COOLPIX P300には手ブレ補正機能があり、初期設定ではオンになっています。使用説明書(p.150)に次のような記載があります。
ON(初期設定)
手ブレを補正します。また、流し撮りでは、カメラが流し撮りの方向を自動的に検出し、手ブレによる揺れのみを補正します。たとえば、横方向に流し撮りするときには縦方向の手ブレだけが、縦方向に流し撮りするときには横方向の手ブレだけが補正されます。
一眼レフ用レンズと同様の機能がP300にはあるようで、このカメラで流し撮りができるとも解釈できる記載です。
カメラ購入時はこのカメラで流し撮りをするつもりは全くなかったのですが、流し撮りができるのなら是非、試してみようと言うことで、いつもの流し撮りスポットにやって来ました。公園に植えられた広葉樹にはアブラゼミがあちらこちらに。車の中でカメラは流し撮り用に予め設定してあったのですが、絞り優先のマクロモードに切り替えて蝉を近接撮影。絞りは3.3ですが背景が思い通りにボケています。
モードダイヤルはS(シャッター優先オート)、カメラの手ブレ補正を信頼して遅めの1/60秒で「連写」、「ターゲット追尾」に設定しました。「連写」の場合、画像モードが12M(4000 x 3000)のとき、シャッターボタンを全押ししている間、約8コマ/秒で撮影できるそうです。上の写真は5枚連写したうちの一枚です。ピントが合っているのはこの一枚のみでした。流し撮りの場合は自分でターゲットを追尾するのだから、カメラのターゲット追尾は使わずにAFエリア選択は「中央」にしておいた方が良いのかもしれません。但し、被写体を捕らえてシャッターボタンを半押ししながらターゲットを自分で追尾すると、フォーカスがロックされてしまうので注意が必要です。
蚊に刺されたので場所を移動。シャッター速度を一段速くして1/80秒で撮影。オートフォーカスが十分に速いし、置きピンしなくても大丈夫かもしれません。使用説明書記載の通り、縦方向の手ブレはしっかりと自動で補正してくれるようです。
再度、シャッター速度を1/60秒に戻し、より大きく流してみました。
被写体からの距離が数十メートル以内であれば、P300は流し撮りができるというレベルではなく、むしろ流し撮りに適したカメラであるというのが本日の結論です。
Ye olde Graptopsaltria nigrofasciata in Japan- great cicada
[http://www.flickr.com/photos/42201299@N05] Thanks for telling me the scientific name. They are called ‘aburazemi’ or ‘oil cicada’ in Japan. There are plenty of them this summer.
筆者 様
車体のシェープが綺麗に、そして、くっきりと出ていますね。驚きました!!凄い機能だと思います。これでしたらシンガポールGPにサイド(or メイン?)で持って行けますね!
Jim,
高感度撮影時のノイズ処理と連写性能が優れたP300なら、本当に光量不足になりがちなナイトレースのシンガポールGPで活躍するかもしれません。1080pのフルHD動画はまだ試していませんが、広角端で撮影すればレンズが明るいので、動画撮影でも使えるかもしれません。私もこのカメラの流し撮り性能には驚きました。
Cheers- was in Yokohama in August several years ago and there were loads of these the green and black Hyalessa species. And sorry- the species name is actually nigrofuscata.
Cheers