許容誤差1ミリ未満の家具などを製作する際には老眼鏡ではなく、普段はパソコン用として使っている近々レンズの眼鏡が必要になりました。遠近レンズでは手元近くのものが少しぼやけていて、こんなもんかなと切断すると精度が1ミリを超えることがあります。
ベンチの脚部は二方向に傾斜を持たせた仕様にすることにしたので、複合切断が可能な日立卓上スライド丸鋸(C 8FB2)が必須となります。2ºの傾斜では傾いているかどうかわかりにくく、5ºでは傾きすぎなので、傾斜角度は3ºにしました。
この目盛を読むにも近々レンズがあった方が良い。
横方向に長いベンチなので、長辺側は傾斜がなくても良いと木工師匠が言われていました。その助言を聞いたのは脚部の加工を終えてからです。次回があれば傾斜は短辺側だけにしよう。二方向に傾斜を持たせると、製作難易度と手間が全く違ってきます。
枘も複合切断により、二方向に傾斜を持たせた切り込みを入れる必要があります。当然ながら枘穴も二方向で斜めに彫らなければなりません。
Making A Small Bench — Part 3へと続く。
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