Small Night Table — Part 3

最後まで栗の薄い板を用いた棚を取り付けようとしましたが、デザインを考えた時にない方が良いと判断しました。釘やビスは一本も使っていませんが、見た目以上に丈夫にできている。

耳付きの分厚い天板と脚部の構造が特徴的だと思います。

亜麻仁油を全体に塗布しました。

天板は思ったほど色が濃くなっていない。白太が多いのでそのように見えるだけかもしれません。あるいは荏油だったらもう少し、濃い色になったのでしょうか?

天板の高さがおよそ460ミリで、腰掛けることもできなくはありません。脚立ではないので天板の上に立つことはできませんが、強度的に座ることは可能。同じような構造でベンチが製作できるかもしれませんが、足は不要。

脚部の桜はオイルを塗装すれば色が濃くなりました。やはり木工には広葉樹が適している。


6月1日追記:

小さいナイトテーブルを義母宅のベッドサイドに設置しました。レンタル中の介護用ベッドの高さが低く設定してありますが、この天板の高さ(460ミリ)でも使い勝手に問題はないかと思います。

畳の上でも安定しています。

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Small Bedside Table — Part 2

天板に取り付けるための短い角材も桜に変更しました。これで天板以外の材はすべて広葉樹になります。

杉材のように軟らかい針葉樹は、許容誤差1ミリ未満の家具製作には適していません。いつも木工師匠が言うように、杉のような軟らかい針葉樹では細かな加工はできません。隙間がほとんどない溝に材を叩き入れると割れてしまいます。

この桜の材は欅ほどではないもののまあまあ硬い材なので、1ミリ未満の精度で隙間なくピッタリと組むことができます。

4本の脚の間に2本の桟を渡して、栗材を加工した棚板を取り付ける予定です。

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Small Night Table — Part 1

自宅で転倒して膝に怪我をした義母はおよそ3週間の入院の後、先日、退院しました。これまでは畳敷の和室に布団を敷いて寝ていましたが、起き上がるのに負担がかかるので、介護用ベッドをレンタルすることになりました。

こんなやつ。買えば高そうなパラマウントベッド。レンタル料は保険適用で月額千円しないそうです。認知症ではないので、ベッドに寝転びながらテレビを観たり、iPhoneでメッセージや通話をすることもあります。布団を敷いていたこれまでは畳の上にテレビのリモコンがあり、iPhoneを充電したりしていました。ベッドで寝起きするようになると、リモコンや目覚まし時計、iPhoneを置くナイトテーブルが必要になりました。

Cat ISONのトイレを改造した研ぎ台第一号は使っていないので、これをナイトテーブルとして使うか?と尋ねたところ、こんなに重くて大きいものは要らないということで却下されました。長めの脚がある華奢な洋風のナイトテーブルは畳の上では安定しないので、私はこれが良いと思ったのですが。

足の部分が上下逆

畳の上に置いても安定する、もっと軽くて小さなナイトテーブルを製作することにしました。天板は耳付きの杉板、脚部は主に桜を使用します。

天板となる杉板の裏側に溝を彫って、脚部を固定する角材を溝に通します。

この角材にも溝を彫って木工接着剤で固定する計画です。

手元にある金属製の最も長い端金を端から端まで使ってギリギリ固定できました。

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Ise Jingu Miyama Cedar — Part 2

Miyama Cedar 伊勢神宮 御山杉

先週土曜に支払いを済ませて取り置きしていた御山杉一枚板二枚を持ち帰りました。一人では動かせない大きさと重さなので、木工師匠に手伝っていただきました。素性がわかった希少極まりない貴重な杉板は大事に保管しなければならず、しばらくはガレージ奥の方に立て掛けておくことにしました。こんなところに置いたら邪魔になるとは口が裂けても言いません。

気になる樹齢を数えてみました。二枚のうち、幅がより広い方は年輪を数えた位置で幅686ミリ、厚み69ミリ、長さ2,040ミリ。こちらの一枚板はダイニングテーブルの天板として使えるかもしれません。

中心の位置が正しいとすれば、年輪を数えた樹齢はおよそ239年。倒れたのが2017年台風21号による被害が原因であるとすれば、西暦1778年頃の生まれになります。和暦でいえば、安永7年。アメリカでは独立戦争真っ最中。

2025年6月29日追記:この御山杉を挽いた大西製材所社長によると、直径は150センチほどあったとのこと。手元にある製材されたこの一枚板は、幅が70センチほどですから中心からかなり逸れた部分を挽いた材であると思われます。樹齢はおそらく300年は軽く超え、木の中心から数えれば500年近くはあったであろう老木であることが判明しました。

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Woodworking Market 2025

木工師匠が今年は「かんじる比良」への出展を辞め、代わりに一週間後に開催される「暮らしの木工市」に出展されることになりました。私も同行することになり、一輪挿しとコースター、箸を便乗出品させていただきます。

昨夜から雨が降っており、出発時は霧雨のような雨が降っていてはっきりしない天候。午前7時頃に師匠宅に徒歩で到着し、お借りしている軽トラで欅の一枚板を自宅に取りに帰ってから、師匠宅に戻って展示用備品と商品(木工作品)を積み込みました。7時半に会場に到着する予定でしたが、出発した時刻がすでに8時10分前。

新参者に割り当てられた場所は最も入り口に近いところ。会場に到着したのが最も遅かったので遅れを取り戻そうと慌てて設営しました。設営が終わる前にすでにお客さんが…

昼前頃から止むと思っていた小雨が降り出したので、用意していたパラソルを立てたりと、何かと忙しい。

ディスプレイが下手くそなのか、商品そのものが今一つなのか、私が便乗出品したものは見向きもされない。

こちらは木工師匠の作品。午前10時から午後4時の間に師匠は数点販売されました。私は売り上げなし。積極的に売ろうとする姿勢がなかったと言ったら言い訳になりますが、他店の作家さんとの交流が楽しくて、自店を留守にしている時間が大半でした。

木工市に出展する人は基本的に趣味が似た人だろうと思いますが、バンブーロッドやランディングネットを製作する人が同じ滋賀県内にお住まいで、同じ日、同じ場所で開催されたこのような小規模な木工市に参加されていることに驚きました。フライフィッシング用のバンブーロッド製作の過程であるプレーニングフォームを用いた削り出しや焼き入れ、リールシートに用いる材、スネークガイドの取り付けに使う絹糸のことやトンキンケーンとか、そんな専門的でニッチな話題で話が通じる人は滅多におられません。

名刺をいただきました。「伝兵衛」という名称でinstagramに画像をアップされています。最近、使っていなかったインスタグラムをSafariで開いて早速、フォローさせていただきました。

また、隣の区画で出展されていたスクーターのお姉さん(動物をテーマにした木象嵌アクセサリーの作家)は、私の元実家に近い所にお住まいであり、1990年台に私が勤めていた企業のコールセンターでアルバイトをされていたそうです。instagramでは「こばみつ亭」という名称で画像をアップされています。

Scrap Wood Storage

広葉樹の端材を主に収納する木箱を作りました。角材で枠を作ってから四方に薄いベニア板を貼りました。

荷重がかかる底板には少し厚めの合板を使用。移動に便利な把手も付けました。

最後に蓋を加工して完成。木箱の上に重いものを載せたり、座ったりできるよう、蓋にも厚めの合板を使いました。

およそ40 x 60 x 40センチの大きさなので、蓋に蝶番を付ければ宅配ボックスとしても使えるかもしれません。

Garage Sale (Kanjiru Hira)

今年のかんじる比良では晴耕舎は日曜のみの出店となりました。二日連続で午前10時前に到着。今日は木工師匠同伴です。

大きな一枚板はどうやらこの二枚のみでしょうか。左のセンノキ(栓)が50,000円、右のカエデが32,000円の値札が付いています。自社で製材したものかもしれません。

今年は去年と比べると少ないように思います。沖縄出身の大工さんに案内してもらいました。

今回、入手したもの。左の細長い角材はランディングネット製作時に使えるかと思って選びました。中央の板は木目が綺麗なクリ(栗)、右のギターのような形をした木材はトチ(栃)だそうです。木工師匠は栗の薄い板を何枚か、購入されていました。箱物を製作する際に使うそうです。

今年は出店されていない木工師匠宅に車を停めさせていただき、師匠が週に一度、通う木工教室を初訪問しました。

一輪挿しは流行りなのでしょうか。作品はどれもレベルが高い。

ホットパッドと書かれた丸い鍋敷、気に入りました。厚みは10ミリぐらいだったと記憶しています。輪切りしたものではなく、板を丸く切り抜いたのだろうか?参考にさせてもらおう。節穴を上手くデザインに取り入れている。

Subaru R1 — Broken Rear Windshield — Part 6

保険会社のアジャスターが来られました。Subaru R1のリアガラス以外の破損状況を確認し、修理した場合の費用を査定されました。所要時間は1時間ほど。修理費用を査定するのにデータベースにアクセスされていたようです。

リアガラスすぐ下の傷と車内の樹脂製パネルは我々も確認済みでしたが、今回、新たにバンパーにも小さな傷があるのを見つけたようです。今回査定された金額が賠償金になるそうです。

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Single-Flower Vases Made of Natural Wood and Glass Test Tubes

暮らしの木工市に出品予定の一輪挿し7点が仕上がりました。使用した材は、桜、欅、榧の端材。

左が桜、右が榧の端材を加工したもの。

試験管の径は13か15ミリ。中央から少しずらせて穴を空けました。すべて亜麻仁油で塗装してあります。

天然木を加工した一輪挿し、なかなか良いです。私の場合は花を楽しむというより無垢の天然木を見て楽しみます。

Ise Jingu Miyama Cedar — Part 1

天然木の端材や一枚板を去年の秋頃から破格値で購入しているグループホームでは毎月第3土曜にフリーマーケットが開催されます。昨夜から雨が降っていて、フリーマーケットは中止になりました。先日、グループホームを管理する工務店の社長に、御山杉であることがほぼ確実になった杉板を取り置きしてもらっていました。

10時半頃に改装中のグループホームに到着しましたが、社長が不在だったので、先に早めのランチをブランチ大津京に新たに出店したBURKER KINGで!

グループホームに戻ると社長が外出先から戻られていました。取り置きした御山杉の一枚板がこちら。天板に加工した板と同じ木から製材したものだと思われます。社長が集めたほとんどの材木は伊賀上野の製材所から仕入れたと言われていましたが、その製材所の名称がわかりました。

伊賀市の大西製材所とのことです。この杉の一枚板が御山杉であるだろうということを社長に話しました。この前は天然秋田杉かもしれないことを伝えましたが、ちょっと腑に落ちない様子でした。秋田県で伐倒された杉の原木を三重県伊賀市で製材するというのは確かにちょっと無理がある。伊勢神宮敷地内で、台風などの自然災害が原因で倒れた神宮杉が御山杉と名前を変えて、同じ三重県内の製材所に運ばれたと考えた方が納得が行く。

2025年6月29日追記:伊勢神宮内宮の敷地内で倒された神宮杉であることがわかりました。名称を御山杉に変えて、松阪または鈴鹿?で開催された市に出品され、それを大西製材所が落札し、同製材所で挽いた材であることが判明しました。

神宮杉が倒れたのは2017年の台風21号による被害が原因ではないだろうか?社長が大西製材所から仕入れたのは5、6年前と言われていました。2019年にも台風21号による大きな被害が関空であったのを覚えています。

2025年6月29日追記:大西製材所社長によると、この材を入手されたのは2017年ではなく、もっと前とのことです。

こちらの杉板も同じ木ではないかもしれないけれど、木目や樹齢、製材された寸法から判断すると、御山杉だろうと思います。

社長が非売品の切り株のことを思い出されました。なんと、この切り株は伊勢神宮の杉から製材した材木の端材だそうです。ひょっとしたらこの切り株と一枚板は同じ木から取れたものかもしれません。

2025年6月29日追記:大西製材所によると玉切りした時に穴がたくさんあるのがこの御山杉の特徴だそうです。

奥の方にも同じような非売品の切り株がありそうですが、この切り株を見せていただいて、今回、購入した杉の一枚板が御山杉である確証を得たように思います。すでに納品させていただいたあの天板も間違いなく、御山杉なんでしょう。

来週日曜の「暮らしの木工市」の時に御山杉の一枚板二枚を持ち帰る予定です。

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Subaru R1 — Broken Rear Windshield — Part 5

今日も大阪からの帰りにSubaru R1を預けているSuzukiディーラーに立ち寄りました。少し色が異なる純正リアガラスが取り付けてありました。乾燥させるのに24時間は必要なので、明日まで待って、レンタカーで引き取りに来る予定です。

リアガラス下のボディーにも飛び石による小さな傷があるそうです。(養生テープが貼ってある所)リアドアを開けた車内の部品にもガラス片による傷があり、この二点については実際に修理しなくても、賠償の対象になるそうです。後日、修理費用を保険会社のアジャスターが見に来るとのこと。

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Subaru R1 — Broken Rear Windshield — Part 4

お隣さん使用による芝刈り機の飛び石が原因で、Subaru R1のリアガラスが破損してから6日が経過した昨日、お隣さんが加入する保険会社から連絡がありました。代車費用も保険(個人賠償責任保険)でカバーされるとのことだったので、レンタカーを要請しました。

保険会社から依頼を受けたレンタカーの会社から連絡があり、その後、自宅まで代車となるレンタカー(Daihatsu ミライース)を持って来ていただきました。

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