Fixing Deck Floor

世界的に名が知れたガラス工芸作家が近くに別荘を所有されており、その方からウッドデッキの一部を修復するようにとの依頼を受けました。出入り口に通じるデッキの一部が腐朽しており、ハイヒールが貫通しそうなほどに弱った床材が数枚ありました。

デッキ床材としては珍しい厚み25ミリの新材の端材が床下に保管されていたので、その端材を加工してビスで留めました。幸いにも、根太が腐っていなかったので、腐朽した床材を撤去して新材と入れ替えるだけで済みました。

既設の床材に合わせて面取りしてあります。いずれ他の部分も交換になりそうですが、取り敢えずは出入り口の部分のみの修復となりました。

今回、修復したウッドデッキがある別荘を建てたのは、我々自宅のログハウスを建築したアメリカ人ビルダーと取引がある施工者であり、内装に使われている無垢の床材やキッチンキャビネット、水回りの部材や建具が一部共通となっています。そうした部材のメンテナンスや修理には慣れているので、部材さえ手配できれば私にとって作業はお手のもの。

Fixing The DIY Table Saw — Part 2

テーブルを上下逆にして馬の上に載せました。トリマーテーブルを共用しているので重過ぎて、単独で持ち上げることができないのでお隣さんの手を借りました。当初、刃を装着した状態で丸鋸本体をベースに取り付けようとしましたが、無理でした。

丸鋸本体をベースに取り付けるのに半日以上も要しています。

この丸鋸は刃は後から取り付けるのが正しい方法のようです。

インサート部分の開口部に変更はなし。

丸鋸本体の最大切り込み深さは57ミリですが、そこから天板の厚み分を差し引いて45ミリとしたいところですが、受け材が干渉しているのか、刃は42ミリぐらいしか出ていない。目一杯に刃を出して縦挽きするとモーターに大きな負荷がかかるので、この程度で良しとしよう。

電源コードを取り出す開口部を作り、フェンスを固定するF型クランプの使い勝手を考えて、開口部の下に角材を取り付けました。

硬めの木材(多分ラワン)を試し切りしました。SHINKOの時とは比べ物にならないほど騒音と振動が少なく、良く切れる。こんなに快適に使えるのならもっと前に丸鋸本体を交換しておけば良かった。

9月16日追記:丸鋸本体と受け材が干渉している部分を切断しました。

結果、刃が46ミリほど出ました。これで最大切り込み深さが4ミリ深くなり、46ミリ。上下に分けて縦挽きする場合、8ミリも深く切れるので、92ミリの角材を縦挽きできることになります。この差は大きい。4×4(89ミリ角)の角材を余裕で縦挽きできます。

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Fixing The DIY Table Saw — Part 1

自作のテーブルソーで105ミリ角の桧を縦挽きしていたら丸鋸(SHINKO製電気丸ノコSCS-165K)のモーターが熱くなり、その後、モーターが停止しました。少し休ませて冷ましてから電源を入れようとしましたが、電源は入らない。

カーボンブラシを取り出してサンドペーパーで表面を均一にしたら、モーターが動きました。しかし、翌日、また電源が入らない事態に見舞われました。一度も交換していないカーボンブラシはバネが弱っていて、押し当てる力がなく、接触不良の状態だと思われます。カーボンブラシを新品に交換したら直るかもしれませんが、この際、丸鋸本体をMakitaのDIY用マルノコ、M565(165ミリモデル)に変更することにしました。

刃の直径は同じ165ミリですが、丸鋸ベースのサイズが横幅で若干大きいので、テーブルソーの天板に空けた開口部を拡げました。

受け材は角材3本とします。

丸鋸ベースを設置するまでの作業は比較的、容易。

Fixing The DIY Table Saw — Part 2へと続く。

Husqvarna 236e Brake Assembly

エンジンはかかるけれどチェーンが動かないというHusqvarna 236eが、クラッチカバーを外した状態で持ち込まれました。クラッチカバーを元に戻そうとしても、ブレーキバンドが小さくなっているので元には戻らない。この状態でどうやってクラッチカバーを外したのか?

チェーンが動かない原因は、ブレーキがオンになっていてチェーンがロックされていること。ブレーキの構造を理解せずに使う人によくあることかもしれません。クラッチカバーは摩擦熱で焼けた様子はないので、チェーンロック状態で無理にエンジン回転数を上げるようなことはしていないようです。

クラッチカバーを外した状態でブレーキを解除しようとしましたが、解除できない。スプリングを取り外してブレーキが機能しないようにすることにしました。ブレーキ機能がないと、キックバック発生時にチェーンの回転が停止しないので危険ではありますが、キックバック発生時は通常ならスロットルから指を離すので、チェーンの回転は停止すると思われます。丸鋸のブレーキと異なり、ブレーキが効かないといつまでも刃が回転することはありません。

ブレーキバンドのカバーはT20トルクスネジ3本で固定してありました。トルクスネジが使われているパーツは素人が分解するなということを意味します。案の定、取り出したスプリングは元に戻せなかったので、ブレーキ機能なしとしました。

後で、私が所有する同じモデルで、ブレーキオンの状態でスプリングの着脱を試みたところ、成功しました。コツがあるとすれば、マイナスドライバーでスプリングを上方向に湾曲させた状態で、溝に押し込んで、ブレーキバンドのカバーを元に戻すこと。それと、ブレーキオンの状態でクラッチカバーを斜めに被せて、ノブを少し締めてから、フロントハンドガードを後ろに引いてブレーキを解除することでしょうか。

ブレーキオンの状態でクラッチカバーをこじ開けたのは、お隣さんの仕事仲間だそうで、春にWeimall AA07C Chainsawをワヤにした同じ人でした。あの時も同じことをしてクラッチカバーを摩擦熱で破損させており、今回と同様に、ブレーキなしとしました。ブレーキを解除せずにエンジンを回転させようとして、チェンソーを壊す「ワヤ爺」と名付けよう。

Installing A Door Lock — Part 3

ドアロックをビス留めしたスペーサーをドアに取り付けました。ビス2本でドアにしっかりと固定できるかどうか、不明だったため、木工ボンドとF型クランプを持参しましたが、その必要はなさそう。

引き続き、ロック受け金具をドア枠に固定。年代物のマイナスビスを再利用。

そもそもドアロックが必要となる理由は、犬がもたれかかった時にドアが開かないようにするため。休憩していると必ず私のところに寄ってくる。

キッチン内側に年代物のドアロックを取り付けました。外側には内側に一時的に取り付けた簡単な鍵を移設。

引き取っていただいたCat LEONARDは食器棚の上が定位置のようです。

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Installing A Door Lock — Part 2

高さを調整するスペーサーの厚みを5ミリ落として25ミリになるよう、自作テーブルソーで縦挽きしました。

シリンダー部分に突起があるので、その口径に合わせてドリルで掘り下げました。

スペーサーの長さは110ミリとし、ドアに固定するための下穴を貫通。年代物のドアロックはプラスのステンレス製トラスネジであらかじめ、スペーサーに固定しました。

Installing A Door Lock — Part 3へと続く。
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Fixing A Flower Dryer

友人に贈与した押し花用の乾燥機が壊れたので修理して欲しいとの依頼を義母から受けました。乾燥機本体は大きくて重いので、電源コードのみを預かりました。電源コードの断線を疑っているようでした。プラグを分解すると、義母が予想した通り、半田した接点で断線していました。

古い半田を取り除き、半田付けをやり直して、テスターで導通試験しました。これで修理作業完了。本体が手元にないので、修理できているかどうかは不明。

8月4日追記:修理した電源コードが友人に届いたそうで、直っているとの連絡がありました。

Installing A Door Lock — Part 1

2階ベランダから明石海峡大橋が見える、Cat LEONARDを引き取ってくださった方のお宅で、屋内ドアに取り付けてあった年代物のドアロックを移設します。

2階のドアにはロックは不要ということでしたのでそれを取り外して、ドアロックが必要な1階のキッチンドアに取り付けます。マイナスのネジが使われていることから推測すると、少なくとも50年以上の年代物だと思われます。

鍵がないシリンダーは使用しないので取り外します。

こちらのドアに移設するにはスペーサーが必要です。

近くのホームセンターで赤松の端材を購入し、その場で加工してドアに取り付けようとしたところ、スペーサーのサイズが不適切で割れが発生しました。この日は別の簡単なロックを一時的に取り付けて、自宅で端材を再加工することになりました。

Installing A Door Lock — Part 2へと続く。

PVC Pipe Cut

道を挟んだお向かいさん別荘宅から側溝に突き出ていた排水管先端部分を切断しました。下水道工事の後、合併浄化槽は使われていなかったので、排水管自体も不要でした。この突き出た部分に上流から流れる落ち葉などが塞き止められることがよくありました。

最初は金切鋸で切断しようとしましたが、全く切れない。次に木材用鋸を使おうとしましたが、鋸刃が傷みそうなので作業中断。2週間ほど放置していましたが、ようやく重い腰を上げて、ディスクグラインダーで切断することにしました。

塩ビパイプの突き出た部分を切断後、間もなくして上流から水が流れてきました。少しでも突き出た部分が残っていると、落ち葉や雑草などで塞き止めされるかもしれませんが、今のところ大丈夫。

Fixing Firewood Shelf

2×4 basicsのShelfLinksを使っておよそ7年前に製作した薪棚の下の方が腐朽したので、修理します。4本の柱の腐朽した部分をSilky Hibikiで切断し、下駄を履かせました。Silky Hibikiは切れ味が素晴らしいだけではなく、真っ直ぐに切れるので丸鋸不要。下段の2×4材2本も交換。

下の方が腐朽した原因は、コンクリートブロックを使わずに数枚のアスファルトシングルの上に載せていたことです。

余っていたコンクリートブロックの上に修復した薪棚を載せました。

Fixing The Firewood Shed

使用開始後、一年経たずして薪小屋の根太が薪の荷重を受けて下がって来ました。こういう時はガレージジャッキが活躍します。

根太が下がった原因は手抜き工事です。大引工法を採用せずに柱を根太で挟む安易なサンドウィッチ工法を採用したことが原因であることは明らか。

根太と束石の間にスペーサーを入れて、荷重を束石で受けるようにして修復しました。他の場所もスペーサーを入れて補強します。

8月25日追記:

南東側もスペーサーを入れて、補強しました。

Installing Another Kitchen Faucet (MOEN 7425)

斜めお向かいさん別荘宅のキッチンシンク下

斜めお向かいさん別荘宅の水漏れしていたキッチン混合水栓を丸ごと交換します。同様の作業を春に自宅で実施した私は、道具は貸してもできる限り手は貸さないスタンスで、今回は作業を指導する現場監督役で参加しました。楽しい作業機会を奪ってはいけないという口実の背景には、キッチンシンク下の狭小空間で作業するのが嫌なだけという実情もあります。

我々自宅のキッチンシンク下

上の1枚目と2枚目の画像を比べると、混合水栓をシンク下から固定する方法が違うことがわかります。我々自宅の場合はプラスチック製の大きなナットをシンク下から締めることで、固定してあるのに対し、斜めお向かいさん別荘宅は金具が使われており、8ミリの金属製ナットで締めて固定してあります。1枚目の画像を撮影した時に、この違いに気付いた私は、古い水栓を取り外すのに苦労するかもしれないと予想しました。

RIDGID製の水栓レンチを使い、ナットを緩める斜めお向かいさん

配管を継ぐ大きなナットはRIDGID製の水栓レンチで緩めることができましたが、混合水栓をシンク下から固定する8ミリのナットは、水栓レンチが大き過ぎてナットを掴むことができない。

お隣さんも参戦して悪戦苦闘中。私は現場監督兼撮影係。エクステンダーを取り付けた8ミリのディープソケットを用意しましたが、ソケットの深さが不足してナットに届かない。

ディープソケットがナットに届くよう、溝が切ってあるネジを金切りノコやディスクグラインダーで切断する方法も最終手段として考えましたが、作業空間が狭過ぎてそうした工具が使えない。そこで登場するのがVISE-GRIPロッキングプライヤー。横からナットを掴む空間がないので、ロッキングプライヤーを縦にして何とか8ミリのナットを掴んで緩めることができました。この作業は私が実施しました。

取り外すのに苦労しましたが、新しい混合水栓の取り付け作業はあっという間に完了。取り付け作業で一つだけ気になった工程があります。給水管と給湯管を逆に取り付けないように注意していましたが、私が工具を自宅ガレージに取りに行っている間に、給湯側配管に貼ってあったシールが剥がされていてどっちが給湯側かわからなくなったことです。床下配管が間違っていて右が給湯管、左が給水管になっていました。混合水栓のホースは給湯側と給水側を交差するように逆に取り付けました。

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Another Kitchen Faucet (MOEN 7425) Has Been Ordered — Part 2

Amazon USに発注後、予定日よりも1週間早い、僅か8日で混合水栓(MOEN 7425)が届きました。輸出仕様とは言えない、簡易包装のパッケージを開けて、欠品などがない完全な製品であることを確認しました。混合水栓の交換作業は、斜めお向かいさんが来られる来月上旬になる予定です。

Installing Another Kitchen Faucet (MOEN 7425) へと続く。
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Another Kitchen Faucet (MOEN 7425) Has Been Ordered — Part 1

他人のお宅でDIYですが、本来は専用カテゴリーを作成した方が良いのかもしれません。が、斜めお向かいさん別荘宅は我々が暮らすログハウスとほぼ同じ仕様の完全輸入ログハウスなので、設備も大体同じ。同時期にアメリカ人ビルダーが建てた建物なので、設備が壊れる時期も大体同じ。

こちらのMOEN製キッチン用混合水栓の吐出口から水漏れしています。我々の自宅に取り付けられていたモデルとは異なる別のモデルのようですが、蛇口本体や給水・給湯管の構造はほとんど同じ。KOHLER製琺瑯引き鋳鉄製のシンクは同一製品のようです。

給水・給湯管の外径は、米国仕様の3/8″だと思われます。シャットオフバルブが床下から垂直に伸びる配管に接続してあります。(我々の自宅の場合は床下配管が壁面から出ている。)

デッキプレートをシンク下から固定するプラスチック製ナットがない。代わりに金属製の金具が使われている。この金具は曲者っぽいので、容易に緩むかどうか不明。給水・給湯管を金属製ナットで接続しているようですが、このナットを緩めるにはあの特殊工具(水栓レンチ)必須でしょう。

私が自宅のキッチンに取り付けたものと同じ混合水栓(MOEN 7425)をAmazon USに発注しました。今回はUS$15.42の割引クーポンが適用されなかったので、送料込みでUS$92.98(JPY10,397)でした。同じ製品が日本のAmazonでも入手可能ですが、価格が二倍近い¥19,443のぼったくり価格になっています。発注した製品は月末に到着する予定です。

斜めお向かいさん曰く、便利な人が近くにいてよかった。確かに海外から部材を取り寄せて、異常なほど丁寧な施工までしてくれる人は多くはいないでしょう。私は本職ではないので、施工作業に何日も要する大掛かりな事案を除き、工賃はいただきません。逆に本職さんから見れば、こんなに不都合な人が近くにいれば困るかもしれません。

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Fixing The Gutter — Part 10

入梅を前に母屋の軒樋を掃除したはずなのに、雨水が竪樋へと流れずに軒樋から溢れている。軒樋の端から漏れる状態は去年から放置していたので、修理します。

竪樋に流れなかった原因は落ち葉対策のネットでした。この部分に網戸のネットを置いていました。網目が細かすぎて、泥状になったゴミがネットに堆積し、雨水が軒樋に滞留する状態でした。網戸のネットは廃棄し、雨樋用の網目が大きいネットに交換しました。

軒樋の端部は10センチほど延長して、破風を覆う板金を曲げて軒樋の中に入れることにより、西側端部からの漏水も止めることができました。

今回の雨樋修正作業で学んだこと

  • 水は上から下に流れることは鉄則として肝に銘じておくことは基本中の基本だが、障害物がある場合、その障害物を伝って斜め下方向に水が流れることもあり、障害物を念頭に入れた雨樋設置が重要である。

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