
iPad Wi-Fi Onlyを使い始めて、およそ7週間が経過し、私なりの使い方が次第に明らかになりつつあります。自宅や職場で使用することがほとんどですが、そのいずれにも母艦であるAluminum MacBook (Late 2008)とiPhone 3Gが手元にあるという状況です。仕事でも使えるかと思い、試しにNumbersを購入してみたりしましたが、母艦での操作性と比較すると、能動的な作業での使い勝手が今一つのように思います。PDF化したMicrosoft OfficeファイルをiDiskに放り込み、iPadで開いて、LED Cinema Displayの代わりにiPadを母艦の外部ディスプレイのように使う方法、これは実用的だと感じました。

仕事ではなく、どちらかと言えば受動的な「閲覧」、あるいは気分転換にするゲーム、iBooksを用いた電子書籍の読書などに使うことが多くなっています。Google Mapsは、指で直接画面をなぞる感触が素晴らしく、iPadのマルチタッチディスプレイに合っていると思います。WebブラウジングはMac OS用Safariの方がずっと使い易いこともあり(特に”Top Sites”)、iPadでは自分のブログがどのように見えるかを確認する程度になっています。iOS用WordPressは日本語入力に完全対応していないし、SafariもWordPressがうまく動かないので、ブログの記事投稿はiPadではできない状況です。また、短いメールは、さっとポケットから取り出せるiPhone 3Gの方が素早く送信することができます。

すぐ近くに母艦のMacBookと多機能携帯端末であるiPhone 3Gがあるような状況では、使い勝手が良い方を無意識に選んでしまうので、意外と屋内ではiPadの出番が多くはありません。前置きが長くなりましたが、iPadを使いたいと思うのは、手元に母艦であるAluminum MacBook (Late 2008)がない時、すなわち、外出時です。となれば、3G電波を受信できてGPSを内蔵しているiPad Wi-Fi + 3Gが必要になります。
外出時にGoogle Mapsで地図を見たり、ネットに繋いでこれから買おうとしているものの価格や製品特徴、機能を調べるとか、あるいは待ち時間の有効活用に本を読んだりWebをブラウズするとか。当初は自宅のソファに腰掛けて使う時間が最も長くなると予想していましたが、実際に使ってみると、外に持ち出して使いたくなるということです。

iPad Wi-Fi Onlyと同時に購入したiPad Camera Connection Kitは、長い間、開封すらしていない状態でした。自宅では撮影した画像RAWファイルは、母艦に直接読み込むので、iPadに読み込む必要性が見当たらないということです。Apertureで現像したファイルを後からiPadに同期させれば事足ります。新しく入手したiPad Wi-Fi + 3Gなら外出時に撮影した写真をiPad Camera Connection Kitを用いて、iPadに読み込んで、その場でiDiskなどのクラウドサービスにアップロードすることも可能です。
機動力があるこのiPad 3G版は、MacBook White (Late 2009)を母艦にしています。