Japanese GP 2016 — Friday P1

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2年ぶりにF1日本グランプリ金曜日券をLAWSONで購入しました。大人一枚税込¥4,200。

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午前6時過ぎに自宅を出発し、新名神高速道路土山サービスエリアで休憩。駐車中の車の半分ぐらいが鈴鹿サーキットに向かうようです。

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二年前と同じように御薗工業団地前交差点にある御薗駐車場を利用しました。二年前は一日¥2,000でしたが、今年は値上げになっていて¥3,000でした。

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今日はOlympus PEN E-P5にOLYMPUS M.60mm F2.8 Macroを装着しています。

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コーナーの外側が内側よりも低い逆バンク。

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シャッタースピード1/125秒で流し撮り。

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カメラマン、多いです。

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トンネルを潜って最終コーナー付近に移動。チームウェアに被り物、日本グランプリ特有の光景かと思います。

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常設スタンドの最下段から置きピンで。

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金曜日の人出は去年よりも3千人少ない27,000人だったそうですが、東コースに集中していたのか、そんなに少ない印象はなかったです。

Japanese GP 2016 — Friday P2へと続く。

ABS Warning Light Is On — Part 3

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フロントホイールスピードなどを測定するABSセンサー修理部品が入荷したとの連絡を受け、SuzukiディーラーにABS警告灯が消えないJimnyを入庫しました。フロントのABSセンサーは左右が一体化しています。

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取り外された古いセンサー。センサーの先端部分はマグネットになっていて、鉄粉が付着していました。ケーブルに損傷はないようです。

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古いケーブルを取り外す前に固定場所を記録しておけば、この作業は自分でもできそうですが、センサー挿入部の接触不良が原因で、プロの整備士でも作業時間が少し長くなりました。(センサー自体は壊れていなかった可能性も否定できません。)

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ABSセンサー交換作業自体は自分でできても、やはりこのOBD (On-Board Diagnostics) 故障診断機がないと… ディーラーで使用するこの専用診断機はBOSCH製だそうです。価格は数万円。数千円の安価な故障診断機も販売されていますが、診断コードが理解できなければ意味がありません。

大きな声では言えませんが、20年来のお付き合いということで、今回の修理は部品代だけで実施していただきました。高価な工賃が発生するのなら自分でやると言い出していたかもしれませんが。

ABS Warning Light Is On — Part 2

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ABS警告灯が点灯したまま(時々、消えることもある)のSuzuki Jimny JB23Wをディーラーに持って行き、原因を調べてもらいました。考えられる原因は多々あるので、サンデーメカニックが手作業で原因を探ろうとすれば莫大な時間と労力がかかります。故障の履歴は車載のECU (Electronic Control Unit) に記録されているので、外部診断機をOBD(On-Board Diagnostics)データリンクコネクターに接続すれば、原因をより効率的に突き止めることができるそうです。

故障診断機はAmazonでも多数販売されているので、入手すれば自分でも診断できそうですが、診断機でジムニーの故障診断ができたとしても故障コードが何を表すのかがわからないと意味がありません。

Suzukiディーラーではない自動車販売店から車を購入し、車検も他店で行っているような場合、診断機を使用するだけでも費用を請求することがあるそうですが、20年来のお付き合いをしている我々の場合は、診断の結果、実際に修理するかどうかにかかわらず、診断費用は請求しませんとのことでした。

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診断コードから判明したのは左フロントのABSセンサーの不具合でした。センサー部の接触不良やケーブル断線(動物がかじった)の疑いもあるので、車を走行させながら確認していただきました。結果、ABSセンサー自体の経年劣化による故障でした。

部品番号56200-81A30の「センサアッシ、フロントホイールスピード」の交換になります。フロント側のセンサーは左右一体式となっているので部品代は税別で¥12,700とのことでした。ABSアクチュエーターが故障しているような場合、修理費用は最高で18万円ぐらいかかるそうです。そのような場合は、修理せずにABSなしで済まそうと考えていました。担当整備士も同じ考えのようでした。

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点検作業中にHustlerを試乗させていただきました。ターボ車ではないハイブリッド車でしたが、やはり軽自動車には過給器があった方が良いかなという印象を持ちました。それと他人の車を外から見ていた方が格好良いというのが試乗しての率直な感想でした。

総走行距離:81,531km

Part 3へと続く。

ABS Warning Light Is On — Part 1

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Suzuki Jimny JB23WのABS (Antilock Braking System) 警告灯のみが点灯したままの状態になったので、いつものSuzukiディーラー担当整備士に連絡しました。ブレーキランプは切れていないことを伝えると、考えられる原因はABSセンサー不良やABSアクチュエーターの故障などがあるとのことで、診断機を使って故障コードを確認する必要があるそうです。

ネットで調べると、知恵蔵がヒットしました。ベストアンサーに選ばれた回答によると、原因はたくさんあり、過去に以下のような具体例があったそうです。

  1. 各輪のスピードセンサーのいずれかが不良
  1. センサーが正常でも、異物が噛み込んで位置が不良
  1. センサーが正常でも配線の断線・短絡がある
  1. ABSソレノイドリレーの異常
  1. ABSモーターリレーの異常
  1. 上記二つを内臓したアクチュエーターの異常
  1. メインヒューズの断線
  1. ABSウォーニングランプの異常
  1. スキッドコンピューターの異常
  1. Gセンサー異常
  1. ブレーキオイルの減少
  1. ディスクパッドの摩耗

ディーラーで診断してもらうことになりました。点灯しっぱなしだったABS警告灯が本日、消えることがありました。そこで急ブレーキを試してみると、ABSが機能している時のほうが制動距離が長くなるように感じました。タイヤをロックさせた方が制動距離が短くなるという本末転倒な状況です。タイヤがロックして制御不能となれば状況は変わりますが。

Suzuki Jimny JB23W-6

点いたり消えたりするということは、上記具体例の1から3が怪しい。ディーラーでは動物がセンサーの配線をかじって警告灯が点灯したままの状態になった事例が最近、あったそうです。私のジムニーにもその事例が当てはまる可能性はまあまあ高そうです。3年前にイタチが幼児用のスリッパをエンジンルームに持ち込んで遊んでいたこともありました。

Part 2へと続く。

COSTCO Gifu Hashima

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名神高速道路岐阜羽島料金所を出てすぐにあるコストコ岐阜羽島倉庫店へ。

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中部空港倉庫店と同様に広い駐車場が建物に隣接する土地にあります。

COSTCO Gifu Hashima

2015年11月20日にオープンしてまだそれほど時間が経っていないためか、岐阜羽島倉庫店は京都八幡倉庫店や尼崎倉庫店と比べて空いていました。

滋賀県栗東に出店するという計画が去年、あったそうですが、地主との交渉が難航したのか、あるいは「半径10kmの人口が50万人以上」の土地条件を満たさなかったのか、計画は頓挫したそうです。我々の自宅からは京都八幡倉庫店が最も近いですが、滋賀県湖東方面にお住いの方は岐阜羽島が近いかもしれません。

Jimny Shimmy

shimmyとは辞書の定義によると、”an abnormal vibration especially in the front wheels of a motor vehicle”とのことで、走行距離が長い四輪駆動のSuzuki Jimnyに発生することがよくあります。昨年12月にフロントアクスルのオーバーホールと共にキングピンを含む劣化したパーツを交換修理した際は、右フロントのグリスと油漏れのみが症状でシミーは発生していなかったのが、最近、高速走行時にステアリングが小刻みに振動するシミー現象が起きるようになりました。

より具体的には、時速70~80kmぐらいで直進走行している時に、小さな段差を通過した直後にステアリングが小刻みに振動する現象です。減速するとシミー現象はなくなります。いつも同じ道でこの現象が発生していたので、原因はバンピーな路面にあるのかと考えていましたが、他の車ではこのような現象が起きないので、私のジムニーだけに起きているようでした。防護壁の高さが低い橋梁を、強い横風を受けながら走行している時にシミーがやって来ると、ちょっと怖い思いをします。

「ジムニー シミー」を検索ワードで検索すると、多くのサイトがヒットします。上のYouTube動画もその一つ。私のジムニーはほぼ完全ノーマル車仕様ですがシミーは発生しました。

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20年来の付き合いのSuzukiディーラー担当整備士に連絡し、症状を説明すると、それはやはりシミー現象である可能性が高く、ギアボックスの調整をすれば恐らく治りますのでそれで様子をみてくださいとのことでした。翌日、車をディーラー整備工場に持参しました。ジムニーのステアリングギアボックスはエンジンルームの運転席側前方のラジエーター横にあります。ギアボックスにはステアリングの遊びを調整するネジ(マイナス)があります。Snap-onのコンビネーションレンチで六角ボルトが回らないように固定させながら、エクステンションバーを取り付けたマイナスドライバーで調整ネジを締めて、遊びがより少なくなるように調整されました。前輪を揺さぶりながらガタがないことを確認し、ちょっと走ってきますと言って車を走行させながらギアボックスのネジを微調整されました。

およそ1時間ほどで調整作業が終了し、運転してみると、明らかにステアリングの遊びが少なくなったことを実感しました。高速走行してみましたが、いつもシミー現象が起きていたところを通過してもシミーはやって来ない。フロントアクスルのオーバーホール後、半年しか経過していないので、無償での調整修理となりました。

総走行距離: 81,363km

Cutting Tools for Rod Building

Redoing Guides on Graphite Fly Rod

ガイドを固定するラッピングスレッドの余分を切断するツールとして最も適しているのが裁縫や手芸で使う握り鋏(糸切り鋏)ではないかと思います。以前は毛鉤製作時に使用する鋏を流用していましたが、糸をできる限り根元から切断するには握り鋏の方が適しています。コツは刃の先端部分を使い、糸は引っ張りながら切断すること。

Redoing Guides on Graphite Fly Rod

糸を切断した部分がはみ出ていると、エポキシコーティング剤を塗布するときにエポキシがヒゲのようになります。

Kunishige Knife

完全硬化した古いコーティング剤を剥ぎ落とすのにこの片刃ナイフが役立っています。

Kunishige Knife

裏側に創業240年の刃物専門店、國重特製の銘が刻んであります。義父からいただいたこのナイフ、製造後半世紀以上は経過していると思われますが、刃を交換するタイプのカッターナイフよりも切れ味が良いです。

Kunishige Knife

刃を拡大すると、まだまだ研ぎ足りないようで、刃こぼれが所々にあります。

Rod Wrapper Modified

Rod Wrapper

ロッドのガイドを固定するスレッド(ナイロンまたは絹製の糸)を巻く道具一式を20年ぶりに改造しました。20年前に自作した道具もそれなりに使い勝手が良く、ルアー用とフライ用のロッドを数本、ブランクから製作しました。現在、そうしたロッドのうち、3本が手元に残っていますが、どれもスレッドを固定するコーティングが劣化していたり、最初からコーティング自体の見栄えがよろしくないので、スレッドを巻き直して再コーティングしようと計画しています。

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20年前と現在とで決定的に異なることは私の視力の低下。年を重ねると誰もがなるように私も手元の小さなものが、近々メガネを着用してもよく見えなくなりました。そこでこのようなルーペや明るい照明が必須になります。20年前はルーペは不要であり、スレッドを巻く道具一式にルーペを置く位置を考慮する必要もありませんでした。糸巻道具一式を改造するにあたり、ルーペがどこでも設置できるように、道具一式をよりコンパクトにすることを念頭におきました。

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ロッドブランクを置く台は幅を大幅に縮小しました。台の上に取り付けてあった金具を取り除き、V字型の切り込みを入れ、フェルトを接着剤で固定。

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スレッドテンショナーもデザインを一新しました。スプールを通す溝切りシャフトを半分ぐらいの長さにディスクグラインダーで切断。スプリングも必要最小限の長さにカットしました。

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テンションは蝶ネジで調整可能。ワッシャーは必須部品です。これがないとスプールと同時に蝶ネジが回転します。

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ホットグルー(トップガイドを固定する接着剤)を溶かしたり、エポキシコーティング剤の粘度を下げたり、気泡を飛ばしたりと、なくてはならないヘアドライヤーはワークベンチにクランプで固定。

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ピンクのスレッドにテンションをかけながらガイドをロッドブランクに固定している様子。

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隙間をなくすために右手親指の爪をスレッドに押し当てながら、左手でブランクを回転させています。

Gone Fly Fishing 2016 — Part 3

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大陸から飛んでくる黄砂とPM2.5の影響か、晴れているのに遠くの景色が霞んで見えるこの日、いつもの渓流に今季3度目の釣行。数年ぶりにいつもより下流に車を止めました。フライフィッシングの人口は近年、確実に減少しているとは思いますが、餌釣りの人口は大きな増減がないのか、釣り場で見かけることも多々あります。

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釣った魚は大きさに関わらず、全部、持ち帰るベイトフィッシャーマンが頻繁に入渓すると、当然の如く、魚の数は減って釣れなくなってしまいます。過程を楽しむフライフィッシャーマンは、結果が伴わなくても十分に楽しいのですが、魚がいない渓流に入ることはありません。

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今にもライズしそうな淀みですが、ここでは何の反応もありませんでした。誰が見ても釣れそうなところで魚の反応がないのは、先に餌釣りの人が入って釣った魚を全て持ち帰ってしまったか、あるいは他のフライフィッシャーマンが水中を歩いたと考えるのが妥当だと思います。餌釣りの人は、早起きで我先にと上流を目指す傾向があり、夕方になれば下山するのが常。夕方から入渓する我々、イブニング狙いのフライフィッシャーマンは餌釣りの人が帰った後に荒らされていないところを探すのが一苦労。

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ORVISのフライラインをドレッシングしたつもりが、塗布したのはフライ用のフロータントでした。それでも滑りが良くなってキャストしやすくなりました。

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朱点がはっきりしないヤマメのようなアマゴを狙っていたところ、下流では釣れないと思っていたニッコウイワナが釣れました。上流は餌釣りの人が好んで立ち入るので、下流の方が魚が残っているのかもしれません。 このイワナが釣れたのは誰もがわかる一級ポイントではなく、餌釣りの人が見過ごすであろう小さな淀みでした。

“My Car Run” at Suzuka

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今年二回目の「マイカーラン」に参加するため、Mazda RX-8で鈴鹿サーキットに向かいました。更新と共にますます便利になるGoogle Mapsで案内させると、渋滞を回避するために、亀山ジャンクションを西に向かい、亀山ICで東名阪自動車道を降りるように指示されました。

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普段は関係者しか通過できないモータースポーツゲートからGTRの後に続いて入場。

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今回はパドックからピットレーンに案内されました。

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隣もMazda RX-8が停車。鈴鹿サーキットのステッカーが格好良い。

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何度も「マイカーラン」に参加していると、毎回、異なるところに目が行きます。左が1コーナー側ですが、ホームストレートが下り坂になっている様子がよくわかります。ピット内の床は水平になるようにコンクリートが打設してあります。

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内側から見るとピットの床に若干の勾配が設けてあるのがわかります。これは施工ミスなのか、意図したものなのかは不明。三和シャッターのガレージドアにはモーターが取り付けられていないように見えるので、電動式ではなく手動式なのかもしれません。

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「マイカーラン」では追い越し厳禁で、前車との車間距離を意図的に開けて、急に加速することも禁止されています。が、縁石を使ってはいけないというルールはないので、縁石にタイヤを乗せてみると、意外とガタガタしない。

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ダンロップコーナー出口付近を通過するたびに2014年の日本グランプリで起きた事故で亡くなったJules Bianchiを思い出します。12番ポストに向かってほぼ真っ直ぐに突っ込んで、作業中のクレーン車に激突しました。

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交通安全祈願を兼ねた2016年の走行証明は二枚目になります。

IKEA EKBY STÖDIS Brackets

IKEA EKBY STÖDIS Brackets

ガレージ北側の壁面収納レイアウトを変更中です。 毛鉤の製作はこれまで母屋の屋根裏部屋(2階)で行っていましたが、それをガレージのワークベンチで行えるようにするための変更です。

毛鉤の製作は座って作業することになるので、ワークベンチ天板の高さに合わせたバースツール(IKEA STIG)を導入しました。そして、今回はバイスなど、毛鉤の製作に必要なツール一式を置いておく木製の棚(IKEA EKBY TRYGGVE)を新たに壁面に取り付けました。ブラケットもIKEAブランドのEKBY STÖDIS(樹脂製の赤いブラケット)を使用。このブラケット、木ネジは付属しませんが1個100円です。

IKEA EKBY STÖDIS Brackets

ブラケットは先に棚板に取り付けてから壁面に棚板を取り付けた方が作業しやすいです。ブラケットの厚みは端の方が薄くなっているので、 木ネジが棚板を貫通しないように、棚に取り付ける端の方は短めの木ネジを使用します。棚板の樹種は恐らくスプルースだと思います。

作業の難易度:5段階で2

AP Magnet Tool Holder

小型の金属製ハンドツールを壁面収納するのに重宝しているAstro Product製マグネット・ツールホルダーをガレージ北側壁面に追加設置しました。(自作ワークベンチのすぐ上)このツールホルダーは既設のものが東側に4個、北側に1個あったので、これで6個目になります。

ハンドツールはツールボックスに収納すれば、蓋や引き出しを開けてどこにあるのか探して取り出すのが面倒ですが、磁力でくっつけるホルダーなら、どこにあるのか一目瞭然。手を伸ばせばすぐにツールが使える状態になります。取り出しやすいということは片付けるのも容易なので、定位置にくっつけておけば探す手間が省けます。

本体サイズはW30 x D30 x L515mm、耐荷重8kg。ビスは4本付属しますが、私は2本しか使っていません。

IKEA Hacking — STIG

IKEA STIG

久しぶりにIKEA鶴浜に行ったので、ハッキングできそうなバースツールを買ってきました。

IKEA Hacking — STIG

自作のワークベンチは立って作業しやすい高さになるように設計してあり、座って作業するには座面高が高いスツールが必要です。しかし、¥1,999で買ってきたIKEAのSTIGは座面高が74cmで高すぎるので脚を14cm、切断することにしました。

IKEA Hacking — STIG

STIGはサイズが2種類あり、¥1,799の脚が短い方は座面高が63cmなので、短い方を買った方が良かったことになります。しかしながら、実際に組み立ててみないと適切な高さがわからないので、まずは組み立ててみました。

IKEA Hacking — STIG

IKEA組み立て家具の説明書は誰もが理解できるよう、文字を使わずにイラストのみになっています。

IKEA Hacking — STIG

誰もが理解できるはずのそのイラストを理解しなかった私は仮組みの段階でボルトを締めすぎてしまいました。

IKEA Hacking — STIG

仮組みの段階では本来は工具を使わずに手で締めるべきでした。

IKEA Hacking — STIG

この部分は空回りさせないよう、10mmのスパナも必要。

IKEA Hacking — STIG

座面高42cmぐらいの普通の椅子座面の上に2×4材を積み重ねて最適な座面高を調べました。

HITACHI G 10B2

結果、脚は14cm、切断して60cmの座面高になるように、4本の脚をディスクグラインダー(HITACHI G10B2)で切断しました。

IKEA Hacking — STIG

鉄工用切断砥石から#80のペーパーサンダーに取り替えて、バリを削り取りました。

IKEA Hacking — STIG

パイプの底に取り付けるキャップは再利用。

IKEA Hacking — STIG

これで最適な座面高になりました。

作業の難易度:5段階で2

Carl Zeiss Jena Silvarem 6×30 Binoculars — Part 3

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

1946年製Carl Zeiss Silvarem 6×30双眼鏡の対物レンズを取り出してクリーニングしました。固着していなければ、レンズ押さえは反時計回りに手で回せば緩めることができるかもしれませんが、満70歳の双眼鏡の場合は確実に固着しているので、道具が必要になります。使用した道具はベルトレンチとかStrap Wrenchと呼ばれるもので、硬いふたを開けるときに使用するものです。ホームセンターで販売されています。私が入手したのは英国製のMini Cobra Wrench。直径20〜100mmまで対応するので、双眼鏡にはこのレンチ一本でOK。上下逆にすれば締めることもできます。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

レンズ押さえを外すとさらに対物レンズを収納する鏡筒を取り出す必要があります。片方の鏡筒はレンズ押さえと同時に外れましたが、もう一方の鏡筒はレンズ押さえだけ外れたので、ベルトレンチを使って鏡筒を緩める必要がありました。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

取り外した対物レンズ鏡筒。対物レンズは一枚のみだったので、内側にも容易にアクセス可能でした。レンズはクリーニング液と無水エタノールで綺麗にしました。

作業の難易度:5段階で2

Carl Zeiss Jena Silvarem 6×30 Binoculars — Part 2に戻る。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6×30 Binoculars — Part 2

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

1946年製Carl Zeiss Jena Silvarem 6×30双眼鏡の右接眼鏡側のポロプリズムを脱着クリーニングしたので記録しておきます。先ずは眼幅調整表示部分のマイナスネジを精密ドライバーで緩めました。製造後、70年ぶりに緩めることになるので、固着している恐れがあり、KURE 5-56を塗布しました。(レンズに付着しないように要注意)

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

中央の大きなネジ穴は取り外したマイナスネジ用の穴ですが、そのすぐ近くに小さなネジ穴が一つあります。虫眼鏡で覗くと穴の中で極小の芋虫が営巣していました。これは困った。より小さなマイナスの精密ドライバーで、芋虫を刺激すると、70年ぶりに巣から出てきました。慎重に捕獲してマイクロファイバークロスの上に一時保管しました。この芋虫は常時、見張っておかないと、ブロアーの風でどこかに飛んで行ったりします。また、表面が硬いデスクトップなどに落下させると、飛び跳ねたり、回転しながらどこかに転がって行くこともあります。(経験済み)

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外周部に近い位置に別の少し大きなネジ穴が直線上に2個あります。虫眼鏡で覗くまでもなく、中には何もいない様子。この二つの穴はカニ目というそうで、専用の工具を穴に挿して反時計回りに回転させると緩めることができます。専用工具はカニ目回しとかカニ目レンチ、あるいはレンズオープナーともいうそうです。

近くのホームセンターではそのような専用工具は売っていないので、自作しました。下穴を空けてから頭が小さい長めの釘二本をカニの目幅にぴったりと合う間隔で木片に打ち込み、頭の部分をディスクグラインダーで切断。さらにカニ目のサイズに合わせて先端をヤスリで少し削りました。木片が接眼鏡の間に入る大きさになるよう、丸ノコで切断したら、完全オリジナルの専用工具が完成。

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近くのホームセンターでも売っているスナップリングプライヤーやピンセット、ケガキ用コンパスを代用することもできるそうですが、緩める対象物が固着しているような場合は、汎用工具ではなく、自作した専用工具の方が確実に緩めることができます。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

ワッシャーが二枚あります。シムともいうこのワッシャー、サイズを微調整したり、摩耗を防ぐ役割があるので、重要な部品です。組立時にこのワッシャーを挟む位置を間違えると、接眼レンズがぐらつくことがあります。(経験済み)

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

右側接眼鏡をアームごと引き抜くようにして取り外しました。鏡筒部分も反時計回りに回すと取り外すことができます。SILVAREM 6×30の刻印があるプリズムカバーはマイナスネジ一本と接着剤で固定してあるようです。マイナスネジを緩めてもカバーが固着していて、取り外すのに苦労しました。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

ストラップを通す部分にドライバーを当てて、テコの原理でこじ開けるようにするとプリズムカバーが浮きました。後は手で引き抜くだけ。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

ようやく接眼鏡側のプリズムにアクセスできるようになりました。この時点で手袋着用。ポロプリズムはプリズム押さえ一枚で固定してあります。そのプリズム押さえはマイナスネジ一本で固定。ネジの逆側は溝にはめ込んであります。素手でプリズムに触れると、油脂が付着してそれがカビの栄養源になる恐れがあります。

Carl Zeiss Jena Silvarem 6x30 Binoculars

若干のカビが生えているようなので、プリズムを取り出して、レンズ用クリーニング液と無水エタノールで綺麗にしました。プリズムを触ると光軸がずれるかもしれないと思っていましたが、何ともありませんでした。光軸調整用のボルトらしきものはないし、プリズムは所定の位置に置いて、上からプリズム押さえで固定してあるだけ。

双眼鏡は左右対称にできているので、同じ手順で左接眼鏡側のプリズムを取り外すことができます。

対物レンズを取り出してクリーニングするPart 3へと続く。

作業の難易度:5段階で2