Doors For The Shoe Rack — Part 6

左側の扉に蝶番を取り付ける前に直角が出ているか調べたら、大きく反っていて直角どころではないことが判明しました。

マスキングテープを貼ってみると、中央部分で8ミリぐらい膨らんでいる。原因は恐らく短冊状の薄板を隙間なく取り付けた時、柔らかいラワン材が膨らんだことではないかと思います。

上端と下端では誤差1ミリ未満でサイズが合っているにも関わらず、こんなにも曲がるとは!思い切って丸鋸を使って、半ば強引にサイズを合わせて修正しました。

右側の扉はほぼ直角の状態だったので扉を靴棚に取り付けました。

修正した左側の扉に蝶番を取り付けます。先ずは墨線を入れて、

鑿で1.3ミリほど彫ります。

利き手は右手ですが、左手も使えます。

ヒシカ工業の木工用スクレーパーで残り、0.2ミリを削って表面を均します。

基本は木目に沿って削りますが、木目と直交する向きでも使えます。

後で気付くことになりますが、蝶番の取り付け位置が右側の扉と比べて、内側になっています。

長時間の作業で夕方になると集中力が低下します。

隙間なく収まって満足気にマイナスドライバーを回していますが、

左と右で取り付けた扉の位置がずれている。

5ミリほどずれていて、開け閉めに支障が出るほど。

柔らかいラワン材をフレームに使用したのがそもそも間違った判断だったのかもしれません。次回は左側の蝶番を取り付け直して開閉がスムーズになるようにします。

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Doors For The Shoe Rack — Part 5

扉を塗装し、把手と蝶番を取り付けます。使用した塗料はサンデーペイントの合成速乾ニス(とうめい)。小分けした塗料をPETボトルを加工した容器に入れました。最近、DIY作業で色々と頭を使って工夫するようになりました。PETボトルを塗料の使い捨て容器として使うというアイデア、なぜ今まで思いつかなかったのだろう。刷毛は先日、フリーマーケットで入手した熊毛でできたちょっと珍しい刷毛。

把手は昭和レトロな家具(食器棚)に付いていたものを取り外して再利用します。

把手は多分、アルミ製。白っぽい錆を落として綺麗にしました。

引き続き、蝶番を扉に取り付けます。蝶番の厚みは1.5ミリ。今回はトリマーを使用せず、鑿で1.3ミリほど削ってから、ヒシカ工業の木工用スクレーパー(別所二郎作)で残りの0.2ミリほどを削って表面を均しました。このような用途でスクレーパーを使うのは初めてですが、なかなか良い感じに仕上がりました。

この真鍮製の蝶番は去年、ジョホールバルのMr. D.I.Y.で買って来たものだと思いますが、精度が今一つではないかな。妙に動きが硬い。実際に扉を開け閉めする際は問題ないのかもしれませんが。

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Doors For The Shoe Rack — Part 4

フレームの溝切りは12ミリのストレートビットを取り付けた自作のトリマーテーブルで。ビットは9ミリのストレートビットでも良かったかもしれない。

2枚の扉がほぼ完成しました。後は面取りと塗装、把手と蝶番の取り付け作業が残っています。

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Doors For The Shoe Rack — Part 3

短冊状にした薄い板はフレームの溝に木工接着剤(Titebond)で接着させることにしました。

間隔は5ミリで。反っている板は補正しながら。

短冊状の薄い板は一枚ずつ長さを調整しながら貼って行くという根気がいる作業です。観音開きなので、もう一枚あります。

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Doors For The Shoe Rack — Part 2

自作のテーブルソーを使い、ラワン材を加工中。ここでお役立ち情報を一つ。上の画像では手前からラワン材を押して切断しますが、途中で材が左のフェンスと丸鋸の刃に挟まれて前に進まないことがあります。向こう側に少し隙間が出るようにフェンスの位置を調整すれば挟まれて前進しないことはなくなります。

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例えば、手前の定規で80.0ミリに設定した場合なら、向こう側の定規は80.5〜81.0に設定します。手前の定規で設定した値が有効幅となるので、切断した材は80.0ミリの幅になります。

短冊状にした厚み8ミリの材が5ミリ間隔で35〜36枚は必要になりそうです。扉は観音開きにする予定なので、短冊状の板は合計、70〜72枚は加工しなければなりません。

自作のトリマーテーブルを使い、左右のフレームに幅10ミリ、深さ8ミリの溝を切りました。短冊状の薄い板をどのようにしてフレームに固定するか、思案中。

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Doors For The Shoe Rack — Part 1

5年以上前の2019年1月に製作したWRC(米杉)製の靴棚に扉を付けてという依頼を受けたので、余ったラワン材を使って観音開きの扉を製作します。

確かに扉はないよりあった方が良い。

軟らかくて加工が容易、しかも節がほとんどないラワン材は家具の製作に適しているかもしれない。

精度1ミリ未満での加工も可能ですが、落としたら角が凹みます。大きな力がかかる椅子や脚立には向いていないでしょう。

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Installing A Wood Fence

道を挟んだお向かいさん敷地内に設置したものと同じデザインの木製柵を隣地との境界線近くに設置しました。柵を作る際はデザインセンスが問われます。

杉の杭は土中に埋める先端を尖らせて、下の方をバーナーで炙り、全体をコールタールで塗装しました。杭の周囲には余っていたインスタントセメントに適量の水を加えてモルタルとし、お椀状にして杭を囲みました。二本の杭の間に横に渡した板も杉材。二枚の板はナフタデコール(パイン)で塗装。

これまではこの部分に境界を示すものは何もなく、境界がわかりづらいとの指摘を受けることが多々ありました。また、郵便配達員がバイクでこの辺りを通ってお隣さんの方に移動していました。バイクが通過するたびに敷地内の砂利が隣地の方に流れていました。

Kit Garage “Huron” Staining Again After 10 Years — Part 1

IMG_0858
June 2004

木製ガレージ施工直後の2004年6月はこんなに綺麗だった。

Kit Garage "Huron" Repainting
June 2014

10年が経過した2014年6月は母屋の屋根葺き替え中でした。

さらに10年が経過した今年の6月、取り敢えずは前面のみ再塗装しました。

たまたまですが、ガレージの塗装は10年に一度、6月に実施するのが恒例となっています。今回、使用した塗料はキシラデコールと同等品質で価格が半値ほどのナフタデコール(ウォルナット)。

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Extending The Porch Deck — Part 20

両端の垂木から取り付けました。

鳥のくちばしカットは短めにしておいて後で微調整すると隙間なく収めることができます。

垂木受けへの固定は3本の65ミリビスを斜め打ち。寸法と角度が合っていて隙間なく取り付けることができれば、ずり落ちることはない。

方杖を北側に一つ取り付けて、ポーチ延長部分のパーゴラが完成しました。次は様子を見ながら屋根材を葺きます。

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Extending The Porch Deck — Part 19

blocklayer.comで垂木の図面を作成していて、ようやく気付きました。真っ直ぐではない桁の耳が外側にあると、垂木の切り欠きを1ミリの精度で加工しても隙間なく桁の上に載せることが不可能であることに。

桁に加工した枘穴が上下逆になっていたので、枘穴を貫通させて、穴の上側を端材で塞ぎました。

屋根材を葺くまでに雨水が浸水しないよう、隙間なく穴を埋めるには端材の四面を斜めに加工する必要がありました。穴から突き出た余分は歯振なしの鋸で切断。

垂木受けをログウォールに取り付けました。屋根勾配が4ºになる位置に垂木受け材を固定。

北野天満宮フリーマーケットで入手したMade in U.S.A.のこの水平器、なかなか使いやすい。

正しい向きで桁を取り付けました。

痩せてきてジーンズがぶかぶか。病気かな?

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Extending The Porch Deck — Part 18

ポーチ延長部分の床材として使用したラワン材は耐久性に問題ありなので、将来的に屋根も延長できるよう、取り敢えず、ポーチ延長部分にパーゴラを製作します。手摺上に立てる柱は桁と枘組みします。ヒシカ工業の別所二郎作両刃鋸で枘の部分を縦挽き。

腕が上がったのかと錯覚するほど、切断面が真っ直ぐで綺麗。

桁として使用する耳付きの杉材に枘穴を加工しようと墨線を入れましたが、枘穴の位置が上下逆になっています。これでは耳の部分が外側になってしまう。

切り欠きを入れた手摺の上に柱を載せようとしていますが、なぜか柱が垂直に立たない。

柱が垂直に立たないのは手摺の角材表面が水平ではないことが原因であると分かったので、深さ7ミリの切り欠き部分が水平になるように、若干の勾配を付けて表面を調整しました。

真っ直ぐではない桁の耳が外側になると、垂木を取り付けるのが困難になることに気付くことなく、柱の垂直と桁の水平出しに苦労しています。お隣さん曰く疲れやすい性格の私は、許容誤差が1ミリ単位なので、何度も繰り返し枘の位置を調整しています。

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Making Beeswax

こちらの方のサイトを参考にしながら蜜蝋ワックスを作りました。材料はお隣さんにいただいたニホンミツバチの蜜蝋とスーパーマーケットで購入した100%の食用荏胡麻油。重量比が蜜蝋1に対して荏胡麻油9を湯煎して混ぜるだけ。

目盛の刻みが10g単位の秤しか手元になかったので、蜜蝋10gに対して荏胡麻油90gとしました。

100円ショップで入手した缶の容器に蜜蝋と荏胡麻油を入れて、湯煎しました。蜜蝋は65ºCで溶けるそうです。

蜜蝋が溶けると自然と混ざります。

上の画像は二缶目。100gを目指した一缶目はシェラカップで湯煎しようとしたら缶に入れた荏胡麻油が溢れて重量比がいい加減になってしまいました。二缶目は荏胡麻油が残り少なくなったので、比率は正しいけれど全体の容量が65gと少なくなりました。

マイオハシ体験会で作ったヤマザクラ製のお箸に早速、蜜蝋ワックスを塗布してみました。

良い感じになりました。

今度はお箸製作用の治具を作って、天然木を使用したお箸の製作にはまりそう。

Making A Wood Box For Deliveries — Part 3

ステンレス製の蝶番を取り付けました。

蓋の裏側に取り付けた二本の角材は反り防止用。この宅配ボックスは底板や蓋を含め、すべてラワン材で製作しました。ナフタデコール(ウォルナット)を箱全体に塗装して完成させました。

6月17日追記:

玄関ドア開けてすぐの所に設置されました。これまで利用されていた郵便受けは廃棄処分し、宅配物に加えて郵便物や回覧板もこの宅配ボックスに集約して使用するそうです。この場所なら荷物を持って帰宅した時に一時的に荷物を載せることもできるし、ベンチとして使用することも可なので、一石五鳥ぐらいでしょうか。

宅配ボックス製作作業の難易度:5段階で3

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Making A Wood Box For Deliveries — Part 2

箱物は意外と多量の材料を使います。幅200ミリ、長さ3.6メートルの幅広ラワン材を一枚半ぐらいは必要になりそうです。腐朽している部分や大きく反っている部分は使えないので、そうした部分はカット。

蓋が開閉式の木箱としますが、蓋が接触する面はすべておよそ2ºの勾配を付けることにしました。ラワン材をいただいた際に、お礼に宅配ボックスを製作することを約束しました。実はその時に箱の寸法を決め、蓋に勾配を付けると言ってしまい、結果として自ら製作難易度を大幅に引き上げたことになります。

前面に隙間を作り、宅配されたものや郵便物が蓋を開けなくても見えるようにしました。小さいものは見えないかもしれません。

重くて容易には動かせない箱なのに持ち運ぶ際に便利な指を入れる穴を左右の側面に設けました。蓋はまだ載せてあるだけ。この蓋にもおよそ2ºの傾斜になるよう、鉋で側面を削ってあります。

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Making A Wood Box For Deliveries — Part 1

ポーチ延長部分の床材として使用したラワン材をいただいたHさんに、お礼として余ったラワン材を使って宅配ボックスを製作することにしました。厚みが24ミリ、幅が200ミリ近くある無垢のラワン材で製作する宅配ボックス、デザインは完全オリジナル。側面の板二枚は木ダボで継ぎ、接着剤で固定。

こんな作業をしている最中に風邪をひき、二日で40時間近く寝込んだので、作業は中断しました。

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