Katsura Imperial Villa

Katsura Imperial Villa

皇室用財産として宮内庁が管理する桂離宮を訪れました。去年7月に訪れた仙洞御所に次いで二つ目の施設見学になります。写真撮影が主な目的です。

Katsura Imperial Villa

桂離宮の庭園は維持と管理が素晴らしいの一言。完全性を究極まで追求した日本庭園。配置された石や植栽の多くに何らかの意味があるそうです。

Katsura Imperial Villa
皮付きの丸太と竹材で支えてある茅葺きの屋根。強風で倒れないのか心配になるほど華奢な構造。

Katsura Imperial Villa

池に浮かべた船が通れるように中央を高くした橋。必要最低限の橋桁で支えてある。

Katsura Imperial Villa

中央に見えるのは園林堂。本瓦を用いた屋根は桂離宮にある建物としては異質。

Katsura Imperial Villa

写真はすべてNikon D7000で撮影しました。同行者が使っていたSony DSC-RX100にはSDカードが挿入されていない状態でした。所要時間およそ1時間の参観が終わる頃になってやっと空シャッターを何枚も切っていたことに気付いたそうです。

桂離宮を参観するには事前にオンライン等で申し込む必要があります。

Suzuka Circuit Motor Sport Fans Thanks Day 2013 — Saturday

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雪が降る自宅を出発したのは午前9時前、「モータースポーツファン感謝デー」が開催される鈴鹿まで行けば、天気予報通りに晴れるだろうと期待しつつサーキットに到着したのが10時半頃。この日は終日、太平洋岸の鈴鹿も雪が降ったり止んだりで風が強い寒い一日でした。

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今回の主な目的は昨年末に入手したNikon D7000のモータースポーツ撮影。もちろん、今年からアジアに出て行くFポン(Formula Nippon)改め、Super Formulaのマシンを見てエンジン音を楽しむことも目的です。SF(Super Formulaの新しい略語)開幕戦と最終戦にHondaエンジン搭載のTeam Mugenからスポット参戦する佐藤琢磨が、ラウンド0とテスト走行のために鈴鹿にやって来ると言うことでそちらも楽しみ。

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この日、ISOはオートで上限が1600~3200、シャッタースピードの下限が1/30秒に設定していましたが、絞り優先で人物が被写体の場合、被写体ブレが起こる可能性があるので、翌日は下限を1/40秒に設定し直しました。

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サーキットに持参したレンズはAF-S NIKKOR 70-300 f/4.5-5.6 G EDのみ。同行者はSony DSC-RX100。70mmからの望遠レンズなので、私が撮るピットに展示中のマシンは全体像を撮影することができません。被写体から離れると、人の山が視界を遮ります。ピットウォーク、グリッドウォーク時は大勢の観客が往年のマシンを近くで見ようと集まっています。

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センターハウスのある側の人混みはそれほどでもありません。

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SUZUKA-ZEで昼食を済ませ、「時空を超えたF1日本GPデモラン」に登場するマシンを撮影するため、トンネルを通ってダンロップコーナーのあるE席、カメラマンエリアへと向かいました。ここは流し撮りには向いていないので、1/500秒の高速シャッターで撮影。

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1990年日本グランプリで3位表彰台を勝ち取ったLola LC90に乗る鈴木亜久里ご本人。エンジンはLamborghini V12。E席にいる観客のほとんどがカメラマンなので、手を振ってくれても、撮影に忙しくて応えられません。

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斜め方向にカメラを振る流し撮りは難易度が高いですが、ぴたっと決まれば達成感が得られます。なぜかFerrari F2003のレッドは、オレンジに写ってしまう。この日はRAWで撮影しましたが、Apertureで補正できないほど、実際の色とは異なります。ドライバーは中野信治。

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上のLotus 72Eの写真、F1マシンデモ走行中の流し撮りとしては控えめなシャッタースピード(1/250秒)ですが、意図したところにピントが合っていません。Nikon D7000の使用説明書によると、AFエリアモードの設定ではダイナミックAF 9点が、「被写体の動く方向が予測でき、フォーカスポイントで被写体を捉えやすい撮影に適しています。(例:陸上競技やモータースポーツ)」と書いてあるので、9点のオートフォーカス且つAF-Cに設定しました。この設定が不適切だったような気がしたので、翌日はシングルポイントAFに変更しました。

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鈴鹿F1日本GP25回記念「1987年F1の衝撃」は、パドックにあるホスピタリティーテラスに移動して撮影しました。ホームストレートを真横から見ることになるので、ここは流し撮りモード全開。焦点距離は165mm。(換算247mm)このぐらいがレンズの解像感を維持する限界かもしれません。Tyrrell 019を操るドライバーは先月、還暦を迎えたばかりの中嶋悟。この時代からEPSONがスポンサーになっています。

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左から65歳の星野一義、現役ドライバーの佐藤琢磨、そして当時の青いレーシングスーツを着ている中嶋悟。来年、F1マシンは再びターボエンジンを搭載することが決まっていますが、McLarenにホンダがエンジンを提供するかもしれないとする噂があるようです。そうなれば、佐藤琢磨にMcLarenのドライバーとしてF1に復帰してもらいたいものです。

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グランドスタンドの観客を背景に記念撮影するということで、パドックの方にいる我々の方を向いてくれました。レンズは望遠端の300mm。(換算450mm)

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3階のホスピタリティーテラスから下り、ピット後方を歩いていたら、突然目の前に佐藤琢磨。琢磨ファンの同行者はミニバンのところまで追いかけて行き、広報担当者と共に車に乗り込んだ佐藤琢磨に向かってミニバンのすぐ横で何度も手を振ったら、何度も手を振り返してくれたそうです。

この後、CS Fuji NextのF1中継で解説をしておられる小倉茂徳氏にも出会いました。小倉さんのファンでもある同行者が話しかけたら立ち止まってくれました。記念撮影にも応じてくださいました。今年は主に金曜の練習走行時に解説するそうです。小倉さんの解説は、下調べを十分にしている人でないとできないわかりやすい解説です。

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二輪は全部、同じように見える私には撮影した写真を説明することはできません。

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上半身を起こしたり、寝かせたりして風の影響を調節しているように見えます。この画像撮影時はアクセル全開でしょうか。

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鈴鹿8耐&鈴鹿1000kmトワイライトデモンストレーションレースのフィナーレ。夕暮れ時の撮影には慣れていますが、サーキットを照らす明るい照明がないので、シンガポールGPナイトレースよりも暗い。花火とヘッドライトの光を避けて測光しないと画像が暗くなります。

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高感度熱ノイズのように写った白っぽい斑点は雪。

AF-S NIKKOR 18-105 and 70-300 — F-Numbers Compared

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南半球の観察者によれば、この数日間で急速に増光しているPan-STARRS (C/2011 L4)は、核の光度はすでに3等星ぐらい(+2.6等星)だそうで、夕方の薄明時に肉眼で見えているそうです。イオンテールとダストテールも伸びてきました。近日点通過までまだ10日ほどあるので、北半球から見えるようになる頃には+1〜+2等星の明るさまで増光する可能性が出てきました。(場合によったらマイナス等級!)そこで、撮影に使用するレンズをどうするか、明るい単焦点の中望遠レンズを新たに入手すべきかどうか?いろいろと考えながら手持ちのズームレンズの焦点距離別開放F値をまとめたのが上の表です。表の作成にはWordPress用のプラグイン、Easy Tableを初めて使用しました。

デジタルカメラに移行してからこれまで、星空の撮影と言えば、超広角ズームレンズと単焦点の広角レンズしか使ったことがなく、望遠ズームレンズの被写体は月と太陽、天体以外ではモータースポーツでした。表、右側のAF-S NIKKOR 70-300 F/4.5-5.6 G EDの方は、100mm(換算150mm)でもF値が4.5と明るいことに今になって気付きました。これなら滅多に使わない高価な単焦点の明るいレンズを新たに購入する必要がないのではないかという結論に達しました。

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AF-S NIKKOR 70-300 F/4.5-5.6 G EDを装着したNikon D7000を星空雲台POLARIEに載せてみました。どこから見ても重量バランスは良くありませんが、ポラリエの搭載可能重量は、雲台を含めて約2.0kg。カメラボディーと望遠ズームレンズの合計重量はおよそ1.7kg、自由雲台は300gと少しなので、ぎりぎり許容範囲内かと思われます。水準器、コンパス、傾斜計を一つにまとめたポーラメーターはポラリエ本体ではなく、カメラボディーのアクセサリーシューに取り付けています。カメラをポラリエに載せる前に、先ずはポラリエ本体にポーラメーターを取り付けて、極軸を北極に合わせます。その後、カメラを雲台に載せて、ポーラメーターをカメラのアクセサリーシューに移動。

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極軸合わせを行う際は、傾斜計の目盛は撮影地の緯度に合わせますが、カメラボディーのアクセサリーシューに移動させたポーラメーターの傾斜計は被写体となる彗星の高度に合わせます。上の画像では約6°に設定。

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コンパスは北ではなく、方位およそ270°を指すようにカメラの向きを調整します。この高度と方位角であれば、3月13日の夕暮れ時(午後6時45分頃)にPan-STARRS (C/2011 L4)がフレームの中心に入るはず。そのままポラリエで彗星を追尾すれば、カメラの向きを調整し直す必要がなくなるでしょう。

彗星を簡単にフレームの中心付近に捉えるこの方法、実はVixenの新製品、「彗星キャッチャー」を参考にしました。新製品と言ってもこの製品の主体はポーラメーターそのものであり、「彗星ガイド表」を新しいパッケージに同梱させただけのようです。この「彗星ガイド表」は、Vixenのサイトから無料でダウンロードできます。ポーラメーターを以前から所有している人にとっては、この二つのPDFファイルをダウンロードして、ポーラメーターをカメラのアクセサリーシューに取り付ければ、ポーラメーターが「彗星キャッチャー」に早変わりするというアイデアです。Vixenらしい。

SkySafariなど、彗星の位置を確認できるシミュレーターがあれば、「彗星ガイド表」は不要です。この方法を採用することにより、高度と方位がわかっていれば、どんな天体でもカメラのフレームに導くことができます。但し、ポーラメーターの傾斜計は±70°以内という制限があるので、天頂付近の天体を捉えることはできません。この方法を思い付いていれば、この前の小惑星、2012 DA14の撮影に失敗することはなかったかもしれません。

AF-S NIKKOR 70-300 F/4.5-5.6 G EDが安くなっています。

「彗星キャッチャー」は現在、「通常1〜2週間以内に発送」になっています。これではPan-STARRSに間に合わないかもしれません。

「ポーラメーター」なら「在庫あり」になっています。こちらの方が少しお買い得。

三脚固定撮影の場合は、ポラリエ本体は不要です。

Record-Setting Asteroid Flyby — Part 4

2月16日、午前2時頃、吹雪の中を晴れ間を求めて高速道路を西へと向かいました。地球に接近する大きさおよそ45mの小惑星を眼視で確認できるかもしれないという、一生に一度あるかないかのチャンスです。自宅周辺の天候条件が悪ければ、条件が良い所に移動して観察すれば良い、またその価値は十分にある珍しい現象です。小さな車に撮影機材一式を積み込んで、天気予報が好ましい大阪から神戸、三田方面を目指して出発しました。

大阪北部は晴れていましたが、光害の影響で暗い天体は見えないだろうから、吹田のジャンクションから中国自動車道に入り、三田方面を目指しました。金曜の午前から一睡もせずに、神戸三田プレミアムアウトレット周辺の暗くて西の空が開けている所に到着したのは午前4時過ぎ。

急いで設置したポータブル赤道儀(Vixen POLARIE)にNikon D7000を取り付け、西南西の空にカメラを向けました。装着したレンズは普段、星の撮影には滅多に使わないNikkor 35mm f/2D。ISO1600、露光30秒、F2.2で追尾しながらインターバル撮影。15枚、撮影する度にカメラを少しずつ西へずらしました。自動撮影中は、別の三脚に固定したNikonの双眼鏡(7×50 7.3° IF WP HP Tropical)で移動する暗い天体を探し続けました。iPadにダウンロードしておいた小惑星の軌道予想チャートを参考にしながら、探し続けましたが、一向にそれらしきものが見つからない。小惑星が最も明るく見えるのは午前4時半頃。時計はすでに午前5時を回っている。どんどん暗くなるので時間と寒さとの戦いです。

McDonald's Kobe Kouzudai

ここまで画像が一枚もないのはなぜ?カメラの設定に問題はなかったのですが、レンズの向きが… 思っていたよりも換算52mmのレンズはずっと画角が狭く、予想軌道を大きく外していました。すべての写真に小惑星は写っていません。高速で移動する明るい人工衛星なら双眼鏡で追尾し、写真にも写っていましたが、目的とした小惑星ではありません。赤道儀で追尾するということは、いくら時間をかけて連写したとしても、フレーム内に被写体が入っていなければ、目的とした被写体を記録することはできません。写真撮影に失敗したことに気付いたのは、建物がアメリカンなマクドナルド神戸上津台店で朝食中のこと。NASAが予測した2012 DA14の軌道は本当は大きくずれていて、前日にロシアに落下したあれではないのかと疑っていました。

ヨーロッパでは前日ではなくて同じ日に起こった現象です。こういう滅多にない偶然は一体なんなのでしょう。最近、火球の目撃情報も異常に多い気がします。今年は大きな隕石(=小惑星)が空から降って来たり、地球の軌道と交差しそうになったり、記録的な明るさの大彗星が太陽をかすめたりする、そんな珍しいことが連続して発生する宇宙を実感する年なのでしょうか。

Kobe Kita Poka Poka Onsen

気分転換を兼ねて、iPhone 5のカーナビ(Google Maps)で近くの「温泉」を検索。ヒットしたのがグリーンガーデンモール内にあるこの北神戸ぽかぽか温泉。雪がちらつく寒い朝でしたが、午前8時の開店と同時に入浴すれば、冷えきった身体はぽかぽか。露天風呂は有馬温泉と似た黄金の湯。高品質療養泉だそうで、眠気も飛んで疲労回復したので、神戸三田プレミアムアウトレットに立ち寄ってから、午後から三宮方面へ。そしてポートアイランドのIKEAを経由して、帰路についたのは太陽が西の空に沈む少し前。

小惑星の眼視での確認と写真撮影には失敗しましたが、来月の彗星撮影の良い練習になったと思っています。快適な温泉を見つけることもできました。

Starry Night with Nikon D7000 — Part 3

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Nikon D7000 ISO 1600, f/2.8, 60s x 10 shots, Tracked with Vixen POLARIE

Nikon D7000の高感度耐性と長秒時露光における熱ノイズの出方を検証しつつ、冬の夜空を満喫しています。連休初日の昨夜遅くは、普段なら人はいない登山道駐車スペースに3台の乗用車が停車中でした。フロントガラスが凍結していたので、中には人はいない様子。イノシシや鹿に遭遇することは日常なので慣れていますが、真冬の深夜にあんな所で乗用車を見かけると、遭難事故でもあったのかと若干、心配になります。(去年の夏には山岳部の高校生が遭難する事件がありました。)

上の画像はPOLARIE星追尾モードで追尾した露光60秒の画像を10枚、StarStaxを用いて合成したもの。ダーク画像を引き算しています。換算16mmの超広角レンズで合計10分間の追尾になりますが、星は点像に写っているので、このレンズならまだまだ露光時間は伸ばせそうです。ポーラーメーターで極軸を大雑把に合わせただけの簡易赤道儀でここまで追尾できれば、十分以上。モータードライブ非搭載の赤道儀で不慣れな人がマニュアルで追尾するよりも精度は高い。

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Nikon D7000 ISO 1600, f/2.8, 60s, Tracked with Vixen POLARIE

こちらは合成前の一枚。写っている星の数が全然違います。

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Olympus OM-D E-M5 ISO 3200, f/4, 20s, Courtesy of minority318

Flickr Contactsのフォトストリームを見ていると、昨夜の大体同じ時間帯に、OM-Dユーザーのminority318さんが亀岡市内でオリオン座を撮影しておられるのがわかりました。写真の構図を一目見れば、光害を避けるのではなく、活用しておられる様子が窺えます。広角端で換算28mmのレンズをお使いなので、三脚固定撮影で星を点像に留める限界の20秒の露出で、ISOは思い切って3200。OM-Dは有効画素1605万画素の4/3型LiveMOS、対してNikon D7000は有効画素1620万画素のAPS-C型CMOSで、噂によるとセンサーは同じSony製。センサーサイズと画像処理エンジンは異なるけれどその素性は似ていると思います。

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Nikon D7000 ISO 1600, f/2.8, 45s

拡大しないと判別できない小さな流星が三脚固定撮影中に一本、流れました。

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インターバル撮影で久しぶりに(と言ってもNikon D7000では初めて)北天のグルグル写真を撮りながら、私は小川のリラックスアームチェアに座り、Colemanのアウトドア・リバーシブル・ブランケットを羽織って、Nikonの古い双眼鏡(7×50 7.3° IF WP HP Tropical)を用いて冬の星空を堪能しました。木星のガリレオ衛星、ガニメデが見えたような見えていないような。5.2等星なので、倍率7倍の双眼鏡でも多分見えている。

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Sony DSC-RX100 ISO 1600, f/2.0, 30s

今年の3月上旬から中旬にかけて肉眼でも見えると予想されるC/2011 L4 (Pan-STARRS)彗星は夕暮れ時に西の空低い位置に現れます。SkySafariの予想によれば、近日点で+0.5実視等級。いつもの星空観察地は西が山なので、Pan-STARRSは恐らく尻尾の先っちょぐらいしか見えない。見られるのは最初で最後の彗星なので、3月上旬までに彗星観察に適した場所を確保しておかなければなりません。西が開けた場所と言えば…

Starry Night with Nikon D7000 — Part 2

湖面に反射する星空が撮れないだろうかと思い、昨日の深夜に琵琶湖畔まで行きましたが、点滅する灯台の光など、思いの外、様々な光害があり、風も吹いていて湖面が波で揺れているので撮影は断念しました。私が理想とする湖面に反射する星景写真は、山の上にある小さな池で風が吹いていない時でしか撮影できないのかもしれません。空が澄んでいる冬の山で小さな池があるところは、積雪で通行止めになっているし、この季節はそもそも無理がある。

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Sony DSC-RX100 ISO 1600, f/2.0, 30s

ということで、湖面に反射する星景写真は諦めて、撮影地はいつもの近場の山に落ち着きました。近場と言っても都会に住む人なら、こんな山奥に夜に一人で入って怖くないのか?と思うような人里離れた山の中です。周囲には野生の鹿とイノシシぐらいしかいません。ツキノワグマは多分、冬眠中。地面は雪で覆われているので、三脚は積もった雪に突き刺すようにして固定。カメラの向きを調整する時、車を整備する時に使うマットを雪の上に敷いています。レンズの鏡筒に巻き付ける結露対策用の「巻きポカ」と膝当て用のマットはこの時期の撮影には必需品。腰に貼る使い捨て懐炉とヒートテックの上下、靴下も。

凍てつくように寒い夜中に星を見に山に登る自分は、天文少年だった頃と何も変わっていない。命の次に大事にしていた五島光学の屈折式望遠鏡と岩のように重い赤道儀、アイピース一式、赤いセロハンを被せた懐中電灯を自転車の荷台に載せて、光害の影響が少ない山を目指したものです。途中で、パトロール中の警察官に停止されることが何度かありました。星を見に行くと言ったら、「ご苦労さん、頑張りや!」と訳もなく励まされたのを覚えています。

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Nikon D7000 ISO 2000, f/2.8, 40s, Tracked with Vixen POLARIE

今夜はISO感度を思い切って上げてみました。Vixen POLARIEは1/2星景モードに設定。露光は40秒と控えめ。左上から右下にかけてうっすらと冬の天の川が写っています。星景写真にはうってつけの落葉した広葉樹をフレームの中心に置きました。Nikon D90で感度をこんなに上げると全体が青っぽく写りましたが、D7000は青っぽくなりません。Apertureでホワイトバランスの色温度と彩度、鮮明度を調整して意図的に少し青っぽくなるように補正しています。

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Nikon D7000 ISO 2000, f/2.8, 60s, Tracked with Vixen POLARIE

同じISO 2000でも露光時間を40秒から60秒へと長くすると、明るい星がより大きく写ります。

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Nikon D7000 ISO 3200, f/2.8, 30s, Tracked with Vixen POLARIE

今度はISOを3200に上げて、露光時間を30秒に短くしました。より暗い星が写るかと思ったのですが、結果は逆であり、ISOを下げて露光時間が長い方がノイズを少なくしながらより多くの星を撮ることができるようです。

およそ1時間半の星空撮影中に明るい流星を2本、確認しました。1本目は北から西方向に山の稜線をかすめるようにゆっくりと流れたオレンジ色の火球クラス。タバコの火の粉が風に吹かれて飛んだのかと思うような感じでした。2本目は天頂付近から西の空に長い軌跡を描きながら落ちる明るい流星。いずれもノイズリダクション中でした。しぶんぎ座流星群は終わったと思っていたので油断していました。

Nikon D7000で撮影した上の画像3枚はいずれも長秒時ノイズリダクションはオフで、念のために準備していたダーク画像との合成もしていません。1/2星景撮影モードで追尾した一枚の画像をApertureで補正しただけです。(上述のホワイトバランス、彩度、鮮明度に加えて、レベル補正、カーブ、コントラストも調整してあります。)期待していた通り、熱ノイズは少ないです。換算16mmのレンズなら露光時間をもっと伸ばしても良いかもしれません。

カメラをもう少し、南(左)に向けるとオリオン座が写りますが、今夜はモノマニアック(偏屈)魂を発揮し、敢えてオリオン座を避けて、冬場はなかなか綺麗に撮れない天の川を狙いました。

Starry Night with Nikon D7000 — Part 1

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雪が溶けずに残る寒い夜でしたが、Nikon D7000で星空撮影の試写を行いました。レンズはいつものTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)で広角端、絞りはf/3.2、ISO 1250で20秒間の三脚固定撮影。プレアデス、木星、オリオン座の明るい星が際立つようにApertureで補正してあります。長秒時ノイズリダクションはオフの設定ですが、D90と比べると、気になるノイズはほとんどありません。

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こちらはVixen POLARIEに載せて追尾しながら20秒間の露光で撮影した数枚の画像を合成したもの。露光時間をもっと長くした方が、暗い星がより多く写っていたと思います。ISOも2000〜3200ぐらいまで上げても良かったかもしれません。

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カメラボディーや三脚に霜が付着しましたが、巻きポカで温めたレンズに結露は皆無。凍てつく真冬の空を眺めていても流星は一向に流れないので、早めに退散しました。足跡のほとんどは私が残したものではなく、鹿のもの。

Kenko LCD Guard Film for Nikon D7000

Kenko LCD Guard Film for Nikon D7000

Nikon D7000の液晶画面は二つありますが、その両方を保護するKenkoのD7000専用液晶プロテクター2毎組が届いたので、液晶画面に貼りました。

Kenko LCD Guard Film for Nikon D7000

先ずはボディー上部の表示パネル。小さいのでこちらの方が貼りやすいかと思いましたが、ボディー背面の液晶モニターに貼る場合と難易度はさほど変わりません。左側ペンタ部に作業スペースがほとんどないので、位置合わせが困難。しかし、貼り直しができるので、失敗しても大丈夫。

Kenko LCD Guard Film for Nikon D7000

背面の液晶モニターは、ブロアーで埃を吹き飛ばしながら作業しましたが、それでも糸くずがプロテクターの方に付着してしまい、丸めたセロテープで糸くずを取り除きながら貼付作業を行いました。貼り直しは二、三回。気泡ができるような埃はすべて除去できたので、綺麗に仕上がりました。この液晶プロテクターは比較的、厚みがあるタイプなので貼り直しが容易です。

Nikon D7000 — Unboxing

Nikon D7000

化粧箱から取り出したNikon D7000ボディー。バッテリーとレンズ未装着のボディーは思っていたよりも軽量。

Nikon D7000 Accessories

アクセサリー類は専用のボックスに収めてありました。開封時にこういう写真を記録しておくと、2、3年後にまた売却して新しいボディーが欲しいと思い、買取上限金額を目標に査定に出す時に役に立ちます。結束バンドも含めて包装資材はすべてまとめて化粧箱に戻しておくと欠品もなくなります。ストラップとアイピースキャップ、AVケーブルは使わないので開封すらしません。紙のマニュアルも読まないので、そのまま化粧箱に戻します。マニュアルが必要な時は、NikonのサイトからPDFのUser’s ManualをダウンロードしてiMacやiOS機器で閲覧します。

Nikon Battery Charger MH-25

D90用のバッテリー、EN-EL3eはサイズが約39.5 x 56 x 21mm、定格容量は7.4V/1500 mAh、質量約80gに対し、D7000用のリチウムイオン電池、EN-EL15はサイズが約40 x 56 x 20.5mm、定格容量は7.0V/1900mAh、質量約88gの大容量。チャージャーの形状も大きく異なります。

Nikon Battery Charger MH-25

クイックチャージャーはランプが点滅している時は充電中、充電が完了するとランプが点灯します。充電完了を示す英語表記が何か変。”END”と書いてあります。何の端っこでしょう?正しく表記するのであれば、”DONE”, “COMPLETE”, “FINISHED”とかにすべきかと思います。D90用のクイックチャージャーも同様の表記でした。世界の「ナイコン」だから、製品の英語表記に誤りはないと思っていましたが、そうでもないみたいです。

Nikon D7000 Body

外面は一見、D90と瓜二つですが、細部はかなり違います。中身は完全に別のカメラ。

Nikon D7000 Body

背面の操作ボタンの配置に関しては、再生ボタンの位置が異なり、ライブビューボタンがライブビュースイッチになり、動画記録ボタンが独立しました。D90では誤って動画記録したことが何度もありました。液晶保護フィルムが未着なので、モニターカバーはまだ付けたまま。

Nikon D7000 Body

モードダイヤルが二段になっていて、下段はシングル、低速連写、高速連写、セルフタイマーなどを選ぶリリースモードダイヤルになっています。

Nikon D7000

SDHCとSDXCに対応したメモリーカードスロットは二つあります。

Tsuchiya Kaban Natura Camera Strap

D90で使っていた土屋鞄製ヌメ革カメラストラップをD7000に取り付けました。

Nikon D7000

D90の吊り金具タイプよりもアイレットに三角環を取り付けるこちらのタイプの方が革製ストラップの摩耗を低減することができます。

Nikon D90 Sold

Nikon D90 18-105 VR Kit

3年前の12月19日に購入して以来、主にモータースポーツと星の撮影に使用していたNikon D90を家電量販店で売却しました。18-105 VR Kitが今月中旬、一気に買取上限価格が7,000円も下落し、¥28,000になりました。ボディーのみの場合は上限価格が¥25,000であり、差額は僅か¥3,000。その金額ではAF-S DX Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G ED VRは中古でも買えないし…

査定してくれた店員さんと相談した結果、この差額ならボディーだけをお売りになってレンズは手元においておかれた方が良いですよ、とのことで、助言に従い、ボディーのみをキット用のボックスに入れて、売却することにしました。査定の結果、ボディーの外箱が欠品しているという扱いになり、その分、マイナス¥1,000になりましたが、上限に近い¥24,000で売却することができました。

各社が歳末セールでカメラを安く販売するこの時期に私はカメラの価格が気になり、毎日のように、お目当てのカメラの価格動向をチェックしていました。そのお目当てのカメラとは、やはりモータースポーツ(F1など)と星という両極端な動体被写体の撮影を主用途として、絞り込んだのがOlympus PEN E-PL5とNikon D7000です。高感度耐性とアンプノイズ(長時間露光時の熱ノイズ)の処理に優れていて、オートフォーカスが正確且つ俊足であり、連写性能もそこそこ、そして何よりもFマウントのレンズ資産や手元にある各種アクセサリーが生かせるモデルと言えば選択肢はそれほど多くはありません。E-PL5の場合は、星撮り専用機になりそうなので、Nikon D90は手放すことができなくなります。と言うことは、自ずとこれしかないということで…

Nikon D7000 Box

某掲示板や他の方のブログで、およそ2年前に発売された防滴防塵、マグネシウムボディーのNikon D7000がAmazonで破格値になっていることを知り、注文しました。カートに入れてレジに進み、注文を確定する直前に10%引きになるというプロモーションでした。表示価格、¥65,266が10%引きになって¥58,740でした。この一週間ほどで、何度も在庫切れになったり、また在庫ありになったりを繰り返していました。多分、私と同じように、カートに入れたり出したりする人が少なからずおられるのだと思います。Nikon D90ボディーの売却で得た金額を差し引いた持ち出し価格、¥34,740で、18-105 VRが手元に残りました。D7000の18-105 VRレンズキットは現在、¥83,355なので、D90の買取上限価格は下落したけれども何か、得をした気分。

Nikon D7000 Announced

事前にリークした仕様とほぼ同じハイスペックなAPS-C (DX)中級機、D7000が正式に発表になりました。D90の後継機ではなく、D90とD300sの間を埋める位置付けとのことですが、スペックを調べると、D300sと同等か、さらに高性能。しかし、サイズと重量はD90に近い軽量コンパクトボディー。「その力は、想像を超える。」とか「挑発的なまでのパフォーマンスを凝縮。」といったコピーが使われています。競合メーカーにとっては、発売時価格も挑発的。ニコンダイレクトでの価格は¥138,000。カメラのキタムラ、ネットショップでは¥124,200。

上面と背面カバーにマグネシウム合金を採用し、接合部にシーリングを施した高い防滴防塵性能。SDXCカード対応メモリーカードダブルスロット。有効画素数16.2メガピクセルの新しいCMOSセンサー。フォーカスポイント39点、視野率100%のペンタプリズム使用一眼レフレックス式ファインダーなど。

D90を使いこなしていない私のようなユーザーには、持て余すであろう機能と性能が凝縮されています。ロゴマークがCから始まってもおかしくない高性能。これなら、モータースポーツや星撮りでも性能面で競合機に負けることはないだろうと期待します。

Nikon D7000 Rumors

Nikon D90後継機とされるNikon D7000は、9月21日から始まるPhotokina 2010の前に発表されそうですが、スペックが次第に明らかになりつつあります。以下、現時点で噂になっている仕様をまとめておきます。

Source: Nikon Rumors

  • 100% viewfinder
  • Dual SD memory card slots
  • Magnesium-alloy body
  • 16.2MP CMOS sensor (DX)
  • Expeed 2(画像処理エンジン)
  • 1080 HD video @24p, 720 @30p
  • 20 min. video recording
  • Save images from video
  • AF during video
  • Stereo mic input for video
  • 6 fps.
  • Virtual horizon
  • One touch video and/or live view
  • Improved ISO range: 100~25600
  • 39 AF points
  • Wireless flash
  • Weather proof
  • New battery system
  • No swivel display

予想価格はボディーのみ$1199とのことで、発売時実勢価格が10万円を切れば、ローエンド中級機としては非常に魅力的な製品になりそうです。型番から察するとハイエンド入門機という位置付けなのかもしれません。マグネシウム合金ボディーで防塵防滴。センサーは、先月発表になったD3100のもの(14.2MP)とは異なるようです。