RICOH PX Protective Jacket and Straps

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WordPress 3.2にアップデート後、ブログポスト編集画面が新しくなり、少々戸惑いながらこのポストを書いています。RICOH PX用着せ替えジャケット(ホワイト)が到着しました。ジャケットを着せるとトイカメラ風になります。

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材質はTPU(軟質ウレタン)で、耐衝撃性能が向上し、滑り止めとしても機能します。

RICOH PX Protective Jacket (White)

三脚のネジ穴以外、すべての操作部にジャケットを装着した状態でアクセス可能です。

RICOH PX Neck Strap

オプションで購入したネックストラップにはハンドストラップも付属します。

RICOH PX Hand Strap

ストラップのカラーは5色から選べますが、ボディーカラーに合わせてブラックを選択。ジャケットはない方が良い?ストラップを付けた状態でジャケットを脱ぐことができないのが少々不便。

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PREMIUMの「拡大鏡」モードを試してみました。

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使用説明書によると、拡大鏡モードは「ズーム位置を自動的に最適化し、通常の接写よりも被写体をより大きく撮影できます。光学ズームは使用できません。」とのことです。上の二枚が拡大鏡モードを使用した試写ですが、いずれも焦点距離は換算56mm。(下の方は少し引いて撮っています。)Aperture 3.0には対応していないので、Exifデータが誤って記録されています。

暗所で撮影しようとすると、ISOをそれほど上げていなくても液晶モニターに写し出されるライブビューはノイズだらけになりますが、実際に撮影して保存された画像を再生するとさっきのノイズは脅迫か?と思うほど、きれいに写っています。液晶モニターの品質が悪いというより、ライブビューでの見せ方に問題があるのかもしれません。ファームアップで改善できそうに思います。

RICOH PX Trial Shots

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RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/73, ISO 100

先ずは裏庭で満開の紫陽花を通常のマクロで一枚。

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RICOH PX 6.7mm, f/4.3, SS: 1/310, ISO 100 (Miniaturized)

先日星空を写した近くの工事現場に移動し、以前から試してみたいと思っていた「ミニチュアライズ」で一枚。本来は車や街の様子を斜め上から撮影すると効果的だそうです。見方によっては大きなユンボがおもちゃに見えます。

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RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 154 (Soft Focus)

今度は「ソフトフォーカス」にチャレンジ。約23万ドットの画像モニターで撮影直後に確認したとき、ピントが合ってないと思っていたけれど、これでピントは合っているようです。「ソフトフォーカス」であることとカメラのモニターが小さいということもあり、合焦しているかどうかがわかり辛い。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 100 (Miniaturized)

開館15周年記念で無料開放されていた琵琶湖博物館へ移動。公園内に造られた小川を斜め上方向から「ミニチュアライズ」で撮影。同様の機能(例えばアートフィルター)があったとしても、レンズ交換式の高級なカメラ使用時は、せっかくの画質を劣化させてしまうのは勿体ないと思い、そうした機能は使わないけれどもコンデジなら積極的に遊ぶことができます。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/11, ISO 400

博物館には昭和時代の生活の様子が体験できる展示があります。今は亡き祖母がこのような洗濯機を使っていたのを覚えています。写真撮影時に子どもがローラーをぐるぐる回転させて遊んでいました。私も幼い頃、ぐるぐると手で回していました。ISO Auto上限設定を400にしてみました。シャッタースピードとの兼ね合いもありますが、上限400が何とか許容レベル。

Lake Biwa Museum
Lake Biwa Museum

上がRICOH GR Digital III、下がRICOH PXで撮影。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/48, ISO 64

GR Digital IIIとの撮り比べ。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 114

こちらがPX、レンズの明るさと発売時の価格、センサーの大きさも全然違うけれど、このような風景写真なら私には区別がつかない。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 228

広角端では歪曲が結構ありますが、それほど気になりません。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/32, ISO 74

35mm換算でGR Digital IIIは28mm単焦点に対し、PXの広角端も28mmですが、歪曲はGR Digital IIIの方が少ないようです。

撮れる写真の画質は価格差ほど大きくはないと思いますが、写真を撮影する過程がまるで異なります。PXはカメラ任せが基本でプレミアムショットでいろいろと遊べるのに対し、GR Digital IIIは設定を変えながら試行錯誤しつつ好みの一枚を撮る楽しみがあるように思います。

次回は釣行時にPXを持参して水面の様子や釣れた魚のマクロ撮影を試みたいと考えています。

RICOH PX

RICOH PX

実際に手にした時の質感が気に入ったRICOHの防水、防塵、耐衝撃設計のコンデジ、PXを入手しました。

RICOH PX

直線的なシンプルデザイン、どこから見ても防水カメラには見えません。本当に浸水させても大丈夫なのか?と思わせる外観です。F3.9~5.4、5.0倍光学ズーム(換算28mm~140mm)のレンズは繰り出し式ではないので電源オンにした時もフラットなデザイン。このレンズが高速起動(1.4秒)を可能にしているのでしょうか。

RICOH PX

フラッシュの切替レバーが特徴的。素早く切り替えることができます。

RICOH PX

小さなズームレバーがシャッターボタンのすぐ横に配置されています。

RICOH PX

シーン別に撮影ができる「プレミアムショット」が楽しそう。オリンパスでいえば、アートフィルター。

RICOH PX

2.7″、約23万ドット、傷のつきにくいハードコート仕様を採用した画像モニターは背面パネルとの段差がありません。液晶保護フィルムは浸水させると剥がれるかもしれないので、なしで使おうと思っています。ホワイトの純正ジャケットは発注済みですが、まだ届いていません。

RICOH PX

バッテリーとSDカードを収納する部分のカバーには防水処理が施されているようです。三脚ネジ穴がこんなところに。

RICOH PX

リチャージブルバッテリー(DB-100)はCX3以降のものと同じそうです。但し、バッテリーチャージャー(BJ-10)は別売。付属するのは上のUSB電源アダプターとUSBケーブル。パソコンに接続して充電することも可能です。私はバッテリーチャージャーが付属していないので、少々戸惑いました。コンセントから充電する場合は約160分、パソコンから充電する場合は約240分が充電時間の目安です。

RICOH GR Digital III and RICOH PX

外形寸法は100mm(幅) x 55mm(高さ) x 21.3mm(奥行き)で、GR Digital IIIと比べると二回りほど小さく感じます。アウトドアでの使い勝手や撮れる画像については、後日、レポートします。

RICOH 防水デジタルカメラ PX

Olympus PEN E-P3 with the FAST AF System

レンズ交換式デジタルカメラで世界最速オートフォーカス機構を搭載した新しいOlympus PEN E-P3が正式に発表になりました。発売は7月22日。ボディーカラーはホワイト、ブラック、シルバーの3色。カメラのキタムラでの予約販売価格は新しいキットズームレンズと組み合わせたツインレンズキット¥107,800、レンズキット¥89,800。受注生産のボディーのみは¥80,800。M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0は¥71,800。M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は¥26,400。2年前のE-P1発売時よりも安くなっています。

世界最速オートフォーカスは赤外線を利用したものではなく、Live MOSセンサーの駆動速度とAF演算処理スピード、レンズ制御、システム制御などを全面的に見直した結果、達成したとオリンパスのサイトに記載されています。新たに発表されたキットズームレンズ2本は外観デザインのみを変更したようです。シルバーのステンレスはE-P1と同じように見えます。詳細についてはオリンパスのサイトへ。

テレビCMの撮影は上海の映画村にある古い町並みを再現したセットで実施したそうです。私のPENは初代のまま「変わりません」たぶん。

Olympus PEN E-P3 on Amazon

Olympus PEN E-PM1

オリンパスは本日、マイクロ4/3規格を採用した3機の新しいボディーとレンズ4本、フラッシュと外付けEVF各1台を発表するそうですが、最も小型のE-PM1を正面から撮影した画像が4/3 Rumorsに掲載されています。無難な外観デザインではありますが、レンズとボディーのバランスがどうなのでしょう。

噂されている新しいレンズは、12mm f/2.0(辰野工場製高級レンズ)、45mm f/1.8(マクロではないおよそ$299のレンズ)、14-42mm II R(現行品と同じ光学性能と価格だがAFが速い)、40-150mm II R(14-42mm II Rと同様、現行品と同じ光学性能と価格だがAFが速い)となっています。この中でE-PM1にキットレンズとして装着するのは14-42mm II Rでしょうから、ボディーとのバランスを考えると他に選択肢がないことになります。手にすればまた違う印象を受けるかもしれません。E-PM1はオリンパスの高級コンデジ、XZ-1とほぼ同じ大きさで、背面モニターは固定式、内蔵フラッシュはなしということです。

しかし、このカメラを含む3機のボディーとレンズ4本は外面よりも中身が重要です。こんなに多くの新製品を同時に発表するのは理由があるはずです。新たなオートフォーカス機構を採用したボディーは、デュアルコアの新しい画像処理エンジン(TruePic VI)とオリンパスが独自に設計したとされる12メガピクセルのセンサー、そして新しいレンズとを組み合わせて使用することで合焦速度と精度が飛躍的に向上しているとの噂です。画像処理エンジン、センサー、レンズのどれが欠けても俊速オートフォーカスは達成できない、だから同時に多数の新製品を発表するということではないでしょうか。

AFシステムの特許に関する4/3 Rumorsの記事によれば、俊速オートフォーカスの鍵は「赤外線」ではないかとのことです。デュアルコアのTruePic VIは、左脳が画像処理、右脳が合焦処理を司るとか。合焦予想時に可視光線に加えて「赤外線」を用いるそうです。したがって、新しいレンズは赤外線を透過させ、センサーに到達させるようなコーティングでなければならないとのこと。14-42mmと40-150mmの新レンズが発売後一年も経たない現行製品と光学性能と価格が同じということは、コーティングのみ変更しているのかもしれません。そしてII Rの”R”は改良の意味ではなく、”infrared”の”R”と考えるとわかりやすい。

天体写真に興味がある人なら「赤外線」と言えば星雲の撮影です。波長の長い赤外線を放射する星雲をきれいに撮影しようとすれば、カメラボディーを改造する必要がありました。オリンパスの新しいカメラとレンズを使えば、センサーの高感度耐性が改良されていると仮定すると、オートフォーカスが速くなるだけではなく、天体写真にも有利になるのでしょうか。

発売後、一年も経過しないキットのズームレンズ2本を新型レンズに置き換えるのには訳があるということで、「赤外線」を鍵とした速いオートフォーカスを前面に打ち出し、他社製品との差別化につなげようということかもしれません。

Olympus PEN E-P3

4/3 Rumorsにリーク画像が掲載されています。E-P1/E-P2の外観デザインを踏襲した形で、内蔵フラッシュが付きました。モードダイヤルが右に移動し、埋め込み式ではなくなったのが少し残念。交換可能と言われているグリップが如何にも後付け風。グリップを取り外した状態でも使えるのでしょうか。

金属鏡筒の12mm f/2.0の単焦点レンズはマニュアルフォーカス時に引っ張ると距離目盛りが現れるそうです。Tokinaのレンズとよく似た構造なのでしょうか。ボディーよりも、この辰野工場製の高級レンズが格好良い。

6月28日追記:4/3 RumorsにぶれていないOlympus PEN E-P3の画像が掲載されています。

俊速AFの新しいPEN、正面から見て左に移設されたモードダイヤルはこの質感なら埋め込み式でなくてもOK!シルバーの金属鏡筒が光っています。グリップはない方がすっきりするのではないかと思います。ボディーの材質か塗装がE-P1のシルバー(キッチンシンクのステンレス)とは異なるようです。アクセサリーシューの突起がなくなり、ボディーの基本デザインはE-P1のデザインに戻ったような印象を受けます。

ISOは100~12,800になっているそうなので、高感度でのノイズ処理に期待できるかもしれません。12mm f/2.0の明るい広角レンズでノイズがないきれいな星景写真が撮れるのかどうか、気になるところです。

RICOH PX

RICOH PX

防水(水深3m、60分)、防塵設計、耐衝撃仕様(高さ1.5m落下試験に耐える)のカメラには到底見えないことが特徴のRICOH PXを店頭でチェックしてきました。もの凄く商品知識が豊富な店員さん(たぶんリコー社員の方)によると、画質はGR DigitalやCX5には敵わないし、RAW撮りもできないし、絞り優先とかの機能もないけれど、どこでも気軽にカメラまかせで使うには良いということです。イメージセンサーシフト方式の手ブレ補正機能はかなり強力。換算28~140mm(5.0倍光学ズーム)の繰り出し式ではないレンズを搭載したPXでは特に望遠時に手ブレ補正機構が効果を発揮しそうです。

ボディーケースの材質はアルミ製だそうです。フラッシュの切り換えレバーがアナログでわかりやすく、背面の操作ボタンは必要最低限。液晶モニターに段差がなく、背面パネルと一体化しています。

水中ハウジングなどを付けなくても、このままで水深3メートル、60分の防水性能があるそうですから、釣行時に水中の様子を撮影することもできそうです。突然、スコールが降ってきても、これなら安心。

オプションで5色のプロテクションジャケットが用意されています。ホワイト以外は半透明のシリコン素材のジャケット。ホワイトを着せることを前提に、ボディーはライムグリーンが新鮮な感じ。背面パネルはすべてブラックだそうです。

RICOH PX

ブラックボディーも高級感があります。実際に手にしてみた感想は、質感が思っていたよりなかなか良いの一言に尽きます。

RICOH 防水デジタルカメラ PX

DC Watch Interview with Pentax Astrotracer Developers

 

Inside O-GPS1 (The white part is the GPS antenna) Image linked to DC Watch

本日発売のPentax GPSユニット(O-GPS1)の開発秘話をインタビュー形式でDC Watchが伝える記事が非常に興味深いと思ったので、記事(ペンタックスの「アストロトレーサー」に迫る)にリンクを張っておきます。

銀塩時代、しかもモノクロ写真を自分で現像する時代の元天文少年なら、天体写真用のカメラと言えば、Pentaxのカメラとレンズが良いと思っていたものです。私も五島光学の赤道儀付き屈折望遠鏡に雲台を取り付けて、Pentax SPを用いて手動でガイドしながら撮影したものです。北極星を頼りに極軸を合わせ、赤緯と赤経の両方向にガイドとなる星を両手で追尾しながら長秒時露出に挑戦していたのを覚えています。接眼鏡にはクモの巣で作った十時に横から赤い光を当てていました。今もそんな接眼鏡が押し入れに眠っているかもしれません。

今回、発売されるGPSユニットの一機能であるアストロトレーサーをPentax K-5かK-rで使えば、マニアが赤道儀を使わないとできなかったような星の追尾撮影が、極端な例では三脚も不要でカメラとレンズ、GPSユニットだけで容易にできてしまうということです。

PENTAX Q Announced

「レンズ交換式で世界最小・最軽量を実現した独自開発の新システムを採用」したPENTAX Qが本日、正式に発表されました。事前のリーク通り、有効約1240万画素のセンサーは、大きさがOlympus XZ-1やRicoh GR Digital IIIなどの高級コンデジよりも小さい1/2.3″の裏面照射型CMOSセンサー。マグネシウム合金ボディーであること、「ボケコントロール」で被写体の前後のボケ量を調整できる機能、1920×1080ピクセルで30fps、H.264の記録形式を採用したフルHD動画撮影機能などが特徴かと思います。また、APS-Cやマイクロ4/3規格のミラーレスシステムと比較して、レンズの口径を小さくできるというメリットもあるようです。

本日午後1時の正式発表後、しばらくしてカメラのキタムラから予約を案内するメールを受信。発売時の価格は以下の通り。

  • 換算47mm、F1.9、”01 Standard Prime”(標準単焦点レンズ)と換算27.5-83mm、F2.8-4.5の”02 Standard Zoom”をセットにしたダブルレンズキットが¥80,820
  • 換算47mm、F1.9、”01 Standard Prime”(標準単焦点レンズ)をセットにしたレンズキットが¥62,820
  • 02 Standard Zoomは単体で¥22,320
  • 3.2mm F5.6 (03 FISH-EYE)—¥8,820
  • 6.3mm F7.1 (04 TOY LENS WIDE)—5,380
  • 18mm F8 (05 TOY LENS TELEPHOTO)—¥5,380

手ブレ補正機構はセンサーシフト方式を採用しているようですが、磁力で撮像素子を浮かすタイプではなく、ガイドレールに沿ってセンサーが動くタイプだそうです。従って、アストロトレーサーは使えないと思われます。

トップと背面から見た場合、アクセサリーシューが異常にお大きいのがアンバランスな感じがします。標準単焦点レンズ装着時であれば、思い切ってO-VF1を装着した方が格好良い気もします。Appleがもし、このような新システムを採用したカメラをデザインするとすれば、アクセサリーシューの規格も変更してしまうのではないかと思います。

A New Micro 4/3 Line of Products To Be Announced on June 30

4/3 RUMORSによれば、Olympusが6月30日に発表する新製品は、高級コンデジのXZ-1とボディーの厚みと横幅がほぼ同じレンズ交換式Micro 4/3規格のOLYMPUS PEN Mini (E-PM1)と液晶モニターがティルト式のE-PL3、それとフラッシュ内蔵のE-P3。さらにMicro 4/3規格の明るい単焦点レンズが2本。(12mm f/2.0の広角単焦点と45mm f/1.8のマクロではない中望遠単焦点レンズ)45mm f/1.8の方は$299になるだろうと、リークに近い具体的な数値まで噂として流れてきました。12mm f/2.0は辰野工場で生産される高級レンズだとも書いてあります。

Micro 4/3規格の3種類のボディーには新製品としては控えめな画素数である12.1メガピクセルの独自設計のセンサーが搭載されているそうです。また、新設計の2コアのTruPic VIエンジンが搭載されており、ダイナミックレンジとISO高感度性能の向上が期待できるとか。画質はオリンパスの4/3モデルのフラッグシップであるE-5と同等以上。さらには、驚異的な俊速オートフォーカスが実現されているそうで、同じMicro 4/3規格のPanasonic GH2よりも速いとのこと。たいていのDSLRカメラのオートフォーカス(位相差AF)よりも、速いというから驚きです。従来のコントラストAFではないのかもしれません。もちろん、この速さは同時に発表される新しいレンズとの組み合わせで実現できるものだと思われます。

2年前のOlympus PEN E-P1発売以来の久々のわくわく感を醸し出す噂というかリークではないでしょうか。

ASTROTRACER

PENTAX O-GPS1

2011年6月2日付けのPENTAXニュースリリースによれば、

HOYA株式会社 PENTAXイメージング・システム事業部は、当社デジタル一眼レフカメラ用のGPSユニットで、一般的な位置情報に加えて簡易的な天体追尾撮影などの独自機能も備えた『PENTAX O-GPS1』を発売いたします。

本製品は、対応する当社デジタル一眼レフカメラのホットシューに装着するだけで、撮影画像に緯度・経度・高度・UTC(協定世界時)・方位情報を記録することができるGPSユニットです。GPS情報を記録した画像データは、パソコン上で撮影場所や位置情報の確認、表示を簡単におこなえるとともに、画像の整理などにも利用できます。

さらに、GPS情報とカメラ側の手ぶれ補正機構とを連動させることで、簡易的な天体追尾撮影が可能な“アストロトレーサー”をはじめ“直線ナビ”、“電子コンパス”など、ペンタックス独自の多彩でユニークな応用機能も備えています。

三脚固定で「簡易的な天体追尾撮影が可能」とありますが、カメラボディーを固定させた状態でどのようにして星を追尾するのか?甚だ疑問に思いつつ、詳しい説明を読むと、

GPS情報から取得した緯度と、内蔵している磁気センサーおよび加速度センサーから得られたカメラの状態(左右および上下の傾きと方位)から天体の動きを算出し、イメージセンサーを天体の動きに同調して移動させることで、長時間露光しても星が流れることなく、点像のままで撮影することができます。専用の赤道儀等を使用することなく、三脚だけで簡易的な天体追尾撮影が楽しめる便利な機能です。

磁力方式の手ぶれ補正機構を搭載している対応機種(K-5、K-r)のカメラボディー内にあるイメージセンサーを移動(シフト)させる仕組みのようです。レンズシフト方式ではなく、センサーシフト方式、しかも磁力で駆動させる機構を搭載したPENTAXのカメラだからこそ可能なシステムです。

アストロトレーサーの追尾可能時間は対応するカメラボディー(K-5とK-r)とレンズの焦点距離により異なるそうで、たとえば、K-5の場合、赤緯45ºで200mm/160秒、100mm/290秒、50mm以下/300秒となっています。星景写真であれば、広角レンズを使用することが多いので、300秒まで追尾可能ということになります。従来の三脚固定撮影では超広角レンズ使用時でも、30秒以上露出させると、星の軌跡とノイズが気になり始めるので、私は30秒間露出を上限にしていました。PENTAX O-GPS1を使用すれば、感度を落として60秒以上、追尾させることが可能かもしれません。

焦点距離50mm以上のレンズでは30秒間も露光すれば、星が大きく流れるので、三脚固定撮影では広角レンズのみを使用していました。追尾してくれるとなれば、100mmのレンズでISOの値を少し上げて、星野写真の撮影も可能かもしれません。

しかし、対応するPENTAXのボディーが手元にありません。このGPSユニットを使用するためにボディーと広角レンズを新たに購入するとなると… 大きな沼にはまりそうで、要注意。しかし、前から欲しいと思っていたポータブル赤道儀(モバイル赤道儀TOAST)はセットを購入すれば10万近く要するので、赤道儀を買ったと思うことでPENTAXの対応カメラとレンズが手に入るとすれば…

まさかGPSユニットが沼の入り口で客引きをしているとは思いもしなかったことです。

Watch the birdie!

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主にモータースポーツでの流し撮りを目的に購入したNikon AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-EDですが、ズーム時に強力な手ブレ補正機能が生かせる被写体は他にないか、考えてみるとありました。鳥の撮影に初挑戦。名称も知らない野鳥を撮影してからウェブで調べてみると、どうやら上の写真に写っているのはセグロセキレイのようです。

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4月12日追記:野鳥のことは名前も生態も何も知らない私、間違っていました。この鳥は、シジュウカラだそうです。頬が白いのが特徴的。

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この時期のセキレイ(正しくはシジュウカラ)は新芽を食べています。

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こちらはウグイス?でしょうか。セキレイ(正しくはシジュウカラ)と競い合うように、新芽を食べているように見えます。望遠端(換算450mm)でも小さな野鳥はそれほど大きく写らない。

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4月12日追記:こちらも間違っていました。ウグイスではなく、マヒワと言う鳥だそうです。この黄色い方がよりすばしっこいのでオートフォーカスが間に合わないほど。野鳥の名称についてご指摘いただいたご近所の方、たいへんありがとうございます。黄色いのは全部ウグイス、白と黒は全部セキレイか燕と私は思っていました。

Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED

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念願のNikon AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-EDを入手しました。Tamronの60周年記念望遠ズームレンズ(SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD Model A005)とこのNikkor純正レンズにするか、半年以上も迷いました。純正レンズにしようと思った決め手は、店員さんの一言。「純正レンズと比べるとタムロンのレンズはどんどん販売価格が下がります。タムロンのレンズが2万円台だったらそちらを勧めますが…」使用説明書の仕様を備忘録として転記しておきます。

Type of Lens: G-type AF-S Zoom-Nikkor lens with built-in CPU and Nikon bayonet mount
Focal Length: 70mm – 300mm
Maximum Aperture:
f/4.5-5.6
Lens Construction:
17 elements in 12 groups (2 ED lens elements)
Picture Angle: 32º20′~8º10′ [22º50′~5º20′ with Nikon digital cameras (Nikon DX format); 27º40′~6º40′ with IX240 system cameras]
Focal Length Scale: 70, 100, 135, 200, 300mm
Distance Information: Output to camera body
Zoom Control: Manually via separate zoom ring
Focusing:
Nikon Internal Focusing (IF) system (utilizing an internal Silent Wave Motor); manually via separate focus ring
Vibration Reduction: Lens-shift method using voice coil motors (VCMs)
Shooting Distance Scale: Graduated in meters and feet from 1.5m (5 ft.) to infinity (∞)
Closest Focus Distance: 1.5m (4.9 ft.) at all zoom settings
No. of Diaphragm Blades: 9 pcs. (rounded)
Diaphragm: Fully automatic
Aperture Range:
f/4.5 to f/32 (at 70mm), f/5.6 to f/40 (at 300mm)
Exposure Measurement: Via full-aperture method
Attachment Size: 67mm (P=0.75mm)
Dimensions: Approx. 80mm dia. x 143.5mm extension from the camera’s lens mount flange
Weight: Approx. 745g (26.3 oz)

67mmスプリング式レンズキャップLC-67と裏蓋LF-1、バヨネットフードHB-36、ソフトケースCL-1022が付属します。レンズフィルターはKenko PRO1D PROTECTOR(W) 67mmを中古で購入して装着しました。

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Nikon D90に付けると迫力があります。三脚座なしでぎりぎり使えそうな大きさと重量。レンズシフト方式の強力な手ブレ補正機構VRII(シャッタースピード約4段分)があるので、望遠端でも手持ちでの撮影が可能です。

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いつもの流し撮り練習場で試し撮りしてみました。このレンズは手ブレか流し撮りかを自動検出し、流し撮りでも手ブレ補正機能の威力を発揮するそうです。設定はVRオンでNORMALモード。ACTIVEは乗り物に乗っているなど、揺れの激しい撮影条件での手ブレを補正します。上の鉄道写真、500メートルぐらい離れたところから、望遠端でSS1/80秒で流し撮りしています。確かに手ブレしていないようです。オートフォーカスも十分に速いと思います。鉄道写真マニアの方は、線路脇の電柱を気にされるかもしれません。背景は琵琶湖。

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今回、購入したレンズの主な用途は車(モータースポーツ)の流し撮り。この写真は広角端70mm(換算105mm)、SS1/80秒で撮影。

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流し撮りにはレンズの性能も重要であることがわかりました。腕を磨くにも限界があります。

Amazonでも安い時があります。Nikon AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)

RICOH GR DIGITAL III Firmware V2.30

RICOH GR DIGITAL III

RICOH GR DIGITAL IIIの機能拡張ファームウェアV2.30をRICOHのサイトからダウンロードし、初期化したSDカードにコピーの上、カメラにインストールしました。このカメラは発売が2009年8月ですから、もうすぐ2年になります。それでもファームウェアを更新することにより、機能を拡張できるのはユーザーにとってはたいへんありがたい措置です。

今回のファームウェア更新による機能拡張は以下の通り。

  • 被写体追尾AF機能を追加しました。
  • Fn.ボタンに「 AF/ 被写体追尾AF 」切り替え機能を追加しました。
  • シーンモード時に ADJ.ボタンで設定変更可能な機能の追加しました。
  • ホワイトバランス手動設定時、取込エリアの選択機能を追加しました。
  • セルフタイマー作動時、電子水準器の表示が可能になりました。

Nikon COOLPIX P300 Hands-on

Nikon COOLPIX P300

直線的なデザインのコンデジ、Nikon COOLPIX P300を見て来ました。センサーは1/2.3″ CMOS、レンズは24mm〜100mm、光学ズーム4.2倍と控えめな倍率、開放F値が広角端でF1.8の明るさ。液晶モニターは3″で92万ドット、動画はフルHDに対応、レンズシフト方式の手ブレ補正に連写撮影は8コマ/秒。手にした感じ、質感もなかなか良いと思いました。RAW撮影に対応していないのは残念。

Nikonからミラーレスの新システム搭載カメラが来月上旬に発表されるかもしれないとする噂もあります。Nikon製の小型高級デジタルカメラを検討している人は、もう少し、待った方が良いかもしれません。