Fixing The Gutter — Part 10

入梅を前に母屋の軒樋を掃除したはずなのに、雨水が竪樋へと流れずに軒樋から溢れている。軒樋の端から漏れる状態は去年から放置していたので、修理します。

竪樋に流れなかった原因は落ち葉対策のネットでした。この部分に網戸のネットを置いていました。網目が細かすぎて、泥状になったゴミがネットに堆積し、雨水が軒樋に滞留する状態でした。網戸のネットは廃棄し、雨樋用の網目が大きいネットに交換しました。

軒樋の端部は10センチほど延長して、破風を覆う板金を曲げて軒樋の中に入れることにより、西側端部からの漏水も止めることができました。

今回の雨樋修正作業で学んだこと

  • 水は上から下に流れることは鉄則として肝に銘じておくことは基本中の基本だが、障害物がある場合、その障害物を伝って斜め下方向に水が流れることもあり、障害物を念頭に入れた雨樋設置が重要である。

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Replacing Window Screens

我々と同じアメリカ人ビルダーが建てたログハウスを売却されたブンブンさんから網戸の張り替えに関して相談を受けました。

売却した物件は購入予定の人が入居されるまで、空き家の状態であり、物件の名義変更と明け渡しを前に、網戸の一部がカラスの被害に遭ったそうで。現状復帰する責務が現在のオーナーであるブンブンさんご夫婦にあるとのことで、網戸の張り替え方法を、同じ米国仕様の網戸を張り替えた経験がある私が指導することになりました。

私が自宅の網戸を張り替えたのは6年前のことで、やり方をすっかり忘れていたので、YouTubeで復習しました。

太さが異なる二種類のローラーとヘラが一体化した便利なツール、これ網戸の張り替えには必須です。

古い網を取り除きます。網押さえのゴムは小さなマイナスドライバーや先端が尖ったきりなどを用いて、取り出します。

こうした作業でも自作の馬が役に立ちます。網戸は高さが2メートルほどあり、床の上に置いて作業すれば、腰が痛くなります。(経験者談)

張り替える網戸は二つあり、一つ目の張り替え作業の多くの手順で私が手を貸しました。

コーナー部分から網押さえのゴム(3.5ミリ径)を溝に入れて…

ローラーを持つ右手よりも左手で網を引っ張る加減が重要。

カーテンをご自分で縫われる裁縫の腕前ですから、言葉では表現できないコツを一旦、体得されると、もう私は見ているだけ。

新居でもいつかご自分で網戸の張り替えをされるかもしれません。

Installing Kitchen Panels

キッチンのコンロ周辺に、いただいたシステムキッチンのパネル端材を取り付けます。上の画像は循環式キッチンファン改造時に新たに貫通させた穴。この穴をパネルで塞ぐと同時に、油汚れ対策とします。

まずは南側のログウォールに丸鋸で加工したパネルをビス留めしました。

穴が空いていた東側も取り付け完了。以前は油汚れ対策にアルミホイルが貼ってありました。ざらざらの丸太とは違い、表面がツルツルしているので、容易に油汚れを取り除くことができるようになりました。

Squeaky Floors

昨年末に改修した浴室脱衣場の無垢材フローリングで床鳴りが発生しています。施工直後から特定の位置でペチペチというどことなく安っぽい音が響きます。

自分で張った床が鳴るのは自業自得ですが、この脱衣場の床に関しては、プロの施工スピードに付いて行くことができなかったので、プロに施工をお願いしました。近くで作業の様子を見ていた時、1液型ウレタン樹脂系の接着剤を使用されているのを確認しています。特定の部分で床鳴りするのは、すべての床材に接着剤を塗布していないことか、実部分の施工不良が主たる原因であると思われます。軋むようなギューギュー音であれば、床材の下にある捨て張り合板かさらに下の根太に問題ありだと思います。スペーサーを使われていなかったので、隙間がほとんどありませんが、この施工方法にも問題があったのかもしれません。

私が施工した階段下スペースの床材は、針葉樹のパイン材なので、スペーサーは使わずに隙間なく張りました。一般的な木工ボンドをすべての床材に塗布してありますが、今のところ、ペチペチ音や軋み音はありません。

脱衣場の床鳴り問題は、床材を全面的に解体することなく解決できそうにないので、不本意ではありますが、この状態で使用することとします。

Moving TV Antenna

斜めお向かいさん別荘宅のテレビアンテナを移動する作業を手伝いました。これまでは出入り口の真上、棟木の丸太先端に取り付けてありました。そのアンテナケーブルが屋根上配線となっており、積雪時に雪の重みで切れそうになっていました。二連梯子を使い、丸太先端に取り付けられたアンテナを取り外し、東側のベランダ上方の破風板に移動させました。

同じアメリカ人ビルダーが建てたログハウスなので、ブースターの設置場所も同じ。邪魔になった樹木の枝打ち作業を含めておよそ2時間の所要時間で、地上およそ10メートルでの高所作業を終えました。梯子に昇ったのは、最も若年の私。

Installing Moen 7425 Chateau One-Handle Low Arc Kitchen Faucet — Part 3

水道メーターの元栓を閉めて、既設の古い混合水栓(MOEN M7500)を取り外し、新しい混合水栓(MOEN 7425)をキッチンシンクに取り付けます。

シンク下のシャットオフバルブを閉めて蛇口を開き、水道管に残った水が排水されるのを待ってから、給湯ホースをシャットオフバルブに接続するナットをモンキーレンチで緩めました。ナットは予想通りに固着していましたが、思っていたより簡単に緩みました。

新たに取り付けるホースのナットと同じ3/8″であることを確認。パッキンが付いているのでテフロンテープは不要。

シンク下にあるプラスチックのナットと給水/給湯管を蛇口本体に接続する金属のナットを緩めるには、メルカリで買ったRIDGID製水栓レンチ必須です。レンチやスパナを回すスペースがないし、指先も届かない。

シンクの下は所々に錆が発生していますが、陶器製なのになぜ錆びるのか不思議に思い、得意のネットで調べるとこのKOHLER製のシンクはEnameled Cast Iron(琺瑯引きの鋳鉄製)とのことで、陶器ではないことがわかりました。シンクの裏側は鉄なので塗装していたとしても水漏れや湿気で錆びて当たり前。

シンク上からデッキプレートごと、混合水栓(MOEN M7500)を引き抜きました。

MOEN M7500

先代の混合水栓は外見は現行品とそっくりですが、内部構造は別物。左右の二つの穴に給水管と給湯管を通すようになっていました。現行品は一つの穴に給水ホースと給湯ホース、オプションでシャワー(スプレー)用のホースを通すようになっています。

新たに取り付ける混合水栓(MOEN 7425)は中央の穴一つのみ使用。左右の二つの穴を塞いで隠すためにデッキプレート付きの製品を選びました。

デッキプレートをシンクの上に載せました。穴のサイズがぴったりなのは、規格サイズだからでしょうか。

二本のホースを中央の穴に通して、スパウト(吐出口)とレバーをデッキプレートの上に載せました。この先はシンク下からの狭所作業となり、単独での作業は一苦労。シンク下から金属製(多分、アルミ)のC形取り付けナットを溝に合わせて締める際に蛇口本体がぐらぐらするので、誰かに蛇口を押さえておいて欲しいところですが、今日は役立たずの猫しかいない。猫の手は借りれないのでガムテープで一時的に固定しました。

手で締めると言っても、シンク下で仰向けになったら指先が届かない。YouTubeで予習していた時、シンク下に入らず、しゃがんだ状態でキャビネットの外から片手を伸ばしている人がいたのを思い出しました。外人は腕が長いので外からでも手が届くのかと思っていましたが、実際はその体勢の方が手が届きやすいことがわかりました。

混合水栓の着脱方法を解説する動画を何本か観ましたが、作業する人は誰もが共通して、あー!とかうー!とか呻き声を上げながら作業されています。なぜ呻き声を上げるのか、やってみたらわかります。

C形取り付け用ナットを増し締めするには3本のビスをプラスドライバーで締める必要がありますが、そのうちの1本をキャビネットの裏側に落下させてしまいました。キャビネットを破壊するか、シンク上の化粧板を取り外して、上から拾い上げるか… いずれにしても作業を中断しなければならないか…

暫し考えると、そもそも3本のビスは水栓レンチを使わなくてもナットを上方に押し当てるようにして取り付けるためのものであり、水栓レンチを使ってナットを増し締めすることができればビスは不要なはず。

二本のビスだけ使い、後はRIDGID製の水栓レンチでC形ナットを掴んでこれでもかというぐらい、増し締めしました。私が生きている間にこの混合水栓を取り外すことはないかもしれませんが、取り外す際は苦労するでしょう。

給水/給湯ホースをシャットオフバルブに接続して、通水試験しました。問題ありません。ホースを左右逆に接続し直したので、レバーを右に回せば、水、左に回せば、湯が出るようになりました。床下の配管が間違っていたため、以前は逆になっていました。

スパウトは360º回転します。先代のM7500はレバーが360º回転したので、水とお湯の境界がわかりづらかったのと比較すると、新しい7425のレバーはおよそ90ºの回転なので、使い勝手が良くなりました。

米国仕様の混合水栓取り付け作業の難易度:5段階で4(適切な工具があれば2)

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Installing Moen 7425 Chateau One-Handle Low Arc Kitchen Faucet — Part 2

予定日よりも6日も早く、Amazon USで購入したキッチン用混合水栓(MOEN 7425)が日本郵便で届きました。発注日が1月21日なので2週間ほどで到着したことになります。関税、売上税、消費税は不要でした。

水漏れした古い混合水栓は米国製だと思われますが、その後継モデルであるこちらの製品は台湾製。施工説明書が同梱されていましたが、既にAmazon USのサイトから施工説明書はダウンロード済み。

Mitutoyoのノギスで給水/給湯ホースの外径を調べると、3/8″。既設のシャットオフバルブに適合するはずです。(日本国内で販売されている蛇口の給水/給湯ホースは径が1/2″なので、既設のシャットオフバルブに適合しません。)シャットオフバルブを日本仕様のものに交換すれば、IKEAの製品を含め、国内で販売されている製品が使えるのですが、今回はAmazon USから安く個人輸入できたので、米国仕様のMOENの混合水栓で良しとしよう。

いつものようにCat ISONによる検品も問題なさそうです。MOENの製品は米国とカナダでは生涯保証が適用されますが、海外ではどうなんでしょう?

2本のホースは蛇口本体と一体型となっており、水漏れの可能性を低くしているようです。

デッキプレートは、シンク下からC形の取り付け用ナットを蛇口本体の溝に合わせて時計回りに回転させ、シンク面から1/2″以内になるまで手で締めてから、ナットに予め取り付けた3本のビスをプラスドライバーでさらに締めることにより、固定させるようです。この方法なら水道屋さんの工具バッグにしかない水栓レンチは不要ということでしょうか?

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Installing Moen 7425 Chateau One-Handle Low Arc Kitchen Faucet — Part 1

Amazon USに発注したキッチン混合水栓(Moen 7425 Chateau One-Handle Low Arc Kitchen Faucet, Chorome)を追跡してみました。発注時の案内では到着は2月9日で今も予定日は変わらずですが、既に成田に到着し、通関を終えて、国内の宅配業社に引き継がれたようです。

船便かと疑っていましたが、荷物はニューヨークのJohn F. Kennedy国際空港から成田空港へ空輸されたようです。

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AP O-ring Set (AP070819)

MOEN M7500の交換作業が実施できるまでに、蛇口根本からの水漏れを食い止めることができるかもしれないと考え、近くのAstro Productsで419個入りのO-リングセット(AP070819)を買って来ました。

このセットの内容は以下の通り。

番号リング内径(mm)リング厚(mm)入数
R-01Ø3.0T1.520
R-02Ø4.4T2.020
R-03Ø5.0T2.018
R-04Ø7.0T1.523
R-05Ø10.0T1.523
R-06Ø13.0T1.523
R-07Ø10.0T2.514
R-08Ø11.0T2.513
R-09Ø13.0T2.514
R-10Ø14.0T2.513
R-11Ø16.0T2.514
R-12Ø18.0T2.514
R-13Ø19.0T2.513
R-14Ø21.0T2.514
R-15Ø22.0T2.513
R-16Ø18.0T3.510
R-17Ø20.0T3.510
R-18Ø22.0T3.510
R-19Ø23.5T3.510
R-20Ø25.0T3.510
R-21Ø26.5T3.510
R-22Ø28.0T3.510
R-23Ø30.0T3.510
R-24Ø31.0T3.510
R-25Ø33.0T3.510
R-26Ø34.5T3.510
R-27Ø36.0T3.510
R-28Ø38.0T3.510
R-29Ø41.0T3.510
R-30Ø44.0T3.510
R-31Ø47.0T3.510
R-32Ø50.0T3.510

バルブ回りに3つあるO-リングの内径をノギスで調べると、上2つの内径は21ミリ、付け根の部分に使われているO-リングはおよそ内径24ミリであることがわかりました。上2つはØ20.0ミリ、厚み3.5ミリのR-17に交換しました。下1つはØ23.5ミリ、厚み3.5ミリのR-19に交換したところ、劣化した古いO-リングは厚みがほとんどない状態だったので、新しいO-リングを使うと、厚みがありすぎて、スパウト(吐出口)が嵌まらない。最下部のパッキンはなしでも良いかと考え、蛇口を元通りに戻して、通水試験したら、水漏れは発生しなくなりました。

MOEN Single-Handle Kitchen Faucet Leaks — Part 5

シンク下のナットを緩める特殊工具がメルカリで売っていないか、「水栓レンチ」をキーワードで調べると、いくつかヒットしました。今回のキッチン蛇口交換作業で、シンク下から緩めるナットのサイズは二種類あり、ナットのサイズに合わせて幅が調節可能な工具は…

探すと新品未開封品を出品している人を見つけました。なんと、米国製RIDGIDの伸縮式シンクレンチ(Model 1017)が ¥1,500+送料で。

ナットを掴むヘッド部分は180º可動式で、10〜32ミリまでの大きさのナットに対応。

シンク下に潜り、目的とするナットに適合するかどうか試した結果、問題なく緩めることが可能でした。

Amazon USへのリンクを張っておきます。

Amazon JapanではPAOCKブランドのものが販売されています。

Installing Moen 7425 Chateau One-Handle Low Arc Kitchen Faucet — Part 1へと続く。
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MOEN Single-Handle Kitchen Faucet Leaks — Part 4

キッチンシンク下のシャットオフバルブを閉めて蛇口を分解してみました。来月上旬に到着予定の新しいキッチン混合水栓(Moen 7425 Chateau One-Handle Low Arc Kitchen Faucet, Chorome)をDIYで取り付ける際に必要となる工具を確認し、作業手順を予習することが目的です。

予想した通り、壁から出ている給水管と給湯管が左右逆になっていました。通常は左が湯(H)で右が水(C)ですが、蛇口ハンドルが二つある洗面所も逆に取り付けられていて、入居間もない頃に接続をやり直してもらった記憶があります。ハンドルが一つのキッチンの場合はそんなに不便を感じなかったので、逆のままでした。

ハンドルキャップを外し、ネジを緩めてレバーを外しました。

レバーの樹脂パーツがかなり劣化しています。

ナットを緩めて取り外すと、

カートリッジが見えますが、このカートリッジを引き抜くのが困難。

固着したカートリッジを引き抜く前に、保持クリップを取り外す必要があります。

これが保持クリップ。

29年間、一度も交換していないカートリッジを引き抜くには、ちょっとした工夫が必要。2本のマイナスドライバーをお箸のように左手で持ち、3本目のドライバーを間に入れて、回転させるとカートリッジが緩みました。

KNIPEX Cobraでも緩めることが可能でした。

緩むと後は簡単。指で摘んで引き抜きました。

ハンドルを取り外したら、品番が刻まれていることに気付きました。Model 7300だと思っていましたが、実際はM7500でした。

水漏れの原因はO-ring、特に下側のパッキンが劣化しています。

蛇口を交換する際はシンク下のナットを緩める必要がありますが、工具を入れる十分な空間がありません。指は何とか届きますが、手でナットを緩めることは不可能。Basin Wrench(シンクレンチ)と呼ばれる特殊工具が必要です。

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MOEN Single-Handle Kitchen Faucet Leaks — Part 2

蛇口付け根の部分から水漏れしているMOENのキッチン用混合水栓7300の修理方法を検討した結果、劣化しているであろうバルブのパッキン(O-ring Single Pack 96778)3個を交換すれば修理できそうなことがわかりました。US Amazon(amazon.com)で調べてみると、パーツの価格、$6.12にグローバル送料$7.34を加えて、合計$13.46で購入できることがわかりました。同じパーツが日本のAmazon (amazon.co.jp)では並行輸入品が5倍近くの送料込み¥3,935で販売されている。納期は大体同じか、自分で輸入した方が早い。日本のAmazonに出品している人は、受注後にアメリカのAmazonに発注して、転売しているのではないかと疑いたくなります。

スプレー(シャワー)がないModel 7300の交換用カートリッジ(1220または1225)も併せて輸入すべきかもしれません。こちらは$15.93+送料$7.45=$23.38で入手可能。

Amazon USのAssociate Programに登録しました。

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MOEN Single-Handle Kitchen Faucet Leaks — Part 1

我々が暮らすログハウスは今年で築後29年を迎えます。20年前の入居時にウッドデッキの撤去と木製ポーチの新設、洗濯機置き場の新設、キッチンと洗面所、トイレの床材変更、木製小屋の新設、棟部分の屋根材補修、KOHLER製トイレの水漏れ補修、トイレ内に手洗い器新設、キッチン換気扇の屋外排気化などを実施しました。入居後の大掛かりなリフォームとしては洗い場の仕様変更とシャワーユニットの設置、ガルバリウム鋼板の屋根葺き、雨樋の取り替え、セントラルエアコンの撤去とルームエアコンの設置、KOHLER製トイレのパーツ交換など。そして昨年末には水回りとしては最も大掛かりなリフォームである、TOTO製のシステムバスを導入しました。

水回りでこれまで一度も不具合が発生しなかった、キッチンの蛇口付け根の部分から微妙に水漏れしていることを先日、発見しました。得意のネット検索で調べると、不具合が生じたこの混合水栓は1990年代の製造と思われる、MOENのModel 7300であることがわかりました。(追記:分解した結果、Model M7500であることが判明しました。)

床下の給水管、給湯管は日本仕様のものが使われていますが、床上の住宅設備であるキッチン及び洗面所、トイレなど水回りの部材を含むすべての設備は米国仕様なので、故障すれば修理が厄介なことになります。近くのホームセンターでは修理用部品は取り扱っていないし、国内に代理店があったとしても修理部品は法外な価格が設定されていることが多々あります。

幸いにも備え付けの住宅設備は米国では誰もが知るブランド品なので、得意のネットで調べると、修理方法がわんさとヒットします。それに、GuamのKMartに買い物旅行しなくても、アメリカのAmazonから通販で個人輸入もできます。日本のAmazonに出品する業者の価格と比べて、送料込みでも半値以下の場合もあります。

水漏れの原因は吐水口のパッキン(96778)の劣化であると思われます。29年間、一度も交換することなく、水漏れしなかったことが驚異的。

MOEN Single-Handle Kitchen Faucet Leaks — Part 2へと続く。

Bathroom Remodel — Part 37

浴室から撤去したシャワーユニットとバスタブを解体して、金属とFRPなど、金属以外のパーツに分別しました。意外と手間取ったのがこのシャワーユニット。壁パネルは薄いFRP製だったので、ディスクグラインダーで小さく刻みました。

3人で運び出したバスタブは底に付着していたモルタルとジャグジー用のモーターを取り外すと、一気に軽くなり、思っていたより簡単にFRP製のバスタブを解体することができました。普段は新コロ感染対策のマスクをしない私も、ディスクグラインダーでFRPを粉砕する際はマスク着用が必須でした。粉塵が嫌な匂いを発するので、吸い込むと体に悪そうです。

モーターや換気扇、銅管、金具類などの金属パーツは、これまでに幾度となく回収をお願いしたリサイクル屋さんに無償で回収していただきました。金属なら何でも構わないということなので、床下に転がっていた古いガレージジャッキやセントラルエアコン用のブリキのダクト、浄化槽のポンプ、雪の重みで破損したガルバリウム鋼板製の軒樋、プリンター、カセットコンロ、その他もろもろを軽トラックに満載。最大5万円の廃棄費用を節約することができました。細かくしたFRP部材と樹脂製の配管は取り敢えず、床下に戻しました。

午後から脱衣場の間仕切り壁にIKEAで入手したガラス製の棚(BROGRUND)を取り付けました。

無垢材の壁なのでどこでも好みの場所にビスで取り付けることができます。

入浴時にiPhoneと眼鏡を置く場所ができました。落下の心配もありません。

ガラス棚のステンレスに合わせて、スイッチカバーもステンレス製のものに変更しました。

引き続き、IKEAのタオル掛け(SKOGSVIKEN)を取り付けます。

タオル掛けはタイルの目地に振動ドリルを用いて下穴を空けてから、コンクリート用ビスで固定。

浴室リフォームが完成しました。

ライフアーキテクト株式会社による施工期間は土間コンクリートの養生期間を含めておよそ1週間、施主による間仕切り壁の施工と洗濯機の移設、廃棄物の処理、小物の取り付けなどに要した期間はプラス3週間でした。

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Bathroom Remodel — Part 36

階段下の旧洗濯機置き場にあった防水パンを撤去し、排水管を床下から通すために床の構造用合板に空けられた穴を床下から塞ぎました。

構造用合板の厚み20ミリの段差ができましたが、気にせずにこの上から脱衣場の壁に使用したものと同じパイン材を張ります。20ミリ厚の構造用合板は国内では入手困難なようです。この構造用合板は米国製。

一枚目から難所。パイン材に水道管を回避する穴を空け、シルログに接する面は傾斜10ºぐらいで斜めに縦挽きしました。この時、穴の大きさは35ミリで良かったのですが、蛇口を通せるように64ミリのホールソーで穴を空けました。

表と裏の両面から。

きれいに空きましたが穴が大きすぎる。

水道の元栓を止めてから、蛇口を取り外し、配管職人N君から預かった止水栓を取り付けました。

止水栓はシーリングテープを巻いて、プラスドライバーで締めるだけ。

大きすぎる穴は、断熱材を元通りに戻せば隙間が埋まり、それほど気にならなくなりました。

二枚目以降は短辺側を卓上スライド丸鋸で斜め切り。

シルログに接する面を斜めに切断することで、隙間が目立たなくなります。建築士A氏の作業を見ていてこの経験則を拝借しました。

床板はエアネイラーと木工ボンドで構造用合板に固定。

最後の一枚はまた難所。

実がある床材を使った床張り作業は初めての経験でしたが、綺麗に張れました。このスペースは灯油のポリ容器やその他小物を保管するそうです。

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