものが見えます。フレームの塗装は一年もすればどんなものでも剥げて来ると私は思っていました。高価なものは剥げないのですね。再塗装するなんて私には考えられません。(そこまで拘りがある眼鏡フレームを持ち合わせていないという意味です。)今回、新調したもの、実はフレームは赤にしたかったのですがなかったので黒紫を選びました。飽きたら自分で塗装しようと思っていましたが、そんなに簡単にできるものではなさそうですね。
今回、購入したCarl Zeiss Vision Japan製のレンズは遠近両用としては最も薄いタイプだそうです。写真では特に上の方(遠近の遠の部分)が分厚く見えます。フレームの幅が約2ミリなので、レンズが実際よりも分厚く見えるかもしれません。近の部分はそこそこ薄いと思います。
去年の今頃、毎日肌身離さずの眼鏡フレームとレンズはもう少し拘りがあっても良いのではないかと思いました。シンガポールの貴金属店である眼鏡を試着させてもらう機会があり、これはいつか手に入れたいと思うようになりました。今はインディーで活躍するフランス人の元F1ドライバーであるSébastien Bourdaisが着用していたものです。
筆者 様
眼鏡も凝り出すと結構面白いですね。最近は、様々何故座員が街に溢れ「凄い」の一言です。眼鏡がまるでカジュアルな服の様に着替えられると言う感覚が浸透して来たのですね、多分。私の若い頃(この様な切り出しの口上は「年寄り」の証明みたいなものですが<笑>)は、高級フレームのメーカーは憧れの的でしたが、眼鏡のミキや様々な眼鏡量販店の出現で、結構良いデザインの眼鏡フレームが手に届く価格になった来た事が、現在の様な「着替える眼鏡」になった来たと言っても過言ではないと思っています。
が、逆に言うと、手作り感のある自分にしっくり来る眼鏡が少なくなって来たとも言えるのでは?と、思ったりもしています。私が日本で贔屓にしている眼鏡屋さんは結構「へーこんなのがあるんだ」的な、フレーム・デザイン・ショーで入賞したデザイン等が置いてある店で、結構気に入っています。ま、私自体が元々「人と同じものはイヤ!」的な「ひねくれた」性格ですので、眼鏡フレームの選択にはこの我が儘な部分が十分に生かせる(?)ので、フレーム探しが楽しいと言う所もあります。
今考えているのは、全世代の「大きな玉のレンズ・フレーム」を現代風に改造して頂く事を目論んでいます。昔は、レンズの径が大きいものが流行で(昔の眼鏡フレームを並べて眺めると、私の20〜30代のフレームはこの傾向が直ぐに分かります)したので、これを現在風に出来るかな?と言う所が興味津々な所です。
話が全く変わりますが、初代のAppleワイヤレス・マウスの、小さなスクロールボールの「お掃除」が最近おっくうになって来たので、一昨日(中国は中秋節でお休み)、近くにある(と言っても、車で30分弱)の巨大なショッピングモールに有るAppleリセーラー(正規です)ショップで、MagicMouseを新規購入し「「お仕事Mac」用の初代ワイヤレスマウスと世代交代させました。やはり、MagicMouseは快適です。
シンガポールグランプリ、沢山のお写真拝見出来る事、楽しみにしています!!
Jim,